10/10/15 21:12:13 Jz4gpu01
愛奴牧場多目的イベントホール。
今夜の催しは演奏会。
客席を埋めるのは着飾った(変態)紳士の群れ。
そして(変態)淑女もちょっぴり。
壇上にはちょっとした舞台装置と呼べるほどのサイズを持つ楽器が据えられている。
だが果たしてそれは楽器と呼べるのであろうか?
複雑かつ不規則に湾曲した金属フレームで構成された本体部分は、じっと見ていると頭痛がしてくること請
け合い。
更にフレームの内側にオルガンのパイプのように配されているのは後ろ手に縛られ、口にボールギャグを噛
まされた全裸の牝畜たちだ。
一番左端に配されているのは新雪のように白い肌と透き通った蒼い髪を持つグラマラスな美女、子安ヴォイ
スの吸血鬼に仕える氷の精霊ユキ。
その隣は二十一世紀警備保障広報二課の頼れるお姉さん、大山紀子。
その隣は秘密傭兵部隊ミスリルの女AS乗り、ウルズ2ことメリッサ・マオ。
その隣は陸上自衛隊の戦闘ヘリガナー、雨竜冴三等陸曹。
その隣は空中元素固定装置を埋め込んだ美貌のアンドロイド、キューティーハニー。
ハニーは複数の平行世界で同一の存在が捕獲されているが、今回演奏に使用されるのは最も肉感的なボディ
を持つ90年代の男性向けOVA風ハニーである。
その隣は錬金術が発達した異世界で捕獲された射撃の名手、ブロンドの女将校リザ・ホークアイ中尉。
その隣はコムネットと呼ばれる電脳世界の占い師、アンティ。
その隣は物質透過能力を持つおっぱいエージェント、ナンシー・幕張。
その隣がメイドロボの金字塔、HMX-13セリオ。
その隣が中東の貧乏皇女の側近、シーリン・バフティヤール。
一番右端は国家が人間化しているというふざけた世界で捕獲されたとかく勇ましい騎馬民族の女性、ハンガ
リー。
いずれ劣らぬ美貌と抜群のプロポーションを誇る女性が一糸纏わぬ姿で奇怪な装置に組み込まれている様
は、これは果たしていかなる狂人の所業であろうかと正常な理性と倫理観を持った人間ならば肌を粟立てず
にはいられぬところである。
だが真に恐るべきは見た目ではなく内側にある。
装置に組み込まれた牝畜は両足首を鎖に繋がれ、後ろ手に手錠を嵌められている以外は一見身体のいかなる
場所をも拘束されているようには見えぬ。
にも関わらず全ての牝畜が棒を呑んだように直立不動の姿勢を保っているのは何故か?
実は牝畜の足元から股間に向かって伸びた金属製のフレームは、牝畜の股下で二股に分かれ、一方は性器を
貫いて子宮の最奥部まで侵入し、もう一方はいかなる魔技が為せる技か、体内の重要器官にキズ一つ付ける
ことなく肛門から口に噛まされたボールギャグまで田楽刺しにしていたのだ。
やがて開演時間となり、長身痩躯の死神のような気配を纏った老紳士が妖しい装置の前に立つ。
老紳士の鶏がらのような指がキーボード状のタッチパネルに触れると女体を貫通したフレームから全身の
性感帯を刺激する電磁パルスが発振され、美しい裸身を激しく震わせる牝畜のボールギャグを噛まされた口
から、フルートのようでもありヴァイオリンのようでもある艶を含んだ美しい音色が流れ出す。
それはまさに女体の楽器化であった。
やがて演奏が終わり、万雷の拍手に送られてステージを降りた老紳士は待ち構えていたオーナーと固い握手
を交わした。
「すばらしい演奏でした教授」
「例を言うのはこちらだ、“同じ声質”の美女がこれだけ揃ったこの牧場でなければ私の芸術は完成しなか
った」
二人の背後ではステージに上がった観客が装置から外された牝畜たちの穴という穴を犯していた。