17/03/12 20:06:58.74 s5FscRBX.net
>>740
T-boysとしては、例え昼寝であろうが十二分の備えをすべきと言えよう。私のグリンベレー時代は、昼寝の時は常に片目を開けていたものだ。この習慣は現在も続いており、昨年の慰労旅行の際に、私の寝顔を見たご老人がなんと卒倒したこともあった。
以前より仕切り屋の兆候があった奴なので、実に小気味良かったのは言うまでもない。
さて最近の私の昼寝法を、頃合良しと紹介したい。1212に昼寝に入るとする。だがすぐにベッドに横になるわけではない。なぜならいつ何時、暴漢や災害が襲ってくるか分からないからだ。
そこでとりあえずFAXの芯を持って外出し、斥候の要領で地域を巡回するのだ。上空にも警戒の目を向け、国籍不明の航空機がないか、隕石が落ちてこないか、素早く判断したい。
家に戻ったなら、周囲に鳴子付きのピアノ線を張り巡らし、ヴェランダには空き瓶をこれでもか!とばかりに並べてしまおう。ベッド付近の床には硬式野球ボールをいくつか転がし、胡椒入りケースやトマホークを準備しておく。
これはよく勘違いされるのだが、湾岸戦争で使用された例の巡航ミサイルの方ではなく、北米インディアンが使用している武器の事である。もし貴方がコブラのピー子を飼っていれば、部屋に放し飼いにしても良いだろう。
ここまで備えをして、ようやく昼寝に入る準備万端と言えるのだ。
こういった時に不意に訪問販売の若い男性が訪ねてくる事がある。先週の事だったか、私は気持ち良く昼寝をしていたにも関わらず、何回もチャイムを鳴らしてきたのだ。
ついに怒り心頭に達した私は、窓から素早く外で出ると、大きく迂回をしてから訪問者の背後に忍び寄った。そして「はい、終わりでーす!」と甲高い声で武装解除してやったのだ。前代未聞だと言う。それ以後、彼が訪ねて来なくなったのは言うまでもない。