【オカ板限定】誰かが投稿前に添削してくれるスレat OCCULT
【オカ板限定】誰かが投稿前に添削してくれるスレ - 暇つぶし2ch34:本当にあった怖い名無し
12/06/28 09:30:09.03 GQP/G2iaQ
じゃあ保守しておこう

35:本当にあった怖い名無し
12/07/01 22:18:41.17 bnpbGUoe0
自分も保守するー

36:本当にあった怖い名無し
12/07/02 00:18:51.21 /NjDRsE90
約束通り投稿します。
完成度は……自分としてはダメですね。

37:1/6
12/07/02 00:19:35.37 /NjDRsE90
俺には毎年、一緒にキャンプに行く友人がいた。名前は『A』ってことにしておく。
そのAとファミレスで飯を食いながら 「今年もそろそろ計画立てようぜ」 と話し込んでいた。
色々案を出し合い、最後には新潟県のとあるキャンプ場に決定した。それぞれの分担を決め、その日は解散した。

途中は何も無いので端折ります。

それで、いきなりで悪いけど、キャンプ始めて2日目の夕方。
信じられないくらいの夕立に襲われた。バケツをひっくり返したような……とはまさにこのこと。
急いでテントに避難する俺とA。
「勘弁してくれよ」
Aはテントに入ってきた泥水を掻き出しながらそう嘆いていた。
俺は雨ざらしの飯盒なんかを回収するため雨の中に突入した。
水分を吸った衣服が一瞬で重くなる。泥に足をとられ、むせ返る熱気に気分が悪くなった。

回収し終わって身を起した時、雨と蒸気で白く霞む視界の先に、うっすらと人影が見えた。
「あれ? 他にも誰か居たのか?」 と思った。
穴場とはいえ、決して無名などではない。まぁ俺が気が付かなかっただけかな、と思っていると―。
「キャァアア」
女の悲鳴が聞こえた。
身体も冷えてきていてアレだったが、さすがに無視は出来ない。
大事では無いだろうと思いながらも、先ほど人影が見えたところに行ってみる。

38:2/6
12/07/02 00:20:13.21 /NjDRsE90
しかし、そこには誰も居ない。あるのは黒い大きな岩だけ。
「そういや、でかい岩があったな」
岩の周囲やそこから見えるいったいを見渡したが、人の姿は確認できない。

狐に化かされたような気分でいると、あることに気が付いた。
岩の上部にぽっかり窪みができていて、そこに赤い液体が溜まっている。
「おいおい、なんだよこれ」
気味が悪い。あまり関わりたくないと思いつつも、好奇心の方が勝ってしまう。
俺は岩に近づき、その上部をよく観察してみた。

岩の高さは120cmくらい。幅は170cmの俺が両手を横に伸ばしても少し足りないくらいだった。
窪みは直径で2、30cmほどだった。
ものすごい雨なのに、赤い液体が薄まる気配は無い。
少しドロッとしているように見えるし、波紋や飛沫ではなく、下からボコボコ沸いているかのように泡立っている。
「気持ち悪いな」
俺は落ちている小枝を拾って、その窪みの液体を探ってみた。結構深い。
そして、手に伝わる感覚で分かった。思った通り、この液体は岩から?湧き上がっているようだった。

しばらく小枝で窪みの底ををかき回したりしてみたが、これといった変化も新たな発見も無い。
「いい加減風邪ひくぞ」
そんな風に自分に言い聞かせ、釈然としない思いを残しつつも自分のテントに戻った。

39:3/6
12/07/02 00:21:12.01 /NjDRsE90
すると、Aが居ない。
「お~い! A! どこ行った!」
叫んでも返事は無い。
「まいったな。どこ行ったんだ」
俺はとりあえずテントに入って服を脱ぎ、身体を拭くと、厚手の服に着替え暖を取った。
鼻水が滴ってくる。震えも出ていた。
「まぁ、すぐ戻ってくるだろう」
俺は毛布に包まり体力が消耗しないよう横になった。

ふと気が付くと辺りは暗くなっていた。少し肌寒いが雨は上がっている。
「いつのまにか寝ちまったのか」
俺はテントを出ると、周辺にライトをあてながら見渡してみる。
Aはまだ戻っていない。念のため携帯を取り出すも、しっかり県外になっていた。
「こりゃ、まずい事になった」
こんな時、いったいどう行動するのがベストなのか……。

そんなことを考えていると、またあの声が聞こえてきた。
「キャァアア」
間違いない。今度は静まり返った空間にはっきりと響き渡った。女の悲鳴だ。
「何か事件が起こっているのか!?」
俺はライトを片手にテントを出ると、声のしたあの岩の方へ向かった。

40:4/6
12/07/02 00:22:07.50 /NjDRsE90
しかし、あの時と同じで誰も居ない。しかも今度は真っ暗なので余計に視界が悪い。
周囲の草木がざわざわと音を立て、俺の恐怖心をかき立ててくるようだった。
「なんなんだよ……何が起こってるんだよ」
俺は泣きそうになっていた。夢であって欲しいと思った。

ビクビクしながら岩の周辺を歩き回っていると、聞き覚えのある声が微かに聞こえた。
「……すけ……て……」
「!?」
「たす……けて……」

Aの声だった。Aの 「助けて」 という声が聞こえてきた。
「Aか! おい! どこにいるんだ!」
「ここ……だ……。は……やく」
俺は耳を澄まし、Aの声を探した。その声はどうやら下の方から聞こえてくる。

「まさか……違うよな」
そう思いながらも、俺は岩の下へライトを向ける。照らし出された岩と地面の隙間で何かが動いた。
何かが土を掻くように動いている。
それは、人間の手だった。

俺の脚からフッと力が抜けた。尻餅を突いた。
驚きと恐怖で一杯だった。その光景からは目が離せなかった。

41:5/6
12/07/02 00:23:18.15 /NjDRsE90
岩の下は穴のようになっているのか、隙間の奥は真っ黒な空間が広がっている。
俺は震えながらライトの光をそこに当てた。
すると、Aの顔が浮かび上がってきた。泥だらけだったが確かにAだった。
「A……か!? そこに……いるのか?」
声を振り絞って問いかけた。

ほんの少しの間、沈黙が続いた。
そしてAがゆっくり口を開き、ぎょろりとこちらを見据えると、こう言った。

「キャァアア」

女の声だった。
理解不能だった。あの顔は確かにAだ。最初の助けてという声もAだった。
だが俺の目の前で叫んだAの声―それは間違いなく女の声だった。
Aは驚く俺を見つめ、表情の無い顔でまた叫んだ。

「キャァアア」

42:6/6
12/07/02 00:24:20.24 /NjDRsE90
俺は急いでテントへ戻り、毛布を頭から被ってうずくまった。
わけが分からない。
Aは岩の下敷きになっているのか? アレは本当にAなのか? それとも他の女なのか?
俺はただ震えて、目の前の出来事から目を逸らすことしか出来なかった。ひたすら夜明けを待った。
心身ともに疲労していたからだろうか。いつの間にか眠ってしまった。

―朝日で目が覚めた。清々しい朝の空気だった。昨日の出来事が嘘だったかのようだ。

俺はまたあの岩のところへ行った。
そして改めて観察する。すると、あの窪みには赤い液体は溜まっていなかった。下から液体が沸いてくるような、そんな穴もなかった。
岩の下も、とても人が入れるような隙間は無かったし、あったとしてもどうやって岩を動かすのか?

俺は急いで帰り仕度を済ませキャンプ場を出た。そしてその足で警察へ行き、行方不明者の届出を出した。
あの岩のことや、女の声のことは話さなかった。現実的考えてありえないことだから。
頭がおかしいと判断されれば、疑いが俺に向けられると思ったから。

なにか中途半端で申し訳無いが、これで俺の体験は終わりです。
この後は何も無かったし、Aはまだ見つかっていません。
俺が見聞きしたものは幻覚だったと言われればそれまでです。でも俺は確かに見たし、確かに聞いたんです。
ですが何も説明することが出来ないことも事実です。

後日、あのキャンプ場や周辺の山等について調べてみましたが、これといっておかしな話はありませんでした。
自分の中でもどう解釈すればいいのか……毎年この季節になると思い出してしまいます。
あれから十数年、何度もあそこへ足を運びましたが、同じような体験は今のところありません。
Aはまだ 「行方不明者」 のままです。


43:本当にあった怖い名無し
12/07/02 04:36:19.44 81+nknTo0
>>37
長い
せめて3スレ以内に

1本目の初っ端3行+1行は不要

1本目で夕方なのに、変事のあとの3本目で「辺りは暗くなっていた」とか矛盾

「まいったな。どこ行ったんだ」「いつのまにか寝ちまったのか」とか不要な描写大杉

『こんな時、いったいどう行動するのがベストなのか……。』
三点リーダー2連続は行儀いいけど、無用な台詞や感情描写を削るのがベスト

44:6/6
12/07/02 11:49:41.73 /NjDRsE90
>>43
前置きなしにいきなり入るのって唐突過ぎないですか?
まずAという名称、非常に仲がいいことを示唆、そのシーンの結び、の3行なんですが。
どうすればいいでしょうか?

季節を書いて無いのはミスでしょうが、普通夏を連想してもらえると思いました。
夕方は結構明るいはずですが。時間帯を書くべきだという意味でしょうか?
岩のシーンでも日が落ちていないことは伝わると思いました。
「完全に日がが落ちた」とかの方がいいですか?

心情をセリフで書くのが不要なんでしょうか?
一応一人称で書いているつもりなので、心情を書かないわけには行かないと思うのですが?
むしろ小説風に書くほうがここでは毛嫌いされると思っていました。

「いつのまにか寝ちまったのか」これは不要では無いと思います。
セリフではなく、文章で説明しろということでしょうか?
なぜ不要なのか教えてください。

『こんな時、いったいどう行動するのがベストなのか……。』
行方不明者が出たのに、なにもしていない。どうすればいいか迷っている―という意味の描写をセリフで書いてみました。
このセリフのほうが簡潔だと思いました。
セリフであることが悪いのではなく、そもそも不要という意味ですか?

感情を重視するタイプの文章を書いているので、それを否定されると何もいえないですね。
むしろこういった文体で書くなら~という視点でアドバイスして頂きたかったです。

45:本当にあった怖い名無し
12/07/03 06:15:32.15 ZGoGwOPT0
>>44
> 前置きなしにいきなり入るのって唐突過ぎないですか?

「長年のキャンプの友Aと、その年は新潟のキャンプ場に行った」で十分

> 夕方は結構明るいはずですが。時間帯を書くべきだという意味でしょうか?

山間のキャンプ場が舞台だぞ お前キャンプしたことないだろ

> 心情をセリフで書くのが不要なんでしょうか?

事実を書け フィクションでもフィクションとしての事実で話を進めろ
心情で「怖かった」って書けば読者も怖がってくれるなら、
世の中のライターも構成作家も存在してねえから

> これは不要では無いと思います。

不要。おかげで2行無駄だし「ふと気がつくと」で寝ていたことは自明

> セリフであることが悪いのではなく、そもそも不要という意味ですか?

いらねーと言ってる

> 感情を重視するタイプの文章を書いているので、それを否定されると何もいえないですね。

過去の名作ホラーストーリーが感情描写で共感得てるのか?
長いから切れっつってんだよ
そのために無駄な感情描写捨てろっつってんだよ
オナニーならチラ裏で
ダメ出しされたくなかったらこんなとこ来ないで直接どっかに投稿して恥かけよ

46:本当にあった怖い名無し
12/07/03 11:59:09.94 ljc+ShMO0
>>37
親友Aと毎年キャンプに行っていた。その彼と新潟のキャンプ場に行った二日目のこと。

土砂降りの夕立に見舞われた。テントに避難した俺達は、俺が食器を回収に出、奴はテントに
入り込んだ泥水を汲み出すことになった。ダッシュで出た俺は、一瞬でずぶ濡れになる。
罵りながら手に荷物を持った俺は、雨粒と跳ね返る水滴があげる水飛沫のなかで、何者かの影を見た。

あれ? 他に誰かいたっけ、と疑問に思ったとき。
「きゃーーぉーーーぁ」
女の悲鳴。何事だ、と人影に近寄った。

でも、居たと思う場所にあるのは黒い大きな岩だけだった。
周囲を見ても、誰も居ない。勘違いにしてもおかしいな、と思いつつ、ふと岩の上を見た俺は、妙な事に気づいた。
岩の窪みに赤い水が溜まっている。
土砂降りなのに、一向に溢れそうにもならないし、下から泡まで吹いている。

手を突っ込むのは嫌なので、足元に転がっていた枯れ枝で突いてみる。結構深いようだ。
暫く突いたりかき回してみたが、変化は無い。
ずぶ濡れでそんなことをしている自分が馬鹿馬鹿しくなり、テントに戻る事にした。

テントの中は無人だった。Aを呼んでも返事も返らない。この雨の中どこにいったのか疑問
に思ったが、とりあえず着替えて毛布に包まった。


47:本当にあった怖い名無し
12/07/03 12:11:58.11 ljc+ShMO0
着替えても、冷えてしまった体が震える。毛布で暖をとりながら、俺はAが戻ってくるのを待っていた。

眠っちまったようだ。テントの外は闇となり、雨はやんでいた。
慌ててライトを持ち、テントから出る。周囲を照らしてみても、Aの姿はない。
心配が怯えに変わった。携帯で警察に通報を、とおもったが圏外だ。
怯えに動揺が加わった。
何をどうしたらいいんだろう。焦りながら考えていた俺は、飛び上がりそうになった。

「きゃーーーーーーーのーらぁゆーーーーー」

さっきの、あの女だ! 岩のほうから聞こえた!
一瞬躊躇ったが、ライトを握り締めて表に出た。ビビリながら岩に向う。ライトが照らす周囲以外は
暗闇だ。草むらが風に吹かれて音を出す。風だとわかっていても、暗闇が恐怖を増した。
Aが横に居てくれたら、と心細さが愚痴になって俺の口から零れた。

屁っ放り腰で岩の周囲を探り歩く俺の耳に、Aの声がかすかに届いた。
「・・・…けて……たすけ―」

慌てて怒鳴るように呼びかける。何処にいる!おい!

「ここ……はやく、たすけて」

岩の下から声が聞こえるような気がする。まさか、どうやってあの岩の下に?また、怯えが俺に取り付いた。
ライトを当てると、岩と地面の隙間に動く人間の手が照らし出された。

手だ、と解った瞬間、俺の腰はぬけた。だるい。力が全く入らない。震えるライトの光が、地面を掻き毟る
手を照らしていた。その奥は空隙があるようだ。その奥に、Aの泥だらけの顔が照らし出された。



48:本当にあった怖い名無し
12/07/03 12:22:51.54 ljc+ShMO0
「お…おまえ、だよな?」

震えた声をようやく搾り出した俺に、Aがじっとこっちを見つめた。
何故答えないのか。疑問に思った瞬間

「きゃぁぁぁびてぃしょぉぉぉーーん」

あの女の声。Aの口が動いたのに、聞こえたのはあの女の声。
頭が真っ白になった俺に、Aはもう一度叫んだ。

あの声で。

四つん這いでテントに逃げこんだ俺は、毛布を頭から被って小さく身体を折った。
Aだけど、あいつはAじゃない。あの声がまた聞こえそうな恐怖が俺に取り付いた。
毛布を被ったまま、叫び続ける。聞きたくない。あの声は聞きたくない!

目が醒めた。テントを陽の光が貫いて、見慣れた内部を明るく照らしていた。
気絶しちまったらしい。喉は痛いが、朝だアメ。

恐々と頭を出す。誰も居ない。異常もない。Aだけ居ない……。
嫌々、岩を見に行った。赤い水もないし、岩ノ下に隙間もない。でも、指で泥を掻き毟った
ような後だけ残っていた。

携帯電波を捕まえられる場所に急いでおりた俺は、警察にAの件を通報した。
気付いたらいなくなっていた、とだけ説明した。

あれから十数年、Aの消息は今も不明だ。
俺なりに調べてみたが、あの場所にまつわる因縁話も出てこない。
彼の家族にも、俺の体験は話せなかった。
ここで、フェイクを交えて吐き出させて貰う。

俺は奴を見捨てた。罪の意識は高まる一方だ。

49:本当にあった怖い名無し
12/07/03 12:26:11.81 ljc+ShMO0
人称は難しいから嫌いだぁー!

万年一次落ちのワナビずら。
「きゃーーーーーーーーーーーぃーん」


50:本当にあった怖い名無し
12/07/04 04:15:29.06 Q10mlydj0
>>49


読ませる文章のお約束はしっかりできてるんだから、
あとは題材と運をきっちり掴めば入賞も夢じゃないよ
ガンガレ!

51:本当にあった怖い名無し
12/07/21 13:25:47.13 MKC6DuG3Q
>>49
ガンガレー

52:本当にあった怖い名無し
12/07/22 08:36:52.68 9jXol/FR0
>>43
3スレ以内なら余裕で入るだろ
単行本でもそこまで長くないぞ

53:本当にあった怖い名無し
12/07/23 12:34:54.60 cFbjZP9e0
なんだと思ったら3「スレ」かよw

54:本当にあった怖い名無し
12/07/23 19:27:20.51 RUNpQE0U0
>>53
そりゃ2ちゃん初の大長編だ
相当な過疎板でやんないと終わる頃には最初のスレ落ちてるな


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