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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 暗闇の“赤い悪魔たち”
2010.6.29 03:20
その光景をみたら、たいていの外国人はギョッとしただろう。
闇夜に何万もの赤い2つの角がピカピカと光っていた。
しかも一斉に「ワッー」とか「オーッ」とか声も上げている。大軍団だ。恐怖心すら感じた。
ソウルの中心街を南北に走る目抜き通り。道幅100メートルほどの大通りをすき間なく
真っ赤に埋め尽くしていたのは、車ではなく、サッカーW杯南アフリカ大会の韓国応援団
「赤い悪魔」たちだ。ビルの壁面の大型スクリーンからは、大音量でサッカーの中継が流れていた。
冒頭の赤い角は、よく見るとヘアバンド。暗闇でも目立つように作られた応援グッズだ。
W杯の韓国-アルゼンチン戦が行われた17日は、各地で街頭応援が繰り広げられた。
ソウル中心街では、応援会場の市庁前広場だけでは収容しきれず、周辺のメーンストリートも通行止めに
して場所を提供していた。韓国警察庁によると、ソウル中心街には約10万人ほどが集まった。
W杯といえば、苦い思い出がある。1998年のW杯フランス大会で日本は初出場した。
その最終予選が開かれた97年当時、ソウルに留学中だった。下宿先の隣室の韓国人男子学生は
サッカー中継を見ながら、日本選手がミスをするたびに歓声を上げていた。
それが今大会では韓国も「日韓がアジアサッカーの底力を世界に見せた」と、
ともに決勝トーナメントに進出したことを喜んだ。「反日」はどこへやら。拍子抜けした。(水沼啓子)
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