10/11/08 16:42:30 BdVCPNLE
149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/23(水) 21:15:42 ID:qD0ZbK/k0
5月12日の米軍アッツ島上陸以来、昭和帝は同地の守備隊の模様をいたく気にかけられ、
毎日のように戦況を御下問されていた。
5月29日夕刻、守備隊から最後の電報が発せられる。
「機密書類全部焼却。是レニテ無線機破壊処分ス」
陸軍大臣は直ちに参内し、アッツ玉砕を天皇に奏上した。
天皇は大臣の報告を黙って聞くと、目を閉じしばし佇立した。
そして、ひと言、
「アッツ島守備隊はまことに良くやってくれた。そのことを伝えよ」
とおっしゃった。
陸軍大臣は、天皇が自分の報告を聞き違えられたか、と感じ、言葉を返した。
「恐れながら陛下、彼らは無線機を既に破壊しており、お言葉をお伝えする手段がございません」
と申上げると、天皇は、
「構わぬ。それでも構わぬから、そういう電報を発してやってくれないか」
陸軍大臣は一礼して引き下がり、控えの間に至ると両手で顔を覆って男泣きに泣き崩れた。
直ちにアッツ守備隊に向け電報が放たれたが、もはや返信がかえってくることはなかった。
ヽ(`(`(`(`ヽ(`Д´)ノ ウワ・ウワ・ウワ・ウワ・ウワアァァァン!!