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★実習生受け入れ事業所
68%で労基法違反 昨年度調査
岐阜労働局が昨年度、実施した県内の技能実習生受け入れ事業者に対する立ち入り調査で、
86事業所のうち、68%にあたる59事業所で、違法な時間外労働や残業代の割り増し分を
支払わないなどの労働基準法違反などがあったことがわかった。統計のある2007年度以降、
違反率は過去最低となったが、同局は受け入れ事業所の隠蔽行為が巧妙になっていることが
要因とみており、今後も指導を強化する方針。
同局では昨年度、県内7か所の労働基準監督署が立ち入り調査を実施した結果、違反の内訳は、
違法な時間外労働が41事業所と最も多く、次いで割増賃金未払いが23事業所、労働条件の
不明示が10事業所あった。このうち、賃金未払いなどの是正勧告に基づき、14事業所が
技能実習生89人に対し、約2200万円の不足分を支払ったという。
また、昨年4~11月の監督指導結果によると、監督指導を実施した69事業所のうち
59事業所で労働基準法違反などが認められた。違法な時間外労働や割増賃金の未払いが目立ち、
改善の傾向はみられなかったという。同局は監督指導した2割以上の事業所が虚偽説明や
帳簿改ざんなどの隠避を行っており、今後も厳正な態度で臨むことにしている。
県内で就労する技能実習生は2012年10月末現在、8291人で、愛知県に次いで全国で
2番目に多い。技能実習生を受け入れているのは1628事業所となっている。
(2014年2月18日 読売新聞)
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