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★生態系に脅威 ザリガニを特定外来生物に指定を
11月22日 10時48分
子どもたちに人気のアメリカザリガニ。
飼ったことがある人も多いのではないでしょうか?ところが、この生き物が生態系に危機をもたらすおそれがあることが最近、分かってきました。
研究者の団体は野外に放すことなどを禁じる「特定外来生物」への指定を求めていくことにしています。
浜松市の市街地にある湿地です。
開発を免れたこの湿地にはコバネアオイトトンボ、それにキタノツブゲンゴロウといった希少な虫たちが生息しています。
このうち、絶滅が危惧されているベッコウトンボが観察できる場所は本州で数か所しかありません。
市民グループ「神奈川トンボ調査・保全ネットワーク」は、貴重な生態系が残るこの湿地で3年ほど前から昆虫の調査を行ってきました。
ところが、ことしの春、異変が起きました。
トンボの姿がほとんど見られなくなってしまったのです。
調べた結果、水生生物を食べるアメリカザリガニが急増していることが分かりました。
湿地の一角にわなを仕掛けたところ、毎回、数千匹が捕獲される状態が続きました。
冬に向けてあまり活動しなくなる今月17日にも700匹余り捕獲され、一見して異常な密度で生息していることが分かります。
トンボはザリガニに食い尽くされ、数を減らしていたのです。
北米原産のアメリカザリガニは86年前、食用のかえるの餌として最初に輸入されました。
雑食で日本にはほとんど敵がいません。
温度変化や水質汚染にも強く、幅広い環境に適応できます。
さらに、影響を大きくしているのが、虫だけなく水草を食べることです。
水生昆虫が卵を産み付けたり、水を浄化したりする役割を果たしている水草が無くなってしまうと、生態系全体が破壊されてしまいます。
ネットワークのメンバーは「この湿地も以前は水草が茂って水が澄んでいたが、アメリカザリガニが大繁殖してから、環境が大きく変わってしまった」と話していました。(以下略)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)