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日本初の無人宇宙補給機「HTV」の1号機が日本時間18日未明、
国際宇宙ステーションから10メートルの位置に接近し、ステーション滞在中の
宇宙飛行士がロボットアームでつかまえ、接続することに成功した。
日本は2015年まで年1機、計7機のHTVを打ち上げる計画。実験棟
「きぼう」の完成、日本人宇宙飛行士の長期滞在に続き、
物資輸送の面でもステーションの運用に貢献していく第一歩となる。
また、気密性を保ったまま自動航行で接近し、接続する技術を実証したことは、
将来の有人宇宙船開発への足掛かりにもなりそうだ。
HTV1号機は今月11日未明、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターから
H2Bロケットで打ち上げられ、その後、エンジンを噴射し、徐々に軌道を上げてステーションに近づいていた。
1号機は食品、衣料品などの生活必需品と、日本実験棟「きぼう」に設置する成層圏大気観測装置
「スマイルズ」など計約4・5トンを搭載。今後、荷物を降ろして空いたスペースにステーションの
廃棄物を積んで約1カ月後に離脱、大気圏に突入し、大部分が燃え尽きる。
HTVは全長約10メートル、直径約4・4メートルの円筒形。地上と同じ1気圧に
保たれる与圧部と、真空にさらされる非与圧部がある。ステーションとの出入り口が
1・2メートル四方と広く、大型装置も積めるのが特長。米国のスペースシャトルが
早ければ10年にも退役した後は、ロシアの「プログレス」、
欧州の「ATV」と並んで重要な物資輸送手段となる。
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