選択肢を選んで1000スレ目でエンディングat GGIRL
選択肢を選んで1000スレ目でエンディング - 暇つぶし2ch387:名無しって呼んでいいか?
07/05/06 09:37:32
③「その話だと『周防さん大好き』は関係ないんじゃ……」

軽くにらむと、周防さんはニヤリち笑った。
どうみても、遊ばれてるとしか思えない。

「……まあ、いいです。言霊が反映しやすいように大きな声で言えば良いんですね」
「うん、お願い」
にっこりと笑って周防さんは作業に戻った。

(恥ずかしいけど…)
私は、一度大きく息をすって吐き出す。

「周防さんがんばって!」
力いっぱい応援すると、一瞬驚いた顔の周防さんが私を見た。

「…え?」
「その調子その調子、おにーさんすごく力がわいてくるよ」
にこにこといって、周防さんは再度集中しだす。
その言葉に、力を得て、何度も何度も周防さんを応援する。

「…くそっ」
どれくらいたったか、周防さんが小さく舌打ちした。
どうやら無意識みたいで、だんだん額に汗が浮いてきている。

(どうしよう、無理そうなのかな…応援もっとがんばらないと…)
このままだと、二人とも死んでしまう。
そう思って、ふと、周防さんの言葉を思い出す。

『ここはお前さんの精神世界だ。愛菜ちゃんの言霊が反映されやすい。
愛菜ちゃんが声に出して願えば、それだけ俺の力になるんだよ」』

(言霊って言葉のことよね…言葉が反映されやすいって事は…)

こういえば…?

1.周防さん大好き!
2.私たちをここから出しなさい!
3.私たちは生きるの!

388:名無しって呼んでいいか?
07/05/06 11:41:40
2.私たちをここから出しなさい!

私は大声で啖呵を切ってみせる。

「おっ! いいね愛菜ちゃん、やれやれ~」

「私はまだ死にたくないのよ!」
「出してよ! まだやりたい事がたくさんあるんだから!」
声の限り思い切り叫ぶ。

(立場は逆転したけど、効果はこっちの方があるはず……よね)

「ふざけるなぁ!なんで私ばっかりこんな目に遭うのよ!」
「元の生活を返せーー!!」

「あ、……愛菜ちゃん?」
周防さんが引きぎみだけど構わず叫び続ける。

「夢とか力とか組織とか全部ムカつく!」
「私の都合も考えてよーー!!出せーー!!」

「愛菜ちゃん? 盛り上がってる所、申し訳ないんだけど……」
「な ん で す か !」
血走った目を向け、私は答える。

「あのね…崩壊しそうだから俺につかまって欲しいかな……なんて」

その言葉でようやく我に返った。

「は、はい……すみません」
私は周防さんの上着を握り締めた。

周防さんは静かに息を整えると、ゆっくり肩膝を立てた。
右手がボゥっと青白い光を放つ。
ふーっと息をゆっくり吐きながらその右手を高く上げ、一気に振り下ろした。

周防さんの掌手が地面を強く叩く。
地響きと共に、地面に大きな亀裂が走っていく。
すると、足元をすくわれる様にグラリと体勢が崩れた。

「す、周防さんっ!」
「絶対に俺を放すなよ」

真っ白な眩い光に包まれ、前後左右が分からなくなる。
急激に浮上するような、落下するような不思議な感覚が私を襲う。

「……………っ」
誰かが私を呼んでいる声が聞こえた。
その声は……

①春樹
②周防さん
③御門くん

389:名無しって呼んでいいか?
07/05/06 12:49:25
③御門くん

「愛菜!周防!」
いつもとは違う、鋭い叫びのような呼び声。

……一瞬耳を疑った。
その声の主のいつもの話し方とはあまりに違っていたから。

「ええと、御門君……?」
「そうそう!」
周防さんが嬉しそうに言う。

(でも、どこにいるんだろ?)
声は聞こえたけれど、姿はまったく見えない。
……一体御門君はどこにいるんだろう?

「冬馬!お前ってばナーイスタイミング!」
「…………お前は」
相変わらずの無表情のまま、ため息のようなものをつく御門君。

「……ひとまず、こっちへ」
御門君のその声と同時に、私たちの前方に光が見えてくる。
「おう、サンキュ!」

「……うっし、愛菜ちゃん、できるだけ飛ばすからしっかりつかまってろよ?」
周防さんは私の肩を抱き寄せ、それから真剣な表情をこちらに向ける。
「それから……あっちにたどり着くまでは、余計なことは考えるな。
途中の幻惑や、囁きに捕らわれてもいけない」

言われて、私は辺りを見回す。
御門君の示してくれた光の標と、私たち以外はただただ暗闇だけ。
……今のところは、特に幻が見えたり聞こえたりはしなかった。

「ここは精神世界。……ましてやここは君の影響が大きい領域だ。
君の答え次第で物事が大きく変わってしまう恐れもある。その後……どうなるかは、正直俺には保障できない」
重々しい周防さんの言葉。
私は……

①「わ、分かりました」
②「それを利用して、さっきみたいにいい方向に変えてはいけないんですか?」
③「変わるって、たとえばどんな風にです?」

390:名無しって呼んでいいか?
07/05/06 12:52:37
>>389の「相変わらずの無表情のまま」って一文は無かったことにしてください。
姿みえないって自分で書いてるっつーに、どうして表情が分かるんだよorz

391:名無しって呼んでいいか?
07/05/06 21:46:54
①「わ、分かりました」

私は周防さんから離れないようにしがみ付いた。

「一番帰りたい場所を思い描けばいい。
あとの事は俺と冬馬でなんとかするからな」
そう言ってくれる周防さんの腕に力がこもる。
(周防さんと冬馬くんを信じよう)

一点の光の標を目指して、闇を疾走する。
永遠の漆黒が纏わり付くように私たちを包む。
空虚なのにゾワリと頬を撫でる不快感が続く。
それは例え一瞬でも永遠に感じられるような時間だった。

「……ちゃん……愛菜ちゃん……」

か細い、女性の声が聞こえてきた。
(これがさっき周防さんが言っていた幻聴?)

「愛菜ちゃん……愛菜ちゃん……」

(この声……どこかで聞いた事がある)
考えてはいけない時だと分かっていても、声の主を思い出す事をやめられない。

とても大切な声。とても大切な思い出。
大切な忘れてはいけない人。
そして……本当に、帰りたい場所―
「お母さん!!」

「駄目だ!!愛菜ちゃん―」

①私は周防さんの言葉で我に返った。
②私は懐かしさで胸が一杯になった。
③私には別に一番帰りたい場所がすでにあった。

392:名無しって呼んでいいか?
07/05/06 22:35:34
①私は周防さんの言葉で我に返った。

「…あ」
「愛菜ちゃん、惑わされるな。戻れなくなる」
「…すみません」
周防さんの声に、我に返ったけれど、声はいつまでも追いかけてくる。

(私の帰りたい場所…どこだっけ)
その声に思考が乱れる。

「愛菜ちゃん!」
周防さんのあせる声に、必死に帰る場所を思い浮かべようとする。
けれど声が気になって集中できない。
そのとき、ふとやわらかいものが手に触れた。

「あ…」
「そいつは…」
周防さんにしがみついている私の手に、さらにしがみついている。

「…チハル?いつの間に」
感情のこもらない目がじっと私を見つめる。
何かを訴えるようにひたすら見つめられて、ふと思い出した。

(春樹…!)
そういえば、ここに来る前春樹も一緒に居たはずだ。
御門くんに気絶させられてたけど、大丈夫だろうか。

「そうだ愛菜ちゃん、その調子」
周防さんの声が聞こえたその途端、光の中に飛び込んだ。



「…ん、…姉さん!」
呼びかけにぱっと目を開ける。
そのまま、がばっと体を起こして慌てて周りを見渡す。
目の前には、ほっとした春樹の顔。
少し離れたところで私を見ていた御門くん。
そして、私の手にしがみついているチハル。
どうやら公園らしい。

1.ここはどこ?
2.周防さんは?
3.春樹、大丈夫なの?

393:名無しって呼んでいいか?
07/05/07 20:07:29
3.春樹、大丈夫なの?

目の前の春樹の顔にそっと手をのばして上気した頬に触れる。
自分のことで精一杯だったけれど、こうしている間も春樹は返事のない私に必死に呼びかけてくれていたのだろうか。

チハルに教えてもらうまで忘れていたなんて、私はなんてひどい姉だろう。

「なんともない?どこか具合の悪いところ、ない?」

やっとの事で搾り出した声は自分でも情けなくなるくらい弱弱しかった。

「……それは、こっちの台詞だよ。姉さんこそ大丈夫?」

そう言って春樹はポケットからハンカチを差し出した。一瞬訳がわからずに首を傾げると、春樹は持っていたハンカチで黙って私の額の汗を拭った。

「怖い夢でも見てた?ずっとうなされて、苦しそうだった」

「……」

春樹はこんな時でも、ただただ優しい。
視界がぼんやりと滲んで目の前の春樹の輪郭があやふやになるのが恐くてきつく瞼を閉じて春樹の腕にしがみつく。

「……姉さん?どうしたの?どこか痛む?」

春樹の気遣わしげな声は聞こえたが、こみあげる嗚咽に声を出す事ができず私は子供のように何度も首を振った。
春樹は戸惑いがちにゆっくり私の背中を撫でて、その春樹にしがみつく私の手の上をチハルの小さな手が慰めるように行ったり来たりしていた。

どのくらいそうしていたのか。
呼吸も整い始めた頃、ふと誰かが近寄る気配がした。

(御門くんかな?みっともない所見せちゃったな…)

いまさら恥ずかしくもあったけれど、思い切って涙を拭いて顔を上げる。

そこに立っていたのは……

①やっぱり御門くん
②いつの間に現れたのか周防さん
③近所を巡回中らしいおまわりさん

394:名無しって呼んでいいか?
07/05/07 23:36:53
③近所を巡回中らしいおまわりさん

「どうしたんだ? 気分でも悪くなったのか?」
ベンチの上で横になっている私を見て心配に思ったのか、おまわりさんがこちらに向かって話しかけてきた。
「いえ……なんでもないです」
(こんな公園に警官?)

「そうか。ならいいが、目撃者が何人も病院に運ばれたからな。
君も現場を目撃して気分が悪いようだったら無理せず言うんだよ」

目撃者?現場?
なんの事だろう。
だけど、すごく嫌な予感がする。

「大丈夫です。ありがとうございます」
不審に思われないように、とりあえずこの場を取り繕う。

おまわりさんが納得したように私達から去っていった。

「ねえ、春樹……あのおまわりさん、何を言っていたのかな?」
春樹は苦しそうに私から目を逸らし「知らない……」と答えた。

(春樹……何か隠しごとをしている?)
少し離れたところに居る御門君は、ジッと黙ったまま私を見つめている。

私は……

①御門君に何が起こったのか尋ねる
②これ以上追及しない
③春樹に本当のことを言ってもらう

395:名無しって呼んでいいか?
07/05/08 09:46:14
②これ以上追及しない

御門君はともかく、春樹が口をつぐむって事は……きっとよくないことなんだ。
なら、聞かないほうがいいのかもしれない。
(それになんとなく検討はつくもの……)
辺りを見回す。
ここは、さっきまでいたショッピングモールの公園だ。

先ほどまでの出来事は、全部夢じゃない。
周防さんが戦いに赴いたことも、ここで騒いだことも、春樹が来たことも……全部。
(だからきっとこの騒ぎはそれ関連のことだ……それも、被害はかなり大きいのかもしれない)
思ったよりも冷静に受け止めている自分に驚く。
(なんでだろう?)
それは現場を見ていないからそうできるのか。
それとも知らない間に自分はそんなに冷たい……酷い人間になってしまったのだろうか。

「……姉さん。姉さんは、これから、どうするつもりだ?」
考え込んでいる私に、春樹が静かに問いかけてくる。
まるで何かを耐えているような、震えた声で。
「え?えっと……」
唐突な質問に私が答えられずにいると、春樹はそのまま言葉を続けた。

「あのさ、俺……ちょっと一人で考え事したいから……。
だから、先に帰るよ」
「え……」
私はその様子に違和感を覚えずにはいられなかった。
(いつもなら有無を言わせず『帰るぞ!』って言うところなのに?)

春樹の様子がおかしい。
それが、言葉で……態度で十分に伝わってくる。

「姉さんがどうするにしろ……あいつに傍にいてもらったほうがいい」
そして、最後に搾り出すように呟く。
視線は下を向いているが、誰のことをさしているかはわかる。

(御門君のこと?でも急にどうして……)
どうして春樹は急にそんなことを言い出すんだろう?
気絶する前までは、あんなに反抗するような態度を取っていたのに。

「じゃあ……」
春樹は私に背を向けてそのまま歩いていってしまう。
私は様子のおかしい春樹をただ呆然と見つめるだけで、何も考えることができなかった。

そして、途中で御門君とすれ違うときに一度だけ足を止めて。

「…………っ」
そのまま走り去ってしまった。

私は……

①春樹を追いかける
②御門君に何かあったのか聞く
③御門君に周防さんはどうしたのか聞く

396:名無しって呼んでいいか?
07/05/08 14:40:41
①春樹を追いかける

とっさに、私も春樹を追って走っていた。

「まって!春樹!」
私の目が覚めるまでの間に何かがあったのは確かだ。
御門くんに聞けば、きっと何があったのか答えてくれる。
でも、様子のおかしい春樹を一人にしてはいけない気がした。

「春樹!」
私の声が聞こえたのか、春樹がふりかえる。
私が追いつくと、怒っているような何かに耐えるような顔で私を見た。

「なんで追いかけてくるんだよ。姉さんは、あいつと居ないとダメだ」
「…いったい、どうしたのよ、御門くんに、何か、言われたの?」
息を切らせながら途切れ途切れに言う私に、ちらりと驚きの表情をにじませる。

「…御門?あいつが?姉さんが怪我したときに保健室に運んだ奴?」
そういえば、さっきも同じ学年のはずなのに面識がない様子だった。

「そうよ」
「……あいつは一年に居ない。姉さんも知らないとなると、二年でもない」
「え?」
さっきの春樹の様子でおかしいと思っていたけれど…。

1.それじゃ、三年生?
2.もしかして、学校の生徒じゃない?
3.転校生、とか?


397:名無しって呼んでいいか?
07/05/08 23:00:25
1.それじゃ、三年生?

私は疑問をそのまま口に出した。

「………知らないよ」
春樹は私をあしらうと、また歩き出す。

「ど、どうしたのよ。春樹ってば……」
「なんでもない……。放っておいてくれ」
「何を怒ってるの?」
「早く……あの御門って奴の所へ戻れよ」
どんどん先へ歩いて行く春樹を早足で追いかけた。

「ちょっと、待ちなさいってば!」
私は春樹の前に強引に飛び出る。

「…………」
春樹は私を見据えるように立ち止まると、乱暴に地面を蹴った。

「あんなの見て冷静でいられるわけないだろ! 
こんな……自分を無力だと感じたことは生まれて初めてだ!!
俺は何の力も無い。ただ指を咥えて見ていることしか出来ないんだよ!」

春樹の憤りは頂点に達している。
事件の事を言っているのか、気絶させられた事を言っているのかまでは判断できない。
ただ、春樹の気持ちは守ってもらってばかりの私にも痛いほど分かった。

私は…
①怒ったって何も変わらないと諭す。
②春樹を守ると決意する。
③かける言葉も無く春樹を見送る。

398:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 01:15:15
①怒ったって何も変わらないと諭す。

「春樹の気持ちは私にもよくわかるよ」

とりあえず、春樹が落ち着いて聞いてくれるように前置きをして続ける。

「どっちかって言ったら私の方が当事者なのに色々な人たちを巻き込んで、いつもみんなに助けてもらって…。何もできないのがほんとに、情けないし悔しいって思う」

「……」

「みんなに守ってもらってばっかりで、さっきだって結局春樹を巻き込んじゃった。…私だって春樹のこと、守りたいって思ってるのに」

それは決して嘘じゃない。
私に関わる人を全て守れるはずもないけれど、春樹は私の大事な家族なのだ。すぐ傍で苦しんでいるのに何もできないなんて、それほど歯がゆいことはない。
きっと、春樹も同じ気持ちだ。

「でも、怒ったって嘆いたって取り巻いてる状況は何も変わらないと思う。小さなことでも、少しずつでも何か私たちにできることをしなきゃ」

春樹は依然として口をつぐんだまま何の反応も示さない。つたない言葉ながら春樹の心に届くよう私は必死に語りかけた。

「私も春樹と一緒に一生懸命考えるよ。どうしたら良いか、何ができるのか。ね?」

「…何が、できるのか?」

呟くように私の言葉を反復すると、春樹はなぜか口元だけで小さく笑った。
理由はわからないものの不意に春樹の見せた笑みに安堵していると、それに気付いたのか春樹が私を見て苦々しげに言った。

「考えたさ。俺に、何ができるのか。それこそ姉さんの力の話を聞いてから、今までもずっと」

「春樹……」

「さっき、答えは出たんだ。姉さんはあいつの所に行ってくれ」

春樹の信じられない言葉に、私は自分の耳を疑った。とっさに言葉が出てこない。
やっとの事で出てきたのは奇妙に上ずった子供じみた問いかけだった。

「……どうして?私、何かした?それとも、御門くんに何か言われたの?」

呼びかけてみても、春樹は眉根を寄せて押し黙ったままだ。
言いようのない不安に襲われて、私は春樹の肩を乱暴に揺すった。

「ねえ、春樹ってば!」
「もうこれ以上の厄介事は、ご免なんだ!」

(え……)

急速に全身の血の気が引いていくのがわかった。
目の前の春樹の顔もあたかも自分がそう告げられたかのように蒼白だった。
春樹はあからさまに私から目をそらすと、私の腕を振り払って背を向けた。

振り返ることなく足早に遠ざかってゆく。

わたしは……

①なおも春樹に追いすがる
②呆然とその場に立ち尽くす
③人目もはばからずに泣き崩れる

399:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 02:55:14
②呆然とその場に立ち尽くす

「は、るき……」

頭の中が真っ白で何も考えられない。
たださっきの春樹の言葉が何度も私の中で繰り返し繰り返し響くだけ。

『もうこれ以上の厄介事は、ご免なんだ!』

私に笑顔を向けていてくれたときも。
私を気遣ってくれたときも。
私を守ろうとしてくれていたときでさえ。

(春樹は、ずっとそんな風に思って……でも、我慢してきたの?)

負担になっているのかもしれない……どこかそんな予感はしていた。
けれど、それは春樹の優しさと春樹への甘えで確実な答えに変わることは無かったけれど。

だけど今、はっきりと分かった。

(私は春樹にとって迷惑な存在で……私は、春樹の負担になってたんだ)

垣間見えた、春樹の本当の気持ち。
それを知って私は……

①悲しくなった
②安堵した
③許せなかった

400:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 10:06:19
②安堵した

確かにその否定的な言葉はとてもショックで悲しかった。
だけどそれ以上に、安堵してもいた。

それは多分、少しでも春樹の気持ちが見えたからなのかもしれない。

春樹はいつも優しかった。
でも、だから私には春樹の気持ちが分からなくて、それがずっと怖かった。

春樹はすぐに私を優先にするけれど、本当の春樹はどうなんだろうって。
(本当は、もっといっぱい考えてることとかやりたいことがあったんじゃないかな……私にばかり構ってるんじゃなくて)
そしてその気持ちは、いつどんな言葉で告げられるんだろうって。

(もしかしたら、告げられたのが今でよかったのかもしれない)
能力のことや事件のことという異常な状況である今。
やらなきゃいけない明確なことがある今。
それがクッションになって、思ったよりもきちんと春樹のことを受け入れられていた。

もしも平常時に言われていたら、もっと取り乱してどうしたらいいかわからなかっただろう。

(それに、これできっとこれ以上春樹を巻き込まないですむ)
春樹は「これ以上の厄介事はごめんなんだ」と言った。
この事に関わり続ければ、厄介事が増えるだけだって春樹なら分かるはずだ。
なら、今後は無闇に首を突っ込もうとはしないだろう。

(だから、今は心がすれ違っちゃったけど……大丈夫だって信じよう)
しばらくは互いにどうしたらいいかわからないかもしれない。
ギクシャクしてしまうかもしれない。

でも、生きてさえいればきっとどうすることだってできる。
話し合う事だって、本音をぶつけ合う事だって、お互いを本当に分かり合えるようにだって、なるはずだ。

(そのために、すべてを終わらせよう……できるだけ早く)
私は心にそう誓った。

「よし!」
まだ悲しいままの気持ちを断ち切るように、私は両手で自分の頬を勢いよく叩く。

そして私は歩き出した。

①御門君がいるショッピングセンター内の公園へ
②何かの事件が起こったらしい事件現場へ
③御門君と約束した病院の近くの公園へ

401:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 13:15:31
①御門君がいるショッピングセンター内の公園へ

さっきは突然の事につい春樹を追ってきてしまったけれど、御門くんを一人で置いてきたままだ。

(そういえば私ったら、助けてもらったのにお礼も言ってないよ)

こちら側に戻ってきてからいきなり大泣きした挙句、御門くんをほったらかしにして春樹と口論を繰り広げて。
この上なく失礼だし、冷静に考えるとかなり恥ずかしい。どう話をしようかと悶々としながらもといた場所へと向かう。

(……いた、御門くん!)

御門くんはさっきまでと寸分たがわぬ位置に佇んでいた。いつもと同じ、感情の読み取れない瞳をこちらに向けてくる。

私は気持ちの整理をするように一つ大きく息を吸って、御門くんの所まで歩いてゆく。

途中芝生の中をよろめきながら小走りに駆け寄ってくるチハルを抱き上げて、御門くんの前に立った。

「……ええと」

さて、どうしよう?

①まずは助けてもらったお礼をする
②御門くんに公園で起こった事件の概要を聞く
③周防さんの居場所と容態を尋ねる

402:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 14:08:23
①まずは助けてもらったお礼をする

「ありがとう、御門君。なんだか色々助けてくれて。」
「お礼はいらないです。これが僕の役目ですから。」
表情一つ変えず言葉は淡々と義務めいている。
御門君らしい返答。
「うん、でもお礼がいいたかったの。ありがとうね。」
私はもう一度お礼をいうけれど、御門君は何も答えなかった。
私を見ているというよりは私の先を見ている。

「御門君?」
先に何があるというのだろうか振り向くも人がいない。
事件現場の方に人が集まっているのだろう。
ミストがいるわけでもないのに、どうしたんだろう。
そう思っていたら御門君が口を開いた。

「どうして、弟さんを遠ざけたのですか?」
「えっ。」
先ほどのやり取りのことを言っているのだろうか。
遠ざかったのは春樹なんだけれど、御門君にはそうは見えなかったのだろうか。
「遠ざけたわけじゃないよ。これからは春樹の力を借りずに片付けるの。
 そして、全てが終わったら一緒にいるために戻ってきたの。」

春樹には危ない目にあって欲しくない。
御門君が言ってくれたんじゃないの、安全な所にいろって。
「……ということは、僕と一緒にいてくれるということですか?」
「えっ。」
「弟さんの傍にいたら弟さん危ない目にあいます。
 家、帰れますか?」
御門君の言葉にショックを受けた。
淡々とした言葉が胸に刺さっていく。
「でも……。」
「それに遠ざけたということはあなた、一人になるんですよ。
 双子の言葉忘れたわけじゃないでしょう。」

男と女がいて陰陽のバランスがとれる、じゃないと消えてしまう。

そうだ、だから春樹がいないとって一郎君と修二君が……。
「だから弟さんの傍にいないのだったら僕と一緒に来てもらいます。
 あなたを失うわけにはいかない。」
今度は私をまっすぐ見て御門君は私に手を伸ばしてきた。
この手を取れば家に帰ることはなかなかできないだろう。

①手を取る
②一度考えさせて欲しい
③今はそんなことより周防さんだ。

403:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 15:12:25
①手を取る

「いいの、かな」
私はおずおずと御門君に尋ねる。

(私はこの選択をしていいのかな?)
(御門君に迷惑かけてもいいのかな?)
(私は私でいることを望んでもいいのかな?)

それらの思いをただ一言にこめて、私は答えをじっと待った。

やがて、御門くんが口を開く。
「……そのために、僕は存在しています」
それはとても悲しい言葉のようにも思えるけれど、同時に私を必要としてくれている気持ちも伝わってきた。

だから。
私は、ゆっくりと御門君のほうへと手を伸ばし――その手を取った。

「ありがとう……これから、よろしくね」
「はい」
優しくもしっかりとした握手が交わされる。

「今度こそ終わらせましょう。……例えあなたの出す答えがどんなものであろうとも」
そして、御門くんがそう続ける。
(……?)
瞬間、どこかで何かが引っかかった。

『今度こそ終わらせましょう。……例えあなたの出す答えがどんなものであろうとも』
(今の言葉、何かが引っかかるような……何だろう?)
考えてみたけれど、あと少しのところで出てこない。

「どうかしましたか」
手を繋いだままの御門君に淡々と問われる。

どうしよう?
今の疑問を御門君にぶつけてみようか?

①「あのね、今の言葉に何か引っ掛かりがあるって言うか……」
②「ううん、なんでもないの。それよりこれからどうするの?」
③「そういえば、周防さんはあれからどうしたの?」

404:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 19:14:01
①「あのね、今の言葉に何か引っ掛かりがあるって言うか……」

そう、何かがひっかかる。

(何だろう……。今度、こそ?)

話を振っておきながら一人物思いに沈む私に、御門くんは繋いでいた手をほどくとあいかわらず抑揚の乏しい声で言った。

「僕はあなたに何か変なことを言ったでしょうか」

「え、ううん。そんなことないよ。ただ、『今度こそ』って言ったみたいだから」

ちょっと気になってね、と付け足してどうにか笑顔を作る。

御門くんは黙って私の顔を見つめていたが、ややあって目を伏せると静かにこう言った。

「失言でした。それについては……僕からはまだ、お話できません。いずれ時がくればご自身でもおわかりになるかと思います」

珍しく御門くんが返してくれた答えは、聞く前より私の頭に疑問符を増やすものだった。
ただ、はっきり『話せない』というからにはこれ以上聞いても無駄なのだろう。

「わかったよ。それまで待ってる」

仕方なく、私はそこでその話を切り上げる事にした。
御門くんは小さく頷いて、恭しく私の右手をとった。
事態が良く飲み込めずにそのまま目で追っていると、御門くんは目を伏せたまま流れるような仕草で私の前にひざまずいた。

(み……御門くん?)

惚れ惚れとする優雅な振る舞いに溜息が出そうになったが、次の瞬間に我に帰る。
ここは、日曜日の公園なのだ。

どうしよう?

①人目が気になって恥ずかしいので立つように促す
②突飛な行動を咎める
③契約に関わることかもしれないので御門くんの好きなようにさせる


405:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 21:12:23
③契約に関わることかもしれないので御門くんの好きなようにさせる

私は御門君だけをただじっと見つめる。
一度そう決めたからなのか、不思議と周りの存在や声といったものは全く気にならなかった。

(そういえば、前にも夢で見たっけ……)
あのときのことを思い出して、少し恥ずかしくなる。

「……いまいちど、誓う」
そんな間にも、御門君は私の右手に自分の額を当てて、言葉を紡ぎだした。

(わっ!?)
その突然の行動に驚きながらも、どぎまぎしてしまう。
現実だから当たり前と言えば当たり前なのかもしれないけど、伝わってくるものはあのときよりもずっとはっきりしていた。

「遠き古より、我が主と定めた人。
貴方が望むならば、僕は剣となり盾となり……翼にさえなってみせる」

私の心中なんてお構いなしに言葉は続いていく。
ふと、繋がっている手から何かが流れ込んでくる気がした。

(???)
これは、一体何なんだろう?
懐かしいような、優しいような、暖かいような、不思議な感覚のそれ。

そんな風に感じるのは、一体なんでなんだろう?

「そして貴方の尊き願いの為に、望む道を切り開くために、戦い続ける。
……この身が朽ち果てるまで」
そして、私をまっすぐ見つめてくる。

もしかして、私の言葉を待ってるのかな?
でも、なんていったらいいんだろう?

①「ありがとう。私、がんばるから」
②「……『この身が朽ち果てるまで』なんて言わないで?」
③「そういえば、夢でもこんなことがあったね」

406:名無しって呼んでいいか?
07/05/09 22:59:39
①「ありがとう。私、がんばるから」

私の言葉に御門君は力強く頷く。

「主たるあなたの望みのままに……」
そして、私の手の甲に唇を寄せた――

手から流れ込んでくるもので体中が包み込まれる。
その感覚はどこまでも暖かくて、懐かしい。
今までにこんな経験をした事なんてない筈なのに、なぜか心が憶えている。
やっぱり、私はこの感覚を幾度となく繰り返しているみたいだ。

御門君が私の手を取り、ゆっくり立ち上がる。
すると、さっきまで止っているように感じていた時間がまた動き出した。

「……………………」
御門君が私をジッと見つめてきた。
その触れる指先には以前よりもはっきりとしたアザが浮かび上がっている。

(これって……仮契約じゃなくて本契約したって事よね)

私はもう戻れないところまで来てしまった。
こうなったら、もうやるしかない。
だけど、知らない事が多すぎてどうすればいいのか見当もつかない。

(そうだ。以前、夢の中で御門君は私と縁の深い人について話してくれるって言っていたよね。
そして、打つ手があるともいっていたけど……)

私は……
①縁の深い人について尋ねる
②組織について尋ねる
③御門君の素性を尋ねる

407:名無しって呼んでいいか?
07/05/10 21:28:41
①縁の深い人について尋ねる

「ねえ、御門君……聞いていいかな?」
私が問いかけると、御門君は「はい」と静かに頷いた。

「御門君は、私達と縁の深い人に私を守って…って頼まれたんだよね?」
それって、誰なの?」
「…………」
私の質問に、御門君はすぐには答えなかった。
何かを考えているようだ。
(さっきみたいに聞かないでとは言われなかったから、大丈夫だとは思うんだけど……)
どことなく不安になりながらも、御門君からの返答を待った。

ふいに、御門君はシャツのポケットから何かを取り出す。
(あ……)
私はそれに見覚えがあった。
それは……いつも御門君が持ち歩いているロケット。

御門君は少しの間、そのロケットをじっと見つめる。
そして、目を閉じて包み込むように握った。

それが何かの祈りのように見えて……私はただ、何も言わずにその様子を見守る。

やがて目を開くと、御門君はゆっくりとそのロケットを私に差し出してきた。
私はできるだけそっと、丁寧にそのロケットを受け取る。

「そこに答えがあります」
言われて、そのロケットをそっと開いた。
そこには二人の人物。

一人は、幼い御門君。
大体小学校低学年くらい、だろうか。
表情は今と変わらず無表情のままだったけれど。
そして、その隣に写っている人物。

「お、かあさん……!?」

そう、私のお母さんだった。
……私の前からいなくなったときとほぼ変わらないままの姿で御門君の隣で微笑んでいる。

(どういうことなの?)
御門君に質問すべく、私は顔を上げた。

①「どうして御門君とお母さんが?」
②「御門君はお母さんの行方を知ってるの?」
③「なんで今まで教えてくれなかったの?」

408:名無しって呼んでいいか?
07/05/10 23:08:09
①「どうして御門君とお母さんが?」

御門くんは私が手に持ったロケットから視線を外して、どこか遠くを見るような目をした。

「……僕はあなたのお母様に育てられました。実母ではありませんが、孤児同然の身になった僕を引き取って育ててくれたのです」

「お母さんが……」

呟く私に御門くんは静かに頷いた。
つまりは私と御門くんはいわゆる乳兄弟みたいなもの、ということになるのだろうか。

漠然とそんな事を考えていると、御門くんは感情の読めない口調で淡々と続けた。

「まずは僕の生い立ちからお話しなくてはなりません。僕の父親はとある研究所の研究員でした。
彼は素養もあり研究熱心で、施設でともに働く職員の中でも極めて優秀な人間だったようです」

まるで調書を読み上げる刑事のように御門くんは言った。到底父親の話をしているとは思えないような、そんな口ぶりだった。

「ただ、優秀な人間が必ずしも社会常識や人間としての倫理観を持ち合わせているとは限りません。
自身の才能を過信した彼は探究心を抑えられなかったのか、同僚達の目を盗み独断で施設の設備を用いて次第に非人道的な実験を行うようになりました」

「非、人道的……?」

口に出してみてもどの程度の規模のどういったものなのか、私には全く見当もつかない。

「はい。あなたにお聞かせするような内容ではありませんので詳細については割愛しますが、周防は
『胸くそが悪くなる』と言っていました。……私の父親は自らが持つ知識欲を満たさんが為に何の躊躇なくそういった類の行為に手を染め、
最終的に彼の行き着いたのは自分の身重の妻を利用した人体実験でした」

私は一瞬我が耳を疑った。
人体実験など、現実にありうるのだろうか。

「……待って。もしかして、その子供って……」

何故か喉が乾いて、私の声はひどくかすれていた。言いながら、思いついた答えが違うものであって欲しいと願っていた。
けれど。御門くんの口から出た言葉は間逆のものだった。

「あなたがお考えの通り、僕がその子供です。母の胎内で彼の実験の被験者になりました」

「……」

言葉が、出てこなかった。目の前の御門くんにかけるべき言葉が見当たらなかった。
御門くんは特に気にかける様子もなく、話をすすめてゆく。

「しかし、事は彼の思惑通りには運びませんでした。生まれてきた子供が成長するにしたがって、
彼は自らの実験の失敗という結果を思い知らされたのです。所詮彼は非凡な秀才で、思い描く天才にはなりえなかったという事なのでしょう」

御門くんから語られる内容に愕然とした。周防さんが言っていた特殊な事情というのはこの事だったのか。
あまりの内容に脳内がショートしそうだ。ここでちょっと質問をしてみる事にした。

何を尋ねよう?

①御門くんの父親の勤めていた研究機関について
②御門くんの父親が実験で得ようとしたものについて
③御門くんの何が『失敗』だったのかについて


409:名無しって呼んでいいか?
07/05/11 09:10:33
③御門くんの何が『失敗』だったのかについて

「失敗は二つ。まず一つは僕の能力が彼の思い通りのものでなかったことです」
私の質問に、何の感情のなく淡々と答える御門君。
「彼はさまざまな調整を行い、僕が彼の望む能力を持って生まれてくるようにした。
……そのはずでした。しかし、僕に発現した能力は全く違うものだった」
ふと自分の手のひらをじっと見つめ――やがてそれを握り締める。
それから御門君は再び言葉を続けた。

「そしてもう一つ。それは……僕が持って生まれた能力を制御できなかったこと。
結果、僕の能力の暴走により彼の目論見は白日の下に晒されることになりました。
……ただし、あまりにも多くの犠牲を払って、ですが」
そこで話を区切り、御門君はわずかに目を伏せる。
もしかしたら、そのときのことを思い出しているのかもしれない。

「彼がどうなったかは僕には分かりません。
その後すぐに僕は『危険である』と判断され、別の場所……能力者を制御する部屋へと移されましたので」

「そして、その場所はただ暗闇だけがありました。
どのくらい、その状態が続いていたかは僕には分かりません。
何も無い、誰も来ない、死なないように管理だけはしていたようでしたが」

ただ暗闇だけが支配する世界で、一人ぼっちでただ人形のように存在し続けること。
その光景を想像してみる。
私はそれだけで怖くなった。
もしも、自分がそうなったらと思うと……ぞっとした。

「しかし、ある時に変化が現れました。
勢いよくドアが開かれ、光が差し込んだかと思うと……僕は見知らぬ誰かに抱きしめられていました。
それが、志穂……あなたのお母様」
お母さんのことを語るときだけ、わずかに御門君の声が揺れた気がした。
――それは本当にわずかのことで、そこにどんな感情があったかは分からないけれど。

「御門冬馬、と言う名もあなたのお母様からいただいたものです。
実の母親とは顔を合わせたこともありませんし、僕の父親は僕を実験のコードナンバーで呼んでいましたから」
そこで、御門君は私を見て言葉を止めた。
「……どうかしましたか?」
そして問いかけてくる。

そのとき初めて私は自分の状態に気がついた。
気がつけば私は……

①悲しみのあまり泣いていた
②怒りのあまり手を強く握り締めていた
③恐怖のあまり震えていた

410:名無しって呼んでいいか?
07/05/11 21:11:51
①悲しみのあまり泣いていた

気付けばわたしの頬をいく筋もの涙が伝っていた。
いくら御門くんでもさすがに気になるのだろう。彼は黙って私の言葉を待っているようだった。

「……あれ、なんだろう?おかしいね、ごめんね」

取り繕うようにそう言って慌てて手の甲で涙を拭う。
当の本人である御門くんが何も言わないのに、私が泣いたりするのはおかしな話だ。
きっと同情されても嬉しくはないだろう。
御門くんが想像もつかない環境にたった一人閉じ込められている間、私は両親に慈しまれ何不自由なく育てられたのだから。

そう思うのに、涙はなかなか止まってくれなかった。
御門くんに何か言おうとしたその時。
目の前の御門くんが私の髪にそっと手を伸ばして、触れた。

「あなたはやはり、あなたのお母様によく似ておいでです。……あなたのお母様も度々、僕の為自分のことのように涙を流しておられた」

そう言いながら御門くんの手はいつだかそうしてくれた時のように、私の髪を解くように優しく撫でる。
ご自身で泣きながらも僕を慰めてくれていたようです、と御門くんは続けた。

「今思うと、歳の近いあなたの事も重ねて見ていらしたのでしょう。施設からひきとった後、女手一つで危険因子の僕を我が子同然に育ててくださいました。
今僕が持つ能力を制御する術も、あなたのお母様に教えていただいたものです」

私がどうにか泣き止んだのを見て、御門くんは私の髪を撫でるその手をひいた。

(そういえば、お母さんもよく私が泣いてると髪を撫でて慰めてくれたっけ……)

相変わらず無表情な御門くんを見ながらふと、そんなことを思った。

「何か、お聞きになりたい事はありますか」

御門くんが言う。

どうしよう?

①お母さんについて尋ねる
②周防さんとの関わりについて尋ねる
③特にない。御門くんに続きをはなしてもらう

411:名無しって呼んでいいか?
07/05/12 22:40:41
②周防さんとの関わりについて尋ねる

「そういえば、周防さんとはいつ知り合ったの?」
私が見聞きした限りでは、周防さんは結構御門君のことを知っているみたいだった。
御門君があまり態度に出さないから分からないけれど、お互いがお互いを分かっている感じがする。
だから、結構付き合いが長いんじゃないかなって思ったんだけど……。

「周防、とは……」
そこで、何故か少し間が空く。
(どうしたんだろう?何か考えてるのかな?)
私が内心で首をかしげていると、再び御門くんが口を開いた。

「彼が16の時に知り合いました」
「そうなんだ……」
確か、この間周防さんは24歳だと言っていたから……付き合いは8年くらいになるのかな?

「じゃあ、二人の付き合いは結構長いんだ?」
私は呟くように、何気なく言う。
「……」
だけど御門君は何故か黙り込んでしまった。

「そうといえばそうですし、違うといえば違います」
暫くした後に御門君から返ってきた答えはとても曖昧なものだった。

「最初に出会ったのは今か……少し前くらいでした。
最もその時は、存在を認識している程度のものでしたが」
それから御門君は「当時は共有していた時間もわずかでしたから」と続ける。

「彼と言葉を交わすようになったのは、再会してからです」
そこで御門君は区切りをつけるように、話を止める。

……今なら、質問できるかな?

①「昔の周防さんってどんな感じだったの?」
②「周防さんと再会したのはいつ?」
③「御門君……周防さんに気を使いながら、私に話をしてる?」

412:名無しって呼んでいいか?
07/05/13 18:30:20
①「昔の周防さんってどんな感じだったの?」

何気なく、そう尋ねてみた。
自分と同じ年のころの周防さんはどんな雰囲気だったのだろう。

「今と変わらず、抜きん出た能力者でした。優秀な能力者の家系の生まれで、
とりわけその血を濃く受け継いだのだと聞いた事があります。
幼い頃からの英才教育もあって、初めて会った時には既に僕が知る中でも
一二を争う力の持ち主でした」

「へえ、やっぱりすごい人だったんだ……」

思わずこぼした言葉に、御門くんは少し間をおいて答えた。

「すごい、かどうかは僕にはわかりかねますが。ただ、僕に出会った頃の周防は
あなたの知る周防とほぼ変わりありません」

(……?)

御門くんの言葉に、かすかに含みがあるような気がする。
私の顔にそう出ていたのか、御門くんは小さく頷いた。

「周防の方は僕に出会う前……正確には対面する以前に、
厳重な監視下におかれた僕の存在を既に知っていたようです。
僕をそこから出すようにと上層部にかけあったのも彼だったと、
後にあなたのお母様に聞かされました」

「……周防さんが?」

「はい。当時の周防には一切の権限はありませんでしたが、
恐喝まがいのなんらかの取引を持ちかけたようです」

『出さなければ施設の中枢を破壊するぞ、といった類の』そう言って御門くんは目を伏せた。

「ず…随分強引なかんじだね……。まあ、そのおかげで御門くんは外に出られた訳だけど…。
周防さんとは親戚か何か、なの?」

「いいえ。血縁は全くありません。何故僕をあの部屋から救い出したのか、
今までも彼の口から語られる事はありませんでしたので
これは僕の推測に過ぎないのですが。
僕が隔離された部屋の前の主は、力を暴走させた挙句病に冒され
再び日の光を浴びる事無く若くしてこの世を去ったと聞きました。
……周防はその人物と懇意にしていたそうです」

(そんな事があったんだ……)

御門くんに、聞いてみようかな?

①その周防さんと親しくしていた人について
②周防さんと再会した頃について
③御門くんが出会う前の周防さんについて

413:名無しって呼んでいいか?
07/05/13 21:34:21
①その周防さんと親しくしていた人について

「懇意にしてたってどんな人だったんだろう……」
私が漏らした独り言に対して、御門君は小さく頷いた。

「詳しい事は知りません。
ただ、周防と部屋の主だった人物はかなり親しい間柄だったと聞いています。
その主は髪の長い、美しい少女だったそうです」

(髪の長い少女……)

「その子の名前って……こよみさんっていうんじゃないのかな」

アンティーク雑貨に居る時、リボンを見つめながら周防さんは「こよみ」と呟いていた。
(寂しそうで悲しそうで、私は声をかけることすら出来なかったんだ)

「本来、厳重な監視下に置かれている者は人である事すら許されません。
さきほども話したように名前は捨てられ、すべてコードナンバーで呼ばれます。
身内他人問わず人との接点をすべて絶たれ、ただ監視される日々があるだけです」

御門君はまるで他人事のように淡々と話した。

「で、でも、前の部屋の主だった女の子と周防さんは親しくしていたって……」

「高村……。周防の家系の人々は特別ですから許されたのでしょう。
施設の創設者は周防の祖父で、その直系の者が施設を運営していたそうです。
僕の父も……高村の施設で、一研究員として働いていました」

「じゃあ、周防さんは直系なの?」

「違います。周防の叔父に当たる人物が僕が施設に入っていた当時の最高権力者だったようです。
優秀な能力者であり、研究者であり、権力者でもある……それが高村の名を持つ者なのです。
苗字を嫌い、周防と呼ばせる理由もそこにあるのかもしれません。
ただし、現在の施設の権力は大きく二つに分裂していますが……」

御門君は冷静な口調で答えた。

①施設について尋ねる
②周防さんについて尋ねる
③私を狙う組織について尋ねる

414:名無しって呼んでいいか?
07/05/14 13:23:18
②周防さんについて尋ねる

「周防のことは、僕よりも周防に直接聞いたほうがいいかと思います」
私をじっと見つめたまま、淡々とした口調で答える。

「僕から話をしても構いませんが、僕も全てを知っているわけではありません。
……何より、周防がそうされることを望まないでしょう」

そう言われて、私はこれ以上言葉を紡ぐことをためらった。
御門君も何も言わない。

しばらくの間、そんな微妙な沈黙が続いて――けれど。

「ただ、ひとつ言わせてもらうならば……彼は成長しました。
それは……時が経過した分と、同じくらいといってもいいと思います」
御門くんの言葉で私は再び彼に視線を合わせる。

御門君にしては珍しい、すこしたどたどしく感じるような口調。

それは話すことにためらいを感じているからなのか。
それとも、私に誤解させないように彼なりに言葉を選んでいるのだろうか。
――あるいは他に理由があるとか?

「ですから、今の周防は少なくとも、敵にはならないでしょう。
……ただし、味方になるかどうかは……あなたの心しだいですが」

その御門君の言葉に――昨日の夢で、同じようなことを周防さんが言っていたことを思い出す。

『どの視点から物を見るのか、そしてお前がどのように動くのか。
……それによっても俺のスタンスは変わってくる』

そして確信する。
周防さんも御門君もこの一連の出来事の真実の……少なくとも、一端を知っている。

だけど、御門君は御門君の……周防さんは周防さんの。
それぞれの事情から、私にその大事な部分を明かさないままでいるみたいだ。

おそらく、それは私が関係しているからなんだろうけど。

――だけど、待っているだけじゃ今までとほとんど変わらないんじゃないかな。
(それじゃ、きっと、本当にまた何も変わらないままで……)

そう思った私は口を開いて――

①「御門君、私に真実を教えてよ」
②「周防さんに会いにいこうよ」
③何も言えなかった。

415:名無しって呼んでいいか?
07/05/14 14:22:02
①「御門君、私に真実を教えてよ」

私の言葉に御門くんはしばらく考えているようだった。
少しおいてゆっくりと口を開いた。

「真実は、時に形を変えます。人によって、見方によって。
僕がお伝えできるのは、今迄起こった出来事とその経緯のみです。
また、周防の存在を省いてはお話できません。
……先程も申し上げましたが、周防が今何を考え何を思って行動しているのか。
それについてはあなた自身で周防の口から聞いて頂きたいのです」

丁寧な前置きに、周防さんへの御門くんなりの配慮みたいなものが感じられた。
私が黙って頷くと、御門くんは組織について話し始めた。

「近頃とりわけ頻繁にあなたに接触を試みているのが高村の研究所内での
主流にあたります。それに対して主流の方針に異を唱え、
少数ながら独自の活動を展開しているのが周防の属する派閥です。
ひらたく言えば周防一派は『反主流』、ということになるでしょうか」

「主流と、反主流?」

「はい。設立当初より研究所で行われてきたのが、既存の能力者のデータに基づいた
能力開発とクローン技術を用いた能力者の複製とその管理です。
後にそれに付随して新たな能力者の発見・確保、動向を監視する部署も設置されました。
これらの活動は非合法かつ極秘裏に行われ、現在もその存在を知る者はごく僅かです」

にわかには信じがたい内容を次々に伝えられ、私は理解しようと一生懸命に
御門くんの言葉を反復した。

「ええと…つまり主流は裏家業っていうか、
隠れて色々とまずい事を研究所の中でしてるってこと?」

「世間一般からすれば、そうなります。……もっとも上層部の人間に言わせると
『人類の発展に寄与する、有益かつ有意義な行為』となるようですが。
その一方で周防の一派は組織内で大勢を占める主流のあり方に反発する者達で
構成されています。周防達の活動が表立って行われるようになったのもここ最近の事です」

「それは、どうして?」

「主流の活動が活発化した為です。周防達は主流の目的を阻止する為に動いていますから」

(御門くんの言ってること、わかるような…わからないような……)

確認してみようかな?

①「水野先生は、組織の主流の人ってこと?」
②「武くんが生まれたのも研究所の中なのかな?」
③「一郎くんや修二くんは組織とは関係ないの?」

416:名無しって呼んでいいか?
07/05/14 23:52:01
②「武くんが生まれたのも研究所の中なのかな?」

「武……?」
御門君は私の問いに考え込んだ。

(そっか。御門君は知らないのか……)

「あのね。武くんっていうのは幼馴染の隆の別人格らしいの」
私が説明しようとすると、御門君は納得したように顔を上げる。

「昨日、湯野宮隆とあなたが接触していたことでしょうか?」
「その時に隆の別人格の武くんが手紙をくれたんだ。
隆が大怪我をした時、隆のクローンである武くんの体の一部が使われたらしいの。
その時から、武くんが隆の中に別人格としているみたいなんだけど…」

御門君はしばらく黙り込んでいた。
そして、答えを探るようにゆっくり話し出した。
「そのクローンが研究所にいたのは、まず間違いないと思います。
主流派が被験者を病院に提供したのでしょう。
ただ……たとえ体の一部が移植されたからといって、もう一人の人格が形成されるとは考えにくいです」

「え? じゃあ、武くんの手紙はなんなの?」
「わかりません。僕の勉強不足でそういった事例を知らないだけかもしれません」

新しい事が分かったと思ったら、次の謎がでてくる。
真実に近づいたと思ったのに、謎はどんどん深まるばかりだ。

(うう~、混乱してきた。研究所や組織の話はまた今度にしよう)

「ねえ、御門君。これからの事を質問していい?」
「はい」
御門君は無表情のまま頷いた。

①「契約したけど、具体的にはどうなるの?」
②「家には…もう住まない方がいいのかな?」
③「今までどおり学校に通っても大丈夫よね?」

417:名無しって呼んでいいか?
07/05/15 02:20:01
②「家には…もう住まない方がいいのかな?」

口にしながら春樹の事が頭をよぎった。そしてお父さん、お義母さんの顔が浮かぶ。
(御門くんと契約した事で、この事態に本格的に首を突っ込んじゃったんだもんね…)

「愛菜、あなたはそうしたいのですか?」

御門くんの言葉に思考が現実に引き戻される。
目の前の御門くんはいつもの表情で私をみつめていた。

「……ううん。ただ、私のせいで家族が事件に巻き込まれるのが心配なの」

そうですか、とだけ答えて御門くんは何か考えているようだ。

「御門くん?」

短い沈黙の後、私が遠慮がちに呼びかけると御門くんは再び口を開いた。

「あなたと正式な契約を結んだ今なら、手を打つ事自体は可能です。
ただ、あなたに少しばかり負担を強いることになる。正直、僕はあまり気が進みません」

「どういうこと?それって、私の家族を組織から守る手段があるってこと?」

「はい。想定される組織からのあらゆる攻撃に耐えうるものではありませんが、
ファントムにさえ取り付かれなければ後付でも対処はできますので」

ファントムに取り付かれる心配がなくなる、それは願ってもないことだ。

(春樹にとっても当面の問題が解消されるわけだし…)

「教えて、御門くん!」

身を乗り出した私に御門くんは何故かゆっくりと目を伏せた。

「……あなたがお望みなのでしたら、仕方ありません」

そう言って、ファントムが取り付かないようにする術(御門くんは『まじない』と言っていた)を
順を追って丁寧に教えてくれた。

「手順はこれで大丈夫、かな?」

「はい。終わりに、施したまじないに効力を持たせる為相手に触れればそれで完了です」

御門くんの思いがけない言葉に、教わったまじないを頭から再現していた私の手が止まった。

(相手に、触れる…?)

それって…

①「……もしかして、キスしなきゃいけないとか?」
②「触れなかったら効果は出ないの?」
③「契約するみたいなもの?」


418:名無しって呼んでいいか?
07/05/15 09:41:35
①「……もしかして、キスしなきゃいけないとか?」

私は少し恥ずかしくなりながら聞く。
「いえ、それは逆に危険でしょう」
そんな私とは逆に御門君は冷静に首を振った。

「どういうこと?」
私は不思議に思って御門君に問いかける。

「この『まじない』は……貴方の能力の一部を、相手に加護として渡すものです」
御門君は淡々とした口調で説明をしてくれる。
「能力者なら大丈夫かもしれませんが、貴方が『まじない』をかける相手は一般人です。
ましてや……貴方は気がついていないでしょうが、貴方の力は強大なものです」
(そうなんだ……)
私は相槌を打ちながら、ぼんやりとそんな風に考える。

「耐性のない一般人には、どんな反動があるか分からない。
ですから、無闇に粘膜接触をするような行為はしないほうがよろしいかと」

(……は?)
頷いていた頭が止まってしまう。
(今、なんて言ったの?粘膜接触?)
突然、御門君から妙な言葉が出てきて驚いてしまった。

さっと御門君のほうを振り向くが、御門君の表情は全く変わっていなかった。
冷静そのものだ。

(これは真面目に言ってるんだ……)

①「み、御門君、何を急に……」
顔が赤くなって俯いてしまう。
②「御門君には、私が『無闇に』そう言うことをしそうに見えるの……?」
少しムッとしながら聞き返す。
③「その、粘膜接触って、例えば?」
逆に聞き返してみる。

419:名無しって呼んでいいか?
07/05/15 19:51:54
③「その、粘膜接触って、例えば?」
逆に聞き返してみる。

「……? ですから、先ほどのあなたの質問が答えになります。
キスをすればその際に口腔内の粘膜同士が多少なりとも触れる可能性がありますので。
…それ以外の粘膜接触に関しても何かご質問がありますか」

まるでお医者さんのように感情を差し挟まない口調で御門くんは言った。
(ほっといたら恥ずかしげもなく昼間の公園にそぐわない話を始めちゃいそう…!)
私は慌てて首を振って疑問は解消されたとアピールをする。
納得してくれたのか、御門くんはそれ以上の説明はしなかった。

ほっと胸を撫で下ろした所で御門くんに聞いてみる。

「じゃあ、『触れる』って具体的にどうするの?」

「先ほどお伝えしたとおりに手順を踏んで頂いて、最後にあなたが対象者に触れれば
まじないは効力を発揮するはずです。……触れる場所はどこでも結構ですが、
肌に直に触れるようにまじないをかけてください。
半端なまじないは、術者・対象者をかえって危険な目にあわせかねませんから」

「わかった。気をつけるよ」

「最後に……」
私が頷くのを見届けて、御門くんはゆっくりと話し出した。

「ここが一番重要です。まじないを施す際は、対象者があなたに心を開いて
あなた自身を受け入れようとする姿勢がなければなりません。
心が通わない状態ではあなたが消耗するのみで、まじないが成功する事はまずありません」

(要注意、ってことね?)

確認してみようかな?

①「まじないが成功したかどうかはその場でわかるの?」
②「ケンカ中だとまじないは無理ってこと?」
③「消耗するって、具体的にどうなるの?」

420:名無しって呼んでいいか?
07/05/15 23:26:17
②「ケンカ中だとまじないは無理ってこと?」

『もうこれ以上の厄介事は、ご免なんだ!』と言った春樹の顔を思い浮かべる。
(ケンカって訳じゃないけど……すれ違ったままよね)

「疑念や不安、怒りなどの負の感情はまじないの妨げになります。
術者のあなた自身もできる限り穏やかな精神状態が好ましいでしょう。
対象者との同調性が最も重要だということです」

マニュアルでも読み上げるように御門君はよどみ無く説明した。

「それで……説明してもらった通りの手順でいいのね?」
「はい。術が完了していれば、術者のあなたにも対象者の体にも印が現れているはずです」

私は指先にある印を見つめる。
(きっとこんな感じで現れるんだよね)

「わかったよ。でも……術者の私にも印が現れるんだね」
「さきほどのあなたとの契約によって、僕の体にも印が現れています」

御門君の手を見ても、これといった印は見当たらない。

「どこに現れているの? 見たところでは判らないけど……」
「…………確認したいですか?」

御門君はジッと私を見つめたまま言った。

「うん、どんな印なのか見ておきたいかも」
「…………わかりました」

御門君は冷静にベルトを外し始める。
そして、ジーンズに手を掛けた。

(嫌な予感……)

「ストップ! ストップ! やっぱり見なくていいから」
「いいんですか?」
ジーンズのボタンを外しかけている手を止めて御門君は尋ねる。
「いいの!」
「…………わかりました」
御門君は何事も無かったように答えた。

あと、聞くことは……
①周防さんが大丈夫なのか尋ねる
②もう少しまじないについて尋ねる
③もう聞くことは無い

421:名無しって呼んでいいか?
07/05/16 00:43:48
①周防さんが大丈夫なのか尋ねる

「周防さんは、大丈夫なの?」

さっきの夢の中では大丈夫だと言っていたから大丈夫だとは思うんだけど。
やっぱりまだどこか心配と不安とが収まらなくて……気がつけば私は御門君に問いかけていた。

「本人に聞いたのではないのですか?」
御門君が淡々と聞き返してくる。
「うん、聞いたよ。聞いたけど……結局あの時から、ずっとこっちでは姿を見てないから」
なんとなく気恥ずかしくて、だんだんと言葉が尻すぼみになっていってしまう。

「大丈夫、だよね?」
再び問いかけながら、御門君をちらりと伺ってみる。

「……大丈夫です。彼は嘘をついていません」
少し間が空いたものの、御門君はそう断言してくれた。

「今すぐに、と言うのは無理でしょうが……
明日明後日くらいにはまた現れるのではないかと思います」
続いた言葉に、ようやく胸をなでおろす。
(よかった……周防さんにまた会えるんだ)

「では、帰りましょうか。送ります」
そして、御門君が私にそう声をかけて帰宅を促した。

そこで、私は……

①御門君にプレゼントを渡していないことに気がついた。
②春樹がどこへ行ったのかが気になった。
③一郎君の朝の電話を思い出した。

422:名無しって呼んでいいか?
07/05/16 22:00:12
②春樹がどこへ行ったのかが気になった。

(そういえば、春樹はどこに行ったんだろう?先に帰るって言ってたけど…)

「どうかしましたか」

数歩歩き出して立ち止まった私を不思議に思ったのか、見れば先を歩いていたはずの
御門くんが振り返ってこちらを見ている。

「え。…えーと、ね。春樹…弟のことを考えてたの。どうしてるかなあって」

「あなたの弟さんですか。あなたが周防とこちらに戻られるまでの間、彼はあなたの事を
心から心配している様子でした」

「そう……」

御門くんの言葉に、意識を取り戻して一番に目に飛び込んできた春樹の顔が目に浮かぶ。
今、春樹はどんな気持ちでいるのだろうか。
目に見えない胸の奥が、鈍く痛んだ。

「…僕に兄弟はありませんが、僕の目から見てもあなた達は血の繋がった姉弟以上に
お互いを想いあっているように見えます」

黙り込んだ私に、御門くんは控えめにそう声をかけた。

「…私と、春樹が?」

「はい。当初は春樹さんは頭に血が上っているようでしたが、僕と言葉をかわすうち
次第に落ち着かれてこの状況をどう対処すべきかに考えを巡らせていたようです。
…最終的に彼は自分にもできることをみつけたと、そう言っていましたが」

(でも。さっきの春樹は『面倒はご免だ』って、そう言ってたのに…)

どうしよう?

①春樹の真意を確かめたい。春樹を探しに行く。
②これ以上御門くんに心配をかけられない。おとなしく家に帰る。
③もう少し御門くんと話がしたい。

423:名無しって呼んでいいか?
07/05/16 23:25:17
②これ以上御門くんに心配をかけられない。おとなしく家に帰る。

よく見ると、陽は落ちて薄暗くなり始めている。
公園内の街路灯にも明かりが点っていた。

「御門君……今日はありがとう。ハイ、プレゼント」
私はバッグの中からプレゼント用に包んでもらったムーンストーンを手渡した。

「………………」
御門君は手の中に納まっているプレゼントをジッと見つめている。

「せっかくのショッピングが途中になっちゃったけど、楽しかったよ」
「僕も……楽しかったです」
「また、こうやって遊べるといいね」
「…………はい」
私はいつの間にか寝てしまったチハルを鞄の中にそっと入れた。

「私は一人で帰れるから、送ってくれなくても大丈夫だよ。
周防さんに会ったら、プレゼントは今度渡しますって言っておいて。
俺だけ貰えなかったーって拗ねちゃうと可哀想だしね」
口調が暗くならないように、私は努めて明るく振舞う。

「送らなくてもいいのですか?」
「うん。なんだか、一人で帰りたい気分だし」
「わかりました……」
「それじゃ、御門君。バイバイ」

私は手を振り終わると駅に向かって、ゆっくり歩き出した。
だけど、足取りが重くてなかなか前に進まない。
これまでの事、これからの事いろいろ私の肩にのし掛かってくる。
(少しでも前に進まなきゃ……今日みたいに周防さんや御門君に迷惑をかけてしまう。
それに、関係無い人々にまで被害が及んでしまうんだ……)

「……愛菜!」
不意に投げかけられた声に、私は振り返る。
「御門君……?」
「…………これ、ありがとうございまいた」
御門君はプレゼントを大切そうに両手で包み込んでいた。
私はその言葉に大きく頷いて、もう一度手を振った。

……家まで帰ろう。
①まっすぐ駅に向かう
②騒ぎがあった方へ寄り道して帰る
③春樹の携帯に電話する

424:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 00:54:48
①まっすぐ駅に向かう

人気のない所を避けるようにして、大通りをまっすぐ駅へと向かう。
平日ほどではないけれど、私と同じ様に駅へと歩く人たちも多かった。

(なんだか、疲れちゃったな……)

歩きながらぼんやりと目を向けたショーウィンドウに映りこむ自分の顔は
随分泣いたせいか、目の充血はそうでもないものの瞼がうっすら腫れあがって
お世辞にも可愛いとは言えない、そんな表情だった。

どこか冷静にそう思う自分がおかしくて、自然と小さく笑みがこぼれた。

「……大堂?」

不意に後ろから呼び止められた。反射的に振り返ると、そこには一郎くんの姿があった。

「一郎くん……」
「一人で一体どうしたんだ?弟くんは……」

よほど私の顔に出ていたのだろうか。言いかけて、一郎くんは途中で口をつぐんだ。
気付いてしまった一郎くんの気遣いがなぜだか悔しくて、私は無理矢理笑顔を作って言った。

「私たち、いつも一緒にいる訳じゃないよ?春樹だって春樹の都合もあるしね」
「……そうだな」

一郎くんはそれ以上、何も聞かなかった。
ただ一言『家まで送ろう』、そう言って私の前を歩き出す。

どうしよう?

①一人で帰りたいと断る
②黙って後をついてゆく
③なぜそれ以上聞かないのか尋ねる

425:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 11:27:29
豚ギレスマソ。
500KBまでだよな。
1スレ、そろそろ使い切りそう。

<現在の登場人物>
大堂愛菜:高校二年の主人公 。予知夢を見る(但し起きると内容は忘れている)
大堂春樹:主人公の義理の弟(高1)。好きな人がいるらしい。
     主人公よりしっかりものなので兄にみられがち。
湯野宮隆:主人公の幼馴染。ファントム(ミスト)を操る能力がある。
武   :隆の裏人格(クローン)
宗像一郎:放送委員の委員長。水野を利用している。「見える力」がある
宗像修二:一郎の双子の弟でテニス部エース。一郎と同じく「見える力」をもっている。
     他人を見下しているところがあり不誠実とおもわれているが、愛菜にはなぜか協力的。
近藤先生:厳格だが生徒思いの男性教師
水野先生:隆とキスしていた音楽教師。組織の一員?
長谷川香織:愛菜の親友
御門冬馬:感情表現に乏しい。言葉遣いは丁寧。愛奈の従者(?)
高村周防:高村研究所の反主流に属するもの。明るいお兄さん的存在
チハル :愛奈が隆からもらった熊のぬいぐるみ。隆の力で動くようになる

<一人称・呼び方>
愛菜:一人称→私。春樹と隆は呼び捨て、その他キャラは君付け(周防のみさん付け)
春樹:一人称→俺。愛菜に対しては姉さん、隆はさん付け、双子には先輩付け
隆 :一人称→俺。愛菜に対してはお前
一郎:一人称→俺。修二は呼び捨て、他は苗字
修二:一人称→俺。愛菜に対しては愛菜ちゃん、一郎に対しては兄貴
香織:一人称→私。愛菜や隆に対して呼び捨て
冬馬:一人称→僕。愛奈にはあなたか呼び捨て、周防は呼び捨て、春樹は弟さん
周防:一人称→俺。愛奈に対しては愛奈ちゃん、冬馬には呼び捨て

<未実現の夢>
① >>127 私と修二がキスをしている夢
「……なんだ、ありがとう愛菜ちゃん」
やっと聞こえた声、胸が苦しくなるくらい綺麗に微笑む修二くん。

〈忘れてはいけないこと〉
・主人公と一郎は放送部、文化祭の準備をしている(もうすぐ文化祭がある)
・能力者は陽か陰の力が偏っていて異性が傍にいないと駄目(双子は例外)
・双子はファントム、隆はミストというものは同じ存在
・ファントムは生気で強くなる
・御門とは前世に関係あり?
・能力者のまじないを他の人に施すことで
 相手に加護を与える(相手に触れること条件)

<今までのあらすじ>
愛奈は隆と水野のキスを見て以来隆と疎遠になっていた。
ひょんなことから、隆と水野の関係に一郎が何か関わっているらしいことを知る。
水野が組織に関わっていること。狙っているカギには双子の力が必要なこと。
ファントム(ミスト)の力で人の生気を吸うものもいること。
研究所でのクローン研究などいろいろなことを知り愛奈は、それを解決することを決める。
御門冬馬と本契約を交わし、真実に迫ろうとしていた。
ただ、そのことで春樹との関係が疎遠になってしまっている。

>>424の続きをどうぞ

426:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 11:50:57
>>425
今、容量どれくらい?
ちょっと自分のでは分からないんだが。

場合によっては一度話を止めて今度について話し合ったほうがいいかも。

427:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 12:01:04
425じゃないけど
443kb

428:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 13:03:13
今まで結構アバウトに進めてきたし、少し考えたほうがいいのかな?
まあ大まかなところは変わらないだろうけど。

とりあえず、今後進めていく上で今回みたいなことがあるだろうからスレタイは変更したほうがいいんじゃないかと思うんだが。

429:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 14:32:43
今後の話をここで決めてしまったらネタバレだよ
書き手同士の腹の探り合いがおもしろいのにw

ただ、話が複雑になってきて新規の人が書きづらくなっているとは思う

430:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 14:42:46
428の今後の話~みたいな発言はルール的なところを言ったんじゃないか?

あと話が複雑になってきて新規が入りづらいだろうって点は429に同意。
今の書き手でも結構混乱すると言うか、本当のところが読めないw

431:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 14:46:44
ちょっと(かなり?)面倒臭いけど、通し番号を入れて
1000だったら1000の数字を最終的にEDにする、とかは?
今までもたまに中断レスあったけど、やっぱりそれもカウントされてる訳だし。

新規の方々には……頑張って読んでくれ、としかw
逆にあまり読まずに参加できると、トンデモ設定追加されたりしたら
収集つかなくなるんじゃないかしら。
今でも充分苦しいしw

432:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 16:33:25
通し番号入れるのはいいかもしれないね。
ちなみに今数えてみたら>>424までで、359レス目っぽい?
(途中のBADは抜いて)
数え間違えてるかもしれないけど…

まだ半分いってないのに1スレ終わるなら、
1000までにもう2スレくらい行くかもしれんね。


433:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 16:58:59
通し番号入れるのは自分も賛成かな。

あと、ひとつ提案。
途中での個別EDをありにしないかなー?と。

これだけいろいろなキャラが出てるのにED一つしか見れないのはなんとなくもったいないと言うか……。
ただでさえこういうのは個別シナリオみたいなのが難しいし。

434:ここに通し番号は?
07/05/17 17:12:05
>>433
個別ED、私も別によいのではないかと思いまし。
ただ分岐はどのようになさる?
どこでEDキャラ確定したか、みたいな区別も必要になるだろうし・・・

435:ここに通し番号OKじゃね?
07/05/17 17:24:44
個別EDも良いかもしれんね。

するとしたら、選択肢を選んだ人が独断と偏見で 
「○○君フラグ確定分岐」と宣言するか、
選択肢を提供する側が、選択肢に「○○君フラグ分岐」と書くか…
どっちかだと思うんだけど、どっちが良いのかな?

その場合は通し番号つけないで、○○君分岐-1とか、数字書いていけば良いのか?
でも、そうなると、スレ見にくくなるか…

もっといい案ありますか?



436:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 17:32:05
うーん、一人唸ってみたけど分岐はよい考えが浮かばず…
お役に立てず申し訳ない!

ていうか仮に個別を作るとして、ED対象キャラって誰と誰?

今のとこ、春樹・一郎・修二・御門・周防あたり?
……近藤先生もか?w

437:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 17:47:11
これからの展開によっては、近藤先生もアリでしょうw
展開によっては、それこそ組織のNO1とのエンドだってアリなんじゃないかと。

ここら辺も、個別エンド作りたい人が、作れば良いんでない?

438:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 18:09:49
……隆は?w>個別ED
そういえば組織NO1は性別明かされてないね。

ちなみに場合によってはチハルだって行けますぜ姐さんw
ヤツは男の子という表記か選択肢かがあった気が。

個別EDやらルートやらは、「これは分岐いってもいいんじゃないか?」と書き手が判断したら、
ルートにつながる選択肢を出せばいいんでない?

435で言うところの『選択肢を提供する側が、選択肢に「○○君フラグ分岐」』って言うのがそれに該当するのかな?

まあその辺の基準もまた考えないといけないけど。
……というより、そうなると各個の判断になるのかな。

時に個別EDを作るってことは、
基本的には1000へはみんな仲良し大団円EDとか全真実解明EDみたいなのを目指して進めていくことになるのか?

439:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 18:26:58
長い共通√のあるゲームだと、各キャラクターのポイントで何ポイント以上だとルート分岐ってのが多い

だから、選択肢に
①○○ 隆フラグ
みたいにすればいいんじゃない?

個別ルート入れてしまうとフローチャートが複雑になるし、とりあえずは全真実解明EDを目指せばいいかな
個別edについてはすべての真相がわかったところでまた考えた方がいいかもしれないね

まんべんなくキャラクターを出して、それぞれの見せ場を作るのが必要になるけどさ

440:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 18:47:56
>>438 隆、ごめん!忘れてたw

フ…フラグ…って、たいていひとつじゃないよね?
あまり複雑な構造にするのはどうなんだろうか。

順番どうするかっていう問題はあると思うけど、
もし個別ED作るならいっそ「今回は春樹」とか「今回は御門くん」とか
お題作っちゃって一人ずつこなしていくのはいかがかな。
並行して同時進行は難易度高そうな気も…

441:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:00:29
じゃあ、ひとまずはこのまま一度通し番号1000まで続けてトゥルーEDを迎える。
それから逆行していくように「>>○○から今度は○○君EDを目指してルート展開」と言う風にやっていくと言うのはどうだろう?

ところで次スレまでに他に決めておいたほうがいい事ってある?

442:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:01:55
1000スレを目指すじゃなくて1000レスを目指すってのはどうかな?

443:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:05:52
>>442
正直すまんかった。スレタイ間違えてさ……。
1000レスです。

444:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:17:18
じゃあ、>>432が数えてくれたっぽいし、

>>424=359レス目ってことで

次は名前欄に360って書けば良いのかな?

ちなみに、次のスレタイ どうするの?


445:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:28:00
選択肢を選んで残り○○レス目でED

はどうだろう。

446:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:28:04
住人が実はたくさんいるっぽくてちょっと嬉しいw

443=1? 再度お願いできまいか?>スレタイ

447:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:29:11
>>1=>>445
です。

448:446
07/05/17 19:42:06
>>447
それは失礼つかまつった!
残り~だと微妙にわかりづらくないです?
カウント1000とかの方がわかりやすいんじゃ?

注意事項はまとめというかテンプレに入るだろうし。

449:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 19:51:07
単純に「選択肢を選んで1000レス目でED2」とかでいいんでない?

450:1
07/05/17 22:17:46
wiki作ってみた。過去作読めるように。
読みにくいかもしれないが許してくれ。
おまいらの見やすいよう編集してくれてかまわない。
URLリンク(www22.atwiki.jp)
まだ50スレしか編集してない。
次のスレタイは>>449でいいと思う

451:1
07/05/17 22:18:55
またスレとレス間違えたorz
正しくは50レス

452:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 22:54:00
>>450 wiki乙であります

たまに読み返さないと、伏線回収できなくなるから助かるわ~

453:名無しって呼んでいいか?
07/05/17 23:10:04
>>450
まことに乙でございます!
たまにあるまとめも1さん?
452さんじゃないが時折?となるのでホントありがたや。。

454:1
07/05/17 23:49:56
登場人物見やすくしてくれた人、ありがとう。

>>453
私の時もあれば他の人がしてくれたときもあった。
最近はROMってばかりだったし。
始めたときはここまで壮大な話になるとは思わなかった。

455:名無しって呼んでいいか?
07/05/18 00:26:11
たしかに。>壮大な話

でもトゥルーEDって誰ともくっつかない終わり方?
微妙に書く気の失せる姐さん方もいらっしゃるのでは・・・

そして方向性をちょっと確認したかったりする場合、
通し番号ナシでこういう風に書き込みはアリ?

456:1
07/05/18 01:35:33
>>455
通し番号ナシで話し合いはアリだと思う。
何か問題があるときは話し合わなくちゃいけないだろうから。
とりあえずは次スレとテンプレじゃないか。

wiki編集途中だけど寝る。スマソ。
続きは明日する、おやすみ。

457:名無しって呼んでいいか?
07/05/18 08:41:19
トゥルーED=ハーレムEDじゃないの?w

458:名無しって呼んでいいか?
07/05/18 09:09:59
テンプレ作ってみた

・リレー形式で話を作れ
・話の最後には選択肢をつけること
・選択肢は1つのみ選ぶこと(複数選択不可)
・次に進める人は選択肢を選んだ後それにあった話を作り、1000レス目でED
・途中にキャラ追加、話まとめなどO.K.
・話を続けるときは名前欄に通し番号を入れること

▼前スレ
選択肢を選んで1000スレ目でエンディング
スレリンク(ggirl板)

▼まとめwiki 
URLリンク(www22.atwiki.jp)

<<現在までの登場人物>>
大堂愛菜:高校二年の主人公 。予知夢を見る(但し起きると内容は忘れている)
大堂春樹:愛菜の義理の弟(高1)。好きな人がいるらしい。
愛菜よりしっかりものなので兄にみられがち。
湯野宮隆:愛菜の幼馴染。ファントム(ミスト)を操る能力がある(事故後能力発祥)。
     モノに宿る八百万の神に働きかける能力もある(先天的能力)。
武 :隆の裏人格(クローン)。ファントム(ミスト)を隆とは別に操ることができる。
     存在を組織に知られていないが、組織の命令には逆らえないらしい。
宗像一郎:放送委員の委員長。水野を利用している。「見える力」がある
宗像修二:一郎の双子の弟でテニス部エース。一郎と同じく「見える力」をもっている。
他人を見下しているところがあり不誠実とおもわれているが、愛菜にはなぜか協力的。
近藤先生:厳格だが生徒思いの男性教師。春樹の担任。
水野先生:隆とキスしていた音楽教師。組織の一員?
長谷川香織:愛菜の親友。
御門冬馬:感情表現に乏しい。言葉遣いは丁寧。愛奈の従者(?)。
高村周防:高村研究所の反主流に属するもの。明るいお兄さん的存在。
チハル :愛奈が隆からもらった熊のぬいぐるみ。隆の力で動くようになる。
大堂志穂:愛菜の実の母。冬馬の名付け親。
こよみ :冬馬と同じ研究所にいた髪の長い少女らしい。
組織のNO.1:高村研究所のトップ。現在は性別年齢すべて不詳。


その他関連事項は>>2-3あたり


最初にあった
「・誰とくっつけさせようか話を作る人の自由」って部分は
トゥルーED目指すらしいから省いてみた。
逆に、トゥルーED目指して話を進めるってかいたほうがいいのかな?

足したり削ったりしたほうがいい部分ある?

459:名無しって呼んでいいか?
07/05/18 09:17:17
>1
遅くまで乙華麗。

>457
ハーレム?w
大変だよ、近藤先生とかチハルまで網羅するのはw

460:名無しって呼んでいいか?
07/05/18 11:52:57
>1 wiki乙です

せっかく投票ページあるから、トゥルーEDの後の個別エンドルートは
人気キャラから順番に、とか良いかもしれんね。

今の話がいつ終わるかわからんがw

と、とりあえず書いてみたが、トゥルーED目指すってことでFAなの?

もしFAなら、>>458のテンプレにトゥルーED目指すって書いたほうが良いかも。

461:名無しって呼んでいいか?
07/05/18 17:52:20
>460
そだね、色々キャラをだしそれぞれに思わせぶりな行動をさせつつも
それはあくまで個別EDへの布石ということで。

勝手にくっつけてはなりませんよ!!

と注意書きはいるかもね。


462:名無しって呼んでいいか?
07/05/18 19:06:03
テンプレに、
ご新規さんはwikiで一度話を読んでください。
を追加してほしい。

463:1
07/05/18 22:37:10
本編編集終わった。
とりあえず、抜けてなかったら
本編のみ
356レス
BAD含み
367レス
ダブり含み
369レス
だな。

464:名無しって呼んでいいか?
07/05/19 08:58:12
>>1 wikiありがとうです!

あとは、次スレ立てれば、通常にもどるのかな

465:名無しって呼んでいいか?
07/05/19 18:16:02
せっかくだったら残り43KB使ってしまおう。
5レスくらいなら続けられるかも。

466:名無しって呼んでいいか?
07/05/19 19:23:02
>>1 wiki本当に乙でした

確認させて欲しい

主人公の味方ばかりだから敵キャラ何人か増やしても問題ないの?
以前、キャラは増やしすぎないって話あったからさ。

あと、どれくらいグロくていいのか判断が難しい。
事件のこととか具体的に書き始めるとかなり鬱入るかもしれないし。
グロすぎるとキャラ萌えに支障でる?

もう一つ
個人的な意見だけど、トゥルーEDって大団円って事だよね
シリアス路線だし遙か3みたいに最初は救いようの無い話にして、個別ルートで救うって話の方が書きやすそうな気がする

467:名無しって呼んでいいか?
07/05/19 22:20:16
トゥルーEDで死人出すのか?
個別EDじゃなきゃ救えないってのは、自分的には鬱すぎる・・・

468:名無しって呼んでいいか?
07/05/19 22:44:35
>>467
鬱EDじゃ書いてて面白くないだろうし、やっぱりトゥルーED(大団円)を最初に書いたほうがいいよな

469:名無しって呼んでいいか?
07/05/20 00:28:47
敵キャラはほどほどにすれば増やしてもいいんじゃないかな。
まあ、既存キャラでもやりようによっては敵に回るような展開にできそうなキャラも結構いるけどね。

グロさについてはあんまりやりすぎるのは……キャラ萌え云々よりも、重すぎて引く。
シリアスだから全くなしって訳には行かないだろうが、自分も鬱が入りすぎるのはちょっとなー。
そうすることに何か重大な意味があるっていうなら、多少はいいんじゃないかとも思うけど。

しかし、これだけ壮大でちょっと暗めな話になると明るくほのぼのな学園生活~っていう成分もほしくなってくる。
このまま進めていくとまずそんな展開は低そうだし。
でも、やるとしればやっぱり個別と同じ扱いかな?おまけルートと言うかドロップアウトルートと言うか。

470:名無しって呼んでいいか?
07/05/20 02:45:36
>>466
シリアス=鬱ではないよね。暗い過去は乙女ゲーでは結構あるけど、
リアルタイムで死人は私は平気だけどちょっと難しい人多そうな…。
他の人が続けて書き辛いのはやっぱマズイと思う。
登場人物は必要があってキャラが立ってれば良いんじゃない?

>>468
大団円って良いけど誰ともくっつかないんだよね?
さんざん気をもたすような言動をあちこちにしてまわるのって微妙に
男性諸君が気の毒に思うよ…!
気をもたすような表現が一切なしじゃあ個別EDの前フリにならないだろうし。

>>469
閑話休題っていうか、途中で混ぜるのは可能なんじゃね?
周防さんの「今日一日大丈夫」じゃないけどさ。
文化祭とかもせっかくあるんだからお化け屋敷でキャーとかはベタだけど
やってみたいw

471:466
07/05/20 10:39:09
レスありがとう

>>467
>>468
キャラクターは全員生存だね。了解した。
>>469
今居るキャラを生かしつつ、敵キャラは必要なら増やすってことだね。
>>470
>リアルタイムで死人
例えばショッピングモールで何か起きてたみたいだけど、どの程度のさじ加減が妥当?
これまでの流れみたいに「何か酷いことがあった」程度に留めるべき?
翌日以降に被害状況や真相を知る流れにすると多少は書きやすくなるのかな。

ほのぼの成分ってあったけど、同意だ。
暗い話ばかりじゃ読んでても辛い。閑話休題は定期的に必要かも。
シリアスな展開の時でもキャラの掛け合いである程度なら明るく出来るし。
ただ、閑話休題になると……なぜか過疎りやすいw

472:名無しって呼んでいいか?
07/05/20 12:26:47
・リレー形式で話を作れ
・話の最後には選択肢をつけること
・選択肢は1つのみ選ぶこと(複数選択不可)
・次に進める人は選択肢を選んだ後それにあった話を作り、1000レス目でED
・途中にキャラ追加、話まとめなどO.K.
・話を続けるときは名前欄に通し番号を入れること
・今回はトゥルーEDを目指すこと。主要人物の死亡(モブはOK)、誰かとくっつけるのは無し


▼前スレ
選択肢を選んで1000スレ目でエンディング
スレリンク(ggirl板)

▼まとめwiki 
URLリンク(www22.atwiki.jp)

<<現在までの登場人物>>
大堂愛菜:高校二年の主人公 。予知夢を見る(但し起きると内容は忘れている)
大堂春樹:愛菜の義理の弟(高1)。好きな人がいるらしい。
愛菜よりしっかりものなので兄にみられがち。
湯野宮隆:愛菜の幼馴染。ファントム(ミスト)を操る能力がある(事故後能力発祥)。
      モノに宿る八百万の神に働きかける能力もある(先天的能力)。
武 :隆の裏人格(クローン)。ファントム(ミスト)を隆とは別に操ることができる。
      存在を組織に知られていないが、組織の命令には逆らえないらしい。
宗像一郎:放送委員の委員長。水野を利用している。「見える力」がある
宗像修二:一郎の双子の弟でテニス部エース。一郎と同じく「見える力」をもっている。
他人を見下しているところがあり不誠実とおもわれているが、愛菜にはなぜか協力的。
近藤先生:厳格だが生徒思いの男性教師。春樹の担任。
水野先生:隆とキスしていた音楽教師。組織の一員?
長谷川香織:愛菜の親友。
御門冬馬:感情表現に乏しい。言葉遣いは丁寧。愛奈の従者(?)。
高村周防:高村研究所の反主流に属するもの。明るいお兄さん的存在。
チハル :愛奈が隆からもらった熊のぬいぐるみ。隆の力で動くようになる。
大堂志穂:愛菜の実の母。冬馬の名付け親。
こよみ :冬馬と同じ研究所にいた髪の長い少女らしい。
組織のNO.1:高村研究所のトップ。現在は性別年齢すべて不詳。


その他関連事項は>>2-3あたり


意見を取りいえれると、テンプレはこんなもんかね?


473:名無しって呼んでいいか?
07/05/20 18:09:09
あー、スレ使い切りそうになった場合の注意(?)も
テンプレに追加してもらった方がいいんじゃね?
またタイミングよく誰かに声かけてもらうって訳にもいかないだろうし。
後からすまなんだ。。

>>471
ひどいことっつっても人が死ぬ、とは限らないしさ。
たとえばファントムに乗っ取られた人が複数出た、とかでも
能力者的には「被害が出た」ってなるだろうし。一般人にはわかんないけどw
あとは…若者たちが公園で白昼堂々お家のない人の集団リンチを始めた、とかでも
気分が悪くなる人もいるかも。
他に通り魔被害で死人でなくても充分ショッキングだろうしね。

逆に人が死ななくてもグロい話にすることもできるだろうから、
まあ書き方次第なんじゃーないかしら?


474:名無しって呼んでいいか?
07/05/20 18:46:06
次スレたてた

選択肢を選んで1000レス目でED 2
スレリンク(ggirl板)




475:名無しって呼んでいいか?
07/05/20 19:29:39
>>474
乙でございます。

476:名無しって呼んでいいか?
07/05/20 19:51:50
>>474 お疲れ様です!

>>473 
それいいかもね、能力者にはわかるけど、一般人にはわからない>ひどいこと



477:名無しって呼んでいいか?
07/05/21 18:17:00
じゃあもう次スレに普通に再開OKでしょかね?
そして次スレの4レスめ、あれは一体何なのか・・・?

478:名無しって呼んでいいか?
07/05/21 18:49:27
>>477
あれは、あがってるスレに、無差別に誰かが貼り付けてるやつだから無視でw

479:名無しって呼んでいいか?
07/05/22 10:04:43
はーい。わかったー。

さー、個別EDを迎える為にもトゥルーED頑張らないと!
じゃないと野郎ども、待ちぼうけw

480:名無しって呼んでいいか?
07/05/22 11:51:14
個別EDは、人気投票の多かった順番になったの?

なら、投票してこないとなぁ

481:名無しって呼んでいいか?
07/05/22 16:58:55
投票、今誰も入ってないよね?
あれは名前とかコメントないと投票できないんだろうか。

誰が一番人気か、ちょっと興味あるなーw

482:1
07/05/22 19:06:03
投票所、投票しやすいのにかえてくれてかまわないよ。
あれはページ作成についてた簡単なやつだから。

483:1
07/05/22 19:36:15
すまん、投票使えないな。
一時閉鎖するよ。
誰か投票作れる人いないかな?

484:1
07/05/22 19:52:50
借りてきた、投票CGI。
適度に投票よろしく。
じゃないと落ちる。
URLリンク(garden.yuyuweb.com)

485:名無しって呼んでいいか?
07/05/22 22:12:54
乙ー!
さっそく投票したよ。一日一春樹w

486:名無しって呼んでいいか?
07/05/24 11:05:06
投票みると、冬馬が人気なのね
春樹が一番だとおもってたから、ちょっとびっくり。
まだ、1P差だけどw

487:名無しって呼んでいいか?
07/05/24 22:12:43
自分は御門が人気な気がしてた。
最近扱い優遇されてるし。

488:名無しって呼んでいいか?
07/05/25 00:25:39
御門くんね、彼は描写を見る限りイケメン(?)のようだけど。
人気はありそうだな、とは思うw
しかし実際外で服を脱ぎだしたりとか
「どこに住んでるの?」に「マンションです」とか答えられたらドン引きじゃね?w
御門くん人気にさりげなく抵抗を試みたりしている、そんな今日この頃。

489:名無しって呼んでいいか?
07/05/25 07:27:44
あーはいはいドン引きドン引き。
で、どこを縦読みするんだ?

490:名無しって呼んでいいか?
07/05/25 11:35:45
>>489
とりあえずモチツケ('・ω・`)旦
その御門への愛は本編にて表現するのがよろしかろう。

近藤先生はまだ票入ってないなw


491:名無しって呼んでいいか?
07/05/25 13:14:13
近藤先生はまだ、ちょっとしか出てきてないしね。
これからの展開に期待だなw

492:名無しって呼んでいいか?
07/05/25 22:13:08
容姿についての話がすこしあったけれど、一郎ってメガネキャラなのかがすごく気になる。
ぜひメガネキャラにして欲しい

修二は裸眼(メガネをかけて一郎になりすます話なんてあったら面白いかも)
春樹はコンタクト(家でたまにメガネ←ここ重要)
御門君は裸眼
隆は裸眼
周防さんはコンタクト
近藤先生はもちろんメガネ

……と勝手に想像してみたけど、書き手によってそれぞれ想像が違いそうだw

あと、主人公の通う学校の制服は男女ともブレザー?
前にそんな描写があった気がするけど…

493:名無しって呼んでいいか?
07/05/25 23:12:05
私は一郎も修二も裸眼だとおもってたよw
そっくりなのに見間違うことがないのは、
雰囲気がまったく違うからだって記述があった(とおもう)から
眼鏡とかのj小物はないもんだと…

近藤先生は、ぶつかったときに眼鏡落としたから、当然眼鏡キャラだよな

御門と、隆は私も裸眼だとおもう
周防さんも、裸眼かな私的には

春樹はどっちでもいいwww

制服はブレザー記述があったね、病院で御門が脱いだw
でも、女子の制服についてはまだ記述ないよね。



494:名無しって呼んでいいか?
07/05/26 00:02:23
>>493
本当だ。そっくりでも雰囲気が違うから見分けがつくって感じの記述があるね
双子は二人とも裸眼だ

メガネ萌えの身としてはぜひ近藤先生に頑張ってもらわなくてはw
近藤先生に清き一票を投じてこよう

495:名無しって呼んでいいか?
07/05/26 00:35:47
人気投票、近藤先生のコメントにワロタw

春樹、メガネだとしたら優等生キャラまっしぐらってかんじだなー。
492じゃないけど家だとメガネだったら萌ゆるw

御門くんはともかく隆が裸眼設定なのってなんとなく・・・ww

496:名無しって呼んでいいか?
07/05/29 10:54:30
一郎のコメに愕然とした…

一郎ってツンデレ属性かもしれないのか!


497:名無しって呼んでいいか?
07/05/31 09:45:26
まさになんでもアリですなw
一郎がツンデレになるのも近藤先生が現れるのも御門が脱ぐのも書き手次第w

498:名無しって呼んでいいか?
07/06/01 09:06:26
一郎ツンデレ説が流れてから、一郎の票がのびはじめてるwww
ツンデレスキー多いのか?w

499:名無しって呼んでいいか?
07/06/03 02:14:10
ツンデレか
一郎は孤高・堅物系のツンデレになれるな

修二は腹黒デレツン
隆はぶっきらぼう系ツンデレ
春樹は素直になれない系ツンデレ
御門は無感情解凍系ツンデレ
周防は思いつかないw
チハルはやんちゃ系ツンデレ

総ツンデレ化も夢じゃないな

500:名無しって呼んでいいか?
07/06/03 04:04:51
わあ、楽しそうwww

501:名無しって呼んでいいか?
07/06/04 11:23:46
これから、チハルをツンデレ化するのは難しくないか?w
もう、デレまくってるし。


502:名無しって呼んでいいか?
07/06/15 01:14:03
ここでようやく近藤先生が活躍するんですね!!!!

503:名無しって呼んでいいか?
07/06/17 07:24:08
ですね!!!

504:名無しって呼んでいいか?
07/07/03 09:49:05
ところでそろそろ半分だけど、組織のボスは出したほうが良いのかね?
トゥルーエンドなら、それなりに出番がないと謎が解けない気がする。

505:名無しって呼んでいいか?
07/07/09 10:26:11
まとめサイトみてたら、いつのまにか『話の流れまとめ』ができてた!
まとめ人さんありがとう!
経過日数ごとにレス数とかいれてくれてるから、ストーリー読むときに助かります。

506:名無しって呼んでいいか?
07/07/12 11:24:27
まとめ、私も見たー!
ほんとまとめ人さん、お疲れ様&ありがとうです。

しかし、まだ一週間くらいの出来事なんだね。
盛り沢山でもっと時間経ってる気でいたよ・・・

507:名無しって呼んでいいか?
07/07/20 01:06:22
勝手にだしていいんじゃん?>組織のボス

508:1
07/07/20 18:00:08
全て書き手の自由だから、いつだしても構わない。
いつなにを起こそうが全て書き手の自由です。

自分1なんだが話のまとめ作ってくれた人、
遅くなりましたが本当に乙です。
自分じゃ考えなかったよ。見やすくてイイです。

509:名無しって呼んでいいか?
07/08/08 08:31:29
最近 人気投票所につながらないんだけど、私だけ?
他の人はつながってる?

510:1
07/08/08 18:42:15
いや、なんだか落ちたようだ……。
投票所の元にもつながらないorz

511:名無しって呼んでいいか?
07/08/09 10:20:53
あら…復活するのかな?
このままなくなったら、今までの投票どうなるんだろ?


512:名無しって呼んでいいか?
07/09/02 00:27:29
とりあえず、1位が御門くんで2位が周防さん、3位が春樹で4位が一郎くん…
ていうのは覚えてるけど。
でももうずいぶん経っちゃったねー。しかも新キャラ(美波さん)も出てきたし。

次の(これが終った後)EDどうしようか???


513:名無しって呼んでいいか?
07/09/02 22:28:47
せっかく皆で決めたことなのに覆すようで申し訳ないが、私は次スレから個別ルートがいい
誰ともくっつけられないとわかっていると、甘くできなし書きづらくて仕方がないことがわかったんだ
順番でいくと一位の御門になるのかな

あと今までの流れで大きな破綻やどうしても気になっている点ってある?(小さい矛盾はかなりありそうだけど無視汁)

なぜかわからないが、話を進行させればさせるほど苦しくなるジレンマww

514:名無しって呼んでいいか?
07/09/03 08:55:58
次スレって、このトゥルーエンド?が終わってからのことだよね?
一応御門が一番だったし、次は御門ルートでいいんじゃないか?
あのままやっても御門が一番だったと思うし。
さすがに新キャラの美波さんが、あれを覆すのは無理だとおもう。
御門ルートが始まってから次のルートは誰が良いか投票すればいいんじゃない?

515:514
07/09/03 08:59:10
矛盾のこと書き忘れた。

私は特に大きな矛盾は感じてない。
小さいのは、無視若しくは折を見て矛盾がなくなるように小ネタ入れてみたりもしてるけど
とりあえず愛菜の夢の回収が出来てるし大丈夫なんじゃないか?

他の人はどう思ってるのかな?

516:513
07/09/03 14:34:18
>>514
レス豚。次回は御門エンドでオーケーだね
今回のトゥルーエンドって伏線回収エンドだったっけ

伏線に必要そうな小物を憶えている限りあげてみたが…多いなw
チハルの古いリボン
サンストーンとムーンストーン
母の天使のペンダント
御門のロケット
こよみのリボン
写真(家族の写真、春樹王子の写真、隆の入院写真)
武の手紙
アップルパイ
チハル携帯ストラップ

探せばまだ出てきそうだ

517:名無しって呼んでいいか?
07/09/03 15:21:42
トゥルーエンドって、話の大まかな筋を決めるエンドだとおもってた。
細かい伏線、たとえば写真あたりは、春樹、隆エンドで回収しても問題ないと思う。

518:名無しって呼んでいいか?
07/09/10 02:09:23
そだね。武についての詳細は隆EDとかでも良いだろうし、
母のペンダントもただ単に遺品(とも限らないか)とかでも良いと思うし。
何から何まで意味付けしなくてもいんじゃね?

しかし。そろそろ親玉出さないと話がおっつかないよね?
男でも女でも年寄りでも若者でも可でしょ?裏切りくんとかもあり??
やはり美形かな・・・ww

519:名無しって呼んでいいか?
07/09/27 11:10:23
時々wiki編集してるんだけど、人気投票ってもうリンク切れてるからけしちゃってもいい?


520:名無しって呼んでいいか?
07/09/28 14:28:46
>>519
wiki編集いつも乙です
消してもいいんじゃないかな

521:名無しって呼んでいいか?
07/09/29 02:03:04
周防が……周防が二人おるw
いや片方は御門のことを言いたかったんだろうが。

522:名無しって呼んでいいか?
07/10/01 08:39:46
ああああorz
本当だ、スマソ。
wikiにのせるとき修正おねがいします

523:名無しって呼んでいいか?
07/10/01 09:54:33
>>522
とりあえず、周防と冬馬が違うとはっきり分かる所は直したよ。

あと、wikiのツールにも投票あるみたいだけど、そのツールつかって投票所作る?
コメントは入れられないみたいだけど。

524:名無しって呼んでいいか?
07/10/01 22:40:36
>>523
投票所つくるなら、前の投票結果はどうなるんだろうか?
ある方が人気わかって面白かったし、私は欲しい

525:名無しって呼んでいいか?
07/10/02 09:56:24
どうしようかね?
次回攻略対象は投票により御門に決定してるってことを書いて、
今回は純粋な人気投票にする?

526:名無しって呼んでいいか?
07/10/02 16:09:38
>>525
それでいいと思う
美波も入ったし前回とは結果が違うかもw

現行スレがあと50KBだし、スレが終わったタイミングで始めるとかは?

527:名無しって呼んでいいか?
07/10/03 10:14:15
それじゃあ、次スレに以降するときに第2回人気投票ってことで作ってみるね。


528:名無しって呼んでいいか?
07/10/03 22:46:19
>>527
いつもありがとう!
投票誰に入れようかなー

529:名無しって呼んでいいか?
07/10/14 11:49:36
ほしゅ

530:名無しって呼んでいいか?
07/11/18 17:57:19
とりあえず、向こうが450KB過ぎたから、次スレのテンプレまとめたほうがいいよね?

以下テンプレ案

・リレー形式で話を作れ
・話の最後には選択肢をつけること
・選択肢は1つのみ選ぶこと(複数選択不可)
・次に進める人は選択肢を選んだ後それにあった話を作り、1000レス目でED
・途中にキャラ追加、話まとめなどO.K.
・話を続けるときは名前欄に通し番号を入れること
・今回はトゥルーEDを目指すこと。主要人物の死亡(モブはOK)、誰かとくっつけるのは無し
・450KBを超えたら気づいた人が注意を促すこと
・新規で書き込みする方はwikiを一読すること

▼前スレ
選択肢を選んで1000レス目でED 2
スレリンク(ggirl板)

▼過去スレ
選択肢を選んで1000スレ目でエンディング
スレリンク(ggirl板)

▼まとめwiki 
URLリンク(www22.atwiki.jp)

531:名無しって呼んでいいか?
07/11/18 17:59:11
テンプレ案続き

登場キャラクタ-
大堂愛菜:高校二年の主人公 。予知夢を見る(但し起きると内容は忘れている)
        本人に自覚はないが、とても力が強いらしい。3月生まれ。

大堂春樹:愛菜の義理の弟(高1)。好きな人がいるらしい。
愛菜よりしっかりものなので兄にみられがち。旧姓は高村春樹

湯野宮隆:愛菜の幼馴染。ファントム(ミスト)を操る能力がある(事故後能力発祥)。
       モノに宿る八百万の神に働きかける能力もある(先天的能力)。愛菜と同じクラス。

武 :隆の裏人格(クローン)。ファントム(ミスト)を隆とは別に操ることができる。
       存在を組織に知られていないが、組織の命令には逆らえないらしい。

宗像一郎:放送委員の委員長。水野を利用している。「見える力」がある。

宗像修二:一郎の双子の弟でテニス部エース。一郎と同じく「見える力」をもっている。
他人を見下しているところがあり不誠実とおもわれているが、愛菜にはなぜか協力的。№711

近藤先生:厳格だが生徒思いの男性教師。春樹の担任。美波とは同級生。

水野先生:隆とキスしていた音楽教師。組織の一員、主流派。

長谷川香織:愛菜の親友。愛菜と同じクラス。

御門冬馬:感情表現に乏しい。言葉遣いは丁寧。愛菜を守る契約をする。
       3年2組に在籍。№673

高村周防:高村研究所の反主流に属する。明るいお兄さん的存在の24歳。
       能力は高い。変わった能力らしい(修二談)。

チハル  :愛奈が隆からもらった熊のぬいぐるみ。隆の力で動くようになる。
       力が強くなり、いろいろなものに変身できる。人の強い負の感情に弱い?

大堂志穂:愛菜の実の母。冬馬の名付け親。現在行方不明。
       組織に所属していた。

湯野宮美由紀:隆の姉。大学の寮に入っている。

桐原   :春樹のクラスメイトで許婚?彼氏がいる。
       お菓子作りが得意でプロ級。

大宮美波:地下通路でであった反主流派の人。能力者で力は強いらしい(修二談)。
       周防と同じくらいの年齢、声を聞かなければ女性と間違えそうな容姿。
       能力の一つに高い治癒能力がある。

大宮 綾 :美波の妹。コードNo543。16歳で他界。
(こよみ)  弱い治癒能力を持っていた。

熊谷裕也:春樹の精神世界で会った無骨で気さくそうな男だが、組織の一員で主流派。
     愛菜を器と呼ぶ。№535

眼鏡の男:春樹の精神世界で会うが、何もかもが謎。



あらずじとかもやっぱりあったほうがいいかな?
それともWiki参照ですませてしまう?

532:名無しって呼んでいいか?
07/11/18 20:22:28
>>530
乙です
あらすじはwiki参照でいいんじゃないかな?

テンプレだけど、修二の性格が当初とかなり違うんだね
今はどっちっていうとワンコキャラw

533:名無しって呼んでいいか?
07/11/18 23:28:23
愛菜と一郎以外の人との会話がほとんどないからねぇ。
今まで積極的に話をしてるのも、能力者ばっかりで一般人はほぼいないし。
修二ルートでそこら辺がうまく出せると良いね。
いつになるかわからないけどw



534:名無しって呼んでいいか?
07/11/19 01:03:54
現状での、伏線や謎ってどれくらいあるのか思いつく限りあげてみた(wikiと被ってるところあり)
足りない、もしくは間違っていたら補完ヨロ

愛菜
・先天的な能力が未だ不明(予知夢?強く思ったことが現実になる?)
・なぜ狙われているのか不明(狙われ始めたのは中二から?)
・一郎との何かを忘れている?
・御門と前世で何かあった?
・封印、器、サンストーンのなぞ
・過去、母親に指示したのは主人公自身?

春樹 
・夢見が悪いのはなぜか。またどんな夢か
・本当は力があるかも?
・実の父親との決着をどうつけるのか
・許婚との関係が未解決

隆 
・敵になる可能性がある
・武はすべて知ってそうだったけど、なぜ?
・周防は隆も武も知っている(手術したのは反主流ってこと?)
・死にかけていたのを助けられた目的は?

一郎 
・割れた鏡って何?(見える力と関係あるみたい)
・主人公の封印とどう関わっているのか
・目的は(修二と一緒で自由になりたいから?)
・主人公との何を憶えているのか(一郎のみが憶えている?)

修二 
・一郎の情報をどこまで知っているのか
・このまま反主流になれば一郎と決別?
・主人公との何かを憶えているのは一郎だけ?(修二は覚えてなさそう・・・)
・周防に何を耳打されたのか

御門 
・主人公の母親の行方を知ってるのか?
・前世?
・先天的な能力が未だ不明
・私生活そのものが謎

周防 
・研究所の目的を知っているのか?
・先天的能力は心を読む力?
・反主流の目的は(研究所を潰す事?)

チハル 
・鏡の謎をしっている?

美波 
・先天的な能力が未だ不明(治癒以外にもあるらしい)

主流派の人々
・すべて謎

535:名無しって呼んでいいか?
07/11/19 10:35:42
>>534
まとめ乙です。
分かりやすくていいね。
このまま614レス現在ってwikiに掲載しなおしてもよさそう。



536:名無しって呼んでいいか?
07/11/20 13:57:39
616改を書いてくれた方ありがとう!
無理なく繋がってて驚いたよ


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