11/06/30 13:09:28.24 WVXPkEA/
皆殺し編より抜粋
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発症させないルール。
これこそが禁忌であり、これを犯せばオヤシロさまの祟りがあると厳しく教えた。
…村に残る残酷な儀式の風習は、その禁忌をさらに強固に守らせようとする抑止力だった可能性が高い。
発症する条件(禁忌)はいくつかあるが、もっとも顕著なものが2つあった。
1つは疑心暗鬼。
人を疑る気持ちは被害妄想を膨らませ、自ら末期症状を引き起こしてしまう。
だから村人たちはコミュニティ意識を強くし、村人同士が疑りあうことがないようにした。
オヤシロさまは、その祟りの恐ろしさばかりが強調されているのであまり知られていないが、実は縁結びや隣人愛の神さまでもある所以はそこにある。
だが、これは後述するもう1つの発症条件ほど劇的ではなく、概念的にも曖昧だったので本家雛見沢では徐々に廃れ、現在では興宮の平坂町にわずかに残る程度だ。
そしてもう1つの発症条件。
こちらがもっともわかりやすく、そして教義の根幹となった。
それは雛見沢を離れると、距離・時間に比例して発症確率が高まるというものだ。
現代の村人たちは長期旅行に行っても海外旅行に行っても発症することはほぼない。
だが、当時の村人たちにはとても顕著で劇的な発症をもたらしたという。
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梨花の話と本編の状況見ると、昔は雛見沢から離れると発症する確率の方が高くて、現在では疑心暗鬼で発症する確率の方が高くなったようだ。