10/07/23 02:47:48 8FN7AO5e
あの後、入江と関根は見事にのぼせ、俺は二人を抱えて部屋に戻った。
布団を敷き二人を寝かせ、窓を少し開けそこから顔を出す。
丸い満月がぼう、と穏やかに輝いていた。
この世界に季節があるのかは知らないが、今夜の月は十五夜に相応しいと思った。
「音無くん」
ふと、背後から声がした。振り返ると入江がちょこんと座っていた。
「あ、悪い。風入ってきたか?」
「ううん、ただ目が覚めちゃっただけだよ。お月様見てたの?」
「ああ」
「綺麗だね~」
入江が目を輝かせながら月を眺める。
月の光に照らされる、淡いブルーの髪が綺麗で、俺は目が離せなかった。
「帰ったら……その、どこか遊びに行くか?」
「え?」
入江が間の抜けた声を放つ。俺は視線を泳がせながら続けた。
「だから、どこか出かけようかって。その……二人で」
「あ………うんっ」
そのときの入江の笑顔が、とても可愛らしかった。
これで終了です。
ちょ、セクロス本番無しかよ、という声が飛んできそうな低クオリティーで申し訳ない。
次回は音無×入江でいく予定。もっと精進します。