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★日中40年―交流の窓は閉ざすな
日中の国交正常化40周年を記念する式典が、事実上中止になった。尖閣諸島をめぐる関係悪化を受けた中国側の決定だ。
事態打開のきっかけになればという期待もあっただけに、非常に残念だ。
式典は1972年9月29日の正常化を記念し、節目の年に開かれてきた。中止は初めてだ。
日本政府が尖閣購入で「記念の雰囲気を壊した」のが理由という。
中国は激しい対日批判を続けており、国家指導者が日本との友好をうたう局面ではない、という判断だ。
中国の強硬姿勢は、経済、文化、スポーツといったさまざまな分野にまで及んでいる。
日中経済協会(会長=張富士夫・トヨタ自動車会長)は、25日に出発予定だった訪中団の派遣を、前日になって延期した。
要人との会見や、政府機関への表敬訪問を断られたためだ。
例年は首相や副首相らが会見しており、日中の経済的なつながりの太さを象徴する意義深い訪中団だった。
また、国交正常化記念事業の日本側事務局によると、中国で近く予定されていた行事は軒並み中止になっている。
自治体や民間などが企画した事業を記念行事として認定しているが、認定の申請は初めは低調だった。
日中関係を揺るがす出来事が相次いだためだ。
河村たかし名古屋市長による南京虐殺の否定や、新疆ウイグル自治区からの亡命者組織による
「世界ウイグル会議」の東京開催には中国が強く反発した。一方、中国の海洋監視船が尖閣付近の日本領海に侵入し、日本の国民感情を刺激した。
関係者は気をもんだが、春以降に申請が増え、計600件以上になっていた。それだけに、中止にはやり切れぬ思いだ。(>>2-3へ続く)
asahi.com 2012年9月25日(火)付
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