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札幌で第６１回新聞大会開幕 「自由堅持し不断の努力」
日本新聞協会主催の第６１回新聞大会が１５日、２日間の日程で札幌市の札幌コンベンション
センターで始まり「いかなる勢力からも独立した自由を堅持し、新聞の価値を未来に
つなぐための不断の努力を続けていくことを誓う」とする大会決議を採択した。
大会には全国の新聞、通信、放送各社の代表ら約５００人が出席。日本新聞協会会長の
北村正任毎日新聞社会長はあいさつで「匿名化社会の進行は、ジャーナリズムの活力を
弱めてしまう恐れがある」と述べ、匿名発表の改善を政府に求めた。
２００８年度の新聞協会賞は、編集部門は毎日新聞大阪本社のアスベスト（石綿）被害に
関する一連の報道、フジテレビのミャンマー軍兵士による長井健司さん銃撃のビデオ映像
スクープ、新潟日報社の連載企画「揺らぐ安全神話 柏崎刈羽原発」と関連報道の計３件に、
経営・業務部門は信濃毎日新聞社が構築した「緊急時紙面制作システム」にそれぞれ授与された。
午後は研究座談会を開催。同志社大の浜矩子教授の基調講演やパネルディスカッションなどが行われる。
2008/10/15 11:11 【共同通信】
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