09/04/21 10:47:36 0
私は、この女子差別撤廃条約の趣旨に賛成です。というと袋叩きに会いそうですが、世界を
見渡すと宗教的、文化的背景もあるのでしょうが、女性の学ぶ機会を奪ったり、罪を犯した場
合に男性に比べ格段に罪が重くなったり、女性に割礼を強要したりと、わが国では考えられ
ないような女性差別が現在も行われているのが現状です。わが国を基準として考えるならば、
こうした女性に対する人権侵害に対し、国連主導でなんらかのアクションを起こしていくことは
必要であると思いますし、国連で1979年に採択され、現にわが国は、1985年に批准して
おります。
しかし、30年経った今なお、まだまだ女性の人権が制限されている国がたくさんあります。
今回問題となっている女性差別撤廃条約の選択議定書というのは、これまで批准国に各国
の女性差別の実態を報告する程度だったものを国内で差別をうけた個人が国連に通報でき
るなど、内容をより進めたものになります。なかなか、女性の地位向上が浸透しない地域に
対して、国連がより強い態度に出たということだと思います。未だ、女性がまともに守られず、
政府の力が弱く女性への人権意識を啓蒙する力が無いような国にとれば、こうした条約も意
味を成すと思いますが、だからといって、わが国が批准するかどうかは全く別の問題です。
弱った体に薬を与えることは、当然ですが、病気でもないのに薬を飲めば、却って体調を損
ねます。若者の間では「草食男子、肉食女子」なんて言葉が流行るほど、日本の女性はた
くましい!
以前、日本の高校生が「私服登校の自由」を国連に訴え出て、世界には服を着ることもでき
ない子ども達がたくさんいる、制服を着られるだけ幸せだと他国から呆れられたという話を思
い出しました。わが国がこの議定書に批准するよう推進するより前に、もっと世界の恵まれ
ていない女性達に目を向けるべきではないだろうか。4月21日、しっかり自分の思いを伝え
て参ります。URLリンク(blog.goo.ne.jp) (自民・戸井田とおる議員BLOGより抜粋)