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2011.11.18 産経ニュース
朝鮮学校への自治体からの補助金が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に流用されて
いた疑いがあることが17日、分かった。学校運営に関わる朝鮮総連直轄組織「教育会」
元幹部が産経新聞の取材に 「流用に関わった」と証言した。学校資金の流用に関する
証言は複数あり、補助金を担保にした資金調達も行われていたという。補助金や無償化
制度を根底から揺るがす問題で、朝鮮総連や行政側の説明責任が 問われそうだ。
証言したのは、朝鮮総連地方本部で朝鮮学校運営を統括する教育部の傘下に置かれた
「教育会」で、事務方の責任者だった男性。朝鮮学校は学校法人「朝鮮学園」が運営
する形で都道府県から 各種学校として認可され、補助金が支給されている。男性は
「学園は学校認可や補助金を得るための表向きにすぎず、教育会が補助金を管理して
いた」と話す。 男性は学園名義の口座に振り込まれた補助金を
各校に配分していたが、「総連幹部から『急いで金がいる』といわれ、数千万円単位
の金を抜き出すことが度々あった」という。金は返還されないこともあったが、流用は
教育会会長らしか知らず、 児童・生徒の保護者からの寄付金などで補填(ほてん)し、
帳簿上の帳尻を合わせたという。