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視野が世界最大級の望遠鏡 東大・木曽観測所が開発
2010年12月30日 朝刊
長野県木曽町の東京大天文学教育研究センター木曽観測所は、天体写真撮影専用の
シュミット望遠鏡が一度に撮影できる範囲を、従来の約6倍に広げる新型カメラの試験観測に成功した。
国内の望遠鏡ではこれまでも最大だったが、世界でも屈指の広さとなる。
恒星が一生を終える「超新星爆発」の研究などへの活用が期待される。
シュミット望遠鏡のカメラは、望遠鏡が捉えた星の可視光をCCD(電荷結合素子)で
読み込み、画像に変換する。従来1枚だったCCDを8枚に増やすことで撮影範囲を拡大。
情報量が飛躍的に増えるため、それを読み出し、画像情報に変換する回路技術の開発が
難しく、6年がかりで成功にこぎ着けた。
これにより1回で撮影できる範囲は、旧型の満月2個2列に満たなかった広さから、
4個4列に拡大した。国立天文台が米国ハワイ島に建設した「すばる望遠鏡」の1個を
はるかにしのぐ。発生予測が難しく、広範囲で長期間の観測が必要な超新星爆発は、
従来の10倍以上の確率で爆発を捉えられるという。
新型カメラは「KWFC(Kiso Wide Field Camera)」と名づけられた。
当面は試験観測を続け、12年4月には国内外の研究者に公開する予定。
開発責任者の酒向重行・東大助教(34)は「観測できる星の数は従来の10倍で、
効率が飛躍的に高まり、統計的な分析ができる」と期待している。
◆日本の得意分野
国立天文台・渡部潤一教授の話 広視野の観測は、日本の天文学の得意分野だった。
KWFCはその流れを受け継ぎ、天文観測の新しい時代を切り開くカメラになるだろう。
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▽記事引用元 中日新聞
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
新型カメラの「KWFC」が撮影した「ばら星雲」(東大天文学教育研究センター木曽観測所提供)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
新型カメラを望遠鏡にセットする観測所スタッフ=長野県木曽町で
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
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