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【モスクワ=佐々木正明】ロンドン五輪でロシア代表団は7月31日までに金メダル2個を獲得した。
いずれも柔道の男子決勝で日本人選手を倒して勝ち取ったものだ。ロシアでは自身も黒帯であるプーチン
大統領が柔道の強化に力を入れており、その成果が出た面もうかがえる。プーチン大統領は2日に訪英して
柔道競技を観戦、合わせて五輪外交を展開する見通しだ。
ロシアは今大会、柔道男子60キロ級と73キロ級でそれぞれ金メダルを獲得、81キロ級でも3位決定戦
で日本人選手と対戦して銅メダル1個を得た。柔道での金メダル獲得はロシアが代表チームを派遣し始めた
1996年以降で初めて。プーチン大統領は声明で、「柔道家だけでなくロシアの全ての格闘家にとって
誇らしいことだ」と褒めたたえた。
プーチン氏は2000年に1期目の大統領に就任した後、柔道の強化に乗りだした。大統領杯国際大会
を創設し、礼儀作法や練習方法を教える著書も出した。ロサンゼルス五輪の金メダリスト、山下泰裕氏との
親交はよく知られている。
出身地のサンクトペテルブルクでは名誉会長を務める柔道クラブも立ち上げ、代表選手を送り出してきた。
ロシア柔道連盟の公式サイトによると、83ある連邦構成体のうち70以上に下部組織が存在するという。
ソ連時代、南部カフカスの格闘技の要素を取り入れた「サンボ」という競技が軍・治安関係者らの間に
広まり、柔道普及の基礎になった。金メダルを獲得した2人もこの地域の出身で、レスリングなどでも代表
選手を輩出している。
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