08/04/07 20:40:49 k4hHFKz/
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まあwikiのこのページは一見の価値はあるな。
「狂信者」のサンプルケースだw
結局、ある特定の思想なり主張なりを持つものにしか、
陰謀論というものは浸透しないものなのさ。
そしてそういう連中は徒党を汲みたがり、自己を堅持したがる。
その結果が(今じゃ劣勢もいいとこのネオコン一派である)PNACであり、
「ルース・チェンジ」なるトンデモムービー、という訳だ。
一方、「ユナイテッド93」は主張の如何を観客に問わない。
こちらはただ単に観客につきつける。異常事態に巻き込まれた「普通の人」が
「普通の人」として振る舞い翻弄される状況をね。
目の前に爆弾を抱えて知らない言葉を喚いている奴がいて、
どうやらそいつの仲間が操縦席を占拠しているらしい。
そんな時に、政治がどうの派閥がこうのと考える奴なんていない。
「自分はどうなる?」「自分はどうすればいい?」それだけだ。
「ユナイテッド93」は、政治や思想から切り離された"ただそれだけ"を
提示してみせたが故に傑作になった。
観客はそこに「巻き込まれた自分」を見出し戦慄し、
自分がいかにくだらない事に巻き込まれて命を落とすのかを知って悲嘆する。
怪しげな「証拠」やら「証言」の、絶対に届かない領域がそこにある訳さ。