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血液型の次はトリセツ本-。
昨年の出版界は血液型本が席巻したが、今年は『R30未婚女子の取扱説明書』(主婦と生活社)といった
“取扱説明書”が相次いで出版されている。
人の性格や行動を面白おかしく分類して解説するというパターンは同じ。
ヒット作の類似本が出るのは出版業界では珍しくもない話だが、いつしか一ジャンルを形成するまでに。
こうした本が流行する背景について、精神科医は「マニュアル世代の思考回路」を指摘している。
書店では「〇〇の取扱説明書」といったタイトルの本が花盛りとなっている。
〇〇に入る言葉は、B型女、アラフォー、中二病、腐女子、ひとりっ子、関西人…なんでもありと言った様相。
昨年は血液型ごとにタイプを分析した「自分の説明書」シリーズが大ヒットした。
装丁やタイトルを見ると同書のパロディーといえるものも少なくない。
「自分の説明書」から「取扱説明書」になることで、テーマが広がった印象だ。
いずれも軽く読めて、雑談のネタとして楽しめる内容。たとえば『末っ子の取扱説明書』(廣済堂出版)は、
末っ子の基本的な“機能”や“使用上の注意”をまとめてある。同社編集部によると、昨年秋に初版が出てからの
発行部数が10万部を突破。「個条書きで短く、分かりやすい文章が日ごろから携帯電話で短文のメールを作るのに
こなれた10~20代の若者を中心に受け入れられている」という。
こうしたトリセツ本人気について、精神科医の和田秀樹さん(48)に聞いてみた。
「何をするにも、誰もがマニュアルに頼る時代になっていますからね。子供の遊びはゲームばかり。
自分で考え、遊びを開発することを忘れています。大人も、かつての徒弟制度のように仕事を見よう見まねで
経験して覚えるのではなく、マニュアルに頼りがち。逆にマニュアルがなければ不安を感じるようになっている」
トリセツを楽しむのもいいけど、ディープな読書もぜひ。
(一部省略)
ソース:産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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