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読売 > 北海道
特急ATS異常、ミスか故意 2013年10月8日
JR北海道の札幌―網走間を走る特急「オホーツク」が、非常ブレーキが機能しない状態で運行して
いた問題で、同社の難波寿雄・車両部長は8日の記者会見で「人的ミスか故意か、それ以外の
可能性は思い浮かばない」と話した。コックは手動で開閉する構造で、同社は誰かのミスか故意で、
コックが閉じられた可能性が高いとみている。
同型車両の非常ブレーキは、自動列車停止装置(ATS)や緊急列車停止装置(EB)、緊急列車防護
装置(TE)につながっており、一つでも作動すれば列車を止める。ATSやEBは、運転士が赤信号を
見落とした場合や、体調不良などで一定時間、運転席の機器に触れなかった時などに自動的に
列車を止める。非常ブレーキは空気圧を使った仕組みで、正常に動くには、空気を流す管に付いた
コックが開いていなければならないが、問題のブレーキでは閉じられていた。
同社によると、7月12日に行われた前回の定期検査では、整備担当者がコックは開いていることを
確認。同日以降、コックを閉じて行う作業はなかったという。また、コックなどがある運転台下部の
「機器室」の鍵は、運転士や整備担当者であれば、常時使える状態で管理されていたという。
コックは手動で開閉させ、列車の振動で動く可能性は「まずない」(JR北海道幹部)ことから、同社
では、誰かが必要もないのに誤ってコックを閉じたか、何者かが故意に閉じた可能性が高いとみて
いる。同社では整備担当者などから話を聞くなどする。
8日未明の記者会見で、難波部長は「故意の可能性を含めて調査している」と語った。
この車両は7月の定期検査以降、最大で約3か月間、非常ブレーキが利かないまま営業運行していた
可能性もある。オホーツクの最高時速は110キロで、走行区間の一部は単線のため、最悪の場合、
正面衝突する恐れもあった。
一方、国土交通省北海道運輸局では8日午前、4人の職員がJR北海道の車両基地などに立ち入り、
今回と同型のブレーキシステムを採用している車両など計259両について、コックに異常がないか
どうか調査を始めた。
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