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1990年の足利事件で再審請求中に釈放された菅家利和さん(62)=無期懲役が確定=が6日、
東京都内で共同通信の単独インタビューに応じ「もし自分の一審が裁判員裁判でも、無罪は出なかった
のではないか。裁判員は鑑定結果を信じて、有罪と判断しただろう」と述べ、証拠化される鑑定の精度
を高める必要性を強調した。
また「警察や検察がわたしや両親、兄弟に謝罪しなければ、永久に許さない。裁判官も謝ってほしい」
と訴え、取り調べの録音・録画(可視化)を導入すれば強引な取り調べを防止できる、との考えも示した。
菅家さんは「刑務所に収監された時には、一生出られないのではないかと思うこともあった」と
服役生活を振り返り「白いご飯がおいしい」とあらためて釈放の喜びを語った。
その上で「釈放には感激したが、DNA鑑定で無期懲役になり、再鑑定で釈放された」と複雑な心境も
吐露した。
捜査段階の取り調べについて「『おまえだよ』『証拠はある』と怒鳴られ続けた。否認すると髪を
引っ張られ、足をけられた。いくら言っても聞いてもらえず『もう駄目だ』とやけになった」と自白に
追い込まれた状況を詳述。「今は自白を後悔している。当時は気が小さかった」と述べた。
確定判決では、菅家さんが90年5月、足利市内のパチンコ店から保育園女児=当時(4)=を近くの
河川敷に誘い出し絞殺した、とされている。
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