11/10/28 23:18:06.08
フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は28日までに、
東京電力福島第1原発事故で海洋に流出した放射性物質セシウム137の総量を約2・7京ベクレル
京は兆の1万倍)と推計する調査報告書を発表した。
東京電力は5月に、海に流れ込んだセシウム137の推計値を発表しているが、
その30倍近くに相当する計算になる。
報告書によると、これほどの量の放射性物質が海洋に流れ出たのは、過去に例がないという。
調査は3月21日から7月中旬までの流出量を2・71京ベクレルと推計。そのうち82%は4月8日までに流れ出たとしている。
報告書はまた、福島第1原発の立地が強い海流の流れる沿岸部だったため、太平洋の海洋汚染が
「例外的なスピードで広まった」と指摘。今年秋以降、遠洋の魚介類に対する汚染の影響は弱まるとしつつ、
福島の沿岸部では「相当な汚染が当分続く」と警告している。
セシウム137は半減期が約30年で、汚染が比較的長期にわたる。
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