10/07/19 02:45:46.46 pgHETvFj
>>944
──アタシの名前はウキョウ。安物チャリを売ってる会社社長。モテカワスリムで冒険気質の元F1レーサー♪
アタシがつるんでる友達はF1チームを潰したアグリ、EPSONにナイショで
フォーミュラニッポンの代表理事をしてるサトル。訳あって今は無職になってるタクマ。
友達がいてもやっぱり日常はタイクツ。先月もタクマとツールドおきなわのことで口喧嘩になった。
F1レーサー同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆
そんな時アタシは三人で冬の富士山を登ることにしている。
ホノルルマラソンがんばった自分へのご褒美ってやつ? 南極登山の予行練習とも言うかな!
「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながら氷の山肌を軽くあしらう。
「右京さん、ちょっと風キツくないですか?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
同行の二人は登山経験あるけどなんか体力なくて不安だ。もっと等身大のアタシに付いてきて欲しい。
「すいません・・。」・・・またか、とタフガイなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっと山頂付近の様子を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの富士山とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(天候悪そう・・!!・・これって運命・・?)」
富士山は猛吹雪だった。9合目まで断念して宿泊した。「キャーやめて!」テントが風で吹き飛んだ。
「エイイチ! トシオ!」アタシは見捨てた。ビバーク(笑)