09/11/11 21:18:14 afy8rXA0O
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●“ゆとり”が生む好循環…ホワイトカラーを削減し、中核の仕事である介護職員を増やす
■『介護の職場にどうやって人材を定着させていくか』
成果をあげている施設を取材した。
「(株)QOLサービス(広島県福山市)」。『この施設は、「(事務職や管理職を減らし、その分)介護に当たる職員を増やし、ゆとりを生み出す」ことで離職率を低下させた』。
◆「利用者:介護職員=3:1 → 2:1」 これにより離職率は25%→ 5%に低下
■当初は、「3人の利用者に1人の介護職員」を配置していた。それを、「利用者2人につき1人」へと手厚くし、『その分、事務職や管理職を減らした』。
介護職員を増やした背景には、退職者が相次いだ過去の苦い経験がある。
施設を立ち上げた最初の1年間で22人を雇ったが、8人が辞めた。
※→Googleやマイクロソフトなど勝ち組が、ホワイトカラーをなるべくパートで済ませて人件費を抑え、その分、エンジニアに回しているのと同じ。つまり、『介護事業者は当たり前の経営感覚を持て』ということ。
◆好循環「介護職員の増員 →介護の質の向上 →利用者の増加 →収益アップ →介護職員の増員」
■悪循環を断ち切るために、あえて介護職員を増やした。
すると、利用者と向き合う時間が増え、介護の質が向上。施設の評判は高まり、利用者が増える。その結果、収益がアップし、さらに介護職員を増やした。
これを繰り返すことで、『当初25%もあった離職率は5%にまで低下』。
◆ロングバケーション制度
▽満2年以上勤務…14日間 ▽満2年未満勤務…10日間
■良い循環が生まれたことで、待遇面の改善も進んだ。
こうした施設では珍しい「連続休暇制度」や「資格取得支援制度」を作った。
◆「『収入に限りがある時に、待遇を良くする』。待遇は総合的なもの。
給料だけじゃなくて、研修であったり、休みであったり、社会的な評価だったり、色々な面があって処遇や待遇が決められる」