12/06/07 13:00:47.80 0
「福島の原発事故で出た放射性物質による健康被害の可能性は極小であり、日本でこれを理由にがんなどの病気が増える可能性はほぼない」。
これが科学の示す事実だ。しかし、放射能デマがやむ気配がなく、社会の混乱を招いている。デマの発信源の一つがメディアの「煽り報道」だ。
放射能の正確な事実の伝達は積極的に行われるべきだ。また原子力発電について賛成、反対をめぐる
自由な発言をして、エネルギーの未来を考えることは意義深いことだ。
しかし不正確な情報やデマの拡散は他者を傷つけ、自分の社会での信用も失わせ、社会に混乱を広げる。
さらに「煽り報道」はメディアそのものを自壊させる行為だ。日本国民の大多数は賢明で冷静であり、
報道の真偽を見極めている。放射能をめぐる誤った煽り報道はそれを発する記者個人、媒体、
メディア企業、さらには報道全体への不信を生み出している。
報道への信頼の崩壊は、メディアの存立基盤がなくなることであり、それは自由な報道が前提になる民主主義体制にも悪影響を与える。
デマを拡散した人を過度に糾弾する意図はないがその反省をうながし、これまでの事実を示して誤った報道や情報洪水への対策を考える。
「お待たせしました。福島の新生児の中から、先天的な異常を抱えて生まれて来たケースについてスペシャルリポート&インタビュー。
スクープです。賛否はあるでしょうが、勇気あるカムアウトした当事者には温かいエールをお送りください」。
昨年12月、インターネット上の短文ブログ・ツイッターで異様な書き込みが行われた。これはジャーナリストの岩上安身氏によるものだ。
福島の原発事故と新生児の異常は無関係であるにもかかわらず、関連づけるかのような書き方をしている。
しかも人の障害を報じることにまったく自粛の姿勢がないことに驚く。
念のために説明すれば、先天的異常は新生児に一定の確率で起こる。
原爆の医療記録によれば、妊娠中に一瞬で数100ミリシーベルト(mSv)の強い放射線を浴びたときに、胎児に影響が出た例がある。
現在の福島では、自然放射線に加えて年数mSvの放射線量の増加しかないので、放射線による障害など起こるわけがない。
URLリンク(agora-web.jp)
>>2以降へ続く