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★アナタの恥ずかしい映像が撮られている!
●路チューから不倫までプライバシー丸見え
「警察の警察による警察のための監視カメラ」―。その象徴が、東京の新宿・歌舞伎
町に設置されている監視カメラだろう。正式な名称は、「街頭防犯カメラシステム」と
いい、東京都が02年に3億2000万円を投じたものだ。目的はもちろん「犯罪の予
防、被害の未然防止を図るため」である。歌舞伎町の人口は2000人程度だが、新宿
駅の乗降客は1日350万人に上る。日本一の歓楽街に足を向ける人は数え切れない。
当然、犯罪発生の蓋然(がいぜん)性は極めて高い。監視カメラが犯罪の“抑止力”に
なるというのは一面の事実だろう。
現在、歌舞伎町1丁目・2丁目付近の約600メートル四方に「野外型複合ドームカ
メラ」「固定式カメラ」「望遠機能付き高感度カメラ」を合わせると計55台の設置に
なる。
問題は、一般人も犯罪者同様に監視されていることだ。歌舞伎町に足を踏み入れたら
最後、監視カメラを避けて街の中に進入していくことは不可能といっていい。55台の
カメラ端末は死角がないように、実に効率的に配置されているし、カメラの性能も高
い。
(中略)
馬や羊のように監視されるだけの国民は、“武器”を持つべきだ。監視カメラは、法
令や判例の面からも憲法13条に抵触する恐れがある。個人の私生活上の自由のひとつ
として、「何人も、その承諾なしにみだりにその容貌・姿態を撮影されない自由を有す
るものというべきである」(1969年12月24日最高裁判決)と、違憲の疑いが指
摘されている。
警察による定点監視カメラは、02年に歌舞伎町エリアを皮切りに、渋谷区宇田川町
地区(04年3月運用開始)、豊島区池袋地区(04年3月運用開始)、台東区上野2
丁目地区(06年2月運用開始)、港区六本木地区(07年3月運用開始)と、繁華街
を中心に増加の一途である。
(日刊ゲンダイ2010年4月22日掲載)
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