07/06/15 19:54:06.81 cawVdL+x0
>>693-694把握投下
「あれ?」
夕暮れ時、西日が差し込む部屋の片隅でミュウツーが眠っていた
「こんなところで寝て、まったくしょうがないやつだな・・・」
そうつぶやいて立ち上がった男はふと思い、再びしゃがみこむ、そのままミュウツーの寝顔を見つめた
「そういえば・・こいつのココ・・・ちょっと気になってるんだよな」
男は辺りを見回す、誰もいない。男の喉が鳴る。ゆっくりとその腕をミュウツーの首筋に伸ばした
(ある・・じ?)
ミュウツーは眠っていはいなかった。正確に言えば眠ってはいたが男が部屋に入ってきた瞬間脳だけが覚醒したのだ
まだ肉体は眠っているようで、うまく体を動かせない。なんとかうっすらと目をあける事ができたが、今これが夢なのか現実なのか、寝起きのミュウツーの頭では判断できなかった。
男の手が伸びる、ミュウツーの首の裏にその指が届く
「ヒャウ!」
ミュウツーが跳ね起き、同時にミュウツーの周辺に電磁波が放たれ男を吹き飛ばす
「うおわ!!」
不意打ちの攻撃に男は頭をガードする事も出来ず反対側の壁に思い切り叩きつけられることになってしまった