10/01/31 11:34:18 GOtRjX+6O
>>239
伊達家が明治政府に潰されて、北海道に強制移住させられた時
大部分の人達は、本州に居た時と変わらない、日本式家屋を建てて移り住んだ。
現地のアイヌからは、「そんな家じゃ死んじゃうよ」って助言をもらったのだが
まあ、長年染み付いた習慣からは、なかなか抜け出せないものなのでしょう。
案の定、冬が来たら凍死者が相次いだ。
伊達家なんて東北にあって、寒さに不慣れな藩では無いだろうに、
思うに、昔の蝦夷の寒さはケタ違いだったんだろう。(今もだろうが)
そんな中では、家に無駄な空間をつくる余裕はなく、なるべく中をコンパクトにまとめて、暖房に有利にしなくてはならないのでは。
日本の高床式なんてもってのほかだろう。
現地の人達にとって、一番に身を守るべきは、熊じゃなくて寒さだったわけだ。
写真の家屋が当時の忠実な再現かはよくわからないが
外側の藁が、巧いこと断熱効果を果たしてるんだろう。
ちなみに、伊達家が移り住んだことによって、伊達という地名が付いた土地には、今、メジロ牧場があります。