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一神教と天皇制をSCIENCEで理解するシリーズ(その一)
この日本でしばしば説明されることは、
一神教とはこの世に存在する多種多様な存在の中から一つを選び出して絶対視する思想であって、
故に一神教は排他的である。反対に日本社会は八百万の神を信じる融和的な思想を持つと。
それで一神教というものが何なのか或るときまで分からなかったが、
ユダヤ人のフロイトが一神教に関して説明している書物を読んで分かった。
(『神がこの世を創造した』と主張する)一神教とは或る種の《物理学》で、
この世に存在するあらゆる多種多様な存在は、或る共通の(一つの)始原から派生して来たとする。
例えば、一個の動物(の体)が一つの卵細胞を起源とする細胞分裂から形成されるように。
一神教の主張=全ての(互いに異なる)存在は統合可能であり、その始原は一つである。
という意味で、(多種多様な)一切の存在を生み出している大元が唯一の神、という意味である。
八百万の神を同時に、というよりも、
その時その場で都合良く着せ替え人形のように使い分ける日本社会は、
それらの奥に共通の原因(=物理学)を見出すことが出来ていない原始部落である。