☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第94話☆at EROPARO
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第94話☆ - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
09/02/05 18:55:27 nceLdtc0
>>392
それは、尻をか?

351:名無しさん@ピンキー
09/02/05 18:56:33 5qiK/YKX
>>393
無論、尻だ(断言)。

352:名無しさん@ピンキー
09/02/05 19:01:15 nceLdtc0
>>394
フフ……できますな。

353:サイヒ
09/02/05 19:58:42 Ke/vIItu
書く書くと言ってたブロンド3Pがようやく書けたんで投下しに来ました。
以下注意書き。

・全三回。どれもエロ有り。
・ミッドチルダは重婚OKという捏造設定。
・クロノがエイミィ、フェイト、カリムと結婚。
・クロノ、フェイト、カリムでエロ。
・当たり前だけど乱交。
・でも正妻の出番はありゃしません。乱入とか無い、絶対。

354:豪華金爛
09/02/05 19:59:54 Ke/vIItu
 その日、来客を迎えようとしていたカリムは、微妙にいつもと雰囲気が違った。
 傍目にはいつもと変わらず柔らかさとそれなりの威厳を伴った姿のようだが、長年近くにいたヴェロッ
サには内心かなりそわそわしているのが分かった。
 そのことは、シャッハに対して何度も接客に対する細かい指示を出していることでも知れた。来客へ対
する準備は基本的にシャッハに一任しておけば万事不足なくやりとげる。それが分かっているであろうに、
食事の献立だの通す部屋だのについて思い出したように訊ねては些細な変更を繰り返している。

「そういうカリムを見るのは久しぶりだね」
「そうかしら?」
「結婚して以来かな。昔は、クロノ君が来る前日はいつもそういう可愛い顔していたけど」

 可愛い顔という部分に反応してか、カリムは慌てた仕草で頬を撫でた。ヴェロッサが笑い声を上げると、
ようやくからかわれたと気づいてむっとした顔をする。

「そういえば今日はクロノ君も来るらしいね」

 糾弾される前にヴェロッサはさっさと話題を変える。カリムの夫の名前を出したのが効果的だったのか、
義姉は眉をちょっとひそめただけですませた。

「いえ、臨時の会議が入ったから来れなくなったらしいわ」
「だったら二人っきりというわけか」
「ええ…………。それで今更なんだけれども」

 ちょっと紅茶をすすってから、カリムは言った。

「どういう人なのかしら」
「僕もそこまで親しい相手じゃないからね。クロノ君やはやてに聞いていること以上のことは教えられな
いと思うよ。そもそも姉さん、会ったことがなかったかい?」
「JS事件の時に顔を会わせたけど、忙しくてろくに話は出来なかったから。あの頃は、まだ私も彼女も
クロノとは結婚していなかったし。頭の中でイメージ像は出来ているんだけど……」

 紅茶のカップを顔の前で揺らしながら、カリムは水面にできた波紋に眼をやって軽く考え込んでいる。

(一緒に食事して泊めるだけなのに、そこまで色々気を使うものかな)

 確かにこれからやって来る客とカリムの関係はちょっと複雑だが、ヴェロッサにはカリムが大仰に構え
すぎているような気がしたので、軽く冗談を飛ばした。

「クロノ君のことが大好きっていう点では姉さんと同じかな。本局中で知らない人がいないぐらいに。と
にかく彼に一途なところも、姉さんと一緒だね」
「…………」

 カリムの返答は無かった。しかしかすかに寄った眉間の皺と、ずずずと音高くすすられた紅茶が、機嫌
の悪化を実によく表していた。
 場を和ますつもりが、しくじって地雷の横っちょを踏んづけてしまった。

「……そろそろ僕は帰るよ」

 飛び火する前に、退散を決め込むことにするヴェロッサ。
 早足で教会を出て行こうとすると、ちょうど入り口でまさにやってきたばかりの話題の客とばったり出
くわした。
 仕事があったのか、黒い執務官服を身に纏っていた金髪の女性は、ちょっと小首を傾げた。

355:豪華金爛
09/02/05 20:01:09 Ke/vIItu
「アコース査察官も騎士カリムに呼ばれてたんですか?」
「いや、僕は帰るところ」
「よかったら一緒に食事だけでもどうですか?」
「遠慮しておくよ。今夜の主賓は君だからね」

 いくら美女が二人揃っていようが、不穏な匂いの漂う気配が濃厚な場所で平然とメシが食えるような度
胸は無い。
 別れ際、振り返らずにひらひらと手を振ってヴェロッサは言った。

「じゃ、あとは姉さんとよろしく。ハラオウン執務官」




          豪華金爛




 カリムの食事は、聖王教会の頂点に立つ者としてはひどく質素なものである。
 「人たる者は、清貧であるべし」と聖王の教えの一つにあるのに、その僕が贅沢をするわけにいかない
という教義的な理由が存在するためである。一日中執務机に向かっていることが多いので、豪華な食事ば
かりにしていると胴回りがえらいことになるという現実的な理由もあるが。
 そのため、特別な来客があった場合に出す料理も皿数はそこまで多くないし山海の珍味を並べ立てるこ
ともない。
 代わりに、ありふれた食材とメニューにとにかく手間暇かけて美味しく調理した物を出すことにしてい
た。
 料理は野菜の皮の剥き方や煮るタイミング一つで味がけっこう変わる。値の張る素材をやたらめったら
揃えればいいというものではない。そのあたりをしっかり理解している教会のコック達が出す料理は、味
の点では巷の有名料理店に負けない物に仕上がっているという自慢がカリムにはあった。
 それだけに、料理を見た時に「貧相なメニューだ」と露骨に顔に出す相手や、味わった様子もなくさっ
さと食べてしまう相手がいると悲しくなる。
 だが、今晩迎えた相手はそんなことは無かった。

「このニンジンスープ、すごく美味しいですね。あく抜きとかにも手間がかかっていそうで」

 スープを上品に飲みながら、フェイト・T・ハラオウンは料理の出来栄えに感嘆していた。

「フェイトさんは料理をされるんですか?」
「はい、リンディ母さんにみっちり鍛えられたので」
「ということは、フェイトさんも甘党?」
「いえ、さすがにそこまでは鍛えられてません」

 にこやかにしゃべりながらも、クロノがフェイトの家に泊まっている時は当然手料理でもてなしている
のだろうと想像するカリム。
 菓子作りの得意なヴェロッサが身内にいるのだが、カリムはクッキーの一枚もまともに焼けない。なん
とか暇を見つけて練習し、軽い朝食ぐらいは作れるようにしようと決心するカリムだった。
 メインディッシュである川魚のソテーも食べ終わり給仕が皿を下げると、フェイトはカリムに頭を下げ
た。

「今日は招待してもらってありがとうございました騎士カリム。いつか必ず私もお礼をさせてもらいます」
「堅苦しいことしてもらわなくてもけっこうです。だってあなたと私は……」

 自分とフェイトの関係を一言で表す言葉が見つからずカリムはちょっと迷い、ふと九十七管理外世界の
書物で知った単語を思い出し口に出した。

356:豪華金爛
09/02/05 20:02:24 Ke/vIItu
「あなたと私はボウシマイなんですから」
「ぶっ!?」

 フェイトが飲んでいたシャンパンを吹き出しかけ、すんでのところで踏み止まったものの思いっきりむ
せた。

「き、騎士カリム、その言葉は……」
「アナキョウダイ、の方でしたか?」
「いっ、いやあのっ、その言葉はスラングというか……あまりまともに使わない言葉なので……」
「そ、そうでしたか」

 やはり慣れない言葉など使うものではない。
 赤面しながら立て続けに咳払いをしてなんとか立て直したカリムは、もう真っ直ぐ言うことにした。

「あなたと私は、二人ともクロノの妻なんですから」

 古来より重婚可能な法律を継承し続けているミッドチルダにおいて、何人も妻を持つ男性は珍しくはな
く、クロノ・ハラオウンもその一人だった。現時点において彼の妻女は正妻のエイミィ以下フェイト、カ
リムの三人である。
 しかしカリムは他の二人の妻について、クロノから聞いた以上のことはほとんど知らない。クロノと知
り合った経緯や環境が大きく異なるから仕方ないといえば仕方ないのだが、これはあまりよろしくないの
ではなかろうかと思案した結果が、今晩のフェイトの教会招待と相成ったわけである。
 会話を交わしたフェイトの印象は、噂通りの人物ということに尽きた。穏やかな性格で礼儀正しく、ま
とっている雰囲気は柔らかなものであった。任務で保護した子供達にもよく懐かれているというのが納得
できる。
 ただ、それは裏を返せば外向きの格好であり、クロノやはやてに対してはもうちょっと違う態度を見せ
ることがあるというのも、二人からの話でカリムは知っていた。

(まあ、一回目はこんなものかしら)

 ほぼ初対面に近い相手に全てをさらけ出す人というのもまれだろう。正妻であるエイミィはそういうま
れな人の部類に入りそうだという噂だが。

「名前も、カリムでけっこうですよ」
「でも年上の人を呼び捨てというのは……」
「でしたらカリムさん、でいいですよ」

 カリムの言葉に、なぜかフェイトはくすりと笑った。

「すいません。前になのはがある子に『なのはさんでいいよ』って言ったのを思い出して」
「高町……いえ、今はスクライア一等空尉ですか。出来たらそのあたりの話、してもらってもいいでしょ
うか。なのはさんのこともあまり知らないので」
「ええ、あれは機動六課が設立されるちょっと前のことで……」

 フェイトの話が始まったところで、計ったように給仕がデザートである洋梨のシャーベットを持って入っ
てくる。
 ちょっとしたつまずきはあったものの、二人の食事はつつがなく和やかに終わりを迎えた。


 しかしここから事態は急転直下する。

357:豪華金爛
09/02/05 20:03:26 Ke/vIItu
          ※




「…………どうしてあんなに、服を着たままするのが好きなんでしょうか。それも私服ではなくて、法衣
や管理局の政府ととか、変わったものばかりで」
「ええ、私もバリアジャケットを着てしてほしいって何回も頼まれてます」
「汚れた服をシャッハに渡す時、とても肩身が狭くて困ってるんです」
「分かります。私もアルフにすごく白い眼で見られてて……。胸もすごく好きですよね。いつもいつも揉
んだり吸ったり挟んだり」
「とにかく強引ですね」
「もうちょっとゆっくり話したりキスしたいなーと思ってるのにすぐ胸を揉んでくるんですよ」
「精神的早漏なんですよ、きっと」
「でもあっちは出すの遅いですよね」
「もう駄目と言っても何回も何回も突いてきてこっちが気絶寸前になるまでやり抜きますから」
「最初でもやたらと焦らしますし」
「鬼畜ですね」
「鬼畜です」

 結論を見たところで空になったグラスにワインを注ごうとするカリムだったが、なぜかグラスが三個に
増えていた。おまけに伸ばした右手まで三本に分裂している。
 対面の席でウィスキーをくいくいハイピッチでやっているフェイトの顔は一つだが、目元がえらく赤い
うえに首から上が始終ぐらぐら揺れていた。そのくせ酒を飲む時だけ頭の動きがしっかり止まる。
 なんとも面妖なと思いつつ、苦労しながらワインを注ぐのに成功したカリムは一気にあおったところで、
不意に我に返った。

(…………どうして私はこんな話をしているのかしら)

 食事中は、二人共通の知人の話で平穏無事に盛り上がっていた。
 食事が終わってカリムの私室へと場所を変え、酒が入り出したあたりからおかしくなってきた。最初は
夫へのちょっとした愚痴が、気づけばアダルトな暴露全開話となっている。
 九割方はアルコールとベッドの上で好きす放題やらかす夫のせいだが、カリム自身にこういう話を一回
したいという気持ちがあったことは否めない。
 なにしろ生まれてこの方、エロ本なる物を手に取ったことすらない温室育ちである。クロノに教え込ま
れたあれやこれやが世間的に正しいかどうかということはけっこう気にはなっていた。
 かといって相談できる相手はいない。シャッハになど漏らそうものなら「カリムが淫魔になってしまい
ましたー!!」と卒倒して病院送りだ。
 そんなわけで、なんだかんだと思いつつもカリムは今の会話を楽しんでいた。

「どうしてクロノはあんなに達者なんでしょうね」
「知らないんですか? リーゼさん達のせいなんですよ」
「リーゼさん?……クロノに魔法を教えた使い魔姉妹のことですか?」
「ええ、あの二人が子供のクロノに魔法だけじゃなくて性的なことまで教えたらしいです」
「じゃあ、クロノの初めては」
「二人のどっちか……たぶん二人同時にもらっちゃってるんでしょうね」

 そんな話は全く聞いたことがない。これは後でぜひともクロノを問い詰めねばと思っていると、シャッ
ハから念話が繋がった。

358:豪華金爛
09/02/05 20:04:35 Ke/vIItu
『騎士カリム、ちょっといいですか?』
『ちょうどよかった。ワインとウィスキーの追加をお願い。いちいち持ってくるのが面倒だろうから、ま
とめて二十本ぐらい』
『どれだけ飲むつもりなんですか!? 明日も仕事はあるんですよ』
『いいの。今晩はフェイトさんと徹夜でクロノの鬼畜なところを語りつくすのだから。シャッハも混ざっ
てみたらどう?』
『絶対に断ります!! とにかく、そんなに酔っ払ってるとクロノ提督が来られた時に困るのはカリムで
すよ』
『クロノが、来る?』

 念話中も傾けていたワイングラスをようやくカリムは止めた。

『ええ、会議が若干早く終わったとかで、今からこっちに向かうそうです。あと十五分ぐらいで到着する
らしいですが』
『分かりました。到着したら私の部屋に通して』

 念話を切ったカリムは天井に眼をくれてちょっと思案し、フェイトに声をかけた。

「フェイトさん、今からクロノがこっちに来るらしいのですが」
「クロノが?」

 まだ揺れてたフェイトの頭がしっかりと止まる。
 カリムはぴたりと酔眼をフェイトの紅の瞳に合わせた。

「いい機会ですから、二人でクロノに仕返ししませんか?」




          ※




「…………というわけです。状況が分かりましたかクロノ?」
「ああ、よく分かった。君達があまり正気じゃないということが」

 大きく嘆息するクロノ。その両手はフェイトのバインドによって頭の上で縛られており、ほとんど身動
きできない状態でベッドの上に転がされていた。
 カリムはその左に、フェイトは右に腰掛け、クロノを見下ろして薄い笑いを浮かべていた。

「とにかく二人とも落ち着いて……」
「無理です。だって酔ってますから」

 世界最強の言い訳をカリムは口にした。これから起こすこと全ての羞恥は、素面になった明日の自分が
背負い込めばいい。今はただ女の本能に従い、多人数で交わるという未知の宴を愉しみたい。

359:名無しさん@ピンキー
09/02/05 20:05:08 7bkVhcDD
尻餅をついたキャロがエリオに撫でてもらう。そのままエスカレートして
本番へ…なエリキャロを夢想した。

360:豪華金爛
09/02/05 20:05:50 Ke/vIItu
「じゃあ、フェイトさんからどうぞ」
「いえ、ここは騎士カリムからで」
「いえいえ、私は第三婦人でフェイトさんは第二婦人ですから」
「いえいえいえ、やはり年長者に譲るのが礼儀だと思います」

 とはいえわずかに残っている理性がブレーキとなって、お互いに自分が先陣を切るのには二の足を踏む。
 しばらく不毛な譲り合いが続いたが、結局はカリムが先にすることに決めた。これ以上時間をかけると
冷静さが引っ返してきてはまずいことになりかねない。

「では、私からさせてもらいますね」

 頷いたフェイトが身体を引き、カリムはクロノの股間に頭を持ってくる。キングサイズのベッドは人間
五人ぐらいは寝れる大きさなので、カリムはそのままうつ伏せになって寝転んだ。バインドで縛っている
のは手だけなので、クロノに本気で暴れられたら厄介なことになる体勢だったが、当の本人はやれやれと
いう顔をして黙って成すがままになっている。

「ずいぶんと往生際がいいですね」
「こういう場合に逆らったらよけいひどいことになると、子供の頃に思い知らされているからな」

 そんな悟りを開くぐらいにこんなことをされたクロノの少年時代とはどんなものだったのだろうか。や
はりリーゼ姉妹のことについては、洗いざらい語らせねばなるまい。
 すぐにでも白状させたいところだが、今はその時ではない。カリムはベルトに手をかけた。
 かちゃかちゃと金具が鳴る音が、やけに鮮明に鳴る。一気に脱がせると、一日密閉された汗の匂いがか
すかにした。どうもこの匂いだけは、いくらクロノのものでもカリムは好きになれない。軽い抵抗心を押
さえつけて顔を近づける。
 クロノの性器は血が通っておらず、まだ小さいまま。何十回も見慣れたものだが、小指ほどの長さしか
ないそれをカリムはしげしげと眺めた。

「不思議なものですね。これが、そのうちあんなに大きくなるのですから」

 手のひらの上に袋ごと乗せて軽く転がしたり、指で摘んでみたりしてみる。貫かれている時は鉄塊のよ
うに錯覚するものだが、今は布を適当に丸めたかのようになんとも頼りない。
 そっとクロノの表情を盗み見れば、性器を弄ばれているのが恥ずかしいのか顔を赤くして横を向いてい
た。

「こんなことじゃなくて、早くしてほしいんですかクロノ」
「…………!」

 いっそう顔に血が上り、首がほとんど九十度横を向く。

「ふふふ、答えなくてもいいですよ。たっぷり一晩中、泣いて謝るぐらいしてあげますから」

 にっこりと笑って、カリムはようやく股間へと口を寄せる。
 伸ばした舌で陰嚢の裏側から先端まで舐め上げ、頂点に達すると逆戻り。
 数回往復しただけで、陰茎がひくひくと震え出し徐々に天を向き出す。完全に怒張する半分程度まで勃っ
たところで、カリムはゆっくりと食んでいく。
 しかし完全に入ったところで、そのままカリムは何もしなかった。舌を這わすことも、唇で扱くことも、
歯で甘噛みすることもなく、ただただ口内の空洞に肉棒を導いたにすぎない。
 陰茎を当たるのは、カリムの吐息と溜まっては零れ、表皮を濡らしていく唾液だけ。それでもけっこう
な刺激になるのか、陰茎はさらに滾っていく。しかし、果てに至ることはけっしてない。

361:豪華金爛
09/02/05 20:07:05 Ke/vIItu
「仕返しっていうのは……こういうことか……」

 クロノは少し苦しそうな顔をしているが、まだまだ初期段階であったこともあり、我慢できないという
ほどではなさそうである。
 完全にクロノが油断して息を大きく吐いた瞬間、狙い済ましていたカリムは舌を幹に巻きつけ、そのま
まずるりと引き抜いた。

「くぅあっ!?」

 頭のてっぺんから発しているような悲鳴が、クロノの喉から飛び出た。
 声だけでなく精液もあっさり出したらさぞかし面白い表情が見れただろうが、肉棒は何度も激しく痙攣
したものの崖っぷちで踏み止まられてしまう。

「やっぱりこっちは出すのが遅いですね。けど、まだまだこれからですよ」

 今度はありったけの技巧を駆使して興奮させるだけ興奮させてから寸止めしようと、再度口に含もうと
するカリム。
 だがその時、後頭部のあたりに強い視線を感じた。
 振り向くと、いつのまにかベッドから離れていたフェイトがじっと二人を見つめていた。
 やはり恥ずかしいのか、顔を赤くして心なし俯きがちになっている。しかしその眼は、二人の痴態へと
はっきり向けられていた。
 その姿からかすかに羨望の感情を見つけた途端、思わずカリムは言っていた。

「…………フェイトさんも、一緒にしますか?」
「えっ? い、一緒に……?」

 フェイトだけでなく、カリム自身が口を突いて出た言葉に驚いていた。
 慌てて否定しようとしたが、他の女性がどんな風にするかが知りたいという欲望に引きずられ、次々に
言葉が連なっていく。

「ええ、こんな機会、二度とないでしょうから」
「で、でもそんな…………二人でなんて、恥ずかしい……」
「でしたらまだしばらく私がさせてもらいますけれど」

 カリムがそういった途端、もじもじと揺れていたフェイトの表情が定まった。
 それでもまだ多少躊躇の残る足取りで近づいてくる。寝台に上ってからも、ちらちらとカリムを窺い、
すぐに始めようとしない。
 どうぞ、とカリムが身を引いてようやく腹が決まったのか、フェイトは肉棒に手をかけた。軽く握って、
確かめるように何度か上下させた。

「……なんか、いつもよりちょっと大きいよクロノ」
「…………」

 クロノは無言を貫く。しかし美女二人に弄ばれている今の状況に激しく興奮していることは、荒くなっ
ていく息遣いと、鋭さを増していく視線に出ていた。

362:豪華金爛
09/02/05 20:07:57 Ke/vIItu
「じゃあ、始めるよ」

 カリムの口淫は主に舌を伸ばして舐めるだけだったが、フェイトはいきなり根元まで喉奥へと咥え込ん
でしまった。赤黒い肉棒が、あっという間に唇の奥へと吸い込まれていく。
 舌も最初から激しく動いているらしく、口内でくぐもった唾液の混ぜられる音がカリムにも聞こえた。
 頬が膨らんでいるのは、内側に亀頭を包んで擦りたてているからか。

「つぅっ……くっ…………手加減無しだな」
「…………」
「嘘をつくな。いつも始める時より、ずっと激しいぞ」

 念話を繋いで会話しているが、カリムには届かない。ただ、フェイトのどこかうっとりとした表情が見
えるだけである。
 クロノもだいぶ苦しそうにしているが、男の矜持があるのか必死に耐えている。
 数分間、水音だけの攻防が続き、フェイトが息継ぎのために一度口から出したところで、カリムは身を
寄せる。

「では、そろそろ二人でしましょうか」

 今度は素直に、フェイトはこくりと頷いた。
 左右から股間に近づいていき、カリムは付け根へ巻きつけ、フェイトは先端をくすぐるように、同時に
舌を伸ばした。
 二種類の唾液が混ざり合い、幹を伝ってカリムの舌へと零れてくる。
 初めて口にする同性の唾液は、爛れた甘さがした。

「んっく、ん、ん……」
「ちゅぷ……くちゅ……」

 互いに競い合うように、動きはどんどん大胆になっていく。カリムはもっと下、陰嚢にまで口をやって
精液の源をしゃぶり、フェイトは雁首から先端までを舌だけでなく唇も使って愛撫する。
 唾液だけでなく、二人の唇や舌もほんの一瞬だが絡みあい、口づけでもしているかのような錯覚を覚え
た。
 やはり二人のやり方は微妙に差異があり、あまり息が合わず時折頭がぶつかりそうになるため、技量と
いう意味では一人で愛撫している時よりは劣っている。
 だが期せずしてそのことがクロノを焦らす結果となる。クロノの顔は快感よりも苦痛を与えられている
かのように歪んでいた。
 その点については二人がかりでの口淫に満足していたカリムだったが、やがて不満が心に湧き出てくる。
 フェイトが亀頭を独占したままちっとも動かないのだ。
 先端から零れる液体。精液と同じく良い味とはいえないが、愛しい男が流しているというだけで口にし
たくなる先走りを、カリムも飲み干したい。
 なのにフェイトは息を整える時も唇で先端を隠してしまい、場所を変わろうという気配は見られなかっ
た。

363:豪華金爛
09/02/05 20:08:53 Ke/vIItu
(……わざとやっているわけではないでしょうけど)

 どうも蕩けた横顔から察するに、クロノを口で慰めることに酔ってしまいそこまで気が回っていないら
しい。
 理知的に見えて、案外走り出したら止まらない性質なのかもしれない。男を愛撫しながらそんなことを
考えているカリムもカリムだが。
 とはいえ、このまま幹を舐めているだけというのもつまらない。
 舌で場所だけ保持しながら、カリムは背中に右手を回して服の上から下着のホックを外し、左手で法衣
のボタンを外していく。
 すぐに、乳房が法衣の合わせ目からまろび出た。
 着痩せするタイプなのであまり目立たないが、カリム胸は自分の小作りな手では掴みきれないぐらいボ
リュームがある。見た目でも巨乳だと分かるフェイトと、けっこういい勝負ではないだろうか。
 その胸を、カリムは陰茎へぴたりと押し当てた。
 途端、クロノの背中が弓なりに仰け反った。

「…………っっっっ!!」

 声にならない悲鳴が漏れて、口が何度もはくはくと開閉する。
 舌のぬめりに慣れきったところでの乳肉の柔らかさによる奇襲は、カリムが考えた以上に効果を表した。

「本当に、胸が好きですね」

 自然に雌の笑みがカリムの口元に浮かぶ。
 クロノの性器は大きくて、カリムの胸に埋没しきっても先端はちょこりと谷間から顔を覗かせていた。
フェイトはまだそこに舌を置いていたが、カリムの行動に呆気を取られたのか動きは止まっていた。
 今の間に思う存分胸でクロノを愛したいところだが、フェイトが邪魔で挟んだまま擦ることは出来ない。
しかたなく、代わりに左右から乳房を強く押し潰してぐにぐにと捏ね回した。
 皮膚の薄い乳房は、それだけ神経が過敏な場所でもある。滾った肉棒の熱さと硬さが、脳に響くぐらい
はっきりと伝わった。
 アルコールが胎内で眼を覚まし、血液の温度が上がる。頭が緩んでまたもやろくでもないことを口走ら
せた。

364:豪華金爛
09/02/05 20:10:02 Ke/vIItu
「フェイトさんにも、こういうことしてもらってるんですよね。フェイトさんの胸と私の胸、どっちが気
持ちいいですか?」

 クロノが答えるより早く、フェイトがちらりと色々な感情の篭った眼を向けてきた。

「そんなこと、言えるわけ、ないだろう……」
「じゃあ、フェイトさんと私の胸、どっちがいいですか?」
「…………」

 今度は完全にクロノは無言。
 代わりに、フェイトが前よりも激しく舌を動かし出した。

「…………」
「だから、カリムも君も、なんでそういうことを。……つっ!?」

 また念話を繋いだようだが、クロノの返答が気に食わなかったのか軽く噛んだらしいのが、胸の表面を
擦っていった歯の感触で知れた。
 カリムもクロノを攻め立てるべく、いっそう強く深く肉棒を挟み込む。
 いつしかクロノを焦らすという当初の目的は完全に忘れ去られ、フェイトの口ではなく自分の胸で射精
させたいという想いでカリムの頭はいっぱいになっていた。
 そして、ついにクロノの我慢が決壊する時が来た。

「ぐぅっっ……! もう、でるっっ!!」

 肉棒が激しく胸の中でのた打ち回る。
 放水の如く吐き出された精液は、フェイトの小さな口の中だけでは収まりきらず、唇から滴り落ちてカ
リムの胸を白く汚す。火傷しそうなぐらいに、熱かった。
 やがて肉棒のびくつきが収まり、フェイトが亀頭から離れてようやく口をきいた。

「すごい……口でこんなに出したの、初めてだよ」

 ひどく甘い、溶けた砂糖のような声だった。
 そのまま口に溜めた精液を惜しむようにゆっくり喉に通していくフェイト。
 だがカリムはさらに数回胸でしごき上げる。一度やる度に、出しきれなかった残滓がぷくりと浮かび上
がっては乳房の曲面に落ちた。
 完全に出させきると、カリムは胸に零れ落ちた白濁液を
 しばらく、カリムが指をしゃぶる音と、フェイトの精液を飲み干す音だけが、耳の奥底で響いた。




       続く

365:サイヒ
09/02/05 20:12:33 Ke/vIItu
以上です。
書き出してから気づいた。
俺、乱交が致命的に苦手。こんだけ書くのに三週間もかかったよ。

次回はもうちょっとカリムのターンと逆襲の元義妹。
早くも仲間割れの気配が見えている金髪同盟の明日はどっちだ。


>保管庫司書の皆様方
いきなりですけど誤字があります。保管の際、以下の部分の差し替えお願いします。

>>400二行目

「管理局の政府ととか、変わったものばかりで」
      ↓
「管理局の制服とか、変わったものばかりで」

366:名無しさん@ピンキー
09/02/05 20:15:00 7bkVhcDD
>>390
尻餅をついたキャロがエリオに撫でてもらいそのまま…な感じのエリキャロエロを夢想した。

367:名無しさん@ピンキー
09/02/05 20:38:08 GT49qwzA
>>408
乱交で…全3回だと…?
本番シーンが待ちきれん!前菜GJ!

368:名無しさん@ピンキー
09/02/05 20:54:41 OmYwEHhx
>408

…ふぅ。GJでした!!
願わくはもうちょっと焦らし責めとかしてほしかったw

369:名無しさん@ピンキー
09/02/05 21:14:38 8U0vDv69
>>377でちょっと荒れたみたいだけど
賛同する書き込みの大半が句読点とかやたら共通点多く感じる
多分単発厨の自演だと思われるので不快に思った人は気にするだけ損
以後この手の話題は総スルーでいいと思う

370:名無しさん@ピンキー
09/02/05 21:43:51 WPokccDt
>>409
これは実にいい夢想ですね
尻もちをついたキャロに対してエリオが撫でた所、エリオは興奮しキャロは思わず反応してしまう
キャロもエリオの様子を察してなけなしの知識で、もっと撫でていいよと真っ赤になりつつ発言して…

それが恋人通しになったエリキャロだとすると、実に甘すぎる、でもすばらしく見たい展開が創造できる…!

>>412
同意

371:名無しさん@ピンキー
09/02/05 21:56:54 EGgLP27b
>>408
GJ!!
流石サイヒ氏。俺たちの夢見たブロンド3Pを平然とやってのけてくれるッ
そこにしびれるあこがれ(ry

まあ冗談は置いておいて、ベッドの上の仕返しをするフェイトもカリムも
素晴らしいの一言に尽きます。
非エロな作品が主流を占める中、こんなエロいSSを書いてくれる貴方様に感謝です。
残り二話、楽しみにしてます。

>>413
すげえよアンタ。ほかの作者さんの投下中に割り込み(>>402)して、謝らない>>409に対して
咎めもせずに平然と賛同するとか。
どういう神経してるんだ?

372:名無しさん@ピンキー
09/02/05 21:58:06 GT49qwzA
>>412
スルーってのはわかるが、自演がどうこうとか大した根拠も無いのに邪推すんのも自重しろ

373:名無しさん@ピンキー
09/02/05 22:21:17 fzBIk+xu
>>415
本気でそう思ってるならお前さんはインターネットに向いてない

374:名無しさん@ピンキー
09/02/05 22:25:28 IRlU0dAu
……毒されすぎだろ。

375:402
09/02/05 22:31:26 7bkVhcDD
>>419
書き込みの際にリロードするのを忘れてしまい、作家さんの投下に気づきませんでした。
これからは気をつけます。

376:名無しさん@ピンキー
09/02/05 22:36:01 5qiK/YKX
>>408
GJ。
ついにブロンド3Pが来ましたか。
残る2話でどれだけ3人が乱れるのか、クロノの逆襲はあるのか。
今から妄想が止まりません。


>>417
ここは空気を変えよう、
サイヒ氏のブロンド3Pは素晴らしい。
それ以外にはどんな3Pがエロくて破壊力があると思う?
定番どころはなのフェ、スバティア、スバギンとして、他にどんなのがあるだろう?

377:名無しさん@ピンキー
09/02/05 22:43:28 3so1q7+b
カリムとシャッハを俺色に染めてやりたい
フェイトとアルフにお願いしたい
ルーテシアとメガーヌ様に遊ばれたい

ところでルーのパパはゼストなのが多いが、たまには違う人の子でもいいのかね?

378:名無しさん@ピンキー
09/02/05 22:44:41 IRlU0dAu
>>419
カリムシャッハ 性的な異端審問会開催。
オットーディード 姉妹レズに参加
なのヴィヴィ 親子丼
すずアリ(一期限定) 
ネコ師匠(クロノ限定)
リンディレティ(ダブル熟女浣腸責め輪姦地獄)
メガクイ(ゼスト限定)
メガルー(親子丼)
ルーキャロ(ロリロリ)

番外
エリキャロ(落ち着け俺)

379:名無しさん@ピンキー
09/02/05 23:08:06 kzdFbT0y
>>369
鉄拳の老拳士続編キタ!
過去に読んだ作品の中でも、オリキャラメインの中で最高に好きな作品でしたので、嬉しい限りです!
ジジイマッチョが大好きなので、ゴードン爺さんにまた会えて至福の極みです。
続きを心待ちにしております。GJ!

380:名無しさん@ピンキー
09/02/05 23:32:04 JGcvtdX9
>420
たぶん、リンディさんだろうがレジアスだろうがなのはさんだろうが、エロければ無問題。

381:名無しさん@ピンキー
09/02/05 23:34:03 tjHGhFwc
>>369
鉄拳の爺さんktkr!
歳を取った渋さ全開で、また戦い抜いて欲しいぜ!
続きが読めるとは思ってなかったので歓喜!!

382:名無しさん@ピンキー
09/02/05 23:36:14 jiSM8Fl4
>>421
なのユー(1期)の変則3P
クロユー(1期)のショタ3P

やべ、俺もう駄目だw

383:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:00:04 a7OiyB6X
>>421
すずアリ(一期限定)
一期限定というところにあなたのジャスティスが見えた

384:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:16:55 8iOIRvMe
俺としては、ハイエンドクラスのすずかとバリュークラスのアリサという対比を味わえる三期も捨てがたい

385:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:40:14 j9HI9UIN
>>421
すずアリ
すずかが攻めなところは流石に分かってるな。

>>427
ハイエンドクラスなら桃子さんと美由紀もいるぜ

386:名無しさん@ピンキー
09/02/06 00:48:55 WgjmZb0L
ちんく、るーてしあ、きゃろの3Pで頼む

387:名無しさん@ピンキー
09/02/06 01:00:43 E7/SClQ5
夜のシグナムは、淑女(マグロ)か娼婦(積極的)か。

388:名無しさん@ピンキー
09/02/06 01:10:04 hxPzcu26
>>408
ええGJ以外の言葉が出てきませんとも!
胸だけでこれほどにエロいとは!

戯言だが、この設定のスクライア家が
見てみたい…エロ無し日常とか
(いやエロいのでも構わんのですが)

389:名無しさん@ピンキー
09/02/06 01:13:01 PMvEGBmj
>>408
サイヒ氏、私は乱交が好きだ。
サイヒ氏、私は乱交が好きだ。
サイヒ氏、私は乱交が大好きだぁ。

大乱交を!
一心不乱の大乱交を!!


>ハイエンドクラス
石田先生槙原獣医で

390:名無しさん@ピンキー
09/02/06 01:22:49 da7sDPWU
すいません、乱交じゃないんですが、投下しても良いでしょうか

391:名無しさん@ピンキー
09/02/06 01:25:08 y3ODnFUQ
何で遠慮すんだよw
ドゾドゾ

392:名無しさん@ピンキー
09/02/06 01:28:46 SBtMVqvH
気にせずGO!

393:63スレ390
09/02/06 01:32:57 da7sDPWU
乱交を求められているときにテンション変わるので・・・すいません

跪いてお舐めよ聖なる足 という話の続き物です。
・フェイトはなのはが好き
・なのはは黒い
・フェイトはなのはの靴下でオ○ニーして以来、なのはの足に性的興奮を持っている

以上が許せる方のみ、どうぞ

394:63スレ390
09/02/06 01:35:45 da7sDPWU
「んっ・・・・んぅ・・・・んん」
あぁ、なのはの足って何て美味しいんだろう・・・・

ちゃぶちゃぷという音が、寝室に響く。
ねっとりとした舌を、なのはの右足の親指に絡みつける。爪のきわを舌先が辿り、唾液を送り込むように足の指先に塗りこめる。
指先に止まりきらなかった唾液が、足の裏を伝い踵からシーツに零れ落ちていく。
そんなことは気に留めず、フェイトの舌は、なのはの親指そのものをぱくりと口に銜え込む。
まるで飴玉を舐める時のように、美味しそうに。


今日、なのはが泊まりに来た。
あの日から、なのはの身体――美しい足が気になって仕方がない。
私たちは同性だから、今まで互いの裸を見ても特にどうということもなかった。
気にしないでひとつところで着替えるし、見ても見られても平気だった。
それなのに、そのはずなのに、見慣れているはずの少女の身体も顔も、なのはの全身あますところなく口をつけたい、
抱きしめて腕の中であの笑顔をもう一度見たいと思ってしまうのは、いったいどういう魔法の作用なのだろう。

「なのは・・・?起きてる?・・・・・なの、は」
フェイトは、背を向けて眠っているなのはの薄い服からのぞく滑らかな肌を眺めた。

どうしてなのはにこんな思いを抱くんだろう。
どうして私はなのはが寝ているかを確認しているんだろう。
どうして私はなのはのその足に、触れたいのだろう。



少し……少しだけ味わっても、いいだろうか?
部屋の鍵を閉めて、誰にも邪魔されないで、なのはと二人だけになって。

そうして至近距離でなのはの全てを感じた。
フェイトの欲望は、止まらなかった、いや、止めたくなかった。

395:63スレ390
09/02/06 01:43:29 da7sDPWU
・・・・・・・誰かヘルプミー。
快感がなければ、このまま寝たフリをしていられるが、しかしこのじわじわとした快感は堪らない。
目を細め腹筋に力を入れてみても、末端神経からじりじりと上がり迫る快感の火種はどうにも消えそうになかった。

(……ぁ…ん…)


銜え込まれた指先に、舌や唇、唾液が触れる度に、つま先から駆け上がってくる快感の電気信号。
それはなのはの足を伝い、股間の奥底へ火種としてくすぶり、着実に成長していく。
触れられていないのに、身体が徐々に熱くなっていく。


つい先ほどまでお喋りをしていたのだ。明日は学校も仕事が入っていないのを幸いと、かなり二人で夜更かしした。
そのせいか、身体は疲れと眠気を訴え、急激になのはを襲ってきた。

「ん・・・ごめ、・・・眠くなって・・・・きたぁ・・・・おやすみ・・・・フェイトちゃん」

好きなだけお菓子を食べて、好きなだけビデオを見てお喋りして。満たされた安堵に、眠気は幸せな甘い誘いだった。


「なのは・・・?起きてる?・・・・・なの、は」
まどろみはじめたなのはの耳に、フェイトの声は届かなかった。


(ん…ぁ、フェイト、ちゃん・・・?)
なのはは夢現つの状態で、フェイトが静かにと身体を動かし、もぞもぞもぞと移動するのを感じる。
やがて、徐々にベッドの下方へ降りていったフェイトが、ふいに手を伸ばしてなのはの足に触れ、右足を持ち上げた。


(・・・ふ、ぅ?)
大事そうに足を抱え込むと、そのまま指先に唇を寄せた。疲労も眠気も吹き飛ぶような出来事である。
(んッ…!フェッ、・・・・・・・!、何し・・・て)
フェイトは、ゆっくりとした動作でありながらも、なのはの足から唇を離さない。
風呂には入ったが、しかしそんなところを舐めるなどと、普通ではない。


フェイトはどうしてしまったのか。夢遊病のように身体が動いているのか、それとも本能で行動しているのか。


怖い。目を覚ましてフェイトに辞めろ、と言うのがフェイトを傷つけてしまいそうで怖い。

フェイトとの仲がおかしくなって、クロノとの関係がおかしくなるのが怖い。
フェイトを女として愛しているクロノを悲しませるのが、この世で一番怖い。

二人だけの世界の中、ぴちゃびちゃという音だけがなのはの思考を占めていた。

唇が巧みに足先や指の股に絡む。目を閉じ、あえて快感に流されないようにと意識を拡散させる。
そうしなければ、じわじわと伝わってくるもどかしいような感覚に流されてしまいそうで怖い。

396:63スレ390
09/02/06 01:49:03 da7sDPWU
終わりです!短くて本当にすみません!!

なのはさんが快感に流されるかは想像にお任せします。
あと、フェイトが変態でごめんなさい。

397:名無しさん@ピンキー
09/02/06 02:31:55 SBtMVqvH
なんというフェチズムwww
GJです。
なんか新しい世界に目覚めそうですよwww

398:名無しさん@ピンキー
09/02/06 08:34:50 h9GvaZLw
>>408
何という羨ましいハーレム…
カリムさんエロイよカリムさん。
続きが楽しみでなりません。
そして出来ればモンディアル家の様子も是非教えて下さい!
GJ!

399:名無しさん@ピンキー
09/02/06 08:35:05 j9HI9UIN
GJ
なんでフェイトはこんなにも変態が似合うのだろう…

400:名無しさん@ピンキー
09/02/06 09:21:32 sP7uyZ24
>>408
うおおおお、フェイトとカリムのWフェラ・・・
クロノ、ちょっと俺と替われ。イヤマジデ。

401:名無しさん@ピンキー
09/02/06 21:03:35 KdSXS8LC
>443
替わった瞬間噛み千切られると思うんだw


>419
個人的にはなのスバが見てみたいが破壊力についてはわからない。
(物理的な意味ではかなり比類ないレベルのペアではあるが)

402:名無しさん@ピンキー
09/02/06 21:05:09 KdSXS8LC
(書き終えた直後に、スバノヴェが一番気になる事に気付いた)

403:名無しさん@ピンキー
09/02/06 21:23:54 H1lrzjt6
破壊力最強はドゥークアだろ常考
ベクトルが若干他のメンツと違う方向を向いている気がするが

>>439
変態でもいいじゃない。変態でもいいじゃない!!

404:名無しさん@ピンキー
09/02/06 21:50:25 f0zrl9XN
そうさ
人類は変態だからここまで進歩したんだ

405:ザ・シガー
09/02/06 21:53:11 SBtMVqvH
>376
>7の1氏
せっかくの提案ですが、拒否させていただきます。
理由は単純にキャラへの愛着とお考えください。


>サイヒ氏
さ、最高じゃあ……最高の金髪エロじゃあ……
エロ書く自信なくなるくらい最高のエロでした。

GJです!!


406:名無しさん@ピンキー
09/02/06 22:01:35 3hAQg616
最近騎士カリムのエロさに気付いたんだ。


407:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:16:05 5xj4ragZ
あぁ、あの三十路すぎのボディに惹かれたのか

408:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:31:10 7+r5s41B
カリムって三十路なのか
てっきりクロノと同じくらいかと思ってた

409:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:33:15 mFOIF8at
いやいや、年齢不詳だよ

410:名無しさん@ピンキー
09/02/06 23:40:51 j9HI9UIN
心は少女だよ

411:B・A
09/02/06 23:47:58 j/MORFde
女の子はいつまでも少女さ。
でもエロいんだぜ。


今夜もエロのお時間がやってまいりました。

注意事項
・エロです
・「爛れた」シリーズ。ただし、他のシリーズは知らなくても大丈夫です
・とてもエロい機動六課の業務風景
・ほとんどのメンバーに濡れ場あり、列挙し切れないので機動六課メンバーということで。
・恐ろしくキャラ崩壊
・フリーセックス万歳、筋書はない、ちょっぴりネジが緩んだリリなの世界をお楽しみください
・乱交、輪姦、ショタ、ロリ、やおい、レズ、これらが苦手な人はスルーでお願いします
・タイトルは「機動六課の爛れた業務」

412:機動六課の爛れた業務①
09/02/06 23:48:34 j/MORFde
こんにちは、スバル・ナカジマです。
まだまだ修行中の身ですが、管理局の魔導師をさせてもらっています。
今は、親友のティアと一緒に機動六課という部隊に所属し、憧れのなのはさんと一緒に
仕事や訓練に明け暮れています。
今日は、その風景をちょっとだけ紹介しようと思います。





あたしの朝は大抵の場合、同室のティアを起こすことから始まります。
とある理由で人一番、仕事や訓練に熱心なティアはいつも寝起きが悪くて、目覚まし時計が鳴っても目を覚ましません。
けど、あたしが胸を揉んで上げるとすぐに飛び起きるんです。ティアの胸、凄く柔らかいんですよ。
まるでマシュマロみたいで、指がどこまでも埋まっていくのに弾力があって。
きっと、何時間揉んでいても飽きないと思うなぁ。

「この馬鹿スバル!」

そして、お約束通りの鉄拳が飛んできます。
凄く痛いです。でも平気、これは好きの裏返しだから。

「ティアぁ、おはよう。おはようのチュー」

「ふんっ!」

あ、今度は顔面に入りました。容赦がありません。
もう、ティアの照れ屋さん。
ティアってば、いつもこうなんです。あたしがスキンシップしようとすると、
恥ずかしがって殴ってきたり蹴ってきたりクロスミラージュを突き付けてきたりそのまま引き金を引いて
リアルマト○ックスごっこする羽目になったり。でも、夜になったら凄く素直で可愛い顔を見せてくれるんですよ。





始業の前には早朝訓練があるので、あたし達は訓練用のジャージに着替えると教導官であるなのはさんが待つ
訓練場へと向かおうとしました。けれど、寮を出た辺りで男性隊員の人に呼び止められてしまいました。

「今、良いかな?」

いつもの奴をして欲しいと言われました。
あたしは、これから訓練があるから後にして欲しいと言ったのですが、
その人はそれまで待てないと駄々を捏ねて聞きません。
けれど、この人の相手をしていると訓練にはきっと間に合いません。
あたしがどうしたら良いのだろうかと頭を抱えていると、隣にいたティアが見ていられないとばかりに
その人とあたしの手を取って、端っこの草むらへと連れて行きました。

「サッサと済ませましょう。2人がかりでなら、すぐに終わるわ」

さすがティア、ナイスアイディア。
あたしが感心すると、ティアはフンと鼻を鳴らしてソッポを向きました。
照れ隠しというやつです。

413:機動六課の爛れた業務②
09/02/06 23:49:25 j/MORFde
「なあ、何でも良いから早くしてくれよ」

「あ、はいはーい」

「感謝しなさい、時間ないのにやってあげるんだから」

そう言って、あたしたちは男の人のズボンのチャックを下ろして大きくなったおチ○チンを取り出します。
実は、機動六課の女性隊員には男性隊員の性欲処理をしなければならないという決まりがあるんです。
女性隊員に拒否権はなく、男性隊員が求めてきたら仕事中だろうとプライベートだろうと応じなければなりません。
ただ、さすがに隊長陣に処理を頼むのは気が引けるのか、こうした仕事は専ら新人であるあたし達に回ってきます。

「ほら、ジッとして。スバル、あんたもちゃんとやりなさい」

「はーい…………うぅん…………くちゅ…………ちゅぅ…………」

あたしがおチ○チンの先端から、ティアが根元から舌を這わすと、男の人は可愛い声を上げて腰を震わせました。
あたしはまだそんなにうまくできないのですが、ティアはやることにそつがなく、おチ○チンを舐めながら
空いている手で玉袋を優しく揉んで男の人を射精に導いていきます。

「ううぅ……あ…あ…………」

「うぅん………気持ちいい、ですか?」

「うん、凄く良いよ…………」

「くちゅ……ちゅうぱぁ………あぁん…………」

段々とティアの顔が近くまで迫ってくると、あたしの舌は自然とティアの唇へと伸びていました。
ティアもその気になったのか、目をトロンと潤ませながらおチ○チンを挟んで舌を絡めてきます。
そして、そのままゆっくりと幹を舐めながら上昇していき、笠の部分から上を集中的に責めます。

「ううぐぅ、射精るぅっ!!」

限界を迎えたおチ○チンがビクビクと震えます。
おチ○チンはあたしたちの顔をビンタするように震えながら凄い勢いで精液を噴き上げ、
あたしとティアの顔を真っ白に汚しました。さわやかな朝が、一転してイカ臭い匂いに包まれていきます。

「ふぅ…………」

これで訓練に間に合うと、ティアがため息をつきました。
けれど、男の人はあたし達を解放せず、そのまま茂みの中に押し倒してしまいました。
口だけで満足できるか、と強気な態度でティアを組み伏せ、後ろからエッチな穴を犯しながら
あたしの胸に顔を埋めてきます。
結局、男の人が満足するまで相手をさせられてしまい、早朝訓練に遅刻した罰として
いつもよりハードな訓練メニューを課せられました。

「ううぅ、どうしてこんなことに…………」

「これ、きついんだよねぇ………ああ、振動きたぁ………」

罰メニューは拘束電気アンマ地獄です。手足を拘束されたまま、股間に振動している電気アンマを固定されて放置されます。

「ぐうああぁっ、な、なのはさん………助けてぇぇっ!!」

「うううあぁぁぁぁっ、き、きくうぅぅぅっ!!!」

最初は辛いですが、5分もしない内に快感が勝って2人とも泣きながら絶頂を噛み締めます。

414:機動六課の爛れた業務③
09/02/06 23:50:08 j/MORFde
「あああぁぁっっ、うううあぁぁぁっ!! ああぁっっ、い、いくくくっ、いきながらいくくくぅうぅぅっ!!!」

「あふあうはあぁっ、ティ、ティアぁぁああぁぁぁぁっあたしもおおおぉぉぉぉぉっ!!!」

もちろん、ちょっとやそっとでは許してくれず、あたし達はみんなに恥ずかしい姿を見せつけながら何度も絶頂に達しました。





あたし達は前線メンバーですが、午前中は報告書の作成等の書類仕事を主にしています。
もちろん、その間も男性隊員の相手はしなければなりません。
周りを見れば、手の空いた女性隊員はみんな男の人の性処理をしています。
部屋の隅の方ではグリフィスさんが書類仕事をしながらシャーリーにフェラチオをさせていて、
シャーリーの眼鏡はグリフィスさんが射精した精液がこびりついて真っ白になっています。
その向こうではルキノさんがみんなに配るお茶の用意をしています。ルキノさん特製の黄金水ジュース。
飲みたがる人、結構多いんです。それ以外の人も、みんな誰かしらの相手をしていて仕事は放ったらかしです。
ちなみに、エリオとキャロはフェイト隊長と一緒に外回りですので、今はここにはいません。
ティアもさっき、誰かに呼ばれてどこかに行ってしまったので、新人で残っているのはあたし1人です。

「スバル、空いているかなぁ?」

「も、もう少し待って下さい。今、大事な書類を…………」

「そんなの良いからさ、こっちの相手をしてよ」

胸を鷲掴みにしながら、その人はガチガチに勃起したおチ○チンを頬に擦りつけてきます。
ムッとするような臭さに思わず顔を顰めますが、見せつけられた途端に喉が渇いてドロッとしたあの粘液を飲みたくなりました。
ここでの生活はまるで麻薬です。精液の美味しさを知ってしまったら、どんな人でも抜け出せなくなると思う。
きっと、今もどこかでティアは男の人に抱かれ、エリオとキャロは家族3人で楽しんでいると思うんだ。

「はぁ…………お、おチ○チン…………好きぃ………」

あたしだって、楽しまなきゃ損でしょ。





お昼休みは部隊の敷地内から出なければ基本的に何をしても良いので、
お昼ご飯を食べた後は、みんなそれぞれの方法で休息を取っています。
友達とお喋りをしたり、オフィスの机で仮眠を取ったり、午後の仕事の準備をしたり、
デバイスの調整をしたり、誰かとエッチなことをしたり。
その日は、ちょっと食べ過ぎたので軽く運動でもしようかなと思ったあたしは、普段は人気のないヘリポートを目指して
廊下を歩いていました。すると、若い男性隊員達が医務室の前でシャマル先生に誘惑されている光景に出くわしてしまいました。
シャマル先生目当てで医務室通いする男の人も多いですが、先生は時々、ああして自分から誰かを誘う時があります。
誘われるのは主に年下の若い隊員です。エリオも一度、連れ込まれて天国を見たとか見なかったとか。


415:機動六課の爛れた業務④
09/02/06 23:51:02 j/MORFde
「いらっしゃい、今日も溜まっているんでしょ?」

「先生、今日は俺1人じゃないんですよ」

「良いわよ、3人くらい。逞しいペ○スで、エッチな女医マ○コにお仕置きしてぇ」

「先生!」

「あぁん、がっついちゃダメよ。お楽しみは、ベッドの上でね」

3人の男の人を医務室へと連れ込み、「CLOSED」の看板が下げられます。
微かに漏れているシャマル先生の喘ぎ声は、昼休みが終わるまで途切れることはないと思います。
とにかく、当初の目的を果たそうとあたしはヘリポートに到着しました。
すると、今度は近くの格納庫で大勢の人の気配と喘ぎ声が聞こえてきました。
こっそり中を覗いてみると、友達のアルトが大股開きにされたままヘリパイロットのヴァイス陸曹や
整備士のみんなに輪姦されているところでした。

「アルトぉっ!! 射精すぞぉっ!!」

「あああっ! 先輩、ヴァイス先輩のザーメン、ザーメン射精てるうぅっ!!」

「アルトちゃん、手がお留守になっているよぉ」

「ほら、ちゃんとご奉仕しないと大好きなザーメンあげないよ」

「す、すみません。ちゃ、ちゃんとし………うんんっ!! 先輩、激しいぃぃっ!!」

さすが、整備士さんやヘリパイロットの人達の間で密かに人気が上がりつつあるだけに、たくさんの人が集まって来ています。
事務員のみんなから人気のあるルキノさんとはうまく住み分けができているみたい。整備士さんもヘリパイロットの人も、
みんな油だらけの手でベタベタ触ってくるから、終わる頃には体中が油塗れになっていうんじゃないかな。
もっととも、昼休み中に終わる人数じゃなくなっているけど。





午後の訓練のために訓練場を訪れると、そこには交替部隊のみんなが待ち構えていました。
技術向上のためと言って合同訓練を持ちかけてきたのです。けれど、そこはやはり機動六課。
気がつけば親交を深めるためという名目で、青空の下乱交パーティーが開始されました。


416:機動六課の爛れた業務⑤
09/02/06 23:51:33 j/MORFde
「す、すまんな、みんな。いつもは、私1人で………ううぅ………1人で、相手をしているんだが、
ああん………あんん……うぅん………さすがに、この人数は…………」

「隊長、こっち向いてくださぁい」

「隊長だって好きなんでしょ。ほら、ちゃんと言葉で言ってくださいよ」

「うああぁぁっ………うんんっ!! ま、待て………いきなり………そこはぁ………」

「俺はその巨乳で扱いてくださいね」

「ほら、こうされるの好きなんでしょう?」

「ああ、あああん!! 好き、前と後からされるの、ああんん!! ああうん!!!」

「淫乱ポニーめ、騎士の誇りはどうしたっ!!」

「良いのぉ、そんなの良いのぉ!! 淫乱ポニーな騎士マ○コとケツマ○コがぁ、い、いくうううううぅっ!!!!」

交替部隊の隊長であるシグナム副隊長が、自慢の長髪を振り乱しながら乱れます。
もうすっかり、交替部隊専属の隊長奴隷になっちゃったみたいです。
交替部隊のみなさんは、筋肉が服を着て歩いているような屈強な方々ばかりで、精力は底なし、何度射精しても萎えずに襲いかかってきます。
こんな人達の相手を毎日しているシグナム副隊長は凄いです。

「フェイト隊長、こっちもお願いしますよぉ」

「なのは隊長、射精しますからこっち向いてぇ」

一番人気は、やっぱり隊長の2人です。2人とも、インナーだけの状態で惜しげもなく体を晒して、
差しだされるおチ○チンを舐めながらおマ○コとアナルで奉仕しているんです。
しかも、空いている手や長い髪まで使って、一度に大勢の男の人の相手をしています。

「フェイト隊長、どうして欲しいですか?」

「い、苛めてぇ………フェイトのお尻、いっぱいぶってぇ、乳首抓ってぇ………」

「苛められるのが好きなんですか、マゾですねぇ」

「こんな牛みたいなおっぱいぶら下げて、男を挑発しているんでしょう。マゾ執務官」

「ああううんん!! き、きくうぅぅぅぅっ!! い、痛いのが良いのぉ、もっと、もっとぶってぇぇぇっ!!!」

フェイト隊長は苛められるのが好きなのか、大きなおっぱいやお尻に赤い痣がたくさんできています。
男の人が酷いことを口にする度に、フェイト隊長の顔はみっともなく歪んで蕩けていきます。
いつもの凛とした佇まいが嘘のようで、とっても綺麗です。

「ううん………くうぅ………ちゅぅううん………や、優しくして……何でもしてあげるから
……………ああん!! お尻ダメぇ。脇ぃ、脇もぉぉぉ、弱いのおぉぉぉぉっ!!!」

「なら、こっちはどうですか?」

「おへぇそおぉぉっ!!! へそぉ、へそはだめぇ、おへそもおおぉぉぉぉっ!!!」

なのはさんは肌が敏感なのか、ちょっと撫でられただけで感じています。
乱れ方では多分、誰よりも激しいんじゃないかな。グリグリとお尻の穴を拡張されているのに、
涙流して喜んでいるなんて、なのはさんはヤラシイなぁ。

417:機動六課の爛れた業務⑥
09/02/06 23:52:10 j/MORFde
「ヴィ、ヴィータ副隊長。おれ、前から…………」

「や、やめろよぉ。そんな大きいの入るわけないだろ」

「副隊長!」

「ぐごおっ!!!」

棍棒みたいに大きなおチ○チンに貫かれて、ヴィータ副隊長が悲鳴を上げています。
その筋の人には人気のあるヴィータ副隊長ですが、どういうわけかその人達は決まって
筋肉質でおチ○チンもビッグサイズな人が多いんです。さすがのヴィータ副隊長も
苦しそうに呻いていますが、相手の人は構わず副隊長を持ち上げて小さい子をおしっこさせる態勢で
腰を突き上げていきます。

「ぐふぅっ!! で、でりゅぅっ!! お腹がぁぁぁっ!! い、胃がぁぁぁっ!!!」

「出ちゃダメですよ。ほら、息を吸ってぇっ!」

「だ、だめぇ、息吸ったら………は、吐く………ご、ごぼぉっ!! ぐぼあぁっっ!!」

突き上げのショックで、飲み下していた精液まで吐き出しながらヴィータ副隊長は絶頂を迎えます。
その隣では、キャロが小さな口を精一杯広げて、大きなおチ○チンを咥えようとしていました。

「んううう、うぅぅぇ・・・・・・・・・」

「キャロちゃん、もっと口を開けて・・・・・・・・・そうそう、キャンディ舐めるみたいに舌を絡ませて」

「こ、こうれふか? んんう、ちゅぅぁ・・・・・・・・・ケホッ、ケホッ!」

「ああ、ごめんごめん」

気道が塞がって噎せてしまったキャロを、その人は優しく気遣いました。
やっぱり、経験の浅いキャロは口で男の人を満足させてあげることができません。
ですが、懸命にご奉仕するキャロはとても可愛くて、たくさんの男の人が集まってきています。
その人達の思いに応えようと、キャロも一生懸命にご奉仕を続けます。
両手にケリュケイオンが付けっぱなしになっていることにも気づいていません。

「あぁぁ、キャロちゃん・・・・・・そう、優しく扱くんだ」

「グローブの摩擦が、また・・・・・・・・・・・・」

「もうダメだ、射精すよ!」

「は、はい、どうぞ。お顔にかけてください」

周りの男の人達が一斉に射精し、キャロの小さな顔が白く染まります。
もちろん、おチ○チンを握っていたケリュケイオンも精液塗れです。

「向こうは大勢で楽しんでいるなぁ」

「良いじゃないか、その分、この子を独占できるんだから。ねぇ、エリオきゅん」

語尾にハートマーク付きでその人は言いましたが、エリオに答える余裕はありませんでした。
屈強な男の人2人に押さえつけられ、上と下の穴を塞がれていては息をするのもやっとだからです。
エリオは男の子ですが、顔立ちが整っているのであたし達が手一杯の時は物好きな人によく犯されています。
あたし達だけがみんなの相手をしているといるのは不公平だということで、半ばそれは黙認されています。


418:機動六課の爛れた業務⑦
09/02/06 23:52:55 j/MORFde
「ああん…………ああぁ……あぁぁっ………僕、男の子なのにぃ………ううんあぁっ!! 
お尻、お尻が感じて…………ああぁぁっ!! んぬううぅぅっ!! ううんんんんん!!!!」

「はぁ、このギュッとした締め付けと弾力のある柔らかさが良いんだ」

「お、楽しんでいるねぇ。こっちと混ぜてみる?」

フェイト隊長のお尻を犯していた人が、エリオを犯していた2人に何かを囁きます。
すると、2人は面白いものを見つけたように笑い、エリオのおチ○チンを扱いて大きくさせていきます。
男の人って、お尻の前立腺を刺激されたら勝手におチ○チンが大きくなっちゃうらしいです。
そんな状態でゴシゴシされたら、あっという間に射精が始まっちゃいます。

「ああぁぁぁっうううあっぁぁぁぁぁっぁぁっ!!」

「勿体ないなぁ。ほら、君が射精すのはここだよ」

そう言って、黒いインナーを真っ白に汚されたフェイト隊長を近づけます。
フェイト隊長は焦点の合っていない目でエリオを見下ろすと、だらしなく舌を垂らしながら懇願しました。

「あはっ………エリオだぁ………エリオもしてくれるの? 良いよぉ、私のおマ○コね、もう精液でグチョグチョだから、
エリオのおチ○チンで掻き出してぇぇ」

「フェイトさん…………ああ、あ…待って、ま、ああああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」

エリオの制止も聞かず、勃起したおチ○チンが無理やり挿入させられます。
2人とも肛門を犯されたまま持ち上げられているので、重力に体が引っ張られて根元までおチ○チンが埋まっています。

「ふぁああぁっ、ああぁっ、エリオのち○こおぉぉぉっ!! 子どもち○こきたよぉぉっ!!」

「だめえ、か、体の自由がぁ、ああぁぁっ!!! 浮いている、浮いているよぉっ!!」

「はっはっ、親子サンドの完成だぁっ!!」

「うぉっ、締まりが急にぃ。射精すぞぉっ!!」

「ぼ、僕もでる、射精るぅぅっ、ああぁぁぁぁぁぁっ!!」

「あちゅうぅぃ、あちゅうぃぃっ!! お尻がやけりゅうぅっ!! 子宮も、エリオのしぇいしがぁぁぁぁぁぁっ!!」

狂ったように泣き叫びながら2人は絶頂に達し、お尻からは白い精液が零れてきます。
今度、あたしもあんな風にしてもらおうかな。

「ほら、あんたもサボってないでちゃんとしなさいよ」

「あ、ごめーん、ティア」

みんなを見てるのに夢中になっていて、自分の方が疎かになっていたみたいです。
気を取り直して、あたしは目の前におチ○チンに舌を伸ばします。
あたしとティアはシックスナインの体位を取らされていて、互いの性器と挿入されたおチ○チンを
舐めるように命じられています。
実は、あたしって舐めるの得意なんです。ティアが朝にやったみたいに舌と手を使ってご奉仕するのは苦手ですが、
ただ舐めるだけなら誰にも負けません。日頃、アイスクリームばかり食べているのは伊達じゃないんです。

419:機動六課の爛れた業務⑧
09/02/06 23:53:34 j/MORFde
「くちゅぅ、ちゅうぅぱぁぁ………ティアのお豆、真っ赤になっているね」

「ちょっ、ちょっと………そんなことされたら、あああぁっ、ううんあぁ、うううぅんんんんん!!!」

「はあんんん、うううん………どんどん濡れてくるね。あああんん、あたしも、濡れちゃう…………」

「こ、この………調子に乗るんじゃ……ああん! だめぇ、力が入らなぁい…………どうしてそんなに上手なのよぉぉ」

「おいおい、俺達を無視しないでくれよ」

「2人っきりで楽しまれてちゃ、男の名が廃るってもんだ」

そう言って、あたし達を貫いている人たちは猛烈な速度であたし達が一番感じるところを突いてきます。
目の前でピストン運動を繰り返すおチ○チンを見ていると、何だか怖いって気持ちが出てくるんですが、
それはおマ○コから来る快感が全部打ち消してくれます。あ、ティアってばお尻を弄り始めた。
もう、舌だけじゃ勝てないからって小手先に走ったら、負けを認めたようなもんだぞ。

「この、いきなさい。ほらぁっ!」

「ああんん、そこおぉっ……えい、お返し!!」

「ううあっ!! ああななぁ、あああんんん!」

「いっちゃうぅ、お尻もおマ○コもいっちゃうぅっ!!!」

「エリオ、エリオの射精、射精が止まんないのぉ!! 子どもち○こでいっちゃうのぉぉっ!!」

「いきますぅっ! 淫乱ポニーもいきますぅぅっ!! シグナムはみんなの騎士奴隷でうすぅっ!!」

「ぐふぉっ!! ああぐあかぁ、ぐあはぁぁっ!!」

「射精してください、わたしの顔にいっぱいかけてぇ」

「フェイトさん、僕またぁ、ああぁぁっ、お尻とおチ○チン、両方でいく……ああぁぁぁぁぁっ!!!」

「ティアぁ、一緒にいこう、いっしょ……あああ、あうあなあぁっ、ううんぬぅぁぁっ!!!」

「クリ、私のクリトリ…もげちゃ………い、いくくううぅぅぅっ!!!」

視界が真っ白に染まり、後はもう何が何だかわからなくなって色んな男の人達があたし達を抱いていきます。
その日は、終業時間になるまでずっと乱交パーティーが続けられました。





一日の仕事が終わり、シャワーを浴びて自室に戻ると、ティアは一目散にベッドへと飛び込みました。
ちなみに、寮内では性欲処理はしてはいけないことになっています。
だから、ここにいる間は誰にも邪魔されずに休息を取ることができます。
そして、あたし達の夜はこれからが本番です。

420:機動六課の爛れた業務⑨
09/02/06 23:54:06 j/MORFde
「ティアぁ、一緒に寝ようよぉっ」

「だめ、疲れているんだから。今日は寝かせて………」

「でもぉ、こっちはもう準備万端だよぉ」

ティアの股間に手を伸ばすと、お風呂上がりなのに洪水を起こしてビチョビチョになっていました。
口ではああ言っていますが、これからされることを期待している証拠です。

「ティア、好き好き大好きぃ」

「こ、こら……ああん、そこは………だめけ、そんなとこ舐めちゃ…………ああんんんん!!!」

「えへへ、今夜も寝かせないよ」

ちなみに、女子寮内には至る所に監視カメラが仕掛けられていて、室内の様子からシャワールーム、
果てはトイレに至るまで余さず隠し撮りされて男子寮のテレビに中継されています。
毎夜、ティアと繰り返している痴態も、バッチリ放送されていますよ。



                                                         おわり


421:B・A
09/02/06 23:56:06 j/MORFde
以上です。こんな職場、本当にあったら絶対仕事なんてできませんね。

それと、今更ながら注意事項に
・相手役は名無しのチ○ポ
・スバルの一人称形式
を入れ忘れていたことに気づきましたorz
不快な思いをさせてしまった場合は、申し訳ありません。


422:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:14:20 M+2xKOrP
相変わらずの爛れシリーズですね(褒め言葉

423:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:18:11 E/m7shoW
GJ!!
こいつは…強力な破壊力でしたぜ…ふう…

アンダードッグの続きをそろそろお願いしますぜ旦那!

424:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:18:57 /jsTMiyp
(いい意味で)呆れたぜ…………GJ!

425:名無しさん@ピンキー
09/02/07 00:51:45 44afTEXn
GJ
エリオがかなりエロいのは仕様ですか?

426:ザ・シガー
09/02/07 01:39:54 fTFDGVY/
>>B・A氏
やれやれ……まったくいつもながら良い仕事するじゃねえの旦那。
GJだぜ。
こんな職場に入りたいとマジで思ってしまった、俺もしかして変態じゃね?
しかし氏のSSのエロとシリアスの温度差は本当に異常だなwww
信じられんと同時に尊敬して止みませんwww


そして俺もこの流れに乗じて投下レッツゴー。

つう訳で、もうちょいしたら投下行きます。
以前に投下した「部隊長補佐と性王陛下」の続編です。
今回はグリフィス×ヴィヴィオ×エリオでエロ。
男×男がダメな人はスルー推奨。

427:部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士
09/02/07 01:41:36 fTFDGVY/
部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士


 ピチャピチャと、湿った何かを舐める音が響く。
 この種の水音は本来なにかしら不快感を煽るような効果が高い筈なのだが、それは酷く甘美に思える残響を孕んでいた。
 男、眼鏡をかけた美青年はソファに腰掛けて、ただ静かにその音に耳を傾けている。
 心地良い音色、そして腰の辺りから駆け上る快感に黒い薄笑いを浮かべて口を開いた。


「上手くなったね、ヴィヴィオ」

「んぅ……ピチャ……ほん、と?」


 眼鏡の青年、グリフィスに褒められて、彼の股ぐらに顔を埋めていた少女は顔を上げた。
 口に含み懸命に性奉仕をしていた肉棒へ舌を這わせながら上目遣いに首を傾げる姿はあまりに愛らしくそして同時に背徳的にして淫靡。
 ゾクゾクと青年の背筋を黒く淀んだ悦びの怖気が駆け抜けて脳髄に甘く響く。
 口元には自然と酷薄そうな悪魔の笑みが浮かび、自身が調教した少女に一心不乱の狂った愛を込めた眼差しを送る。


「ああ、凄く上手くなったよ。良い子だね、ヴィヴィオ」


 優しく、子犬にでもするかのようにグリフィスは少女の頭を撫でた。
 輝く艶やかな金髪を、その一本一本の感触を味わうように梳き、味わう。
 敏感な毛髪を撫でられ、ヴィヴィオは口中の肉棒を愛撫しながら嬉しそうに目を細める。
 覚え込まされた舌技を駆使し、幼い少女は愛しい主人に懸命に奉仕した。
 年頃の青年が幼女を己が性奴隷にする、なんと淫らで狂った光景だろうか。
 グリフィス・ロウランと高町・ヴィヴィオの性的な関係が始まり今日で既に二ヶ月。
 今となっては、グリフィスは時間があれば少女に快楽を教え込みその小さな身体を淫らな色で染めている。
 まるで乾いたスポンジが水を吸い込むように、純真で汚れを知らぬ無垢な少女は性を覚えこんで行った。
 今ではすっかり慣れた口淫奉仕を披露するようになっている程だ。
 もしこの姿を義理の母親であるなのはが見れば信じることなどできぬだろう。
 だが現実に、少女はグリフィスの従順な性奴として日々淫らに昇華している。


「んっっ……ちゅぷっ……ふむぅ」


 くぐもった声を上げながら幼い雌の奉仕は続く。
 小さな口が何度も何度も上下に動き、逞しい雄の怒張を咥え込む。
 上下運動と共に傘の張ったカリ首を唇に引っ掛け、太い幹に舌を絡める。
 まだ動きの中にどこかぎこちなさの残るものではあるが、男の快楽のツボを心得た見事な手並み。
 グリフィスは嬉しそうに黒き笑みをより深く闇色に染めて少女の奉仕に恍惚と声を漏らす。


「ああ、良いね。あともう少し強く吸ってみて?」


 青年の要求に少女は無言で了承、彼に言う通りに小さな頬をすぼめて肉棒を吸い上げる。
 今までの懸命な奉仕も相まって、その刺激は快楽に慣れた雄を果てさせるに十分すぎるほどのものだった。
 瞬間、堤防が決壊するようにグリフィスの陰茎から凄まじい寮の白く濁った精が吐き散らされる。
 青臭く独特の臭気を持った精の滾り、それをヴィヴィオは待っていたとばかりに細く白い喉を鳴らして飲み干していった。


「んくっ……んくっ……ぷはぁぁっ……すごぃ、のみきれないや」


 飲み込めなかった精液で口元を白く汚しながら、少女は嬉しそうに感嘆する。
 色を教え込まれたその身に苦く青臭い子種の液は美味でしかなく、自然と表情には喜悦しか浮かばない。

428:部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士
09/02/07 01:42:35 fTFDGVY/
 紅い舌が艶めかしく妖しく蠢き、頬や胸元に零れた精液を掬い取る。
 精に彩られた少女はさながら一個の芸術品のように美しかった。
 薄い笑みを零し、グリフィスは自分の手で作られた淫らな芸術品を悦に入って見下ろす。
 場所は機動六課隊員寮、その中にある高町なのはとフェイト・T・ハラオウンの相部屋。
 絶対にありえない、淫靡にして背徳の宴が行われていた。
 そしてそんな時だった、唐突に来訪者が現れたのは。


「失礼します……あの、フェイトさんいます、か……」


 現れたのは見慣れた少年だった。
 少し逆立った赤毛を揺らし、美少女とも呼べるような愛らしい顔をした少年、機動六課ライトニング分隊に所属エリオ・モンディアル。
 恐らくは上官でもあり親代わりであるフェイトを尋ねてきたのだろう。
 彼女を探してやって来てみれば、その代わりに目の前に現れたのは六課部隊長補佐であるグリフィスとフェイトの保護児童との世にも淫らな背徳劇だった。
 あまりに常識、いや想像の範疇を超えた光景にエリオはただ無言で目を見開く。
 パクパクと口を開いて絶句するエリオの姿は少しばかり間が抜けていて、どこか愛らしさすらあるものだった。
 グリフィスもヴィヴィオも唐突な来訪者の登場にしばし沈黙を以って唖然としていたが、次の瞬間にグリフィスの放った言葉でそれは容易く破られる。


「ヴィヴィオ、捕まえて」

「うん」


 掛け合いは一瞬。
 次なる刹那には少女の手により空中に魔力が描く円形テンプレートが発現し、無数の魔力の鎖が飛び出す。
 対象を捕縛する為の魔法、チェーンバインド。
 狙いは招かざる来訪者である赤毛の少年。
 容赦なき捕縛の魔陣が瞬く間にエリオを縛り上げ、拘束し尽くす。
 無論、自由を奪われた赤毛の少年は必死にもがき抵抗した。


「い、一体何をっ!? ヴィヴィオ、これ解いて」

「ダメだよヴィヴィオ、バインド解いちゃ。せっかく上手くなった魔法なんだから、エリオにもじっくり味合わせてあげないとね」


 光を反射させ、妖しき眼光を隠すように眼鏡をクイと正しながらグリフィスが口を開く。
 そして彼は自身の股ぐらに顔を埋めていた少女に促してズボンのファスナーを上げさせると、そのまま立ち上がってエリオに近づいていった。
 青年の肉体からは眼に見えぬ筈のオーラか何かが発せられている気がした。
 まるで獣、血に餓えたそれが獲物を手にかけた時のような気配。
 どす黒く嗜虐の悦びに震える闇の感情である。
 エリオは、まるで自身が蜘蛛の巣にかかった哀れな虫けらであるような錯覚すら覚えた。
 だが実際、少年のその認識は間違ってはいない。


「見られちゃったねヴィヴィオ、大変だ」

「うん、みられちゃった」

「ふ、二人とも! な、何してるんですか……グリフィスさん、あなたはヴィヴィオにこんな……」


 困惑に飲み込まれながら、幾らか怒りの混じった言葉をエリオが喚き散らす。
 無理もないだろう。

429:部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士
09/02/07 01:43:39 fTFDGVY/
 ヴィヴィオはフェイトの保護児童であり、つまりは間接的に自分の妹分のようなものだ。
 その少女がグリフィスの手によって性的な行為を強要されている。
 少年はそう判断した、判断せざるを得なかったのだ。
 常識的判断と道徳心が義憤を呼び、エリオに正当な怒りをもたらす。
 だが対する眼鏡の美しい悪魔は、まるで悪びれた様子もなく首を傾げた。


「何を怒っているのかな、エリオは。もしかして僕がヴィヴィオに酷い事をしてるとでも?」

「ち、違うって言うんですか!?」

「ああ、違うね。僕は彼女に何も強要はしてないんだよ。ねえ、ヴィヴィオ?」

「うん」


 無垢な、世の汚れを何も知らぬ少女は朗らかとも取れる程の笑みを浮かべて頷いた。
 詭弁だ、エリオの中にさらなる怒りの炎が注がれた。
 何も知らない、男と女の性の契り合いなど無知に等しいヴィヴィオに身勝手な欲望を刻んでいるなど明らかだ。
 少年は歯を噛み締めて眼鏡の美青年を睨み付けた。


「はは、そんな恐い顔しないでよエリオ。君にはこれからたっぷり良い思いをしてもらうんだから。さ、ヴィヴィオ、エリオにたっぷり“ご奉仕”してあげて」

「エリオくんにするの?」

「ああ、口止め料ってヤツさ。僕と君の関係は“ナイショ”の事だからね」

「うん、わかった。それじゃエリオくん、たっくさんたのしんでね♪」


 はちきれるような純心な笑顔、しかし淫蕩で背徳的な色に染まった矛盾する笑顔を浮かべてヴィヴィオは笑った。
 エリオの背筋に寒気に似た感触が走るのと同時に、少女は彼に股ぐらにそっと指を這わせる。
 白く澄んだ肌を持つしなやかな指がつぅと一撫で、少年の性感を例え様もなく刺激。
 未知の感覚に耐えるように、彼に苦悶の顔を浮かべるのをヴィヴィオは嬉しそうに眺める。
 次いで、何の遠慮もなくその指をファスナーにかけて一気に下ろす。
 下着の間から少年の未発達な性器が顔を出すのは一瞬だった。


「へえ~、グリフィスさんとかたちぜんぜんちがうんだねぇ」


 勃起すらしていない幼い肉棒を指の間で弄び、少女は物珍しそうな顔をする。
 日ごろ見慣れた青年の逞しく使い込まれた肉棒と目の前の雌を知らぬモノでは、とても同じ雄の生殖とは思えぬほどの違いがあった。
 好奇心旺盛な少女に心は純粋な知的欲求に従って、指を舌を思うままに蠢かして少年の肉の茎を弄ぶ。
 それは正に子供が新しいおもちゃを弄る様そのものだった。
 エリオの未成熟な肉棒がそそり立つのにそう時間はかからない。
 腰の下から這い登る怖気、快楽のこそばゆい電流を受けて、少年は嗜虐心をそそるような

430:部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士
09/02/07 01:45:45 fTFDGVY/
 喘ぎと共にヴィヴィオを制止しようと必死に言葉を紡いだ。


「くっ! ダ、ダメだよヴィヴィオ……うあぁ……こんな事しちゃ……」

「ん、むぐぅ……なんれ? だって、すごくきもちいいよ? んちゅ、エリオくんらっれ、そうれしょ?」

「ぐあっっ!……ダメ! そ、そんな……咥えながら喋ら、ないで……」


 陰茎を口に含んだままヴィヴィオが言葉を紡げば、自然とその不規則な刺激がエリオの性感を絶妙に刺激する。
 むず痒く切ないその快楽、少年に狂おしいまでの恍惚をもたらして止まない。
 この事実に、少女は淫靡で妖しい笑みを浮かべて満悦とする。
 今、自分より歳も上、体も大きな者を快楽で征服しているという充足が心を満たすのだ。
 肉の悦びを与えられる被虐ではなく、こちらが相手の主導権を握るというシチュエーション。
 少女は新たなる睦事の楽しみを知った。


『はは♪ エリオくんのオチンチン、すごくピクピクして“はやくだしたい”って言ってるみたい。かわいい♪』


 いつの間に覚えたのか、奉仕の手を少しも緩めずに念話まで使って少女は淫らな悦びを語る。
 羞恥心を刺激されたエリオは余計に肉棒を硬く大きくさせた。
 その愛しい肉の槍を少女は嬉しそうに責め立てる。
 裏筋に何度も舌を強く這わせ、まだ小さなカリ首を唇で抉るようにむしゃぶりつき、頬をすぼめて吸引。
 さらには同時にベルトを外してズボンを下ろし、姿を晒した睾丸まで指で優しく撫で回す。
 絶妙な、熟練なる愛撫。
 グリフィスの手で教え込まれ昇華した肉棒への奉仕の手管である。
 女性からの性的な愛撫の経験など皆無であるエリオは瞬く間に昇り詰め、果てる寸前まで到達。
 あと少し、あとほんの一扱きで溜まりに溜まった精の粘液が噴出する。
 そう思った。
 でもそれは訪れなかった。
 グリフィスが小さく手を上げて、少女に制止をかけたのだ。


「待ってヴィヴィオ。少しストップだ」

「ふえ? なんで? もうすぐでるのにぃ」


 早くエリオの精が欲しいのか、ヴィヴィオは頬を膨らませて不満げな顔をする。
 だがこれに青年はどす黒い、地獄のような笑みを浮かべて返した。


「だってこのままじゃ僕だけ仲間はずれじゃないか。それじゃ寂しいよ」

「あ、そうだね。でもどうするの?」

「う~ん、そうだなぁ……それじゃあヴィヴィオ、エリオのお尻の穴を弄ってみて?」

「おしり?」

「そ、指を濡らして優しく解してみようか」

「うん、わかった」


 言われるがままに、ヴィヴィオは溢れる唾液で自身の指を濡らすとそのまま目の前の無防備な少年の股ぐらに伸ばす。

431:部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士
09/02/07 01:46:38 fTFDGVY/
 睾丸から正中線の筋を這わせていき、キュッと締まった排泄用の穴の周囲をやんわりと撫でる。
 そして軽く指の先端を射し入れた。


「ひゃっ! や、止めてヴィヴィオ! こ、こんな事……ひぃっ!」

「あ、エリオくんすごくかわいいこえになってる。おもしろーい♪」


 軽く、達しない程度の強さでペロペロと肉棒を舐め上げつつ、少女はエリオの菊門を弄んだ。
 優しく肛門を抉り解すたびに少年の口からはまるで女の子のような甘く切ない声が溢れ出し、淫らな狂想曲となって木霊する。
 それはとても甘美で、少女の幼い美的価値観を刺激するものだった。
 射精しない限界を見極めての愛撫に、次第にエリオの脳髄は蕩けていく。
 最初は抵抗しようと必死だった思考が、今では半ば崩壊して快楽に飲み込まれていた。
 そんな彼に遂に悪魔のトドメの一撃が振るわれる。


「さて、じゃあそろそろ僕もお相手させてもらおうかな」


 言うが早いか、グリフィスはエリオの背後に回っていた。
 そしてバインドで拘束された少年の身体を持ち上げると、自身の怒張を彼の菊穴にそっと擦り付ける。
 感触から、その肉棒がゴムのようなモノを装着し、明らかに人工の物と思われる粘性を帯びている事が分かった。
 自分が何かされる、そう感じたエリオは蕩けた頭を駆使して背後の悪魔染みた青年に視線を向けた。


「な、なにするんですか?」

「ん? いや、今から君を犯そうと思ってね」

「へ?」

「大丈夫、男同士ってのも悪くないよ」


 エリオが理解する暇もなく、グリフィスの肉棒。
 コンドームを装着し粘性の高いセックスローションを塗布されたソレが、彼の肛門を貫いた。
 ズブリ、と、鈍い音が脊髄を伝わって脳まで響く錯覚。
 熱く硬い肉の凶器が自分の中に埋没するのが分かった。

432:部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士
09/02/07 01:47:46 fTFDGVY/
 痛みと快楽、もはや渾然一体となった混沌がエリオの中を掻き乱した。


「うあああぁぁっ!! い、たぁ……く、くるしぃ」

「大丈夫、力抜いて? すぐ気持ち良くなるからね。さ、ヴィヴィオ、さっきの続きしてあげて?」


 小さな身体を軽く揺さぶっては肉棒で痛みと悦びを刻みながら、グリフィスは少年の前でお預けを喰らっていた少女に視線を向ける。
 これに待っていましたとばかりに頷くと、少女は先ほどの続きを開始。
 美味しそうにそそり立つ肉棒へと愛撫の責めを行った。


「ひっ、あうあああぁっ……らめぇ……ヴィヴィオ……そんら、あぁぁっ!」

「すご~い、もうはれつしちゃいそうだよ、オチンチン。まっててね? ヴィヴィオがすぐださせてあげるから。ほら、イっちゃえ♪」


 初めての肛門漢の為、ある程度手加減して犯すグリフィスの突き上げと共に上下に揺れるエリオの身体。
 その動きによって規則的に動く幼い肉棒に、ヴィヴィオは巧みに愛撫した。
 首の動きを合わせて舌を這わせ、時折強く吸い上げ、竿を手で擦り、袋をしゃぶる。
 少女の短い性経験が知る全ての技を以って悦びを与えた。
 犯される悦びと奉仕される悦び、まったく質の異なる受動的快楽に少年の決定的破堤が訪れる。
 少女の小さな舌が尿道をほじくるように差し込まれた刹那、遂に若き精の迸りが吐き出された。


「あああぁぁぁあっ!!!」


 絶叫にも似た声がエリオの口から溢れる。
 そして少女に降り注ぐ白いシャワー。
 青臭く、そして濁ったアイボリーカラーの子種が少女の艶やかな金色の髪を飾り汚す。
 少女は自身の成し遂げた快楽の極みに恍惚とした表情、決して童女の浮かべる事のないそれを浮かべて笑う。
 そして顔に付着した精液を指で掬い取っては、美味しそうに口に運んだ。
 ピチャピチャと、まるで子猫が与えられたミルクを舐めるように喉に流し込む、その味に頬を鮮やかな朱色に染める。
 そんな少女に、眼鏡をかけた青年は心底面白そうに声をかけた。


「どう、ヴィヴィオ、美味しい?」

「うん、おいしぃ……グリフィスさんとすこしちがうあじがする」

「そう……じゃあ、もっと飲んでみようか?」

「うん♪」


 残酷な悪夢のような会話、捕らえた獲物を弄ぶ残酷な獣のような笑みを浮かべ、二人は頷き合った。
 獰猛にして爛れた色に溺れる肉食獣に捕食され、哀れな小鹿は快楽に蕩けきった思考を必死に奮い立たせて哀願する。

433:部隊長補佐と聖王陛下と小さな槍騎士
09/02/07 01:48:38 fTFDGVY/
 どこかでそれが無駄と知りつつも。


「やぁぁ……も、もうやめ、て……」


 涙で瞳を潤ませてする懇願、それは結局のところ燃え上がる嗜虐の炎に油を注ぐにすぎない。
 エリオの言葉に、痴態に、グリフィスの浮かべる悪魔染みた笑みは余計に黒く、ヴィヴィオの浮かべる淫婦の笑みは余計に淫靡になる。
 二人の手によって小さな槍騎士の少年が深き奈落の底に堕ち果てたのはそれからもう間もなくの事だった。


終幕。

434:ザ・シガー
09/02/07 01:54:22 fTFDGVY/
投下終了。

基本、三棒(鬼畜ロノ・淫獣・エロオ)は他の職人氏と被りそうなので極力使わないのですが、今回は電波を受けて即文章化してしまいました。
鬼畜眼鏡に調教されるヴィヴィオ&エリオ、きっと将来は数多の人間を色に狂わせる事になるでしょう。
でもおかしいなぁ……俺は人妻とか姐御とか、年上のグラマー美人専門だった筈なのに、いつの間にこんなSSを書けるようになったんだろう。


それと言っておくけどね!
べ、別にあんた達が『エロが足りない』とか『3P』とか言ってたから書いたんじゃないからねっ!
勘違いしないでよ!

435:ザ・シガー
09/02/07 01:58:17 fTFDGVY/
そして致命的誤字に気付いちゃった……
>>475
 初めての肛門漢の為、ある程度

 初めての肛門姦の為、ある程度


執筆の速さを求めるとこういう致命的ミスがでちゃうんだ……
なんやねん『肛門漢』って、アナルファッカーハラオウンの俗称か?


その……司書さん……ごめんなさい……
保管庫に入れる時は直してちょうだい。

だから……嫌いにはならないで。

436:名無しさん@ピンキー
09/02/07 02:34:31 0lYrK1mZ



437:名無しさん@ピンキー
09/02/07 03:24:23 T69yQ6Lf
肛門漢(こうもんおとこ)だと……







ゴクリ

438:B・A
09/02/07 03:56:46 Au4K1jcR
>>477
GJ。
ヴィヴィオ、すっかり堕ちちゃって…………氏のグリフィスは相変わらず黒い。
このまま全員堕としてハーレム結成ですか?

それにしても、ここ最近はエリオが受けに回ってばかりだw

439:タピオカ
09/02/07 05:14:13 QkEt6ftm
エロの流れ
エロパロなんだから当たり前で、今までちょっぴり広い目で見てもらいすぎたんだ
ならばエロ
幸い、金曜日の夜
エロにするなら男と女というのが妥当
しかし女はともかく、男は難しい
少ないし、しかもゼストぐらいしかまともに書いてない
そもそも他の人たちが書くエリオやユーノよりも、自分らしい話の造り方で勝る一点を作れるかどうか
ならばエリオやユーノのように、甘々だったりハードであったりするけど快楽目的ではなく、また違うアプローチでエロを活用できないか?
例えば癒し
ならば使えるのはヴァイス、これしかない
想像力が薄く、グリフィスはまだそこまでの痛みを経験してるようには見えず、ザフィーラがめげる姿も思い描けない
妹の目を射たヴァイスはさぞや苦しんだ事だろう
そんな頃、ほんの少しだけでも、ちょっとだけでも、何もかも忘れる時間がなければ折れて崩れて立ち直れなくなると言う事も、あり得るのではないか?
酒であれ女であれ溺れて刹那の間だけでもその苦しみから目をつむれる時間があってもいいんじゃないか?
では女は誰にするか?
ここは、二次創作なんだからあり得ない組み合わせがいいと思う
決して本編で交わる事のなかった二期と三期のコラボレーション、そう、あの人がいいんじゃないか!


と、思いついてワードを開くと、気づけばわけのわからん話を書いていた
前振りに騙されないで!
結局エロくない短いコメディ、おやつ感覚でどうぞ


注意書き
・山なし、落ちなし、意味なし、エロなし
・キャロがナンバーズる話
・セッテが割食う話


440:今週のザ・ピンクはこちら、ザンッ!
09/02/07 05:15:40 QkEt6ftm
「悪い子になりたいんです」
「それはまた思い切ったことだ。多感な時期、そんな風に尖がるのも経験になるものだが……どうして私の所に来たのかな?」
「どうか、悪い人のなり方を教えてください」

教科書どおりだが、心をこめたお辞儀をキャロがスカリエッティへと。
ぶしつけな訪問で師事を乞うのだから誠心誠意を態度に詰めるのは当然の事である。
〝悪い子〟を教授してもらうにあたり、これ以上適当な人物はいないのだ。故に、スカリエッティへ敬意を払って礼儀を施すのは何一つ間違いではない。

「善悪の価値観は人生経験の量と質、さらには宗旨にまで及んで多分だよ? 一言で〝悪い子〟と片付けるには意味が広い。どんな風に、悪くなりたいのかな?」
「フェイトさんを困らせなくなるぐらい悪い子になりたいです」
「ほう? もう一度言ってくれるかな?」
「フェイトさんを困らせなくなるぐらい悪い子になりたいです」
「うん、聞き間違いじゃなかったね。どうも意味が不明だ。そんな目的を持った経緯の一部始終でいい。差し障りなければ教えてくれないかな?」

~回想開始~

「うふふキャーロ」
「えへへフェイトさぁん」
「キャロは良い子だねぇ」
「えへへ」
「良い子過ぎて困っちゃうよ」

よし、悪い子になろう。

~回想終了~

「その実直さと即断即決、さらには私のアジトを突き止めるだけの捜査能力は称賛に値するね」
「どうかわたしを悪い子にしてください」
「いいだろう。ならばまずは無断外泊から行ってみようか。クックックッ、見知らぬ部屋で馴染まぬベッド、違うマクラで眠れるかな?」
「夜更かしは望むところですから」
「その場合、悪徳の類ではなくて健康面で体に悪いね。もし眠れないときはきちんと言うんだよ。ウーノに子守唄を歌わせよう」
「いえ! そこまでお手数をかけるわけには!」
「なに、眠れなかった時の話だ。夕食は済ませたかな?」
「おやつを食べてお腹いっぱいです。だから夕食なんて要りません」
「不良になるのに素晴らしいスタートダッシュだね。ならばまずはここの施設の案内させようか。アジトが吹き飛ぶ自爆ボタンが所せましと並んでいるけど押しちゃ駄目だよ」

まぁ、つまりそう言う事。



「ここがあなたの部屋になるわ」

ウーノの先導のもと、キャロが辿り着いたのはホテルの一室と見紛う部屋だった。
なんか恐竜の化石とかむき出しの通路のくせに、備えられている施設はきめ細かく手入れが行き届きしかもバリアフリー。
老後にも是非生活をしたいと思える設計である。無論、スカリエッティが自ら引いた図面に依るアジトなのだから理の当然だ。
胎児から老衰死直前まで、快適で安全、健やかな暮らしを約束するマッドサイエンティスト、それがスカリエッティである。

「この部屋だけで十分生活できるけれども大型のバスやダイニングなんかもあるわ。デザートが余ってるでしょうから、食べに行きましょうか」
「えぇ、も、もう八時を過ぎていますよ!? なのに甘い物を……!」
「悪い人ばっかりの集団ですもの」

悪戯っぽく笑うのに、ふんわり優しいウーノの雰囲気にキャロはたじろぎ息をのむ。
しかもそのデザートと言うのがケーキであると言う。生クリームたっぷりという狂気的それはどれほどの糖分を含んでいるか、キャロの想像を絶していた。

「ウーノ、悪い子になりたいとここに来たという者は………………………………そいつか」

何の前触れもなくトーレが無遠慮に入室。じろりと人を威圧する双眸がキャロを捉えた。
恐い人だ。
とちょっぴりどっきりするキャロだが、しかしこんなところで怖気づく様では悪い子にはきっと届かない。
だからできる限り、持てる知識を絞って迫力負けしないドギツくて口悪い汚泥のような文句を一発かましてやろうと奮い立つ。

441:今週のザ・ピンクはこちら、ザンッ!
09/02/07 05:16:32 QkEt6ftm
「くぁwせdrftgyふじこlp;」

問題は今日まで良い子だったキャロには経験が伴っていたかった点である。
呂律を上手に回せず、キャロったら噛んじゃった。

「……」
「……」
「……」
「……ケーキの準備ができているから一緒に行こう」
「はい」

悟り開いた者さえも慰め切れない空気を、トーレが優しく払ってキャロの背を叩いてやる。
ちなみに今回のデザートを作成したのはトーレである。
武辺一辺倒の無骨者に見えるトーレだが、料理に洗濯、裁縫なんでもござれのお嫁さんにしたいナンバーズナンバーツーである。ナンバーワンはウェンディ。ウェンディ可愛いよウェンディ。ウェンディハァハァ。
さらには極上の肉体美を備えた名器持ちでSでありMでもあり床上手すぎるトーレだが、残念ながら今回の話にこの長所が生かされる場面はないだろう。

ダイニングにいたのはクアットロだった。ケーキ突っついて眼鏡の向こうの瞳が幸せそうにとろけている。

「あらぁ、そこのお嬢ちゃんはどなたかしら?」
「キャロ・ル・ルシエです。悪い子を学ぼうとスカリエッティ博士を訪ねさせていただきました」
「良い心がけよ。このクアットロと一緒に衛星軌道上からミッドチルダの住民全員を人質にできるようなテロ行為しましょうね」
「はい、喜んで」
「キャロちゃんはコーヒーか紅茶か何とも言えずトロッとしたもののどれがいいかしら?」
「一番悪そうなものを」

そして差し出される何とも言えずトロッとしたもの。
しばし、ズル、ジュル、ジュゾゾ、とキャロが何とも言えずトロッとしたものをすする音がダイニングに流れた。
適度に喉が潤ったんだがねばついたんだがよく分からん状態になったキャロへと差し出されるケーキ。
イチゴがふたつも乗っている芸術品と称して頷ける逸品だ。

「食べると良い」
「わぁ、有難う御座います」
「トーレ姉様ったら、キャロちゃんにはイチゴをふたつも乗せちゃってぇ」
「あ、余っていたのを全部載せただけだ」

キャロがトーレに「さてはこの人はいい人だ」と思った瞬間である。
それを裏付けるようにほっぺたに付着する生クリームをハンカチで拭ってくれるわ、自分のケーキのイチゴをさらにキャロに上げようとするわでえらい事ですよ。

「そうだ、キャロにも服を用意してやろう」
「え゛」

そしてトーレのこの一言に、キャロのフォーク持つ手が止まった。
寸時をおかず、己の脳裏に閃くのはピッチリスーツを身に纏った自分の姿――恥ずかしい。

「ふふふ、キャロちゃん、戦闘用のボディスーツの事じゃないわ。トーレはね、こう見えて手芸がとっても上手なのよ」
「ルーテシアお嬢様のフリフリのお洋服を作ったのトーレ姉様なんだから」
「あの黒いドレスですか?」
「そうよぉ、素敵でしょう?」
「はい、とってもルーちゃんに似合ってると思います」
「キャロには、もっと明るい色の服にしよう。人をもふり殺せるぐらいフリルをつけて……うむ、意欲が沸いてきた。クアットロ、手伝ってくれ」
「はぁ、それは構いませんけど…採寸は?」
「見た」
「いや、計ってないじゃないですか」
「見ただけで分かる」

燃える瞳に萌える想いを乗せてトーレが軽やかな足取りで去っていく。
戦闘において頭ひとつもふたつも他のメンバーより抜けたトーレである。対峙した相手の戦闘能力を目測する技能には長けていた。
故に戦闘において利になる身長やらリーチやらもパッと見て把握できるんだからたまらないね!
そんなトーレはミッドチルダを制圧した後、理想とする世界が築きあがればお花屋さんを開いて素敵なお嫁さんになるのが夢だ。

442:今週のザ・ピンクはこちら、ザンッ!
09/02/07 05:17:08 QkEt6ftm
「ケーキとっても美味しかったです」
「それは良かったわ。トーレが作ったのよ」
「お礼を言いそびれてしまいました…」
「そのくらい、構わないんじゃないかしら? 悪い子なんですし」
「そ、そうですね」
「お風呂にしましょうか。このラボまで遠くて疲れたでしょう?」
「はい、何度かガジェットに攻撃されました」
「ごめんなさいね、私たちも悪の秘密組織だから、あんなメカのひとつふたつは持ってなきゃいけないのよ」
「あのくらいならひとりで大丈夫ですよ」

今回の事にフリードは置いて来ている。良い子のフリードはキャロが悪い子になるのに最後まで反対したのだ。



その頃のフェイトさん。

「キャロ…どこに行ったの……」

散々探しても見当たらないピンク髪の小憎いアイツを心配している姿は、なのはとヴィヴィオも声をかけずらい落ち込みっぷりだ。
おっとそんな時に、フェイト宛てに手紙と大きな包みが!

「差出人…JS?」

新聞の切り抜きを張り付けて文章としたその手紙に、さしものフェイトもおののき奮えた。

〝寒さも厳しくなってきた季節。いかがお過ごしでしょう? お互い血みどろの殺し合いがこの先に控えていますので、お風邪など召しませんよう温かくして体調管理をきちんと心がけましょう。お宅の娘は預かった〟
「な!? まさか誘拐!?」
〝明日のお昼頃には帰るように言っておきます。一緒に包んであるケーキはうちの娘の作品です。皆さまでどうぞ〟
「……」
「……」
「……」
「じゃ、ケーキ切り分けよっか。今、空いてる子どのくらいいるかな?」
「えーっと……アルトとリィン、あとヴィータかな」
「ママー、もう遅いよー? ケーキ食べていいの?」
「今日は特別だよ」
「やったー!」

ひとつ問題があるとすれば、このクソみたいなアホ話書いてる時期こそ冬だけど、六課設立からJS事件終結までに冬が挟まれた事がないか l.:.:.:{.:.:.l:.:.:.| ヘ:::ハ \  ´    }:}ヽ_:トヽ
        r'´:::>ヘ-、  ヽ.:.ヽ.:ヽ :{\ゞ'' ' _ -┐  イ二ニ圦
       ノ:::::::::::: `^}   \|\:ヾ:.: ヽ、 ヽ _ノz≦´ ̄    \
    , -=≠==z:::/       \>‐-'>'´ ̄  `\ー―< ̄\
   //      Y          _rァー<r-、       ヽ      \__
.  /{{V> /.二二二|           / { {  └┘       }       ヽ\
  | V  //::::::::::::::::::\      l  ヽヽ          { ̄ ̄ ̄\____Vヘ
  |l   //::/ ̄ ̄ ̄ヽ      ヽ   \二二二二\   }        \V ヽ
  ヾ   | |:::|        \     ∧            \\ {            ∨^\
   \| |:::|ヽ        >‐―/  ヽ         \二}          ∨ _}
      V\!/\     /厂      \__        ノ            ∨´j
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