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・大阪府教委が、府内の全府立高校や支援学校を対象に国旗の掲揚について調べたところ、
常時掲揚している学校は171校のうち2、3校にとどまっていることが15日、分かった。自民党
府議団は午後の府議会本会議で、府の施設で国旗を常時掲揚することを定める条例案を
提案する方針。府立学校も対象に含まれているが、各会派の意見の取りまとめが流動的で
上程、可決の見通しは不透明な情勢だ。
今回の調査は、府立学校での国旗掲揚をめぐる騒動を描いた書籍「学校の先生が国を滅ぼす」の
出版に関連し、学校に対する反響を確認する聞き取り調査のなかで行われた。学校側に国旗の
常時掲揚についてたずねる調査は初めてという。
担当者によると、府立高校146校と支援学校25校のうち、校長室内も含めて掲揚していると
回答したのは10校程度。生徒の目にふれる掲揚台などで常時国旗を掲げている学校は2、3校で、
ほとんどは掲揚していなかった。
入学式と卒業式については、平成元年の学習指導要領改定で「国旗を掲揚し、国歌を斉唱するよう
指導するものとする」と掲揚が義務づけられているが、常時掲揚の指針はない。文部科学省も
「全国調査もしておらず、状況は把握できていない」とするが、大阪市教委は22年度から小中学校や
高校などの市立学校で常時掲揚を実施する方針を固めている。
自民党府議団は15日午前の議会運営委員会理事会で、条例案提案を表明。午後の本会議に向け、
各会派で調整が進められている。
条例案によると、府庁舎だけでなく府立高校など教育機関も含めた府の施設では目立つ場所に国旗を
掲揚することを定めており、施行は来年4月1日。掲揚は業務が行われている時間帯とし、「府民の国を
愛する意識の高揚」と「次代を担う子どもの国際感覚の涵養」を目指すとしている。
調査のきっかけとなった本の著者で、府内の支援学校の校長を務めた一止羊大さん(66)
=ペンネーム=は「国旗掲揚は、子供たちが国を大切に思う心を持つきっかけになり、条例化には
意義がある。ただ、学校現場の反発は根強いと予想され、校長先生たちは苦労するだろう」と話している。(一部略)
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