ヤンデレの小説を書こう!Part38at EROPARO
ヤンデレの小説を書こう!Part38 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
10/11/03 22:23:05 EBQ4uFRE
m10xSWABY頑張って煽れよ、観てるから
メンタルクリニックはもう閉まってたよ
ニートがすぐ働けるほど世間は甘くないんだ
親の金でネットしてりゃいいんだよ

451:名無しさん@ピンキー
10/11/03 22:26:45 RDYAvMcQ
投下と感想以外いらないです

452:名無しさん@ピンキー
10/11/03 22:30:04 IZ08EqIP
みろや
やっぱりトリップ漏れじゃなかったろうが
しつっこくとねかむ擁護していた連中は全員揃って首吊ってこい
お前らは荒らしをチヤホヤしてたんだよ

453:名無しさん@ピンキー
10/11/03 22:50:34 bVq6rGt6
やべぇこれは完全に終焉の予兆だな
あのスレのときの失望感と絶望感が体を襲うぜ

454:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:16:52 OyCbRJoj
別に投下しないと限らないじゃないか

455:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:17:13 MD0t1Nk1


456:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:24:34 MFZhLEYg
しばらくは名無しで短編に力入れよっと

457: ◆m10.xSWAbY
10/11/03 23:25:30 GQ4KnnXh
安心汁、俺は作者叩かない主義だから!(b^ー°)


458:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:29:52 IZ08EqIP
だが作品は叩くと

459: ◆m10.xSWAbY
10/11/03 23:33:34 GQ4KnnXh
あははw俺は一休さんか(^w^)
俺が叩いてんのは馬鹿な住人の方ね

460:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:35:39 gap1i4Cz
>>456
しばらくったって、お前
こいつの荒らしはマジで10年スパンだぞ
つまり永久に立ち去るつもりはないってことだから

461:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:36:35 a4ixFd5a
普段ROM専でSS書いたことないけど、保管庫の作品に触発されて妄想の触りだけ書いてみたら…
見事に黒歴史になりそうなものしか書けなかったぜ…orz

462:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:36:38 MFZhLEYg
で?

463:名無しさん@ピンキー
10/11/03 23:39:51 GT3elEqL
冬コミ並に暑いね~

464:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:02:15 yzQWlH3+
嫉妬スレが死んで
ヤンデレスレが栄えたわけだから
どうせ別のスレに移るだけ
名前変わっても中身はほとんど変わらん

465:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:08:55 4RhWS8Og
ヤンデレに襲われる・・・

466:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:10:13 fUqeBdjs
とりあえず、作品投下してくれないとズボンが履けない 早く投稿してくれ!!

467:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:12:12 aMqe0Lr7
無理のある決めつけとか急展開な極論とか
ここ最近の展開で脳内あぼんできるようになりました

次はたまにイラッときちゃうことと、
反応してしまうことをやめれるようになりたいですまる

バカぶったバカがバカに反応したバカのような振りをして
急にどっかからバカが食い付きそうな無理のあるエサ持ち込んで
バカぶりバカが釣られたバカぶってまたアホ展開で話膨らまして。
何の成果だよ
どんだけひねくれてんだよ
実生活でやなことあんなら投げちゃえよ
どうにもなんねーならしねよ

二人以上いるんならここで集結したことが奇跡だわ
笑っちゃうわ

468:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:12:56 izFm4LP1
じゃあ次のスレでは二次創作ありのスレにしてくれ
どうも作品別だとヤンデレものは受け入れてくれないみたいなんでな

469:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:15:07 RlbozAl/
              ,. ― 、, ―‐- 、
             /: : : : : {: : : : : : : \
           , ': : : : へ: : V: へ: : : : : \
            / : : : /: : : \{/ ヽ:ヽ: : : : : :ヽ
.          /l: : : :f|: : : : :ト: イ: :|: : l、: : :ヽ: :l 俺みたいなイケてる男にヤンデレの女の子は惚れるんだぜ
.           /: : : : :|:|: : : : :lWl : |: : Ⅵ: : : l:∧てめえらはせいぜい妄想でもしておけや
         | : |:|: : |:|: : /: :|  V |、: :Ⅵ: :|:|: トヽ
.          V |:|: : v!: /: ィ|   V| >、: Ⅵ |:|: ヽ ,.、
.          V/: ィ || :|l伝|l=、 |:Vr心 ニ=-: :/:.:}
        ゝ彡 ヘヘヘVl |゙`リ゙  Ⅵ  ̄ノィ: :/ 、|:.:.:|
         `7: : ゝ\`.≧‐   {リ 、_フf^ヽム}:.:.:|
         r/|:l: : : ヽト`三   , i   7ヘ:.:.:レ┴:.:ヽ _
.      _  ´l’ lヘl: : : 、ヽ\ ー=.オ イ: : 'y':__:.:.〉 ヽ、
   ,.   ´  /     〉: : :l トヽ 丶 _//ィ: : レ':__:.:.:〉   ,\
 /     /  、_ノイ: : :N  、    (_丿:ノ:Y:.:__:.:.:.{_   /   ヽ
./  ゝ   ,      { : トニソ_\   >イ:ハヽ':.:.:.:.:.:.:ハ '   ∧
   ∧  /      ゝN |、_____  rN `〈:.:.:.:.:.:.:.} V / ̄ ̄\
.    ∧ {       `  |、ー  ―  '|   ゝー‐ ヘ彡´
    V∧` _       | \     ,/|   ム  .∠ -―  、
    V∧ ||  > _  |\  ,/ | /彡´


470:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:15:16 NKLggAYf
>>467
イスラム語でおk

471:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:20:23 RLP7csTJ
>>459
お前作品書いてみれば?
酉つけてスレに居座るんだし時間もあるみたいだから試しに

荒らしとしては成功してるわけだし最早どんなの書くのかみてみたい

472:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:21:36 RlbozAl/
>>471
ウナギイヌごときがSSなんて書けるはずがないだろ

473:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:25:07 b5UO0dhn
SSの投下もなく罵り合うだけのスレに要は無いね反吐が出る!

474:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:25:35 FqSXreVL
このレス以降争い終了!
さ、皆さん投下に移りましょう!!

475:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:35:28 RlbozAl/
で、ヤンデレさんはいつになったら光臨するんでしょうか?

476:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:35:46 Aa90JWmM
Cinderella & Cendrillon、ほトトギす、風雪、サトリビト、動き出す時、黒い陽だまり、ウェハース
辺りの投稿来ないかなぁ

ことのはぐるまや恋人作りも好きだったけど数年前に投稿止まってるからなぁ

477:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:36:45 to+Sw3zv
マジで過疎りそうな雰囲気…。

478:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:38:28 RlbozAl/
そりゃ、荒らしと自作自演をスルーしないのが悪い

479:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:45:20 FqSXreVL
>>478
じゃ、今からスルーしましょう!

480:名無しさん@ピンキー
10/11/04 00:55:21 RlbozAl/
言っておくが、ヤンデレの可愛さは尋常ではない。それはきっとヨスガノソラが証明してくれるであろうなぁ
ソランザムバーストで視聴者をソラベイターとして変革させる。これがイオリア計画の全貌だよ

481:名無しさん@ピンキー
10/11/04 01:02:16 jEprIUzk
まじでヤンデレに愛されたい。

482:名無しさん@ピンキー
10/11/04 01:13:29 9Qm65bE3
165 名無しさん@ピンキー sage 2010/09/11(土) 20:17:11 ID:h8NmSlbU
なんか書き手を追いかけて他スレを荒らせって唆されてるみたく感じるのは気のせいだよな
ヤンデレスレなんかは一月も貰えりゃ廃墟にする自信はあるがね
自己主張の強い書き手に、度し難いまでに利己的な住民
今のあそこは、当時のここ以上に危険な状況にあるよ
でも、俺には関係のないスレだから関わるつもりなど全くないよ
ただ似たような悲劇だけは二度と起こしてもらいたくないな
これは一書き手としての本心だ
結局この偽善者↑ウナギイヌに良い様に嫉妬~ヤンデレスレ渡って荒らされてるバカな住民と言う訳だw
後◆m10.xSWAbYは三~四スレ前何時だったか現れた熱海の精神病患者wこことキモスレは潰さんとか言っていたが
結局潰れるじゃねぇかw
コイツは嫉妬スレに喧嘩を売りに行ってウナギイヌに丸め込まれたのか…
宗旨替えか精神病患者w悔しかったら事態を押さえて見ろw
出来ねーなら大人しく療養しとけw
それからヤンデレ家族の作者にひっこく寝取られ~って粘着してるバカもウナギイヌかw
まあ…有る職人が言っていたがアンチは良いと…様するに人それぞれ価値観が違うから…只自治厨気取って「そんな書き込み止めろ!」
とか言う住民の方が嫌に成ったと…今のヤンデレスレの事だなw
事態を治めたいと想うならこのレスもスルーしてみろw出来ねーだろw
低脳諸君w~ww!~w

483:名無しさん@ピンキー
10/11/04 01:36:00 ed6QfNsZ
この雰囲気、まさか「隣のオンライン」!?

484: ◆Uw02HM2doE
10/11/04 01:50:06 c382CckG
夜中にこんばんわ。空気読めずにすいません。
でもこのままではどうにもならないと思ったので投下させていただきます。
今回は16話です。

485:リバース ◆Uw02HM2doE
10/11/04 01:51:21 c382CckG


「今日から二人……だね」
「……ああ」
窓からは夕日が差し込む。母さんが精神的に病んで2年。そして介抱も虚しく息を引き取ってから一週間が経っていた。
「兄さん……大丈夫?」
「……ああ」
結局アイツが死んでも母さんは救えなかった。
そうだよ、何で気が付かなかったんだろう。母さんは確かにあのろくでなしを愛していたのだから。
母さんは殴られてもアイツを愛し続けていたんだ。
まるで狂気。何でだ、何でそんなこと出来るんだよ。俺には理解出来ない。
「兄さん……こっちを向いて」
「……ああ」
俺は……一体どうすれば良かったんだ。どうすれば……。
「兄さん……」
潤の手が俺の頬を触る。そのまま右に向けられて―
「んっ」
「……っ!?」
キスをされた。潤の舌が俺の舌を絡み取ろうと動き回る。咄嗟に俺は潤を突き飛ばした。潤は勢いに耐えられず尻餅を着く。
「はぁはぁ……な、何やってんだよ!」
「……これからは私が兄さんを支えてあげるから」
「だから何の……っ!」
思わず口を閉じる。こちらを見つめた潤の瞳には一切の光もない。
相手はまだ中二の妹だというのに身体が震えて動けない。潤はゆっくりとこちらに近付いて来る。
「これからは私のことだけを考えて。父さんでも母さんでもなく……私のことだけを、ね」
潤と俺の距離が零になって―


486:リバース ◆Uw02HM2doE
10/11/04 01:52:46 c382CckG


「……痛っ」
気が付くとかなり高価な調度品が至る所に置いてある部屋が視界一杯に広がった。
手足は座っている椅子にきつく縛られている。ここは見覚えのある部屋だった。
「お気づきですか、要様」
「……あ」
目の前にはメイド服を着た金髪赤目の美人がいた。最後に会った時と違うのはちゃんと人の形をしているという点だ。
「桜花!?桜花じゃないか!」
「はい、つい先日修理が終わりまして今日から仕事に復帰いたしました」
そのメイド、桜花は丁寧にお辞儀をする。紛れも無く桜花本人だった。
「そうだったのか。良かった……あ、助けてくれ桜花!ここ、会長の部屋だろ?」
「はい、確かにここは優お嬢様の寝室ですが……助けてくれ、とは?」
「会長に拉致されたんだ。縛られてるから何とか解いてくれないか」
俺は両手足を縛られている。この状態で助けを求めるのは普通じゃないのか。
しかし桜花は俺を助けるどころか、とんでもないことを口にした。
「貴方の手足なら私が縛りました。きつく縛ったので少し痛むとは思いますが我慢してください」
「……お、桜花が…」
「はい」
当たり前のように答える桜花。一体何がどうなっているんだ。
「……会長の命令か」
「半分はそうです。しかし残りの半分は私の意志です。……要様」
桜花に見つめられる。赤く燃える彼女の瞳には狂気に似た何かが宿っていた。
「な、何だよ……」
「私に価値を与えてくれたのは貴方です。だから私も貴方に恩返しがしたい。最初はそう思っていました」
桜花は話しながら衣服を脱いでいく。思わず目を逸らすが布の擦れる音だけが妙にハッキリと聞こえてきた。
「な、何してんだ止めろよ!」
「いいえ、止めません。なぜなら私は気付いてしまったんです。要、愛しています」
桜花が一糸纏わぬ姿で抱き着いてくる。
アンドロイドのはずなのに人肌のように暖かくそして柔らかい。女の子特有の甘い香りが鼻中に広がった。
「お、桜花!?」
「聞こえます、心臓の音。少し早いですね。緊張しているんですか」
上目遣いでこちらを見てくる桜花。自分の顔が紅くなるのが分かる。桜花の甘い香りと豊かな胸の感触が気になって仕方ない。
……駄目だ、意識するな。潤と里奈の安否だけを考えるんだ。
「我慢比べですか。では失礼します。……んっ」
「くっ!?お、桜花っ!?」
手足が動かないのをいいことに桜花が俺のズボンを脱がし既に半立ちしていたペニスを口にくわえた。
「うっ!?くぅ……」
突然与えられた快感に思わず腰を浮かす。桜花は舌を裏筋に上手く絡ませて一気に俺の射精を促す。
「きもひいのれすね?」
「くっ!?やめっ!?」
そのまま上下にストロークをする桜花。少しざらつきのある舌が亀頭と裏筋を交互に舐め回す。
とても初心者とは思えない動きに一気に射精感が高まってきた。我慢しようとするがそれを遥かに上回る快感が下半身を襲い―
「うっ!?」
そのまま桜花の口内に思い切り射精してしまった。
桜花は躊躇わずそれを全て飲み干して尿道から残りを吸い出そうとする。その行為すらも今の俺には快感となっていた。


487:リバース ◆Uw02HM2doE
10/11/04 01:53:55 c382CckG
「くぁ!や、止めるんだ桜花……」
「はぁ……。溜まってたんですね、要」
俺の話を聞かずに桜花は俺に乗り掛かって来た。太股に湿っぽさを感じる。
桜花の顔は上気しており頬には赤みが差していた。瞳は潤んでおりどうみてもアンドロイドには到底見えない。
「桜花……」
「……ばれてしまいましたか。私ももう限界なんです。だから……」
桜花はゆっくりと腰を上げて俺のペニスをあてがう。
既に桜花の秘部からは愛液が垂れており秘裂は俺のペニスを誘い込むかのように亀頭を包まんとしていた。
「お、桜花止めるんだ……。今はこんなことしてる場合じゃ……」
「要、大好きです」
「あぐっ!?」
「んはぁぁあ!」
桜花が上げていた腰を一気に落とす。ペニスは秘部に突き刺さり膣内のひだがそれを搦め捕る。
挿入しただけで達しそうになるのをなんとか我慢した。亀頭が何かに当たる。まさか子宮まで再現されているのだろうか。
「んぁぁあ……しょ、処女膜は流石にありませんが……後は再現されています」
「はぁはぁ……」
桜花はゆっくりと腰を上下させる。彼女が腰を振る度に肌と肌がぶつかる音と水気を帯びた音が混ざった、卑猥な音が響く。
「ふぁぁあ!くぅぁぁあ!いいですぅ!!」
「くっ!!うぁぁあ!?」
桜花の膣内はかなりきつく、行き来する度にひだがペニスに絡み付いて射精を促してくる。
段々と腰を振るスピードが上がり結合部は気が付けば俺の我慢汁と桜花の精液でびしょ濡れだった。
「んぁぁぁぁあ!!き、来ます!なにかがぁぁあ!かなめぇ!」
「あぁぁぁあ!もう……くっ!?」
目の前で二つの乳房が激しく揺れていた。いつもは清楚で冷静な桜花の乱れっぷりに目を奪われてしまう。
「んぁっ!?ふわぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
「っ!?あぁぁあ!」
桜花の最奥を思い切り突いた瞬間、彼女の膣内が痙攣してペニスをきつく締め付けた。
そしてその快感に耐えられずに俺は桜花の子宮に精子をぶちまけた。
「ひぁぁあ!…あ、熱い……です」
「はぁはぁ……!」
桜花がゆっくりと腰を上げると彼女の膣口から精子がどろりと垂れてきた。
「要……」
「桜花……何で……」
俺の質問には答えず桜花はティッシュで秘部を軽く拭いた後、素早く服を着替え直した。
「……それでは失礼します」
「ま、待ってくれ!」
「……あ、すいません」
そう言うと桜花は俺のペニスをティッシュで丹念に拭きズボンを履かせた。
「ありがとう……ってそうじゃなくて!何処に行く気だよ!」
「……知っていますか?今外の庭では貴方を賭けて優お嬢様と糞虫が戦っておられます」
「糞虫……戦いって……?」
「全ては貴方の為。ならば私もその宴に参加するのが道理です」
どういうことなんだ。会長が戦っているだって?一体誰と?
……いや、そうじゃない。今桜花は何て言ったんだ。参加するだって?つまり会長と桜花が戦うのか……?
「それでは行って来ます。要はそこで待っていて下さい。……私が迎えに来ます」
「おい桜花!?桜花!馬鹿なことはよせよ!桜花ぁ!」
桜花は俺の言葉には反応せず部屋から出て行った。残されたのは椅子に縛られた俺だけ。
「……くそっ!何で何にも出来ねぇんだ!?俺は……どうしてこんなに……」
調度品が並ぶ部屋に虚しく俺の叫び声が響いた。

488:リバース ◆Uw02HM2doE
10/11/04 01:54:55 c382CckG

戦闘開始から5時間強。流石に辺りが暗くなってきた。
おそらくあのポニーテールは持久戦に持ち込んで来るに違いない。いや、既に持久戦に持ち込まれているのか。
「昨日はあっさり葬れそうだったんだが……フェイクか」
昨日の夜拳を交えた時には正直失望した。戦闘力の差も勿論あったが追い詰められて逃げ出したあの姿勢も期待ハズレだったのだ。
だからこそ今日要を連れて来た時に襲い掛かって来ても特に脅威には感じなかったのだが。
「まさか端から持久戦に持ち込んで来るとはな……」
改めて対峙した時のあのポーチは今思えば持久戦を視野に入れた用意だったのかもしれない。
何よりこちらがドレスだということがこの持久戦の最大の要因だった。
「……北西に200mか」
距離を詰める為、庭を一気に駆け抜ける。しかし隠れていた岩を出た瞬間から絶え間無く私を狙って牽制用のボーガンによる矢が連続的に放たれて来る。
「ちっ!小癪な!」
別の岩の影に隠れ何とか矢の雨をやり過ごす。今のでざっと10mか。だが近付くにつれ回避が難しくなってくる。まさに我慢比べとはこのことだ。
「……来たか」
ちょうどその時だった。屋敷の扉が開き桜花が出て来る。これで数的有利にはなった。後はどうやってあのポニーテールを―
「優お嬢様!御無礼をお許し下さい!たった今から私は要を手に入れる為に貴女方を制圧します!」
「何ですって!?」
桜花のいきなりの宣言に対してあのポニーテールはかなり怒っていた。
まあそれもそうだ。普通の者ならこの状況での途中参加など、百害あって一利無しに違いない。
「……ふふっ、あははははははは!」
「……優お嬢様?」
「アンタ、何が可笑しいのよ!?」
しかし私は違う。あくまでもこの状況を楽しむのだ。桜花の登場でやっとこの狂気を楽しめそうになってきた。
要の為に、ただ一人の男の為に後輩や家臣を手に掛ける。まさに私がどれだけ要を愛しているのかを示すのに相応しいではないか。
そうだ、あの糞豚どもの首を手土産として持って帰るとしよう。そうすれば要はきっと褒めてくれる。そうに決まっている。
「……くっ!?」
そうと決まれば早く狩らなければならない。夫を待たせるなど妻のすべきことではないのだ。
「信じられない……」
桜花が立ち尽くしてこちらを見ている。あれも早く狩りたいがまずは煩い小蠅をなんとかしなくては。
「何で……当たらないのよ!?」
不思議と先程と違い寸分の狂いもなく矢を避けられる。まずはやはり煩いポニーテールから狩ろうか。それとも二人まとめても良いかもしれない。
「さあ、始めよう」
美空優は気品に溢れた声で高らかと宣言した。

489:リバース ◆Uw02HM2doE
10/11/04 01:56:49 c382CckG

「っ!?」
遠くで硝子の割れる音が聞こえた。部屋には月光りか射すだけで後は闇が広がっている。
「くそっ……」
結局縄は自力では解けずずっと椅子に縛られている。
いつもならこんな時アイツが……海有朔夜が現れて何とかしてくれるんだけどな。
「さようなら……か」
でもアイツはもう現れないような気がした。まあ現れたとしてもアイツのことだ、果たして素直に助けてくれるか―
「カナメ!」
「うわぁぁぁあ!?」
「に、兄さん静かに!」
突然話し掛けられて心臓が飛び出しそうになる。月光りに照らされて目の前に潤と里奈がいた。
「カナメ、やっと見つけた!」
「遅くなってゴメンね兄さん!今この縄解くから!」
里奈は嬉しそうに俺の膝の上に乗り潤は後ろに回って縄を解きはじめる。
「お、お前ら平気なのか!?つーか何でここに居るんだよ!?」
「気絶してただけだから大丈夫!」
「何でって兄さんを助ける為に決まってるでしょ。私たち……家族だもん」
「潤……」
ここに来るということは危険に曝されることを多少なりとも覚悟しているということだ。家族……か。
「……ありがとな、潤、里奈」
「お安いご用ですよ!」
「私たちは家族なんだから当たり前でしょ?……よし、出来た!」
手足が自由になる。ずっと体制を固定されていたせいか中々上手く歩けない。それにさっき喰らった会長の蹴りがまだ効いていた。歩く度に内臓が痛む。
「兄さん、大丈夫?」
「ああ……。早くここを出よう」
扉を静かに開けて廊下に出る。そのまま一階に降りてホールに着いた。
「そういえばよく会長に気付かれないで屋敷に入れたな」
「外で誰かと戦ってたんだ。だからその隙にね」
「まさに忍び込みだね!」
そうか。確か桜花が出ていく時にそんなことを言っていたような―
「っ!?伏せろ!」
「わっ!?」
「きゃっ!?」
二人を引っ張って柱の影に隠れたのと同時に屋敷の正面口扉がけたたましい音を立てて吹き飛ぶ。そしてそれをぶち破った何かはホールの壁に激突した。
「……えっ?」
よく見るとそれは全身傷だらけの人間で頭からは血を流していた。その血が彼女のトレードマークだった瑠璃色のポニーテールを濡らしてしまっていて―
「撫子っ!?」
気が付けば走って血だらけの撫子に近寄っていた。
「……ぐっ……か、要……?」
「撫子!?おい、大丈夫か!」
撫子の手を握る。同じように血だらけだったが気にならなかった。撫子は俺の肩を借りて何とか立ち上がる。
「はぁはぁ……こんな姿……見られなくなかっ……たよ」
「撫子……」
力無く微笑む彼女の笑顔。こんな今にも消えてしまいそうな笑顔は初めて見た。撫子はそのまま外に出ようとする。
「行かなきゃ……まだ……終わってない」
「おい、待てよ!今動いたら死ぬぞ!?」
きっと撫子は会長のところへ行く気だ。こんな状態で会長と戦っても殺されるだけだ。それでも撫子は外に出ようとする。
「あの女に……勝たなきゃ……」
「……撫子、ゴメン」
「……あっ」
首筋を叩き撫子を気絶させる。元々弱っているため簡単に出来た。
「兄さん、その人……」
「早く手当てしないと!」
柱の影から見ていた二人が出て来る。外の方も気になるがまずは撫子の為にも逃げなければ。
「ああ。とりあえず裏口を探して逃げよう!」
俺は撫子を担いで裏口へ向かった。事は一刻を争う。あの場所ならばしばらくは安全なはずだ。会長とは俺がケリをつけなければならない。

490:リバース ◆Uw02HM2doE
10/11/04 01:57:58 c382CckG

「まずは一人……か」
狭い部屋で一人、春日井遥はパソコンの画面を見つめる。そこには幾つか画面があり、その幾つかは優の屋敷の中や外の映像だった。
「予想通り優が戦闘力でいったら断トツ。桜花もそろそろヤバいかな」
外の映像の一つに優と桜花の戦いが映っているが遠目で見ても明らかに優が押していた。
「さてと……そろそろ始めますか」
様々な機械を鞄に詰め、遥は家を出た。"要組"の活動以外で使うことはないと思っていたが仕方がない。裏切り者には制裁を。それが彼女の正義なのだから。



「はぁはぁ!兄さん、何処まで行くの!?」
「家に帰るんじゃないのカナメ!」
夜の裏路地を全速力で走る。もし今会長に捕まれば撫子は勿論、潤と里奈も最悪殺される危険性がある。とにかく今は逃げなければならない。
「……着いたっ!」
「ここって……兄さん」
潤の言いたいことは分かっている。でも今は選んでいる場合じゃない。外の異変に気が付いたのかすぐに家主が出てきた。
「要!一体どうしたんだい!?」
「わりぃな英、ちょっと寄らせてくれないか」
「……分かったよ。すぐに医者、呼んで来る」
そう、結局英の屋敷しか逃げるところが思い付かなかった。たとえ里奈がいたとしても、だ。

491: ◆Uw02HM2doE
10/11/04 02:00:12 c382CckG
今回はここまでです。次回は真打登場です。
読んで下さった方、ありがとうございました。投下終了です。

492:名無しさん@ピンキー
10/11/04 02:07:41 Aa90JWmM
待ってましたのGJ!
次回も期待してる!

493:名無しさん@ピンキー
10/11/04 02:11:18 ed6QfNsZ
>>491
こんな空気なんて読む必要はないさ
GJ!

494:名無しさん@ピンキー
10/11/04 02:34:31 5zkJLNKV
>>491
GJ!
続き楽しみ

495:名無しさん@ピンキー
10/11/04 02:42:10 KOxaQX2+
>>491
GJ
待ってましたよ~

496: ◆m10.xSWAbY
10/11/04 02:57:02 1wSQlIZy
投下だ(∩・ω・)∩ばんじゃーい

497:名無しさん@ピンキー
10/11/04 03:01:04 dx301PDM
投下する気ない奴はコテを控えていただきたいんだが
ってかなんでコテつけんの?

498:名無しさん@ピンキー
10/11/04 03:05:38 PIQ/RgSG
ところで一話だけだが50行くらい

二話だけど一話20行くらい
みたいな場合どっちを選ぶ?

499: ◆m10.xSWAbY
10/11/04 03:12:28 1wSQlIZy
焦らされるの嫌だから1話に纏めてくれ|( ̄3 ̄)|

500:名無しさん@ピンキー
10/11/04 03:38:39 9Qm65bE3
>>499精神病患者乙w

501:名無しさん@ピンキー
10/11/04 04:06:07 8O8e+QVo
>>491 GJ!続き待ってたんで嬉しいわ
この嫌な流れでベテランさんが投下してくれると本当に助かる
次にも期待!

502:名無しさん@ピンキー
10/11/04 07:49:34 fUqeBdjs
>>491
GJ!!
すごい展開にビックリ

503:名無しさん@ピンキー
10/11/04 08:25:14 aJPZDt1t
>>498
定期的に投下するなら始めのうちはスパンを維持することを優先したほうがいいと思います。
つまり20行でも問題はないかと

504:名無しさん@ピンキー
10/11/04 08:48:36 RyXB4Ika
>>491
GJ!

おもしろかったです。できればこれからも頑張って投稿してもらいたいものです
次回も楽しみにしてます

505:名無しさん@ピンキー
10/11/04 11:17:55 2gfTOJC+
GJ
桜花暴走モード突入ですな

506:名無しさん@ピンキー
10/11/04 12:29:03 dQNf7f3w
なんか人がいない深夜や早朝に単発IDのGJが連続していて萎えた
あと、今ならGJ一杯もらえるって考えで投下する態度も浅ましい
せっかくの力作だけど、視点があちこち飛ぶのに場面転換に何の説明もないから、
誰が何をやっているところか全くわからず、置いてけぼりにされた感じがする
ヤンデレでもなんでもないんだから、格闘ものは当該スレッドに投下すれば?

507:名無しさん@ピンキー
10/11/04 13:41:32 6rmyEFZe
GJクレクレ厨か(失笑

508:名無しさん@ピンキー
10/11/04 13:44:22 wUyJltr8
求められてもいないのに批評家気取っての書き込みお疲れ様です。

509:名無しさん@ピンキー
10/11/04 13:54:36 8O8e+QVo
主人公が好きなあまり拉致したり後輩を
半殺しにするのはヤンデレじゃないのか……。

510:名無しさん@ピンキー
10/11/04 14:06:48 gm2+Qsm5
弁解じみた言い訳は聞きたくないよ
作品以外で言い訳するのは、書き手として一番みっともない態度だ
黙って格闘スレ逝け

511:名無しさん@ピンキー
10/11/04 14:19:26 to+Sw3zv
格闘スレが好きなら勝手に行けば?

512:名無しさん@ピンキー
10/11/04 14:34:41 9Qm65bE3
>>506>>510やあ!人間のクズ=ウナギイヌ自演乙w偽善者は自殺したらどうだ
その方が社会の為だ

513:名無しさん@ピンキー
10/11/04 14:37:44 5zkJLNKV
>>512
触れるなよ


514:名無しさん@ピンキー
10/11/04 14:46:17 nTqoV5gx
お前らだって、とねかむ読んで喜んでたじゃないか
作者がウナギイヌだと知った途端にこれか
本来ならもっとウナギイヌに感謝するべきじゃないのかな

515:名無しさん@ピンキー
10/11/04 14:47:17 fUqeBdjs
荒らしは皆Mだから構うと携帯かパソコンごしでオナニーするから構わない方が良いよ

516:名無しさん@ピンキー
10/11/04 15:01:33 ymwg/PfB
みんな責めてやるな
リバースにしたら触雷ととねかむが潰れた今がチャンスなんだから
漁夫の利というか、メインを張れるチャンスが棚ぼた的に転がり込んできた感じだなあ
さして面白くない駄作でも、続けていりゃそのうちいいことあるって見本だよ

517:名無しさん@ピンキー
10/11/04 15:07:55 DoqeW+i7
D:9Qm65bE3 (2回)

372 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 00:42:49 ID:9Qm65bE3
結局ヤンデレスレには係わらないとか言ってたのはウナギイヌの綺麗事だった訳だが
嫉妬スレに関しても一万年と称してKYレス連発して住民にひんしゅく買って
逆恨みの結果、日本語→俺様→ウナギイヌと変貌を遂げて攻撃を仕掛ける…今度はウナギに大義名分が無いだけに一連の行動は全て悪質な行動で沈黙するしか無いわけだw
この様はコイツは愉快犯の小説家志望のニート荒らしと認定される結果に成っただけだウナギイヌ=兎里w

376 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/11/04(木) 14:22:17 ID:9Qm65bE3
>>375本人自己弁護乙w
ちょっと冗談! 笑かせてくれる
嫉妬スレでアレだけ暴れまくったウナギが
今回のこの状況を予測出来無いはずないだろ
ウナギはヤンデレスレに係わらないと言ってかかわった時点で偽善者と呼ばれても仕方がないんだよ
しかもワザと正体バラしてるし
ヤンデレスレが潰れたらどうせ自分のステータスにするんだろw
嫉妬スレにしてもウナギが潰したワケではなくてトライデントが荒らしの大元じゃねぇか
ウナギは只スレにしがみついているだけだろ… ウナギは偽善者で荒らしを快楽にしている愉快犯だw昔から都合が悪くなると沈黙して別IDで保身レスするからw
もうネタバレなんだよ人間のクズ=ウナギイヌ


嫉妬スレを潰したのはトライデントだったのかwwww
ヤンデレスレにも関わっているのかw

518:名無しさん@ピンキー
10/11/04 15:10:46 I7d6K9Am
この程度の作品じゃ格闘スレ逝っても、よくて「乙」しか付かないよ
フルボッコにされて泣きながら逃げ出すのが関の山
ここだからこそ、今だからこそ貰えるGJってw

519: ◆m10.xSWAbY
10/11/04 15:16:15 1wSQlIZy
呼ばれた気がした(=゚ω゚)ノ
僕は基本的に投下されたらGJ付けるよ
読む前にね(´・ω・`)

520:名無しさん@ピンキー
10/11/04 15:16:41 DoqeW+i7
>>518
この程度の作品も書けないお前なんか誰も相手にしていないってのww

521:名無しさん@ピンキー
10/11/04 15:33:10 4newHBXt
こういう時こそ、全サーバーが規制になればいいのに、と思う今日この頃

522:名無しさん@ピンキー
10/11/04 15:42:54 to+Sw3zv
ちょっと落ち着きなさいよ。

523:名無しさん@ピンキー
10/11/04 15:53:20 4newHBXt
dionとかその辺りを規制すれば、ここの馬鹿の書き込みも相当減るだろ。
ほら、ちきちーた、ここに規制を望んでいる奴がいるぞ。
さっさと規制しろ。出来れば永久規制でな。

524:名無しさん@ピンキー
10/11/04 16:27:43 DoqeW+i7
ヤンデレの話題でもするか

525:名無しさん@ピンキー
10/11/04 16:31:17 WvAJCOGw
今年最高のヤンデレは兎里に決定w

526:名無しさん@ピンキー
10/11/04 16:34:24 RLP7csTJ
単発多すぎワロタw

527:名無しさん@ピンキー
10/11/04 16:37:14 hTNt/SXI
このスレの住民があまりにもウナギイヌをバカにしたからだ
二度としないと誓えば、ウナギイヌも許してくれるかもしれないな

528:名無しさん@ピンキー
10/11/04 16:38:52 Ik51ZWTK
NGワードにウナギイヌ

529:名無しさん@ピンキー
10/11/04 16:43:13 8O8e+QVo
投下して欲しいがしたらしたで叩かれそうだな

530:名無しさん@ピンキー
10/11/04 16:46:38 tqa8nSns
誰もウナギイヌを馬鹿にしてないし、ウナギイヌ関係ないし

531:名無しさん@ピンキー
10/11/04 17:41:12 4zZM/FSY
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  みんな構ってくれるからうれしいお…
  |     (__人__)    |  
  \     ` ⌒´     /

       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   だからこれからもがんばるお!
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /


532:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:07:13 yyL+T3mx
ウナギイヌは兎里名義で良質なSSを投下していただけじゃないか?
それなりに高い評価をもらっていたし、擁護してくれる固定ファンもいた
ちょっと冗談めかした愚痴をこぼしたけど、その後騒いでいるのはこのスレの荒らしだけだ
騒ぎの元を作ったことはトリコテ付きで謝ってるし、既に断筆も宣言してる
後ろ指さされるようなことは何もしていないだろ

533:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:10:30 5zkJLNKV
兎里がどうこうより荒らしをスルーできないバカが問題

534:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:14:45 tXFRXFdq
荒れが収まるまで他の棒SSサイトのヤンデレ作品達を読み漁るか

535:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:15:51 CCp0Mzfp
荒らしに構ってる奴も荒らしなんだからスルーするわけがないわな
つーか文体とか見てればどれが荒らしかよくわかる

536:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:42:51 DoqeW+i7
嫉妬スレと同じ流れだな諦めろ

537:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:46:38 DoqeW+i7
>>532
ウナギイヌみたいなアホにあんなSSを書けるはずがないだろ
書けないから作家に嫉妬して荒らしているだけのクズだよ
あんな気持ち悪い奴は誰からも好かれるはずがない

538:名無しさん@ピンキー
10/11/04 18:50:25 to+Sw3zv
もう、ダメ臭いな。
ここ潰した後次はどこいくんだろ

539:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:03:09 yz3Jc1kM
二度とここでウナギイヌの名を出さず、嫉妬スレの状況に干渉しないこと
誰かトリ付き作家の名において、その確証が取れたら即時撤退もあり得るだろうな
我こそはと名乗りを上げる作家はいないものか
このままではどんどん傷口が化膿していき、やがて全身が腐敗してしまうだけだ

540:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:12:26 QOfQoxAH
両親の前でキモウトに「彼女できたしベタベタするのはやめよう」とか言いたい

541:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:17:30 LGTMDi02
言っとくけど、ウナギイヌの前ではスルー戦術なんか無意味だよ
そんなものに効果があるなら、奴はとっくに板から消え失せてるよ
今までに幾つのスレッドが潰されてきたと思ってるんだ

542:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:17:42 aJPZDt1t
>>540
待て、それは深夜キモウトに寝込みを襲われるフラグだ

私は素直クールなヤンデレに盗聴盗撮ストーカーされたい

543:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:20:54 mGZZR1kR
ウナギイヌをNGword登録しとけばいいと思うんだが

544:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:29:31 fUqeBdjs
ウナギイヌってきっと皆にけなされて感じてるドMなんだろうな…携帯かパソコンごしでオナニーしてるんだろうな…

545:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:31:04 k+yqe6Ui
わたしはヤンデレな天然世話焼き幼馴染に監禁されたい

546:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:37:11 aJPZDt1t
>>545
世話好きに監禁とくれば食事から着替えまで、果ては下の世話までするヤンデレを想像しますねえ
そして嫉妬深いと尚良いと思います

547:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:40:17 vu0tYXZO
必死でスレが栄えてる風を装おうとしてw
健気だけど笑える
やってて虚しくなるだろう?

548:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:43:51 4RhWS8Og
>>484
GJ!!


549:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:44:03 mGZZR1kR
自分もそんな事言ってて虚しくならねーのかよ

はいこの話終了
作者様の投下に期待して全裸待機

550:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:44:08 etMb5Nca
特に投下に支障なんてないがな
スレが用意されてるんだから

551:名無しさん@ピンキー
10/11/04 19:48:55 aJPZDt1t
ところで皆さんはどんなヤンデレが好きでしょうか?
私は素直クールかつ嫉妬深くて盗聴盗撮ストーカー、たまに監禁するヤンデレが好きです

552: ◆m10.xSWAbY
10/11/04 20:16:17 1wSQlIZy
おっぱい大きければおK!(b^ー°)

553:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:19:43 NrAkeanU
人を殺さないヤンデレ

554:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:24:28 A7+CFsbD
トライデントといえば
彩さんまだかなー

555:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:32:48 3obCtMnE
半年ぶりくらいに久しぶりにスレに来たらなにこのキモイ流れ……

とりあえずヤンデレ家族が再開したのは知ったが今どこまでいった?もしかして完結した?

556:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:37:16 fUqeBdjs
>>555
ネトラレ書いて叩かれまくって、無理矢理完結させてからネトラレSSサイトへ去って逝きましたよ

557:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:47:25 W/MGx+rR
>>555 完結したよ、保管庫にある

558:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:54:12 tRgFlC5q
やれやれ
ここでも「久しぶりに来た奴」かw

559:名無しさん@ピンキー
10/11/04 20:57:59 etMb5Nca
>>555>>556の流れをやりたかっただけだろっていう(ry
少し上にも同じ流れがあるし、よほど強調したいようだ

560:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:08:19 RTRs2qga
ヤンデレってのはもっとジワッと来る怖さが売りだろうに
肝心の「好きすぎて病んでいく過程」がバッサリ省かれてて何がヤンデレ小説だ
リバースとかって、嫉妬のあまりに力ずくで片を付けようとしている単なる暴力女の話だし
現物支給ってのも優柔不断な男に無理強いしてるだけの低脳女を延々と描写してるだけの駄文じゃないか
ヤンデレ要素がまったくないというのも頷けるな

561:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:13:45 DoqeW+i7
>>560
日本語OK?
誰もおまえごときの解釈が正しいと思っている奴は誰もいないよ

562:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:23:59 RTRs2qga
ここの住民は投下されるものならば、糞でも喜んで食い付いてくれるからなあ
書き手にすれば本当にありがたいスレだよ
どこのスレでもここみたいにバカばかりだと助かるのになw

563:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:25:13 DoqeW+i7
>>562がキモい

564:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:25:55 RTRs2qga
でも、こういうスレにばかり投下してても作家として成長しないぞw

565:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:29:19 DoqeW+i7
別にいいじゃないか。楽しければそれでいいじゃないか。
どうせ、ここにいる奴らはプロになれるレベルじゃあないし

566:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:32:06 fnl+Cpkd


567:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:36:09 3obCtMnE
>>556
>>557
マジで!?え、ちょっとマジで?
完結したん?つーかネトラレって……マジで?
とりあえず保管庫行ってくるわ。つーかなんで荒々しいスレになってんだよコレ

568:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:36:43 aJPZDt1t
プロになりたいからではなく、単にヤンデレが好きだからここに作品を投下するんじゃないかな
つまりはヤンデレへ愛をささげるべく、みたいな

569:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:45:14 RTRs2qga
その割りにヤンデレが置いてけぼりになって暴力描写ばかり嬉々として描写されてるなあ
ハーレムスレでも行った方がいいんじゃないの?
完全にスレ違いSSばかりが横行している

570:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:45:48 k+yqe6Ui
ていうか、こういうところでプロ云々を話題に出すことがおかしいでしょ
プロでもアマチュアでも自分が面白いって思えるものを読んで、自分が楽しむことの方が大切
プロの書いた小説よりもこっちの小説の方が好きっていう人もいると思うし
それに、ヤンデレ系の小説でプロが書いたものって何かあるの?
あったとしても、多くの作品と比べないとどちらが優れているかなんて分からないでしょう?

571:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:46:34 6FtUGoYP
むぅ…寝る前のちょっと時間に毛布に包まって、ここのまとめサイト覗くのが毎日のささやかな楽しみだったんだけどなあ。
早く元の流れに戻ってほしいねー。

ここダメになってしまったらどうしよ。
携帯で読めるライトノベル辺りに手出してみようかしら。

572:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:50:08 RTRs2qga
プロに勝てるのは無料で読めるってことくらいか
それはそれで悲しいものがあるな
書いた本人はアニメ化とか想像して、キャラのCvとかの設定を考えてるのに
それはそれで虚しいものがあるなあ

573:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:53:08 aJPZDt1t
うーむ……結局ヤンデレとは何なのだろうか……
好きだから、他の女にとられたくないという独占欲が暴走するってことなのかな?
好きだけどその想いが相手に届かなくて、精神的に追い詰められて壊れていくって感じなのかな?
……例をあげたり考えたりしてたらキリがないような感じがする

574:名無しさん@ピンキー
10/11/04 21:56:12 RTRs2qga
相手の力量を冷静に読みながら格闘する時点でヤンデレじゃないだろ
そんなものは力ずくでも男をモノにしようっていう単なる暴力女だよ
お前らはヤンデレ女の本当の怖さを知らなさすぎる

575:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:02:20 k+yqe6Ui
ヤンデレとは一つの愛の形だと思っています

576:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:02:34 to+Sw3zv
こんな場所でプロがどうとか頭おかしいんか

577:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:05:32 RTRs2qga
>>576
そのとおり
こんなところでチヤホヤされたからって
自分を大文豪先生様と勘違いしている書き手のみなさんは
どう考えても頭がおかしいのだろうな
特に日曜ごとの週間連載とか宣言してるバカは救いようがない

578:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:05:36 Y45iArhC
ビフテキが食べたい

579:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:05:54 3obCtMnE
急いでヤンデレ家族44話45話だけ読んだら全然意味分からなかったけど>>556のネトラレとか嘘っぱちじゃねーかクソカス野郎が
死ね。俺が一話から全部読み終わるまでにヤンデレ婆に金玉揉み潰されて死ねよクズが!

580: ◆m10.xSWAbY
10/11/04 22:12:56 1wSQlIZy
あまりつよいことばをつかうな
よわくみえるぞ!(b^ー°)

581:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:14:36 Aa90JWmM
NG推奨ID:RTRs2qga

582:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:32:04 nm+08NA1
迷い蛾の詩の人に新しいの書いて欲しい

583:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:36:33 DoqeW+i7
>>577
こんなところで荒らしをしているお前もおかしいけどな
幼稚なことをせずにとっと大人になったらどうですか?


584:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:37:55 RTRs2qga
そういう良識のある人はスレの流れを儚んで、とっくの昔に出て行ってるよ
駄文書きどもがスレチなSSばっかり脱糞し、それをアホどもが崇め奉るからな
まともなヤンデレ好きならここを見捨てるのも当然だ
残ってるのはここでしか褒めて貰えない宿便ばかり

585:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:39:21 DoqeW+i7
>>584
いい加減にお前の自信過剰を相手にするのは時間の無駄だから
とっとNGしておくよ

さようならwwwwwwwwwwwwwwww

ID:RTRs2qgaは陰気な男だよね

586:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:51:17 8O8e+QVo
>>584
いい加減にしておけ。
お前が言ってんのは単なる自分勝手な好みだよ。
ヤンデレに対する見解なんてそれこそ人それぞれだろうが。
お前は多分違う考えを受け入れられない可哀相な奴なんだろうな。

587:名無しさん@ピンキー
10/11/04 22:52:07 DoqeW+i7
>>586
俺はもう透明あぼーんしたから見えんけどね

588:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:04:10 RLP7csTJ
>>579
書いたには書いたが違う短編
それに寝とられが駄目なんてこのスレでは決まってない、騒いでたのは一部の荒らし

589:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:09:44 3ho5twKP
二度とここでウナギイヌの名を出さず、嫉妬スレの状況に干渉しないこと
誰かトリ付き作家の名において、その確証が取れたら即時撤退もあり得るだろうな
我こそはと名乗りを上げる作家はいないものか
このままではどんどん傷口が化膿していき、やがて全身が腐敗してしまうだけだ

590:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:11:10 aZP2rk8Y
スレが潰れていくのはやっぱ見てて楽しいな
自分の力で潰したとなれば楽しさもひとしお

591:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:15:39 to+Sw3zv
>>588
まず、寝取られてすらないんだがな…。


592:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:34:12 3obCtMnE
>>588
>>591
ああ、なるほどね。短編ですか。寝取られっぽいが寝取られてないと
どうなるのか心配しつつ最初から読んでたけど安心しました
教えてくれてありがとうございます。んじゃ、改めて読みなおしてきます

でも>>556は金玉破裂しろ。ヤンデレ熟女に言葉責めされながら金玉飛び散って死ね
むしろみんな金玉破裂しろ。世界中の男はみんな金玉弾けろ

593:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:35:29 FwC5PuF2
皆現実のストレス解消をしてんだなぁ…匿名だからなんとでも言えるわなw
勝手にもっと荒らせ~

594:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:39:48 bRXsztqh
何を言っても荒らしになる空気を作りだすのは賢しいと言うか
現実じゃただの屑なのによくもやれるよ

595:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:40:35 5zkJLNKV
投下ないかな

596:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:41:29 09rHKYes
荒らしの思い通りの展開に運んでるな
当分はスレ機能しないだろうし

597:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:45:49 ed6QfNsZ
ヤンデレは結局のところ、独りよがりな勝手な愛(思い込み)に過ぎないってことが多いな。それが良いんだが

598:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:49:39 1trDy95U
>>597
びっくりした、ここの書き手さんたちのことを言ってるのかと思った
独りよがりで勝手な思い込みとか言うんだもん
自分をプロだと思って連載(w)とかしてる書き手のことかと思っても仕方ないよな

599:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:53:39 5zkJLNKV
やんデレというエロゲ?をプレイしたけど、EDが流血ばかりでキツかった

途中いい感じで病んでたのに・・・

600:名無しさん@ピンキー
10/11/04 23:54:00 ed6QfNsZ
いやなんか勘違いさせてごめんwスルーしたかっただけだから

601:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:12:12 bkxwbtG2















































602:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:16:51 BBBUrvjp
>>597
ヤンデレは根本的に不安とか疑念を振り払えないところに由来するとおも
一途で可愛い女の子、というある意味典型なだけじゃ単調すぎるんだよね。
裏切られる不安と一緒にいられる安心の両極を往来するからストーリーも動くわけで
個人的には根本的な不安の由来もきっちり盛り込まれてると満足。
でもそれやると文章が説明的になりやすいんだよね。たしかそんな長編があったし。

603:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:21:50 +QNYDH6P
取り敢えずリバースの偽ヤンデレ娘は嬉々とし過ぎだ
ヤンデレに絶対不可欠な「情念」というものがまったく伝わってこない
それだけでヤンデレSS失格と断言していい

604:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:23:53 eVUmDYlm
>>603


戦いを楽しんでるだけって感じだよな

605:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:34:21 nxYgxxCe
二度とここでウナギイヌの名を出さず、嫉妬スレの状況に干渉しないこと
誰かトリ付き作家の名において、その確証が取れたら即時撤退もあり得るだろうな
我こそはと名乗りを上げる作家はいないものか
このままではどんどん傷口が化膿していき、やがて全身が腐敗してしまうだけだ

どのスレでもそうだったけど、みんな最初は事態を甘く見てるんだ
しかしウナギイヌの本当の恐ろしさは持久力というか執拗さにある
平気で何年でも取り憑く粘着力こそが最大の武器なんだ

誰でもいい
「ウナギや嫉妬スレ関連のレスは俺がSSで流してやるから」っていう男前の書き手はいないのか?
大切にしてきたスレがこのまま荒廃するかどうかの瀬戸際なんだぜ
そしてお世話になった住民のみなさんにご恩返しできるチャンスでもある

606:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:42:41 BBBUrvjp
>>605
そうは言うが自分のSSにキツい言葉をかけられるのってクるものがあるよ
折れない図太さカモン・・・

607:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:45:30 H3eA8sqo
ぐちぐち言ってる奴は同一人物だろうな

608:名無しさん@ピンキー
10/11/05 00:46:28 RKgS/L5r
相手にしている奴も含めて自演なんだろうな
壊れたレコードのように毎日同じ内容同じ流れ

609:名無しさん@ピンキー
10/11/05 01:08:25 s0NVZG6M








はいこの話はここでお終い















610:名無しさん@ピンキー
10/11/05 01:11:44 3qzitTHB
イデがとうとう発動したか……









どうでも良いんだけどね‥さて!携帯小説でも読んでこよ~~うっと♪

611:名無しさん@ピンキー
10/11/05 01:13:26 nxYgxxCe
>>606
じゃあ、撤退は無しの方向でいいのな?
ウナギイヌも散々コケにされた以上は意地もあろうし

612:名無しさん@ピンキー
10/11/05 01:13:32 BBBUrvjp
古本屋を舞台にしたやつとラブプラスのやつ、どちらも長いこと放置だけど続き読みたいな

613:名無しさん@ピンキー
10/11/05 01:51:55 H3eA8sqo
>>612
俺的には桜の幹が気になって気になって•••

614:名無しさん@ピンキー
10/11/05 03:01:02 hUg7w69P
>>605
ウナギイヌってあれだろ?ようはウナギイヌの名前をだすヤツ、すべてがウナギイヌなんだろ?
荒らしたいが為に、気に入らないレスを見つけたら、お前がウナギイヌだお前がウナギイヌだ……ずっと繰り返してんじゃん。
ウナギイヌを知らない俺からすれば、荒れてる意味すら分からない。
ただ、ウナギイヌって言葉を書きたいだけか?
てゆうか殆どの荒らしがウナギイヌの意味を理解しないで、ただ荒れるのが楽しくて便乗してるだけなんだろうなって思うよ。

615:名無しさん@ピンキー
10/11/05 04:31:44 5K0/IfeZ
桜の幹の投下を未だに待ってる
あそこでお預けはねーべ

616:名無しさん@ピンキー
10/11/05 07:14:54 geYSDuuK
なんとなくおもったんだがこんなに文字量書けるならssぐらいかけるんじゃないと思った。

617:名無しさん@ピンキー
10/11/05 07:58:58 756qhqhd
とねかむの人はトリ割れたしどうなるんだろうな

しかし保管庫のSSざっと見てきたが、未完結のまま放置されてる良作多いなー。
idealとかことのはぐるまとか、天使のような悪魔たちは続き気になるわ・・・

618:名無しさん@ピンキー
10/11/05 08:01:08 3yhm8AU4
1レス目→流石俺www文才あるんじゃね?
2レス目→やっべ、どんどん書けるじゃんw将来作家にでもなるかw
3レス目→ふんふんふーん♪
4レス目→あれ?
5レス目→!?(←そろそろ何かを感じ始める)
6レス目→・・・
7レス目→投下マダーAA(ry

こんな感じか。異論は認める

619:名無しさん@ピンキー
10/11/05 08:34:41 BvlTpio2
普段見向きもしない過去作なのに、こんな時だけ急に気になり始める浅ましさ
バイカルの湖底より見え透いているな

620:名無しさん@ピンキー
10/11/05 12:18:59 6FPKSGvd
今日は天下一武道会だ

621:名無しさん@ピンキー
10/11/05 14:17:58 3qzitTHB
こっちの方が面白い!衝突ビデオは観れるよ。

URLリンク(m.youtube.com)
シナ人とチョンは日本に対して究極のヤンデレ!ニコ動でも見れる

622:名無しさん@ピンキー
10/11/05 15:30:47 qtteI2tx
まだこのスレは完結した作品多い方だと思う。
良作が多いから続きを投下してほしいとは思ってるけど…。

623:名無しさん@ピンキー
10/11/05 16:14:51 hUg7w69P
>>619
おまえバイカルって言葉使いたかっただけだろ。

624:名無しさん@ピンキー
10/11/05 17:33:24 HqUxWjyN
不安なマリアとか完全に沈黙してるな
微妙だったが完結させれば良かったのに

625:名無しさん@ピンキー
10/11/05 17:51:03 BvlTpio2
何にも考えずに勢いだけで書き始めちゃったんだから、勢いがなくなれば消えていくのは当たり前
無能をチヤホヤして持ち上げたアホの責任だろ

626:名無しさん@ピンキー
10/11/05 18:00:42 Dt/L9b4k
たかが趣味で苦しむ必要なんてないし
詰まったらもう書こうとはしないのが普通だよ

627:名無しさん@ピンキー
10/11/05 18:08:43 BvlTpio2
一度続ける意思があるかどうか確認する必要があるんじゃない?
今月15日までにスレに通告してこない未完SSは削除するとか
枯れ木がいっぱいあると山が見苦しくなるよ

628:名無しさん@ピンキー
10/11/05 18:16:58 H3eA8sqo
>>627
何言ってんだ
お前の方が見苦しいんだけど


629:名無しさん@ピンキー
10/11/05 18:19:29 hUg7w69P
まぁ、未完が多いのは確かだな。
それほど気にはしないけど、一年経ったらもう書く気がないと思ったほうがいいかもね。

630:名無しさん@ピンキー
10/11/05 18:24:24 tBu59e3Z
>>627
じゃあ、お前が金出して山に手入れしろよ

631:名無しさん@ピンキー
10/11/05 18:48:27 BvlTpio2
俺が個人所有する山じゃないから断るよ
けど、近隣に住む者として、景観に口出しする権利は厳然として認められてるからなあ

632:名無しさん@ピンキー
10/11/05 19:04:13 uHhcXnDx
1,2話だけ書いてそれきりなのは整理した方がいいかもしれんね
ある程度続いたのは残した方がいいと思うけど

633:名無しさん@ピンキー
10/11/05 19:36:42 s0NVZG6M
前よりスレが落ち着いてきて安心した

634:名無しさん@ピンキー
10/11/05 19:55:45 PW83mDfH
>>631
何こいつキモい

シナチョンのごとき自分勝手さだな

635:名無しさん@ピンキー
10/11/05 20:00:29 BvlTpio2
そのシナチョンにすら相手にされず、なめられ切ってるくせにw
世界中から笑われてるんだよ、君は

636:名無しさん@ピンキー
10/11/05 20:03:37 S4m2XTcM
黙ってこのスレから立ち去るということは出来んのか
どんだけ自己主張したいの?

637:名無しさん@ピンキー
10/11/05 20:31:57 AHYyv9sA
いい加減にしろやこのカス共、貴様等がこの板を荒らしているのがまだわからんのか?

638:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:14:34 BvlTpio2
だから、トリ付きの書き手が「責任もって二度とウナギイヌと嫉妬スレの話題には触れさせない」と約束してくれるだけでいいんだよ
それが果たされれば、即時の撤退を約束しよう
こっちはまったく関わり合いのないのにコケにされたんだから、それくらいは要求させてもらう

639:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:26:52 hUg7w69P
>>638
そんなもんで収まんのか?

640:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:27:34 PuGYbpd1
お前が馬鹿げた主張してるからコケにされてるんだろ

641:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:32:57 t6KDrRr/
なぜ書き手に責任がいくの?

642:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:37:15 6FPKSGvd
寒いな

643:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:43:03 g9EM25Ko
お前の書き込みか?」

644:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:52:52 BvlTpio2
名無しが冗談半分に書き込んだレスには重みがないから
また書き手にはスレを平穏に保つ責任があるからな
それに当方が如何なる主張をしようと別スレの話だろう
無関係の諸君に誹謗される筋合いはないからね

645:名無しさん@ピンキー
10/11/05 21:53:25 ips2o6J4
最近冷えてきましたが、相変わらずここは真夏並に暑いようです

646:名無しさん@ピンキー
10/11/05 22:01:58 S4m2XTcM
>>644
今まさにお前がスレの平穏を乱してるわけだが
しかも、何で書き手に責任押し付けてるんだ?

647:名無しさん@ピンキー
10/11/05 22:10:05 qZzkiLxD
もうだめだなこれw
流れが嫉妬スレと同じになってるわー

さて、最後の砦のキモウトスレに移籍するか

648:名無しさん@ピンキー
10/11/05 22:11:28 arambTvV
>>647
そのうち荒らされるだろうけど誘導すんなよ

649:名無しさん@ピンキー
10/11/05 22:14:03 tAFkmfI2
BvlTpio2=nxYgxxCe

書き込みを見ればわかるけど、嫉妬スレみたいにしようとしてるただの荒らし
住民もこのスレを嫉妬スレと同じ末路に向かわせたくないなら触るの禁止

650:名無しさん@ピンキー
10/11/05 22:49:53 BvlTpio2
自分の作品発表の場くらい自分で守りなよ
既に手遅れになりつつある

651:名無しさん@ピンキー
10/11/05 23:10:44 M/QjKNlb
保管庫見やすくしろ←言い出しっぺがやれ

いや俺傍観者だし←いやwikiだし、口だけで勝手すぎ

で脱線してった感じか。

652:名無しさん@ピンキー
10/11/05 23:11:56 fEzFS5XV
投下マダー?

653:名無しさん@ピンキー
10/11/05 23:12:44 KKvJf0w/
最近スパロボRやったけどデスピニスマジ可愛い。
大人しくてしっかりしてて且つロリとかマジ感動モノだわ。

654:名無しさん@ピンキー
10/11/05 23:15:52 KKvJf0w/
何故だ、何故こんな所に誤爆投下してしまったんだ……

655:名無しさん@ピンキー
10/11/05 23:21:20 4k+T6GkL
デス○ニス……?

656:名無しさん@ピンキー
10/11/05 23:46:37 xXBQ7mjb


657:名無しさん@ピンキー
10/11/06 00:04:03 C7tPGxYi
ヤンデレ家族の没ネタの事書き込んでからしばらく書き込まず
ずっと見てたけど、なんかこういう流れって前はおもしろ半分に
割り込んだけど今はくだらな過ぎてめんどくさくてやんなくなったわw

まぁ、スレなんて荒れるのが当たり前。誰でも書き込めるからね
別にスレが失くなるとか深刻な様に書き込んでる奴はかってに言ってろって
感じ。スレなんて何処もこんくらい何回か荒れる。

作者様方待ってます!

658: ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:04:58 N323y57t
 最近はROMだけでしたが、酷いことになってますね。

 新ネタできたので投下しますけど、需要あるんだろうか……。
 以前、私の作品を読んでいただけた方ならば分かるとは思いますが、私の作品はヒロインがヤンデレ化するのに時間を要します。
 即席なヤンデレを楽しみたい人は、申し訳ありませんがスルーして下さい。

659:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:07:43 N323y57t
 そこは、どこにでもある小さな町の酒場だった。

 夕暮れ時だというのに、酒場の中には数人の客しかいなかった。
 決して小さな店ではないが、客足は店の大きさに反して悪いようだ。


―― カラン、カラン……。


 扉につけられた鈴が鳴り、新しく客が入って来たことを告げた。

「いらっしゃいませ……」

 マスターが、店に入って来た青年の方を一瞬だけ向いて言った。
 客には興味がないのか、それとも単にあれはあれで忙しいだけなのか。
 青年がカウンターに座った後も、マスターは手にしたグラスを磨いているだけだった。

「あの……」

 持っていた鞄を足元に置き、青年がマスターに言った。
 癖のある金髪と、眼鏡の奥にある緑色の瞳。
 貴族ではないようだったが、誠実そうな整った目鼻立ちをしていた。

「この店、初めてなんだけど……。
 何か、お勧めはある?」

 歳の割に、幼さの残る声だった。
 それにも関わらず青年が大人びて見えるのは、すらりと伸びた背丈のせいだ。
 血気盛んなだけの若者とは違う、どこか儚げな空気をまとっていることも一因である。

「お客さん、旅の人ですか?」

「えっ……?
 まあ、そんなところだね。
 もっとも、何か目的があって旅をしているわけじゃないから、あまり誉められたものじゃないけど……」

「それは珍しいことですな。
 こんな寒い季節に、目的もなく一人旅とは。
 旅費を稼ぐのも、簡単ではないでしょうに……」

「一応、仕事の当てはあるよ。
 こう見えても、僕は医者だからね。
 ハライタに薬を飲ませるだけでも、その日に食べる分のパンを買うくらいにはなる」

「なるほど、お医者様でしたか。
 旅をしながら病に伏せる方々を救うなど、なかなか殊勝なお考えですな」

 青年の前に置かれたグラスに、マスターがボトルから酒を注ぎ込む。
 グラスを受け取った青年は軽く会釈をすると、ゆっくりと味わうようにして最初の一杯を口にした。

660:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:09:01 N323y57t

(酷い味だな、こりゃ……)

 一瞬、顔を曇らせながら、青年は思わず心の中で呟いた。

 旅先で、色々と質の悪い食べ物をつかまされたこともあったが、この酒は特に酷い。
 香りはついているものの、消毒用のアルコールを薄めたような、口の中に後味の悪い苦みの残る味だ。

 店の中を改めて見回すと、青年の他には数人の客しかいなかった。
 どの客も、貧しい身なりをした中年の職人か老人である。
 金がなく、酒に飢えている人間ならば、こんな酒場の酒でも酔えるのだろう。

(安いだけで、味は最低の店か……。
 こいつは失敗したな……)

 グラスの中に半分ほど残された酒をにらみながら、青年はまたも心の中で言った。

 こんな味では、店に客が数人しかいないのも頷ける。
 わざわざ金を払ってまで、何度も通うような店ではない。

 まだ、半分ほど酒は残っていたが、青年はグラスをカウンターに置いて立ち上がった。
 コートのポケットから金をつかみ出すと、それをマスターに渡してそそくさと店を出る。

 店の外に出た途端、冬の冷たい風が青年の肌を打った。

「……っ!!」

 コートの襟を押さえ、身体を前屈みにして風を受け流す。
 まずい酒を一口飲んだだけでは、身体は外の寒さに抗う程にまで温まっていなかった。

「くそっ……。
 酒はまずいし、風は馬鹿みたいに冷たいし。
 ちょっと気まぐれで帰ってきたら、これだもんな……」

 誰に言うともなく、青年は街中を吹き抜ける風に向かって悪態をついた。

 この街は、青年が生まれた場所でもある。
 旅の間に随分と景観が変わったが、それでも街の空気までは変わらない。
 冬になると街外れの丘から降りて来る、肌を刺すような冷たい風もそのままだ。

 今日はもう、宿を見つけて休んだ方がいいかもしれない。
 食事もまだだったが、質の悪い酒と意地悪な北風に毒されて、食欲などすっかり無くなってしまった。

 噴水のある中央広場を抜けて、青年は商店街へと続く横道に入った。
 昼間はバザーで賑わっているが、夜は閑散として人の影も見えない。
 時折、餌を探す野良犬が、物欲しそうな目でこちらを見つめてくるだけである。

 通りの外れまで歩いたところで、青年はふと賑やかな声が聞こえてくるのに気がついた。

 こんな夜更けに、しかも商店街の外れで、いったい何事だろうか。
 気になって声のする方に向かってみると、青年はその理由を直ぐに理解した。

661:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:10:32 N323y57t
 声のしていた場所は、どこにでもあるような小さな宿場だった。
 しかし、ただの宿場ではない。
 一階が酒場になっているらしく、小さいながらも賑わっているようだった。
 窓から零れる部屋の明かりと共に、時折、豪快な男達の笑い声が聞こえてくる。

「なるほどね。
 さっきの店が流行らなかったのは、こっちにもっと良い店があったからか……」

 こんなことなら、もう少し粘ってまともな酒場を探せばよかった。
 そんなことも考えたが、どちらにせよ後の祭りである。

 店の中から響く楽しげな声につられ、青年は無言のまま扉を開けた。
 これ以上、外の風に当たりたくはなかったし、このまま宿なしで一晩を過ごすのもごめんだった。

「いらっしゃい!!」

 扉を開くなり、店主の力強い声が青年を迎えた。
 先ほどの店とは違い、活気があって好感が持てる。

「お兄さん、旅の人かい?」

 まだ何も言っていないのに、店主の方から尋ねてきた。
 青年は黙って頷くと、そのままカウンターに近づいて店主に問う。

「見たところ、ここの二階は宿場みたいですが……。
 まだ、空いている部屋ってありますか?」

「空いている部屋ねぇ……。
 悪いが、そいつは俺にはわかんねえな。
 受付は二階にあるから、まずはそっちに行って聞いてくれよ」

「すいません。
 初めて来たんで、勝手がよくわからなくて……」

「なあに、気にすんな。
 そんなことより、お兄さんはいつまで泊まるんだい?
 二、三日こっちにいるんなら、一度くらいは俺の店でも飲んで行ってくれよ」

「ええ。
 それじゃあ、明日にでも寄らせていただきます。
 部屋が、空いていればの話ですけどね」

 青年が、店主に軽く会釈して言った。
 そのまま店の奥に進んで行くと、二階へ通じる階段はすぐに見つかった。

 ぎし、ぎし、という木の軋む音がして、青年の足が階段を上がって行く。
 決して粗末な作りではないようだが、随分と年季の入った建物のようだった。

 二階に上がると、そこは直ぐに受付のカウンターになっていた。
 が、自分の他に誰もいないことが分かり、青年は訝しげに思いながらも声を上げる。

662:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:11:18 N323y57t

「あの……誰かいませんか?」

「はーい!
 今、行きます!!」

 受付の奥から女性の声がした。
 宿の女将のものにしては、随分と若い。
 ここで働いている女中のものだろうか。

「す、すいません!
 お待たせしました……」

 部屋の奥から、エプロン姿の女性が息を切らしながら現れた。
 胸元まで伸びた赤い髪を三つ編みにまとめ、仕事の邪魔にならないようにしている。

「あれ……」

 受付に現れた女性を見た途端、青年の表情が驚いた時のそれに変化した。
 それは女性の方も同様で、青年と目が合った瞬間、口元に手を当てて言葉を飲み込む。

「リディ……。
 君なのか……?」

「えっ……。
 も、もしかして……ジャン!?」

「ああ、そうだよ。
 僕はジャンだ。
 君の家の向かいに住んでいた、ジャン・ジャック・ジェラールだよ!!」

「嘘……どうして……」

「帰って来たんだよ。
 ほんの、気まぐれみたいなものだけどね」

「ううん、嬉しいよ。
 お帰りなさい、ジャン……」

 受付に立つ女性の目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
 だが、決して悲しかったからではない。

 目の前で涙する女性に、青年は「大げさだなぁ……」と言って笑った。
 互いに再開を喜ぶ二人だったが、心の奥底に抱いている感情までは、寸分違わず同じとは言い難かった。

663:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:13:04 N323y57t


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


 部屋の中央に置かれた暖炉の火を眺めながら、ジャン・ジャック・ジェラールは旅の疲れを癒していた。

 彼の目の前には、温かいシチューの入った皿がある。
 スプーンですくって口に入れると、それだけで身体の芯から暖まる気がした。
 外の冷たい風に当てられた身としては、とても嬉しいもてなしである。

「ごめんね、ジャン。
 夕食っていっても、こんな物しかなくって……」

 シチューの入った鍋を持ったまま、先ほど受付で合った女性がジャンに言った。

「いや、そんなことないよ。
 相変わらず、この街は冬になると寒くてやってられないからね。
 外の風に当てられたから、下手な酒なんかよりもよっぽど身体があったまる」

「そう言ってくれると嬉しいな。
 でも、実はこれ、単なる賄い料理なんだけどね。
 本当は、もっとちゃんとしたお料理を出したあげたかったんだけど……」

「賄いでこの味なのか?
 だったら、今度は是非、他のお客さんにも出している料理を食べさせてもらいたいかな」

「ええ、言われなくても喜んで」

 シチューの入った鍋をテーブルに置き、その女性も自分の皿にシチューを入れて席に着いた。

 夕食の時間は既に終わっていた。
 そのため、今は二人で賄い料理のシチューを食べることしかできない。
 もう少しマシな物を出したいというのが女性の本心だったが、ジャンは満足しているようだった。

「ところで……」

 シチューを口に運ぶ手を休め、ジャンが目の前に座っている女性に尋ねた。

「リディは、どうしてこんな場所で宿を?」

「ああ、それね。
 実は、ジャンが旅に出た後、お母さんが亡くなっちゃってね。
 お父さんは飲んだくれで話にならないし、前の家を売っちゃったのよ。
 大したお金にはならなかったけど、貯金もあったからね。
 全財産を叩いて、このお店を買ったってわけ」

「全財産って……。
 それ、随分な冒険だと思うけど……」

「どっちにしろ、あのまま飲んだくれ親父と一緒にいても仕方ないしね。
 お店を買った後、お父さんも身体を壊して死んじゃったけど……あれは自業自得よ。
 それに、一人で生きていかなきゃならなかったし、後のことなんて考えていられなかったわ」

「なるほどね。
 でも、まさかリディが、宿屋の女将になってるなんて思っていなかったよ。
 それも、女中も置かずに一人で経営しているなんて……昔からすれば、想像できない」

664:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:14:27 N323y57t

「そんな大したことじゃないわよ。
 女将って呼ばれる程に貫録もないし、小さなボロ宿をなんとか切り盛りしているだけだから。
 一階を酒場にして貸し出さなかったら、正直、暮らしていけないもの」

 皮肉めいた笑いを浮かべて女性が言ったが、それは本心だった。
 そんな彼女の気持ちを悟ったのか、ジャンもそれ以上は何も言わなかった。

 リディ・ラングレー。
 それが、ジャンの目の前にいる女性の名前である。
 ジャンの幼馴染であり、この宿屋を経営している若女将だ。

 ジャンがリディと別れたのは、もう十年以上前の話だった。
 父親が仕事の関係で街を離れるに至り、ジャンもそれに同行する形で街を出た。
 それ以来、ジャンは生まれ故郷の街に戻ってはいない。
 今日、ここへ戻ってくるまでは、一度も故郷の土を踏んだことがなかった。

 ジャンが故郷へ戻らなかったのは、一重に父親の存在が大きかった。
 彼の父は優秀な医者だったが、同時に科学者としての飽くなき探求心も併せ持っていた。

 どうすれば、患者をより楽に助けてやることができるのか。
 不治の病と呼ばれる病気を、治す方法はないものか。
 不老不死というものは、本当にこの世に存在するのか。

 年を経るにつれ、ジャンの父親の探究心は異常な方向へと向かって行った。
 最後は患者もそっちのけで、妙な研究に没頭するような日々が続いた。
 終いには、魔術や錬金術といった妖しげな本まで持ち出して、人体実験紛いのことにまで手を出し始めたのである。

 そんなことを続けていれば、当然のことながら生活は苦しくなる。
 妻には早々に離縁を告げられ、さらには街の人間からも排斥された。
 こと、妖しげな研究をしているという点をつかれ、教会の司祭を中心にジャンの父を煙たく思う人間が増えていった。

 結局、ジャンと彼の父親は、街を離れざるを得なくなった。
 放浪の旅を続けながら、医師としての知識を生かして旅先で病人を診察する。
 そんな生活が、十年近くも続いた。

「ねえ、ジャン……」

 自分もシチューを口に運びながらも、今度はリディがジャンに尋ねた。

「ジャンこそ、どうして急に帰って来たの?
 今まで、連絡一つくれなかったのに……」

「それは……こいつのせいかな」

 鞄の中から、ジャンが革袋を取り出した。
 お世辞にも綺麗とは言えない袋で、ジャンが持ち上げると中から乾いた音がした。

「それ、何なの?」

「父さんの骨だよ。
 こんなもの、食事中に見せて悪いと思うけど……父さん、旅先で死んじゃったからね。
 街の人達からは嫌われていたけど、やっぱり生まれ故郷の土に帰してあげるのが正しいんじゃないかって思ってさ」

665:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:15:51 N323y57t

「そっか……。
 ジャンのお父さんも、死んじゃったんだね……」

「別に、気を使ってもらわなくても構わないよ。
 父さん、あれからも妙な研究を続けていてさ。
 最後は自分を実験台に、不老不死の研究を始めたんだ。
 それで、変な薬をたくさん飲んで、結局は中毒を起こして死んじゃった」

「はぁ……。
 私の親父も馬鹿だったけど、ジャンも苦労したんだね……」

「まあね。
 でも、父さんが持っていた医学書は、僕が有効に使わせてもらったよ。
 後は、昔の父さんが診た患者の記録なんかを読んで……気がついたら、自分も父さんと同じ医者になってた」

 最後の言葉は、乾いた笑みを浮かべて苦笑しながら言った。

 ジャンにとって、父は尊敬の対象などではなかった。
 自分の探究心を優先させたばかりに家庭を壊し、最後は医師としての務めも忘れて奇妙な実験に没頭していた。

 はっきり言って、父は変人だったとジャンは思う。
 これで世紀の大発見でもしていれば話は別だが、残念ながらジャンの父はその器ではなかった。

 自分の欲望のために生活を、家族を犠牲にし、最後は患者までも犠牲にした。
 そんな父に代わり、真っ当な医師であろうとすること。
 ジャンが唾棄すべき父親と同じような医学の道を目指したのは、ある意味で必然だったのかもしれない。

 父の骨を故郷に埋めようと思ったのも、息子として最低限の義務を果たそうとの考えからだった。
 それ以外に、特に意味はない。
 自分達を追放した街へ戻るのは気が引けたが、父の骨と一刻も早く別れたいと思うと、故郷の土を踏むのに躊躇いはなかった。

「ところで、リディ。
 今日はもう、空いている部屋なんてないのかな。
 実は、まだ今日の宿も見つかっていなくってさ……」

「なんだ、そうだったの?
 それじゃあ、今すぐ空いている部屋を案内するわ」

「そうしてくれると助かるよ。
 とりあえず、寝床があればいい。
 ベッドさえ用意してくれれば、後は自分で適当にやるさ」

「そういうわけにもいかないわよ。
 夜はまだまだ冷え込むみたいだし、ちゃんと毛布を用意しないと風邪ひくわよ」

 医者の不養生。
 そんな言葉を言いたげに、リディは少々強めの口調でジャンに向かって言った。

666:ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:16:34 N323y57t

「それとも……」

 あくまで気を使わせまいとするジャンに対し、リディが意地悪そうな笑みを浮かべる。

「なんだったら、私がジャンのことを暖めてあげようか?」

「なっ……!?」

 ジャンの顔が、途端に赤くなった。
 子どもの頃ならいざ知らず、大人となった今ではリディの言葉に男としての反応を隠しきれない。
 そんなジャンの姿を見たリディは、笑いを堪え切れずに肩を震わせながら口元を押さえた。

「あはは、冗談よ。
 ちょっと、からかってみたくなっただけ」

「勘弁してくれよ……。
 君、そんな冗談言う人だったっけ……」

「なによ、それ。
 でも、相手がジャンだったら、私は嫌じゃないけどね。
 これは嘘でも冗談でもなくて、本当だよ」

「えっ……?」

 呆気にとられた様子で、ジャンがリディのことを見た。
 だが、リディはそれ以上何も言わずにシチューを平らげると、そのままジャンの部屋を用意するために食堂を離れて行った。

667: ◆AJg91T1vXs
10/11/06 00:20:40 N323y57t
 投下終了です。

 言い忘れましたが、作品の舞台はフランスの田舎町です。
 時代は1700年代初頭をイメージしています。

668:名無しさん@ピンキー
10/11/06 00:35:03 WgBenrfe
>>667
GJ!!
うーむ、これは新鮮なジャンルだな…

669:名無しさん@ピンキー
10/11/06 00:59:04 SYqxHaqI
>>667
GJ
これからどうなってくのか期待してます

670:名無しさん@ピンキー
10/11/06 01:04:46 ZN6HZs98
>>667
超GJ!


671: ◆m10.xSWAbY
10/11/06 01:16:03 LSFDOY9v
投下乙パイ(∩^ω^)∩

672:名無しさん@ピンキー
10/11/06 01:59:32 kgDzmhNV
GJ!
こっからどう病んでくのか期待!

673:名無しさん@ピンキー
10/11/06 02:59:04 qEjxK81J
最近、SS見て始めの内容や出だしで完結させてくれる作者か、途中で放り出すような作者か分かるようになった。

674:sengoku38
10/11/06 03:18:46 LiM20WZB

























ふ…愚民どもが……

675:名無しさん@ピンキー
10/11/06 04:51:19 6wGKXDmt
愚民?グミなら今食べてるよ

676:名無しさん@ピンキー
10/11/06 07:09:18 vAH+Qiyd
>>657
ヤングデレ家族の作者様?後日談プリーズ♪

677:名無しさん@ピンキー
10/11/06 08:43:13 0ru9YBAL
せっかくの投下なのに反応薄いなあ
もっと無理にでも自演で盛り上げていかなきゃ
やる気ないの?

678:名無しさん@ピンキー
10/11/06 08:47:17 qHf5zfZm
>>667
GJ!!


679:名無しさん@ピンキー
10/11/06 09:19:09 UT4Hd1KZ
>>667
イイですね。病むのに時間がかかるとありますがその分読者の妄想をかきたてられるわけですしね

GJです!

680:名無しさん@ピンキー
10/11/06 09:23:39 4LNcX9Wl
GJ!!これは新しい!!

681:名無しさん@ピンキー
10/11/06 09:46:43 WgBenrfe
しかも、「迷い餓の詩」の作者さんとは…「迷い餓の詩」は本当に楽しませていただきました

682:名無しさん@ピンキー
10/11/06 11:24:55 0ru9YBAL
まったく…
言われなきゃクローンGJもできないんだから
この調子で一人最低10回は連呼な
作者を調子に乗せちまえばこっちのもんだ

683:名無しさん@ピンキー
10/11/06 11:33:41 UT4Hd1KZ
>>681
迷い蛾の人だったんですか。こりゃ楽しみですね

684:名無しさん@ピンキー
10/11/06 13:50:06 Vs2iaKBf
出だしにしても退屈でつまんないな
読者の興味を引くような事態が何も起こらないのじゃダメだろう
こんなダラダラ始めてたら週刊誌なら直ぐに打ち切りになっちゃうぞ
平積みされてても、最初の数ページをパラパラッとめくられて棚に逆戻りだ

685:名無しさん@ピンキー
10/11/06 14:03:36 ZN6HZs98
サトリビトこないかな

686:名無しさん@ピンキー
10/11/06 14:29:01 ol488SGM
別に金出して読んでる訳で無いんだから偉そうに批評されてもねぇ
それとも批評してる奴は作者達をメジャーデビューでもさせたいのか?
人の批評より自分の心配をしとけよw

687:名無しさん@ピンキー
10/11/06 14:33:39 AEJmrDHj
>>684>>658の3行目から最後まで100回大きな声で音読してからよーく意味を考えてね
わからなかったらおうちのひとに聞いてみようね

688:名無しさん@ピンキー
10/11/06 15:13:35 rAIJ9gNj
めちゃくちゃ偉そうに批評する奴って何なの?
うざくて適わんのだが…。

689:名無しさん@ピンキー
10/11/06 15:24:54 MHUBPqGN
荒らしの自演
この一週間同じパターンなんだからもう聞くなよ

690:名無しさん@ピンキー
10/11/06 16:18:29 0OLJOrO8
新鮮? 新しい?
メチャクチャ古臭い文章じゃないか
大河ドラマでも書こうとしてるんだろうけど、需要無いんじゃない?
文芸板にでも行けば?

691:名無しさん@ピンキー
10/11/06 16:20:50 b3I2l5Zc
これ以上荒れるようなら一旦保管庫の掲示板に避難して過疎らせるってのはダメ?
外部板って書いてあるし、中の人も結構な頻度で目通してくれてるみたいだし、アク禁とかもできる…?
よく知らんけど

692:名無しさん@ピンキー
10/11/06 16:39:15 cLzFaRMZ
>>690
新しいってのは発想だ
文体じゃない
ヤンデレの小説でこういう設定のものは珍しいんだよ
だから新鮮なんだろ?

693:名無しさん@ピンキー
10/11/06 16:57:14 WgBenrfe
早く触雷!来ないかな

694:(=゚ω゚)ノ ◆m10.xSWAbY
10/11/06 17:56:59 LSFDOY9v
(≧∇≦)こないかな~

695:名無しさん@ピンキー
10/11/06 18:14:56 4XOYHu+b
お前らいつまで荒らしに餌与え続けんの?
スルーもできない馬鹿は、荒らしと同じく邪魔でしかない
テンプレもう一回嫁

696:名無しさん@ピンキー
10/11/06 19:01:10 qEjxK81J
>>695
もうその書きこみで荒らしの仲間入りになるんだよ?

697:名無しさん@ピンキー
10/11/06 19:04:18 osuULQJC
そういう煽りいらないよ

698:名無しさん@ピンキー
10/11/06 19:49:54 mwNv+K4v
まあ、言えるのは
下らない作品じゃ、この流れを止めることなどできないってこった
カビの生えたような古文書は博物館にでも収めるといいよ

ああ、歴史的価値が皆無だから、軽くお断りされるか

699:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:10:24 WgBenrfe
作品投下まだかなー

700:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:18:26 6ByBeszh
ああ、今日一日費やしてようやくRをクリアした……
デュミナスェ……可哀相なラスボスだった……

701:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:19:25 6ByBeszh
人は何故、同じ過ち(誤爆)を繰り返すのだろうか……

702:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:41:29 AvCZpzal
嫉妬スレも荒れたろう?
ヤンデレスレもきっと荒れる
人の荒らしは、終わらねェ!
ゼハハハハハハァ


703:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:46:10 GAYDot38
これほどGJが軽く、また白々しいスレも他に知らない

704:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:49:57 17oA95nJ
何が「早く触雷!こないかな」だ、バカだろ
お前らが触雷ばっかり煽てるから、ウサギサトが嫉妬で狂ってしまったんだろうが
次に触雷が脱糞されたらとんでもないことになるだろうな

705:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:51:19 WgBenrfe
作品投下まだかな~

706:名無しさん@ピンキー
10/11/06 20:52:07 ol488SGM
そう言うお前がウナギサト

707:名無しさん@ピンキー
10/11/06 21:17:58 Yry8lHlM
差しのべられた和解の手を払い除けたのは、ここの書き手さんたちだからなあ
そもそも住民がウナギ云々陰口叩かなきゃこんなことにならなかったんだが
今後どうなっていくのやら……

708:名無しさん@ピンキー
10/11/06 21:27:12 BdTW9vz4
まさか嫉妬狂ったヤンデレ共がここをこんなにも追い詰めやがって………


俺の暇つぶしがww

709:名無しさん@ピンキー
10/11/06 21:53:34 Yry8lHlM
みんなで有名どころの書き手さんに和解を頼んでみれば?
本当にスレが大事なのなら、きっと出てきてくれるはずだよ

710:名無しさん@ピンキー
10/11/06 21:54:09 pTfmbo2P
>>667
GJ!
これからのヤミに期待

711:名無しさん@ピンキー
10/11/06 21:55:49 Pg77TUEu
毎日しつこいな、ウナギだかなんだか知らんけど

712:名無しさん@ピンキー
10/11/06 21:56:22 qEjxK81J
>>709
お前はどこかズレてるな。
作者がでてきても余計煽るだけだろ。

713:名無しさん@ピンキー
10/11/06 22:42:33 1vC1bdLM
ウナギイヌのニートちゃんはまたこんなとこでアホなことをしているのかい?
その内に痛い目に遭うかもね

714:名無しさん@ピンキー
10/11/06 22:53:34 WgBenrfe
作品投下まだかなー

715:名無しさん@ピンキー
10/11/06 23:02:38 1OCNQoSz
>>667
GJ!
これからどう展開していくのか、楽しみな導入部ですね。
続きを期待して待っています!


716:名無しさん@ピンキー
10/11/06 23:18:12 c3FU3erp
導入にもなっていないような……
この先はまだ考えてないんだろうなあ
つか、導入部の方がヤンデレ部より遙かに長くなりそうだ

717:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:04:22 /uLIgM5/
ここのSS読んでると未来日記の我妻由乃じゃ物足りなくなるな

718:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:09:43 eIsKnhe3
無茶苦茶な見解だな
暴言にも程があるだろ

719:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:09:55 sbgQj5p2
>>716
 ま、そうなっても仕方無いだろ。ヤンデレ描写ってのは元々作品のクライマックスだからな。
 (ここのはそうでないもの多いけど)
 俺は好きだがな、こういうのも。
 作品はGJ!
 喜ばしい再会の中にも、「不老不死の研究」とか穏やかでない要素が入っていて、今後が期待される。

720:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:11:03 Xv0pLg2L
みんな!落ち着こうze!

721:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:12:12 zaMYiyGr
不老不死とヤンデレと何の関係があるの?
少なくともスレ的に期待する要素は何もないだろ
魔術系とかSF系のスレでやれば

722:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:24:13 /uLIgM5/
ヤンデレでさえあればいいのです

723:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:38:10 zaMYiyGr
まあ、本気で書かれていない即興作品について、本気で論じることもあるまい

724:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:39:39 Bb7Ek7g5


725:名無しさん@ピンキー
10/11/07 00:57:30 j27kJiTa


726:sengoku38
10/11/07 01:09:19 tC3u0UKt

















…愚か者達は愚かな結末を迎えるしかない
破壊者に滅ぼされるが良い…


727:名無しさん@ピンキー
10/11/07 01:20:00 9XqMl/9O
ああ、ついに厨二の方まで……

728:sengoku39
10/11/07 01:21:35 LO45A7/N

















へははは ここはもうおわリーだぁ!



729:名無しさん@ピンキー
10/11/07 01:40:16 kR5bSCQk
ヤンデレ少女のプロットを誰か書いてくれないか?

730:名無しさん@ピンキー
10/11/07 02:13:33 t2WXbXRb
ってかウサギビトって誰?

731:名無しさん@ピンキー
10/11/07 02:51:22 Bb7Ek7g5


732:名無しさん@ピンキー
10/11/07 03:32:27 7t3xRN+O
どうもこのスレだけR指定が無いらしい

733:(=゚ω゚)ノ ◆m10.xSWAbY
10/11/07 04:50:54 LGldE4J1
オイコラせんごく38
俺以外がコテつけてんじゃねー(#^ω^)
銀河1の愛されコテである俺に憧れるのは分かるが君は2番煎じなのさ!(b^ー°)

734:名無しさん@ピンキー
10/11/07 08:01:47 GE5zimqx
明らかにこのスレの住人じゃない奴らがいるな

735:名無しさん@ピンキー
10/11/07 09:56:52 Ta+0vHQS
常識で考えて、くたびれきった男女の話なんかが需要あるわけないよな
こんな時だからみんな優しくしてくれるけど
通常営業時ならよくてスルー、下手すりゃフルボッコだ

736:名無しさん@ピンキー
10/11/07 10:10:34 wCc9DtQZ
荒らして潰したいだけの精神異常者が来てるのよ

737:名無しさん@ピンキー
10/11/07 10:11:18 3t2rGZig
最近のヤンデレは猟奇に走りすぎだ。せめて、言葉様のように壊れてくれないと

738:名無しさん@ピンキー
10/11/07 11:26:06 GiyfdMx5
ポケモン黒みたいな光宙と仲がいい超中性的な恋留さんに嫉妬する若干ヤンデレな来中さん、はないか

739:AAA
10/11/07 13:35:11 5wg6HOcu
久しく投下します

740:風の声 第5話「風の嵐」
10/11/07 13:37:25 5wg6HOcu
今日もいつもと変わらず登校する俺
いつもと同じ風景、同じ人の流れ、同じ空気、ただ一つを除いてはいつもと同じだった。
いつもと違うもの。それは早朝にもかかわらず小さな男の子が一人、駅の構内で泣いている事だった。
別に泣いている事に違和感を感じたわけではなく、見たところ5歳ぐらいの子がこんな早朝にいることが
不思議だった。無視しようとした俺を止めたのは俺の“良心”だった。

「どうした・・・?」

いつもと変わらない、人との接触を拒む声。相手はガキなのにも関わらずこんな声しか出せない自分が嫌いだ。
少年は俺の声に対して当然と言ってもいい態度をとった。簡単に言えば俺に対して臆した。
さすがの俺もまずいと思い、今度は声を和らげ膝を曲げ目線を合わし、“本当の俺”の声で話しかけた。

「こんな朝っぱらからどうしたの?お母さんは?」

少年は少しばかり安心したのか返事をしてくれた。

「置いて・・・いかれた・・・」
「お母さんに?」
「ボクが、欲しい物を買ってくれなくて、それで・・・」

要するにこの少年は母親に駄々をこねて置いていかれたわけだ。

「家は近いのか?」
「うん・・・帰れる・・・」

その言葉を聞き俺は安心した。そしてちょっとした興味から、しなくていい質問をした。

「ちなみに欲しかった物って何なんだ?」

今思えばこんな質問をするんじゃなかったと後悔をしている。少年の口から出た言葉は自分の心に重く響いた。

「信頼できる友達・・・」
(ズキッ・・・)
「ボクの事をいじめない仲間・・・」
(やめろ・・・)
「素直になれる環境」
(もう・・・やめろ・・・)
「それと・・・」
「もう・・・言うな」

少年は話すのを止めない、そして最後の言葉で俺は停止した。

「正直に生きる自分」
「・・・」

この少年を見つけたときに感じた違和感、それが今分かった。こいつは、この少年は・・・俺だ。

「お兄さんはボクにそれらを与えてくれますか?」
「やめろ・・・」

少年の口は動いていない。なのに心に響いてくる。

「オニイサンハ・・・ボクニ・・・」
「やめろぉぉ・・・」
「ソレラヲ、アタエテ・・・」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

741:風の声 第5話「風の嵐」
10/11/07 13:38:28 5wg6HOcu
――ガバッ

(ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・)

気付くとそこはいつもの自分の部屋だった。寝汗をかくほどの悪夢、一人暮らしを始めて、初めて見た・・・

いつもの登校路の駅の構内、いつもと違うものは無かった。幼い俺も、それに値する者も。
幼い俺の代わりに居たのは“大空 舞”だった。

「今朝のニュース、見た?」

バスの中で返事をしない俺にいつもどおり話しかけてくる“大空 舞”
この空気に慣れてしまったのか、最近は酸素ボンベの使用頻度が減ってきている。

「殺人事件なんだけどね、女性の焼死体が見つかったんだって」

だからどうした。俺には関係ない。
焼死体といえば、中学の頃、酸素ボンベとライターを使って俺の事をいじめていた“人”を
焼死体にしようとした事があったのを思い出した。
最終的には失敗し俺が咎められる事になった。

「ねぇ、少しは反応してよ」
「・・・なぁ」
「あ、反応した」
「もう、俺に関わるなよ」
「え・・・」
「迷惑なんだよ、テメェの存在が」
「私はそんなつもりじゃ・・・」
「テメェが思って無くても俺には迷惑なんだよ・・・」
「でも・・・」
「黙れ・・・、もう関わるな」

分かっている。自分がどれだけひどい事を言っているのか。
だが、こうでもしない限り、こいつは俺に付きまとってくる。
これでこいつが関わってこないようになると思うと嬉しい
でもどうして、胸が締め付けられる様な気分になるのだろうか

742:風の声 第5話「風の嵐」
10/11/07 13:39:43 5wg6HOcu
午前の授業が終わり、一息ついていたときだった
カッ、カッ、カッ、カッ
一つの足音が俺の前に来た。足音の主は同じクラスの女子・・・誰だっけ?
名前を思い出そうとしていると(思い出す気は全く無い)

「立ちなさいよ」
「はっ?」
「立て!」

気分が乗らないまま立ち上がった瞬間だった
――パシッ
乾いた音が教室に響く、はたかれた。なぜ?
痛みを我慢しながらもいつもどおりの口調で尋ねる

「何すんだよ・・・」
「あんた、何のつもりよ!!」
「何が・・・」
「とぼけないで!!舞の事よ!」

女子の顔は怒りで満ちていた

「あんた、舞になんてこと言っているのよ!!」
「何か言ったか、俺?」

俺の言葉が言い終わる前に女子は俺の胸倉をつかんできた

「舞があんたと仲良くなりたいからってあんなに頑張っていたのに
『迷惑なんだよ、テメェの存在が』とか『もう関わるな』、よくそんなひどいことが言えるよね!!」
「やめて!」

教室の入口から聞こえた声のほうを俺と女子が振り向くとそこには大空がいた

「翼から手を離して・・・私なら大丈夫だから・・・」
「でも・・・」
「お願い・・・離して・・・」

大空が目に涙を溜めながら言った言葉は女子の心に響き、俺をつかんでいた手は俺から離れていた

「くだらねぇ・・・」
「あ?」
「いちいちくだらない事でつっかかってきやがって、俺みたいな人間に関わるから、こんな事に・・・」

743:風の声 第5話「風の嵐」
10/11/07 13:40:52 5wg6HOcu
――ゴスッ
鈍い音が響いた。今度は、はたくなんて優しい物ではなく拳で殴られた

「!?」
「あんた、いい加減にしなさいよ・・・」

殴られた。当然だ、あんな事を言えば誰だって殴ってくるだろう
言っておくが、さっきの「!?」は俺のじゃない。心の中でこうなる事は分かっていたから驚きの感情など無い。
なら誰のだ?答えは簡単だ、視界の端で口を手で押さえている大空のものだろう

「悪いとか思ってないでしょ!」
何故こいつは関わってくる?
「あんたのせいで・・・舞は傷付いたんだよ!?」
傷付いた?おれが大空を傷つけた?
「人を傷つけといて平気な顔をして・・・」

傷つけた?アリエナイ、だって俺は、“自分”を守るためにあのような態度をとっていた訳で人を傷つけるために
あんな態度をとっていた訳じゃない・・・

「ねぇ、何とか言いなさいよ!!」
俺は・・俺が望んだ高校生活は・・・こんなんじゃない・・・

「お兄さんが望んだんだよ」

今までと違う声が聞こえた。視線を向けるとありえない者がいた。夢に出てきた幼い俺だ

「お兄さんが人との関わりを望まなかった事によって、こうして人を傷つけているんだ」
「違う俺は・・・」
「人を傷つけることにより、自分から人を遠ざけたんだよね?」
「俺は・・・ただ平和に暮らしたくて、傷つけるつもりも無くて・・・それで・・・」
「いつまで偽るつもりだよ・・・」

744:風の声 第5話「風の嵐」
10/11/07 13:41:33 5wg6HOcu
急に声のトーンが変わった。そこには幼い俺ではなく、今現在の俺がいた。
俺とほとんど同じ人間、違うのは白髪ではなく闇よりも深い黒い髪をしているところだった。

「人を傷つけたくない、自分を傷つけたくない、そんな甘い事を考えてんじゃねぇよ!!」
「・・・」
「本当は人とふれあいたかったんじゃねぇのかよ?」
「・・・」
「今ここにいる人間を、中学の奴らと勝手に一緒にして全てを否定していた。逃げてるだけじゃねぇか」
「・・・俺は」
「ラチがあかなさそうだから今この場で決めろ」
「・・・何を?」
「人を傷つけるか、自分を傷つけるか」
「!?」
「選べよ」
「どうして、選ばないといけない?」
「選べよ・・・」
「断る・・・」
「選べ!!」
「断る!!」

こいつは誰だ?俺とほぼ同じ人間で意味の分からない選択肢を突きつけてきて
分からない、解からない、ワカラナイ・・・

「もういい・・・」
「?」
「選ぶ事も新たな選択肢も考える事もできず、自分も他人も偽るような奴は俺じゃない」
「な、何を言って・・・」
「俺が変わってやる、全て壊し、自分を守り抜いてみせる」
「やめろよ・・・」
「俺は一人で充分だ、というわけで、全てを偽る偽者は・・・」
偽者って何?俺は“風魔 翼”の本物であってあいつが偽者で・・・

もっといろんな事を考え、理解したい俺をあいつは一言で片付けた
「消えろ」

その言葉と同時に俺は暗闇へと放り出された。

745:AAA
10/11/07 13:43:49 5wg6HOcu
以上です。
ストーリーは大体決まっているのに表現ができ無い為
小説の価値がどんどん下がっていく・・・

元より、価値なんて無いんだけどねww

746:名無しさん@ピンキー
10/11/07 13:47:08 p2OrvYBH
>>745
GJだが自虐は控えるように
見てて良い気分しないからな

747:名無しさん@ピンキー
10/11/07 13:52:49 Sz0t/Akj
>>745
GJ!
自分を守るための行動が他人を傷つける羽目になったり深層心理の変化の過程なんかがグッときました
うふふ。今後の展開が楽しみです

748:名無しさん@ピンキー
10/11/07 14:08:18 /uLIgM5/
>>745
GJ!


749:名無しさん@ピンキー
10/11/07 14:43:55 Ta+0vHQS
それより、ガバッとかゴスッなんかの擬音をどうにかした方がいい
まるっきり中学生の書いた作文に思えて、笑うにも笑えない

750:名無しさん@ピンキー
10/11/07 14:58:19 j27kJiTa
>>745
投下キタ!!
GJです

751:AAA
10/11/07 15:06:02 5wg6HOcu
749さんに質問
擬音はどう表現すればいい?

752:名無しさん@ピンキー
10/11/07 15:16:41 tQaGR1dc
ID検索すればわかるけどただの荒らしだから

最初から否定的な奴には何も出来ない

753:名無しさん@ピンキー
10/11/07 15:59:54 Ta+0vHQS
オノマトペに頼っているうちは一人前になれない
別の代替手段を考えよう
本当にその音を入れなければならない、何らかの必要性が存在しているんだろうか?
まずはそこからだ

754:名無しさん@ピンキー
10/11/07 16:36:40 GE5zimqx
この場合
ゴスッ、と鈍い音を立てて~
とか書いた方がそれらしくなると思うよ

755:叝墲ノ潜む闇 第6話 ◆4wrA6Z9mx6
10/11/07 17:51:47 BM5rZgek

~Side Seiji at his home~
無事家に辿り着き、誠二は玄関で靴を脱ぐ。
 両親は長期の海外出張、兄の誠一は学生寮住まいで、家には誠二以外誰もいない。
 誰もいない家というのは恐ろしいほど静かで、どこか物寂しさを覚える。
 家の明かりのスイッチを押し、照明をつける。
 学園都市外の一軒家に、一人で住むことがこれほどまでに心細いものだったとは、と今更ながらに思う誠二だった。
 夕飯は弘志との一件で済ませてしまっているので食べる必要はない。だから二階へ上がり、自分の部屋に入って後ろ手にドアを閉めた時、誠二はその場に体育座りでうずくまり、声を押し殺して静かに泣いた。
 今日だけで、どれだけ酷い目に遭っただろうか。
 朝は誹謗中傷の嵐。昼も嵐。そして教科書の破損。放課後になれば不良に絡まれ集団リンチ。挙句の果てには噂を流布した黒幕は兄、久坂誠一、もしくは昨日迫って来たクラスメイト、紬原友里ときた。
 そんな四面楚歌の状況で救いとなるのは先輩、天城美佐枝と友人、雪下弘志の二人。それ以外は全て敵。敵。敵。
 根も葉もないうわさに振り増されている自分に、心底嫌な思いがしていた。しかしここで死のうものなら、その噂を認めることになる、なによりもここまで育ててくれた両親、好きだと言ってくれた先輩に申し訳が立たない。
 さらに言えば、まだ兄も紬原さんも犯人と決まったわけではない。
 これらの事実が誠二にとっての唯一の救いだった。
「今日は、もう寝よう」
 ひとしきり泣いた誠二はブレザーを脱ぎ、ネクタイを外して、制服のままベッドにダイブして意識を手放した。


756:日常に潜む闇 第6話 ◆4wrA6Z9mx6
10/11/07 17:53:33 BM5rZgek


~Next day~
 カーテンの隙間から差す朝日に、誠二は眩しさを感じながら目を覚ました。
「んあ……しまった。制服着たまま寝ちゃったのか」
 バカだなあ自分、と思いながら下着とワイシャツを新しいものに着替える。
 腕時計で時間を確認して、朝食、洗濯をする余裕があると判断すると、すぐに行動に移った。
 洗濯機を動かしている間に朝食を手早く作る。
 と言っても朝はご飯に味噌汁、目玉焼きと決めているのでさしたる手間ではない。ついでに言えばご飯は数日前から冷蔵庫に置いてあるからレンジで温めればすぐだ。
 朝食が整い、誠二は静かにそれを食べ始めた。
 新聞は、一応取ってはいるものの、朝は読む暇がないのでもっぱら夕方が夜に朝刊を読む形になっている。
 ものの十分程度で食べ終わると今度は食器を水に漬けておく。朝は何かと忙しいため家に帰って来てから洗わないと、時間がないのだ。
 次に洗濯機から洗濯を取り出し、部屋干しする。
 そして歯磨き、洗顔、髭剃りと身だしなみを整えて、最後に今日の修行を確認して教科書その他を詰め込むと、誠二は玄関に向かった。
「じゃ、行ってきます」
 しかし誰からも返事が返って来ない。
誠二は外に出て、鍵を締めると自転車に乗って久遠坂学園へ向かう。
 学園はその名の通り坂の上にあるわけで自転車だと辛いのだが、それでもペダルを漕ぐことで生まれる疾走感が彼は好きだった。と言っても坂では自転車から降りるのだが。
 他の学園生に混じって登校し、正門脇の大型駐輪場に停めて、ゲートをくぐって高等部へ向かう。
 だが、やはりと言うべきか、高等部に近づくにつれて誠二に対する視線は比例するように増していった。どうやら噂は既に全校生徒に知れ渡っているらしい。
 中にはあからさまに憎悪のこもった視線を向けて来る生徒もいる。
 そんな中、背後から声をかけられた。
「おはよう、誠二君」
「ああ、おはよう友里」
 一瞬昨日の弘志の話が脳裏をよぎったが、なるべく普通に返す誠二。
 友里はそんな彼の心情を悟ったのだろうか。普段から無表情な顔がさらに無表情さを増して、どこか険のある表情にも思えてくる。
「ねえ、何か隠してる?」


757:日常に潜む闇 第6話 ◆4wrA6Z9mx6
10/11/07 17:54:31 BM5rZgek

「何かって……なに?」
 ここで悟られるわけにはいかない。
 これ以上関係をこじらせたくない誠二は、友里を信じたいと思う気持ちも併せてわざととぼけた。
「……私の思い違いだったのかな?」
「そうなんじゃない?」
 心臓が無意味に高鳴っている。
 不信と希望に挟まれて、誠二の胸中はさらに複雑さを増していた。
 朝食を取っている最中、弘志の衝撃的な内容のことを考えていた。
 でも、兄や紬原友里はとてもそんなことをするような人間とは思えない。だいたい兄弟の仲がギクシャクしているのは自分が兄にコンプレックスを抱いているからだ。
一応、兄は兄なりの自然体でこちらに接している。たとえそれが変人的行動を伴っていたとしても。
 そして紬原友里。彼女は出会って間もないが、すでに色褪せている過去の記憶と照らし合わせても到底考えられない。だが、可能性として考えるなら、紬原友里に疑いがどうしても傾いてしまう。
 弘志はほぼ間違いなくしないだろうが、久坂誠二は紬原友里に襲われている。彼女の自室で。
 未遂だったとはいえ、確かに彼女に襲われた。
ついでに言えばファーストキスも奪われた。とはいえ相手は、まあ美少女だ。嫌なわけではないが、やはり最初は好きな人とちゃんと向き合ってしたかった。
一方的過ぎるのは、色々とショッキングだ。
 話は逸れたが、とにかく強姦未遂に遭い、そして激しく拒絶した。
 つまり拒絶されたことに激高して、復讐(?)に走ったのではないかと誠二は考えていた。
 さらに言えば、復讐という名のイジメで精神的に弱っているところで、どんなに拒絶されても私は貴方が好きよと言う作戦なのではと、自意識過剰も甚だしい展開を想像してしまった。
 そんなこんなで思いつく限りのシナリオを描いてみたが、やはり実際に接した時の感覚、もしくは自分のお人好しさによってどうしてもこの二人ではないと思っている自分がいるのも確かだった。
 しかしどうだろうか。
 今実際に彼女と接して、やはり紬原友里が主犯ではないのかという疑いが再び浮上してくる。
 正体が誰なのかはっきりしないために、疑いのあるものを手っ取り早く犯人扱いして、自分を安心させようとする人間の脆弱さゆえだ。
 それを分かっていても、疑いを完全にぬぐいきることができない。
 誠二は泣きたい気持だった。
 そんな難しい顔をしてる彼をじっと見つめる友里。
 二人は無言のまま、周囲から無数の、様々な視線を受けながら昇降口に向かった。


758:日常に潜む闇 第6話 ◆4wrA6Z9mx6
10/11/07 17:55:14 BM5rZgek


~~1時限目―A first period~~
 誠二は保健室にいた。
 正確に言えば、保健室のベッドに横になっていた。
 カーテンのすぐ向こうには、相変わらずイライラした様子の保健医が火の点いていない煙草を口に含み、片方の脚をもう片方の太ももの上に乗っけて書類作業をしている。
 ―先生、いくらパンツスタイルだからってそんな行儀悪いことするのは若い女性としてどうか思います。
 実際に言ったら一発殴られるどころでは済まなそうなことを思いながら、誠二は静かに天井を真っすぐ見つめていた。
 あれは昇降口―下駄箱での出来事だった。
「あれ? 上履きがない?」
 最初、誰かが間違って履いてしまったのかと思った。
 しかし、遠巻きにこちらを見て笑っている男子生徒たちを目撃して、意図的に隠されたのだと悟る。
 上履きくらいなら、まあいいか。と誠二は考え、靴下のまま教室へ向かおうと足を向けた。
「誠二君、上履きどうしたの?」
「ん? いやあ、なんだか他の人が間違って履いてっちゃったみたい。出席番号のシール貼ってあるのにねえ」
 友里の指摘におどけて見せる誠二。
 彼女は「ふう、ん。そうなの」と大して気にした様子もなく「早く教室に行きましょ」と誠二を促した。
 教室に入ってから、今度は自分の机が消えていた。
その部分だけ、ぽっかりとできた空間。そこには何故か中身が撒き散らされたゴミ箱やら箒、塵取りが置いてあった。
確定的だった。
 しかし誠二はやれやれ仕方ないといった風に肩を一度竦めると、片付けを始めた。
 友里が手伝おうかと言ってくれたが、下手をすれば彼女に被害が及ぶかもしれない。
 さっきまで容疑者扱いしていたのに、こんな時ばかりはなんて心変わりだろうかと自分の馬鹿さ加減に呆れていたのは秘密だ。
 片づけている最中、いきなり紙くずや散りゴミが飛んできた。
 飛んできた方向を見やれば、
「あはっ。ごめーん。片づけ邪魔しちゃったぁ? ついでにそのゴミも片付けといてくれない? ヨロシク―」
 実にすがすがしいまでの嫌がらせだ。
 何も言わずに肩を竦め、黙々と作業を再開する誠二。
 さっきの女子生徒は仲良しグループの和に戻り、何やらキャッキャと騒いでいる。
 どうせ自分にまつわることだろうと聞き流すことを決め込んだ。
 それでもやはり辛いものは辛い。
 この後机も探さないといけないのか、とネガティヴな思考に入りながら、保健室で休もうかなと思い始めていた。
 なにしろ何かと理由をつければ幾らでも休める場所だ。もちろんそれが敵前逃亡を意味するのは分かっている。
 片付け終わると、誠二はふらりと教室を出て、保健室へ向かった。
「あら? 誰かと思えば昨日のイジメられっ子じゃない」
「その節はどうも」
「逃げにきた? まああたしには関係ないからどうでもいいわ。ベッドに潜り込んで泣いてもいいけど、声は出さないでよ。あたし辛気臭いの大嫌いだから」
 じゃあタバコ臭いのはいいのか。
 開口一番とんでもないことを言う保健医に迎えられ、そうして今に至る。
 ちなみに、泣いてなどいない。
 敢えて言うならこれからの戦略を練っていたということにしておこう。



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