09/07/15 17:41:59 0
5月に名古屋市港区の名古屋環状線で大型トレーラーが横転し、女性3人が死傷した事故で、
事故現場のカーブが15日朝から、緩く変更されたことが分かった。事故後、市緑政土木局
江川線整備事務所や愛知県警、名古屋高速道路公社などが再発防止策を検討し、
カーブの曲線を変更するほか、注意を促す看板の増加、路面に滑り止め加工をするなどを決定。
カーブの変更は14日から15日にかけて一晩で実施。今週中にはすべての作業を終える予定。
事故は、山崎川に架かる東橋を渡り、左カーブと右カーブが続くS字カーブの終わる地点で起きた。
今回は事故が起きた右カーブを曲線半径80メートルから120メートルへ緩和した。
このS字カーブは、2006年7月に東橋の架け替えと道路拡張のため、本来あった場所の西側に、
仮橋と道路を移動した際に、従来の直線から変わって設けられた。1年前からは、名古屋高速
4号東海線の橋脚建設のため、曲線半径200メートルから同80メートルとカーブがきつくなっていた。
曲線半径は、S字カーブが終わった後すぐに信号機のある交差点があるため、カーブをあまり
緩くすると、交差点に入る直前の直線距離が無くなってしまい危ないことなどが協議され、決められた。
名古屋高速道路公社は、14日に工事用スペースを縮小した上で、同日午後10時から、15日朝に
かけて車線規制をし、新しい曲線を引き直した。
このほか、走行注意をうながす看板を、夜間も見えやすいよう、より高機能の反射式に交換し、
枚数を増加。現場のS字カーブが下り坂のため、路面に滑り止めの加工をし、中央分離帯側にも
赤の矢印の表示を付ける。
現場付近の環状線は、高速4号が開通した後に整備し、元の位置で直線道路になる。
中日新聞 2009年7月15日 16時13分
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
▽(左)カーブが整備された道路=15日午後、名古屋市港区大江町で(右)トレーラー横転事故当日の現場(画像)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)