10/11/13 10:53:07 Z4w7jM9d0
>>974
考察とても面白いです。
読んでいてずっと去年の練炭連続殺人事件を思い出していました。
あの事件発覚直後はまだ某料理サイト上にある彼女のブログが読める状態だったから
好奇心から一通り目を通したけど、そこにあるのは“セレブで優雅な生活”が書き連ねられて
毎日どれくらいのブランド食材を使ってどれくらい贅沢をしたかは記録されていたけど
そこに感情は一切のせられていなかった。
事件が発覚した、戦車のプラモを作るのが趣味の被害者が殺された日の日記も
なにやら高そうな魚を焼いて食べたということしか書かれていなかった。
事件当時、某スレで容疑者のブログを分析していた人によると、日記上でプレゼントされたとして載っている
指輪は過去にヤフオクで本人によって落札されていたとか
彼女にとっての現実はネット上で自分が構築するハイソサエティな自分であり
そのハイソな自分を作るためにリアルで行なっている殺人やら嘘やらがフィクションになってしまったのか
彼女にとっての悪霊は彼女自身なのか、それとも彼女の虚構を現実化させた彼女のブログなのか
長くなったけど要するに、現実の自分を徹底的に隠し(否定)して、理想の自分を作り出せる媒体であるネットは
現代の悪霊を作り出す一つの材料であるという側面を持っているのかなと感じた。