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市場に流通しない自家栽培の野菜を食べた福島県の70代男性2人が、
比較的高い1万ベクレル超の放射性物質を取り込む内部被ばくをしていたことが、
東京大医科学研究所の調査で分かった。うち1人は約2万ベクレルに達したが、
これによる被ばく線量は年0.85ミリシーベルトで、国が設けた食品からの被ばく限度(年1ミリシーベルト)は下回った。
調べた坪倉正治医師は「健康被害が出るレベルではないが、自家栽培の野菜などを食べる場合は検査してほしい」と話す。
2人の男性は、同県川俣町と二本松市在住。今年7~8月、内部被ばく量を測定する装置「ホールボディーカウンター」を使い、
体内の放射性セシウム(134と137)の量を調べた。その結果、川俣町の男性からは1万9507ベクレル、
その妻からは7724ベクレルが検出された。二本松市の男性の内部被ばく量は1万1191ベクレル、妻は6771ベクレルだった。
いずれも東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムを食品から取り込んだとみられる。
川俣町の夫婦は、同県浪江町の原木で自家用に栽培したシイタケや自宅近くで採ったタケノコ、干し柿などを毎日食べており、
シイタケからは14万ベクレルを超す放射性物質が検出された。二本松市の夫婦は、この夫婦からもらった野菜を食べていたという。【河内敏康】
毎日新聞 8月22日(水)15時1分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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