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熊本地震から1年半 農業復興 なお遠く 南阿蘇村立野地区
10/18(水) 7:01配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
地震後に営業を断念したままのイチゴハウスを見つめる村上社長(熊本県南阿蘇村で)
熊本地震で大きな被害に遭った熊本県南阿蘇村立野地区で、地震から1年半がたった今もなお、農業への復興が見通せない状況が続いている。断水が一部で解消し、新たに道路が開通するなど、生活インフラは徐々に復旧。一方、水稲や園芸など農業はほとんどが再開できていない。復興への道のりは見えないまま、終盤戦に突入した衆院選にも冷めたムードが漂う。
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業者不足、着工できぬ
昨年4月16日の本震で阿蘇大橋が落ちるなど、深刻な被害が出た同地区。新たな橋の建設工事に伴い、田畑の一部には山のように土砂が積まれている。
「インフラは少しずつ復旧したものの、農業での収入はほとんど途絶えたままで、経営再開にはまだまだ時間がかかりそうだ」。被災前に地区の8ヘクタールで水稲やイチゴなどを栽培していた木之内農園の村上進社長は、ため息をつく。
農地の崩落・陥没や工事のための用地提供で、経営面積の7割は使えなくなった。現在は試験的に栽培する夏イチゴなどをわずかに営むだけ。地震の直接の被害額は億単位に達し、その後の収入も断たれた。蓄えを崩す生活が続く。
水道や道路は徐々に復旧したが、農業の復興は遅れている。地震後に長く続いた断水は、国土交通省や民間企業が掘削した井戸などが使えるようになり8月以降、一部で解消。地区全体で毎分300リットルを得られるようになったが、「あくまで応急復旧」(村上社長)。農業用水として被災前と同じ面積を潤すことはできない。水道の全面復旧のめどは立っていない。
同月には、農園のそばに村の中心部に続く新たな道も開通した。通行量が多く、観光客を引き込みたい農園にとっては追い風だ。道沿いに80アールのハウスを新設する計画もある。
だが、ただでさえ不足していた工事業者は、7月の九州北部豪雨など近隣で災害が相次いだことを受け、一層の不足が懸念される。村上社長は「年度内に建てなければ補助が受けられないが、このままでは間に合わない」と気をもむ。
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