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県内51カ所の歩道に、7月から自転車専用の通路が設けられた。自転車と歩行者との事故を
防ぐのが狙いだが、仙台市内の店舗の前には自転車が並び、「自転車置き場」と勘違いしている
人も少なくない。通行の妨げになり、むしろ事故を誘発しかねないが、今のところ決め手はない状況だ。
(橋本佳奈)
歩道上の自転車専用通路は白線で仕切られた車道側にあり、自転車のマークが描かれている
ことで判別できる。07年の道路交通法改正によって、自転車が歩道を走行するケースが増えたのに
伴い、警察庁と交通安全協会が事故防止のため、各県警に整備を呼びかけてきた。
県警交通規制課によると、専用通路を設けたのは幅員4メートル以上の歩道で、自転車や歩行者が
スムーズに通れると判断した場所という。しかし、仙台市青葉区の広瀬通沿いの歩道では、店舗前などの
専用通路に買い物客のものとみられる自転車が置かれているのが目に付く。
自転車を止めていた同区の女子大学生(18)は「たくさん自転車が置いてあるので、自転車置き場だと
思った」。ほかにも自転車置き場と勘違いしたと話す人は多い。
同課の担当者は「店舗前の専用通路が、自転車置き場と間違われているとは思わなかった」と
想定外の事態に驚きつつ、これまでと同様、パトロールで危険と感じられる場合は個別に注意していく、
と話した。
放置自転車対策を担当している仙台市建設局は、災害時に避難する際などに支障をきたすとして
市営駐輪場の増設に努め、今年は市中心部の国分町にも新設した。また、商業地域の小売店や
銀行などが入る建物には、駐輪場の設置を求めている。
同局は「事前に駐輪場の有無を調べて利用してほしい」と話す。だが、青葉区の女性(28)が「駐輪場は
満杯の時が多いので、少しの間だからと思って止めた」と話すように、抜本的な対策とはいかないようだ。
URLリンク(mytown.asahi.com)
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