10/12/20 22:49:45 xmQMhfGr
ネット掲示板やブログを通じて「愛国」と「反朝鮮」「反シナ(中国)」「反サヨク」を呼びかける者たちは
一般的に「ネット右翼」と呼称される。朝から晩までパソコンや携帯にかじりつき、「朝鮮人は死ね」だの
「ブサヨク!」だのと必死に書き込む者たちの存在は、ネットが一般化した90年代後半以降、急速に
目立つようになった。
今世紀に入った頃から、そうした「ネット右翼」のなかにも、リアルな「連帯と団結」を目指す
動きが活発化した。あくまでもネットを利用して情報収集、交流、呼びかけをおこないながら、
「戦いの場」を街頭にも広げたのだ。
通常、彼らのほとんどは「右翼」と呼ばれることを極端に嫌う。多くは街の風景に違和感を与えない
程度のおとなしめファッション、つまりは何の工夫もない普段着姿でデモに参加する。早い話が
日の丸を赤旗に持ち替えれば、即座に労組のデモ隊にも見えてしまうであろうありきたりな外見が
特徴である。しかも彼ら彼女らは、あくまでも自分たちが「一般市民」であることを強調し、
既存の右翼団体を「国家を貶める集団」「ヤクザの手先」などと罵る者さえ珍しくない。
昨今は自らを「行動する保守」と称するようにもなった。
しかし「行動する保守」の運動スタイルは、バリバリの街宣右翼をして「下品」「品格がない」と
言わしめるほど、過去に例のない奇妙な「過激さ」を“売り”としている。
「ゴキブリ朝鮮人」連呼などはその典型で、国家的な主題を掲げながらも、ターゲットは常に
「在日」「シナ人」に向かう。ひとりでも身体を張って抗議の先頭に立つ、といった“国士的”発想はなく、
常に集団で行動し、ハンドルネームで呼び合ったり、やたら動画や写真撮影にこだわるなど、
運動の成果をネットに結びつける傾向がことさら強い。また、世間の反応や警察権力に対する
経験も免疫も不足しているので、何かあれば簡単に暴走するといった特徴を持つ。
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