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NTTドコモが米国で、MVNO(仮想移動体通信事業者)として携帯電話事業の展開を
検討していることが5日、分かった。米国の市場で高性能端末への需要が高まっている
ことから、来年中の事業開始を目指す。ドコモは90年代に米市場で現地企業に巨額投資を
行い失敗した例があり、投資リスクが低いとされるMVNO方式での再進出を狙う考えだ。
ドコモは日本の携帯電話市場が頭打ちの中、金融危機後も成長を続けている米国市場に着目。
需要の中心が割安なサービスからネット接続など高性能サービスに移っていることから、
世界最先端の機能を盛り込んだ端末を武器に、米国市場で事業拡大を目指す。
ドコモが米国に進出するMVNO方式は、既存の通信事業者から回線を有償で借り、
携帯電話やデータ通信事業を行う事業手法だ。自前でインフラ整備をする投資リスクを
避けられるため、通信ベンチャーや異業種企業が携帯電話事業に参入する際用いることが
多い。ドコモの米市場参入では、提携関係にあるAT&TかTモバイルから回線を借り受ける
可能性が高いとみられる。
ドコモは90年代から2000年代初めにかけ、AT&Tワイヤレスなど米通信大手に
巨額投資を行い市場参入を目指したが、ITバブルの崩壊を受け1兆円以上の損失を出して
撤退した経緯がある。
※続きます。
産経msnニュース 2009.9.5 11:50
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