12/03/01 15:50:06.09 LlHWVptn
>>406
> エネルギー直線性については他の要因も調べていて、私なりに大別すると
> 1.プローブ
> 2.バイアス電源プリアンプ
> 3.オーディオインターフェース
> 4.MCAソフト(波高解析)
5.NaI(Tl)クリスタルの特性もありそうです。
GXシリーズはLudlumの44-2や44-10を模して作られているわけですがこれはサーベーイ用途向けのシンチレーターです。
カタログ上では50kev-1.5MeV(44-2),50kev-3.0MeV(44-10)となっていますが、Ludlum社から落とせるマニュアルを見ますと
なんと60kev-1.25MeV(44-2),60kev-2.0MeV(44-10)とレンジが狭い!!44-2の場合1.25MeVではK-40はレンジ外になります。
1.5MeVとしてもギリギリ。カタログの数値はHVを上げた上の計測数値でないかと。ノイズを嫌い規定電圧を下げて使うスペクトル
分析の場合はマニュアルの数値よりもレンジが狭いかもしれません。(エネルギーレスポンス図を見ても急な右肩下がり)
サーベイ用途としては十分でもスペクトル分析ではちょと力不足。スペクトル分析用に最初から作られたBICRON等と比べたら
性能が劣るのはしかたないですね。新規に求めるならやはりBICRON系を求めるのが一番いいようです。