13/01/24 11:18:48.66 0
「あたし、ちょっと海外に行ってくる」
「いいねぇ。で、いつ帰ってくるの?」
「分かんない。とりあえず、3年かな」
海外に生活の拠点を移す日本の若者が急増している。なぜいま日本脱出なのか。
『ご報告 このたび、私は日本を離れ、オーストラリアに移り住むことにしました。
ついては、携帯を解約しますので、以後のご連絡先は・・・・・・』
これは30歳の本誌記者の携帯電話に、高校時代の同級生から突然、送られてきたメールだ。
日本が、少子高齢化の時代に入ったと言われて久しい。若者の人口は減少の一途を辿り、
経済を支える労働力も減っている。働いて稼ぐ人間が減れば、ものを買って消費する人間も減る。
構造的な不況のなかで、景気が根本的に回復していく見込みは立っていない。
ところがいま、日本の若者たちは次々と海外に生活の場を移し、現地の外国企業に就職しているという。
外務省の海外在留邦人数調査統計(平成24年速報版・平成23年10月1日現在)によると、
海外に生活の本拠を移した日本人(永住者)数は前年調査から約1万5000人増の39万9907人。
また、3ヵ月以上海外に長期滞在する日本人の総数は78万2650人で、1年間で2万3862人増加している。
平成23年の調査では前年からわずか540人増だったのと比較すれば、海外に出る日本人が急増していることが分かるだろう。
何を隠そう、本誌記者の中学・高校の同窓生だけでも、すでに5人が、この2年間に日本を離れ、生活の拠点を海外に移している。
そのひとり、冒頭のメールの送り主である30歳独身女性は、福島第一原発事故後の'11年4月、単身オーストラリアに移住した。
そろばんの有段者で、十数桁の掛け算も暗算でこなす天才肌の彼女は、名門私立大学の法学部を卒業後、
社会人生活を経て、ロースクール(法科大学院)に進学。'10年に卒業したばかりだった。
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