06/09/21 07:31:07 BU+eBQ4+
これを説明するにはアメリカの文化を知らなければいけないので
そのまま直訳しても、感動したり興奮したりできないわけです。
そう、つまり日本語は表現などの技術は優れているが
言葉全体の流れによる感情の盛り上がりなどを作るのに、適した言葉ではないと言えるわけです
しかしこれは現段階での日本語についての意見なので、今後変わってくることもあるでしょう
小説などでは表現のしかたが上手かったりして、評価も高くなりますが
セリフのみでそれを表現する方法がない、つまり細かい言葉を説明する大まかな言葉の使い方について
まだ、未熟な部分があると考えられるのではないのか?
なのでアメリカで感動するスピーチシーンなどが無い邦画では
脚本として弱い部分があるのではないか?と考えられます
一つのセリフで全てを説明するには現段階での日本語では上手くいかない
言葉での盛り上がりを作る事を、まだ日本語で表現しきれていない
これが邦画の脚本の足りない部分と解釈してください
更に問題点をあげていきます
それは言葉の浸透性と使用頻度などです。
アメリカで「I LOVE YOU」と言ったら言葉の意味通り解釈できます
しかし日本語で「愛してる」と言ったらどのように思うでしょうか?
寒い、ダサい、キモイなどが大多数を占めると思います
これは普段から使われにくい言葉だというのが理由にあげられます
日本人は自分の気持ちをあまり表に出さないという独特の文化があります
ということは、使われにくい言葉を使われると、どんな反応をしていいかわからず、うやむやが生まれ
言葉を直接解釈することが他の国の文化に比べて難しく、素直に受け取ることが出来ない
ということになります。ここまではご理解いただけるでしょうか?
結果的に決め台詞の「強さ」というものが欠けてしまっているということです
これが日本の脚本が変になりがちな理由と考えてみてもいいと思います