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暴力団の資金源となっているインターネットカジノ店。店の数が多く、サービスも良いと
評判の名古屋市には、全国から愛好家が訪れるという。9月初旬の週末の夜、店を訪ね歩いた。
中区のネオン街。ビルの案内看板にはキャバクラや外国人パブの電飾が並ぶが、
1枚だけ「ネットカフェ」とあった。店のある5階でエレベーターを降り、黒い扉の前に立った。
店名が記された30センチ四方の札以外に装飾はない。ほかは空き店舗なのか、
廃ビルのように静かだ。呼び鈴もなく立ち往生し、ふっと上を見ると、監視カメラがこちらを向いていた。
近くの7階建てビル。別の店があるはずの6階にエレベーターは止まらない。
外の非常階段で上ると、踊り場で防火扉のような分厚いドアが立ちはだかった。
今度は看板もドアノブもない。内側から開けてもらわないと入れない。
扉が開いた店もあった。フィリピンパブや中華料理店が入る別のビルの2階。
インターホンを押すと数秒後に電気錠が開いた。5メートル先に扉がもう1枚。
少し待つと、髪を茶色に染めた男性店員が出てきた。
「看板にネットカフェとあるので」と尋ねると、「えっ。うちではやってない。
ちょっと外に出てもらっていいですか」と追い出された。店員は、10分ほど歩けば
漫画喫茶店があると告げ、ドアを閉めた。
この夜6店を訪ね、1店だけ中に入れた。扉には「帽子やマスクは外すこと」と
注意書き。インターホンを押すと鍵が開き、奥に進めた。現れた眼鏡の店員にネット利用を申し込むと、
「そういう店じゃないんで」。何の店か聞いても「ネットは使えない」と繰り返し、追い返された。
店内をのぞけたのは1分間ほどだった。パソコンが15台ほど置かれ、若い男性客が3人、
海外のスタジオから中継されているカジノの画面に見入っていた。
●愛知には60店舗、捜査本格化
愛知県警によると、県内のインターネットカジノ店は約60店。錦、栄地区を中心に、
「ネットカフェ」を装って営業している。
つづきます
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