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吉井2軍投手コーチのすごさ
新年も1週間が過ぎ、自主トレを鎌ケ谷で行う選手も増えてきた。いたるところで新年のあいさつをする声が
聞こえる。金子誠選手が「正月って言ったって、野球選手にとってはオフの1日にすぎない」と話すように、
プロ野球界はキャンプインの2月1日が節目。とはいえ、実家に帰る数少ない機会でもある。
ソファで寝ていたら日付が変わっていた菊地投手や、練習機材を実家に持ち帰りトレーニングに明け暮れていた
矢貫投手など、過ごし方はさまさま。就任3年目を迎える梨田監督は、人生初めて北海道で年を越したという。
「2年間お世話になってきて、3年目もということでね。冬の寒さを体感するというか、北海道の方と同じ気持ちに
なろうと思った。それにしても寒かったね」と初体験に満足そうだった。
正月ムードの中、競馬の重賞レース「金杯」について悔しそうに回顧している人物が1人。みなさんお察しの通り、
吉井2軍投手コーチ。だがそんな吉井さんのすごさを正月そうそうあらためて思い知らされた。会話が、引退を
表明したランディ・ジョンソン投手の話題に及んだときだ。「わしに走られたのが響いたな。…冗談やで」。冗談?
どこまで?? ランディ・ジョンソンから安打を放った記憶はかすかに残っているのだが…。調べてみると、
たしかに吉井コーチは「走って」いた。
ロッキーズに所属していた00年6月24日。日本人で初めてランディ・ジョンソンと対戦し、勝利投手になった
ばかりか、打席では自ら右前打を放っている。さらに続く打者の際にエンドランのサインが出てスタートを切ると、
打者は空振りしたものの、送球がそれて盗塁に成功。なんとこれが、日本人メジャー初盗塁の快挙だった。
外れ馬券を悔やむ姿が、いつもより輝いて見えた。
ソース
URLリンク(www5.nikkansports.com)