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■「受ける側に何が必要かを考えてほしい」
「とにかくうれしいです」。金沢市の佐藤洋子さん(45)=仮名=は、年内の母子加算復活が決まり、安心した表情を見せた。
毎月、生活保護費など約二十四万円で暮らす。
育ち盛りの小中学生の娘三人との四人家族で、五万円弱の食費は増える一方だ。
支給日前の夕食は、具がモヤシだけのお好み焼きやふりかけご飯でしのぐこともある。
「ごめん、もうお金ないから」「いいよ」。素直に納得してくれる娘たちには感謝している。
節約できるのは洋服代ぐらい。今年四月に中学校に入学した次女(12)には、
体操服を一枚しか買ってやれなかった。「これでもう一枚買えます」
母子加算の復活に伴い、代替措置の「ひとり親世帯就労促進費」は廃止が決まった。所得に応じて月額最大一万円を支給し、
就労による自立を支援する制度だ。九月に仕事が始まり、十一月分から受け取る予定だった佐藤さんは、
「一万円がなくなるのは大きい」と残念そうに話した。
一方で、参考書の購入などに使える「学習支援費」は継続される見込みに。三人分で約九千四百円と少ない額ではなく、
「もしなくなったら、生活費に食い込んでいた」と胸をなで下ろした。
中日新聞 【北陸発】母子加算復活 違和感残る予算論議
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
画像:佐藤さん一家の生活費(月額)
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2009/10/25(日) 21:06:15
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