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この「スクープ」には批判が殺到し、岩上氏はこの書き込みを削除。同氏はその後も横浜で
福島から飛んできたストロンチウムが見つかったなど、誤報を繰り返し流して批判を浴びた。
福島の原発事故では、放射能と原発をめぐる情報があふれた。
ところが、それらは玉石混交で危険を過度に煽るおかしなものが多かった。
その発信源の一つが、岩上氏らが活動の拠点にするフリーランスのジャーナリストの集まった
「自由報道協会」(上杉隆代表)だ。
この団体は危険を煽る人々、政治主張を重ねる反原発派の人を繰り返し登場させた。
今は「誰でもメディアの時代」だ。映像またブログ記事が、インターネットを使い容易に拡散する。
同協会は昨年7月にクリス・バズビーという人物の記者会見を主催した。
彼は「福島第一原発の100キロ圏内で数10万人単位のがん患者が出る」と予告。
この情報が拡散し、不安を広げた。彼はECRR(被曝リスクに関する欧州委員会)という反核私設団体の幹部にすぎない。
しかも、このバズビーなる人物が日本人向けに数万円のサプリ、放射能検査を売り込んでいたことを日英のメディアが暴いた。すると失踪してしまった。
また反原発活動家の広瀬隆氏らは同協会で昨年8月記者会見し33人の行政、東電関係者を
「子供たちの健康を害した非人道的行為による業務上過失致死傷罪」で刑事告発したと発表した。
ただのパフォーマンスだが、その中には山下俊一氏(福島県立医大副学長)などの医学者も含まれていたのは問題だった。
山下氏は「100mSv以下の被ばくと発がんには因果関係がない」という学会で認められた説に基づいて、
事故の対応策を福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーとして勧告した。それに対して、広瀬氏らはECRRの説を根拠に刑事告発したのだ。
この後に医学界、原子力や放射線の専門家の間で、放射能や原発問題などの発言が自粛される空気が醸成されたという。
医師や学者は他者からの攻撃には慣れていない人々で、刑事告発騒ぎなどを見て、萎縮するのは当然だ。
広瀬氏の行動は言論や学問の自由を圧殺する危険な行動だ。それに自由報道協会は加担したのだ。