【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ14【友人・知人】at OCCULT
【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ14【友人・知人】 - 暇つぶし2ch950:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 14:59:49 h4P+OKiY0
わくてか

951:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 15:05:04 X+3q/KYH0
>>946
そのウニが京極の劣化パクリな件

952:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 15:31:46 jb6LtRcf0
お前京極シリーズ読んだことないだろww

953:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 17:07:02 k1QW4Owl0
>>947

>>946に同意するぞ

954:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 17:23:26 h4P+OKiY0
>>946>>953
バイバイ。

955:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 17:48:56 /UQU2Wkz0
>>945

特に決まりはないけど、どこで話しのラストなのかがわかるようにしてるれると読みやすいと思う
1/3とかじゃなくても一番最後に「終わり」とか書いてくれるだけでも良いし

956: ◆W8nV3n4fZ.
10/10/11 18:14:08 vYb/Jy0b0
>>946
その通り過ぎて何も言えん。参った参った。
けどまあ貴重な暇つぶしなのでしばらくやめる気も無いです。
いつかそれなりに面白くなる予定なので、悪いけど長い目で見てやってください。
で、本日二つ目の投下。

俺が三年に上がった月だったと思う。
家と学校の間に幼稚園がある。
そこは延長保育とやらをやっていて、五時までの間、両親が働きに出ている子供を預かってくれるのだ。
俺自身そこの卒業生であり、延長保育利用者だったから知っている。
五時までとなると、優秀な帰宅部である俺の下校時間とかぶったりして、時折子供を迎えに来た母親なんかを見かけるのだが。
今日は、そこに先輩がいた。
「なんでこんなとこいるんですか」
自転車を降りて先輩に話しかける。
先輩は去年高校を卒業して、大学に進学していた。
確かにここは通り道だったはずだが、足を止める理由が無い。
先輩は園児の中の一人を見ながら言った。
「あそこ、ほら。いるだろ、髪の短い子。砂場に」
確かにいる。
男の子のようだが、一心不乱に砂で山を作っている。
周りにはまだ数人の園児が残っていたが、みんな思い思いの事をしていた。
「あー、五時手前くらいになってくると結構退屈なんですよね。人数必要な遊びもできないし、みんな一人遊びしたりするんですよ」
俺は、いつもより迎えが遅くなる時の、少し寂しい気持ちを思い出していた。
「いや、そんなことどうでもいいんだが」
先輩はそんな俺の郷愁を一撃で粉砕した。
「ほら、お前も見えるんじゃないのか。あの子、砂山作りながら砂場の向こうをちらちら見てる」
確かに、彼は時々思い出したようにブランコの方を見ている。
今ブランコの利用者はいない。
「右側だ。右のブランコの、横。ていうか後ろ」
確かに視線はそこにひかれているようだった。
俺はブランコの形がくっきり残るまで注視してから、ぎゅっと目を瞑った。

957: ◆W8nV3n4fZ.
10/10/11 18:17:20 vYb/Jy0b0
「あ、あれ女の人ですかね」
先輩考案、霊感の低い俺でもある程度のモノなら見える方法だ。
まぶたに映った影には、髪の長い女性がいた。誰もいないはずの空間に。
「えっと、これはつまり?」
先輩が何を見ていたのかわかった気がする。
「そう、あの子にも見えてる。面白いぞ、これは」
おまけしても爽やかには見えない二人組みが幼稚園児を眺めるのはまずい気がしたが、それよりも好奇心が勝った。
「俺より見えるんですかね。最近結構なんていうか、センサー良くなったつもりだったんですけど」
嘘は無かった。
先輩と出会ってから二年、それはいろんな体験をして、少しならそういうモノが見える、感じるようになってきていた。
さらに言えば、先輩と一緒にいると強制的に感覚が開かれるのだ。
ある程度、自分の領分を超えたモノでも見えるようになる。
しかし、そんな俺でもすぐは見えないあの女を、五歳にもならないだろうあの子が見えているのだろうか。
「まあ、才能だからな。経験値を積めば確かに強化は出来るけど、その最低ラインが高いヤツってのはいるもんだ」
俺もそうだったと呟いて、先輩はまた観察に戻る。
「そもそも、子供の頃は誰でも広い感性を持ってる。なんでも違和感無く学ぶ為にな」
先輩の解説が始まろうとした時、僕らの後ろを車が通りすぎた。
園の駐車場に白い軽が止まる。
中からはスーツの女性が出てきた。
「お、彼の御母堂かな。見つけて喜んでるぞ」
男の子を見ると、砂山作りをやめてこちらに走って来ている。
「お迎えですね。はしゃいじゃってまあ」
この年代の子供には、親は絶対なのだ。
従っていれば絶対に安心できる存在。
人生を預けてもかまわないほど。
俺は自分の子供時代を思い出してすこし暖かい気持ちになった。
が、やはり先輩はそれを吹き飛ばす。
「さあ、彼はどうするか。母親にあの女の事を話すかな?それとも黙っているか」
なるほど、先輩はそれが見たかったのだ。
俺にも見える程度のモノならいくらでも見えているはずの彼が、何故ここにいたのか。
幽霊そのものではなく、それを見た子供の反応が気になっていたわけだ。

958: ◆W8nV3n4fZ.
10/10/11 18:22:53 vYb/Jy0b0
「お、母親が保育士に挨拶に行ったぞ。先生に言うかな。・・・・・・ああ、言わなかったみたいだな」
母親と男の子が俺たちのそばに停められた車に戻ってくる。
じっとそれを見ているのも気まずくて、俺は目を逸らした。
先輩は逸らさなかったようだ。
母親が不審そうにこちらを見てくる。
「可愛いお子さんですね」
先輩がそう言って会釈したが、なんとなく逆効果な気がした。
母親は無言で会釈を返すと、気味悪そうに子供を乗せて帰っていった。
「・・・・・・どう思われましたかね、俺ら」
ねえ、先輩、と言おうとして、先輩を見ると。
驚いた。先輩は腹の底から不快であるような顔をしている。
「これで一つの可能性が閉じた。あいつらのせいで、大人のせいで」
どういうことだろう。
おとなしく解説を待つことにした。
「あの子は多分過去に言ったことがある。『あそこに女の人がいるよ』『男の人がおいでおいでしてるよ』『死んだ猫が帰ってきたよ』」
先輩は苦そうに言う。
「親にか、それとも保育士にか、他の大人か・・・・・・誰かに言ったはずだ。自分に見えている物がその人には見えていないのが不思議で」
その先はなんとなく理解できた。
「それを、その人たちは、否定したんですね」
今度は泣きそうな顔をして、先輩が頷く。
「子供にとって、大人は絶対で、全ての判断は彼らじゃなくその周囲の大人が下す。彼の貴重な才能は、彼の本当に見える世界は、否定されたんだ」
子供は、不思議な物や変わった物を見ると、すぐ大人に報告する。
あの子は、母親が保育士に挨拶している時、確かにブランコの方を見た。
そして、しばらく見つめた後、首を振ったのだ。
何も見えない、何も見ていないと。
あの子が何を考えたのか、それは想像できる。子供にとって、大人からの否定は・・・・・・。
「あの子は恐らく、自分がおかしいのだと思い込んでいる。そして見えている物を“見なかった”ことにする。そして見えなくなる。いつか、本当に」
なんだかとても辛そうに見えた。
「俺もそうだった。否定され、拒絶された。俺も、そうだったんだ」

959: ◆W8nV3n4fZ.
10/10/11 18:26:08 vYb/Jy0b0
先輩は時々、その感情をコントロールできなくなるようだった。
特に、なんと言えばいいのか、同じように『見える』人に関しては、それが顕著だった。
「・・・・・・でも、先輩。先輩はそれでも見えるじゃないですか。あの子もそうなるかもしれませんよ」
慰めよう、と思ったのかも知れない。
俺は諦めるなと、そういう意味の言葉を選んでいた。
「そんなわけがないんだ。あの子は俺と違う。俺は、違ったんだ」
帰る、とそう呟いて、先輩はとぼとぼ歩いていった。
その後姿は、とても寂しそうで、少し歪んで見えた。

この話を、後日、知り合いの占い師にしたことがある。
これはその時の話。
「なんで世の中に、幽霊の見える人間が少ないか、考えたことはありますか」
タロット占いをしながら、彼女・・・・・・タケナカさんは言った。
「そりゃ、才能の問題だから・・・・・・でしょうか」
Non、と言って、カードを一枚めくる。
「子供には、見える子、とても多い。だけど、大人はそれがおかしいと言う。だから、見えなくなる。殆どの人がそうです」
また一枚、カードをめくる。
「例えば、君のように、後から見えるようになれば、それを制御したり隠したりすることも出来る。子供は、出来ない」
またカードをめくる。
「後から見えるようになる人なんて、殆どいない。周りにとても強い人いない限り。だから、結果は、殆どの人に見えないとなります」
なるほど。
俺のように、誰かに引き摺られる例と、才能として見える人。
才能のある人は多いが、それを自分から潰してしまうから、少ない。
・・・・・・大人に、否定されたから。
「でも、先輩もそういう経験あるって言ってました。あと、もう一人。あいつも多分幼少からのはずです」
タケナカさんはにこりとして、またカードをめくった。
「ハナヤマさんに関してはわかります。彼女、とても頭が良い。上手くやってきたと思います。そういう人です」
もう一人、というのは確かにハナヤマのことだ。
中学からの同級生で、同じオカルトマニア。
霊感は先輩のお墨付き。

960: ◆W8nV3n4fZ.
10/10/11 18:30:01 vYb/Jy0b0
「でも」
タケナカさんのカードをめくる手が止まる。
「あの人は、多分違います。彼は、自分を否定したその世界を、また否定した、んじゃないでしょうか。だから、あそこまで強くなってしまった」
どういうことだろう。
理解は出来ていなかったが、先輩が以前言っていた言葉が何故か浮かんで消えた。
『俺に両親はいない。死んだんだ、二人とも』
まさか。いくらなんでもそれは。
「彼はとても強い。けど、すごく脆い。私達ではとても支えられないほど強く大きいのに、枯れ枝のように脆い。だから」
最後のカードをめくった。
タケナカさんはそのカードをそっと手で隠す。

・・・・・・だから、その時は。支えるのは、君の役目です。

先輩と子供 終

961:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 18:42:38 Yd2BZl8a0


そろそろ次スレの時期か?

962:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 18:46:42 wvjqg8xH0
>>960
けっこう、面白いよ。
ちょっと儚げなところがいいな。


963:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 20:48:42 DREMOsWv0
個人的には結構好きだな
次も期待してます。乙

964:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 20:55:35 hPHprGof0
なんか最初の方読んでイマジナリーコンパニオンの話思い出したわ

965:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 21:14:00 RbxgBnUm0
>>960

次回も楽しみにしてます

966:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 21:19:12 eN7SU0rX0
>>960
予想よりも面白い。
よく出来てる。
ただ、当然だがウニに影響を受けてるのが鼻につく。
意識的に似せようとしてるんじゃないのは判るんだが、
使いこなせていない。
たぶん、ウニの影響を捨てたほうが面白いよ。

967:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 21:41:39 ldDvMXqtO
まあ、ウニに憧れてます!同じ様になりたいです!ってのが見てとれる文だよな
ただいくらウニの背中を追って真似してもウニにはなれないから諦めろ、としか……

でも俺、お前の話嫌いじゃないぜ……///

968:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/11 22:11:52 h4P+OKiY0
面白ければそれでいいよ

969:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 00:30:37 SmDdoDi20
>>960
まとめサイト管理人ですが
転載してまとめていいですか?

970:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 01:28:45 WEH6/c7s0
>>960

続き期待してる

971:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 01:38:39 3fcGA4FZ0
>>969
本物?
まとめサイトのシリーズ物転載してい~い?

972:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 04:37:29 swieliZmO
無駄にだらだら話が長い赤緑より、
ずっとおもしろいし文章も上手い。
是非続きを投下して欲しいと思う。

973:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 08:48:49 3bvJCMtyO
出よ、メリー!!Щ(゜д゜)Щ

そして私に1000をお渡しなさい!!!

あ、因みにコレ私と渡してのをね、ry

974:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 11:13:07 zLs9o8HUO
おはようございます。
携帯からだと半角#が見つからなくて酉の打てない先輩の話を書いた者です。
賛否両論覚悟してましたが、思ったより賛が多くて驚きながら平伏しています。ありがとう。
ウニ氏のパクりは自覚しています。というより最初に読んだシリーズ物が師匠シリーズだったため、シリーズとはそうした物だという認識がありまして、つい寄ってしまう感じです。
じわじわ自分のやり方を探して行きますので今の内はご容赦ください。
転載についてはご自由に、むしろ転載先にこんな駄文が載っていいのだろうかと思うくらいです。
で、私現在絶賛稲刈り中なのですが、あまりにも退屈なので携帯から一つ話を投下しようと思います。
暇つぶしにでも読んでください。

この話は、二年の秋の話だ。
俺の実家は農家だ。
それも米農家。
米農家にとって秋とは、ズバリ収穫期であり、不本意ながらも長男の俺は、忙しい学業の合間を縫ってせっせと稲刈りに従事していたのである。
そこに先輩からメールがあった。
『見せたい物があるから来い』
俺は悩んだ。
多分面白い物だと思う。だが、俺は今稲刈りの途中だ。
確かに退屈極まりないのだが、放り出すわけにもいかない。
悩んだ末、返信は『今稲刈り中につき後日』にした。
暇な大学生と違って忙しいのだ俺は。
メールが途切れ、携帯をしまって、籾袋を軽トラックに乗せる仕事を再開する。
暫くして、田んぼの向こう、農道を歩く見覚えのある人物に気付いた。
麦藁帽子、首にタオル、ゴム長靴というテンプレートな農業ルック。
本人が生白くなければ、だが。
何故か満面の笑みの先輩がいた。
「よう。おばさんに場所聞いてな。手伝いに来た」
来なければ良かったのに。
いや、別に先輩は嫌いじゃない。むしろ尊敬しているが、この場にはあまりにも不似合いだし、恐らくまた質の悪い事を言いやがるだろうから。
「……何もたくらんで無いですよね」

975:こんな毎日投下して大丈夫なんだろうか
10/10/12 11:16:20 zLs9o8HUO
一応確認してみる。
「勘繰るな。単純に稲刈りって見たこと無くてな。見たかったんだ、一回」
そういえばそうなのかも知れない。
先輩は中学までどこか都会に住んでいたらしい。
実家が農家って話も聞かないし、純粋に好奇心から見に来たんだろう。
多分。
「面白いもんでも無いですよ。昔ならともかく、今は稲刈り機でがーっとやっちゃいますから、風情もクソも無いし」
先輩は驚いた顔をしている。
「……鎌でやるんじゃ無いのか」
今度は俺が驚いた。
「終わりませんよ、鎌じゃ」
「だって、あの鎌で刈ってるの、お前の爺さんだろ」
「アレは稲刈り機が入れないようなところだけです。角とか、入口の前とか」
先輩は神妙な面持ちで「知らなかった」と呟いた。
それから先輩は、あまりない体力と腕力をフルに使って手伝ってくれた。
ちなみに籾袋が大体40kg。先輩にはギリギリの重さだったようだ。
以下、先輩の呟きと返答。
「俺も田んぼ買おうかな」
答え:田の売買が出来るのは、届けられている農家の家長のみ。長男あるいは父親。
「なんだ、貝がいるぞ。川から水引いてるのか」
答え:それはジャンボタニシ。害獣。川じゃなくて池。
「ヨーコがこれより重かったら抱き上げるの

976:変な所で切れた
10/10/12 11:19:48 zLs9o8HUO
「ヨーコがこれより重かったら抱き上げるの無理だな」
答え:知らん。ちなみにヨーコとは、先輩の大のお気に入りの女性で現在熱烈求愛中。彼女もまた不思議な人だが、彼女の話はまたいずれ。
まあ、時折苦笑がもれたが、それでも一人より楽だったので、淡々と作業していた
しかしある時、先輩の視線がある一点で止まったのだ。
「あ?……あー」
稲刈り機の少し先、これから刈る稲の辺りをじっと見ている。
嫌な予感がした。
「何かいます?」
残念ながら俺には見えない。
先輩は決まり悪そうに頷いた。
「お前に見せたい物があるって言っただろ。アレ、実は持って来てるんだが、憑いてたヤツも一緒に来てたみたいだ」
説明している間に稲刈り機が進み、視線のある辺りに差し掛かる。説明している間に稲刈り機が進み、視線のある辺りに差し掛かる。
「あっ、あっ、あ……あーあ」
何事か起きたようだがやはり見えない。
「え、何ですか何なんですか」
問いただすも、軽く笑って流される。
仕舞いには
「まあ、もし混ざっても大丈夫だろ。そんなに強い奴じゃないし」
と宣った。
俺はそれ以上聞かなかった。
せっかくの新米が食べられなくなりそうだったから。
嫌~な気分の俺とは対称に、先輩は帰りに乗った軽トラの荷台が気に入ったようで、とてもはしゃいでいた。
また乗せてくれと言われたが、金輪際ごめんだと思った。

977:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 11:21:40 zLs9o8HUO
後日。
籾の乾燥・脱穀が終わり、手伝ってくれたお礼に一袋どうだと先輩に言ってみた。
すると先輩は
「いやあ、流石にアレ混じりの米を食う勇気は無いなあ」
と爽やかに断った。
とりあえず、即日ヨーコさんに告げ口しておいたが、後のことは……知らない。

先輩と稲刈り 終

978:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 12:29:37 YsA9dIDn0
GJ
自慢していいぐらいの才能はあるよ。
ほんとうに惜しいのは影響を受けすぎな点だが、
そこの部分が根幹になってるとも思えるし、
書きたいまま突き進んでくれないか。
書くのに飽きる頃には自分のスタイルが手にはいるだろう。

979:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 13:04:32 CdUWHPL10
>>977
乙です
上に同じく才能あると思う
これからも投下よろしく

980: ◆W8nV3n4fZ.
10/10/12 18:26:24 eamY8naG0
ただいま稲刈り初日終了しました。
あれですね。褒められると面映いですね。
少し思ったのですが、話のネタは尽きないのですが、投下間隔はどのくらいなもんがいいでしょうか。
自分、恐らく他の作者様方より圧倒的に暇なので、書いてすぐ投下すると一日一本程度の速度になってしまいます。
しかしあんまり投下すると他の作者様方や読んでる方に迷惑かな?と思ったりして、ちょっと悩んでます。

981:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 18:31:32 06c916YT0
>>980
書きためては、週1~2のペースで投下がいいんじゃないかな。
あんまり頻繁だと、食傷気味になると思うよ。
まあ、はじめはある程度続けて投下でもいいかもしれないけどね。

982:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 18:34:59 Rc1KiVsS0
>>981
書きためて一気に投下だと連投規制にひっかかって大変だろうし
読む方も一気に3話も4話もまとめて読むのは大変じゃない?
書いてすぐ投下でいいと思うけど

983:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 18:35:34 CI9qKqlE0
>>980
ガンガン投稿してくれ。
ウニ待ちの間のいい暇つぶしになるから。
時系列はウニの真似してバラバラにしなくてもいいんじゃないの?
バラバラにすることによって意味があるならいいけどないなら
時系列順の方がわかりやすくていいからさ。

984:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 18:39:02 4RZy4iDR0
週一くらいで

985: ◆W8nV3n4fZ.
10/10/12 19:02:05 eamY8naG0
やっぱり週一くらいがいいですかね。
何話も一気にっていうのも、恐らく相当な数になってしまうので無理かなと思います。
とりあえず、週に三つくらいで、じわじわ減らしていく感じにしようと思います。
他の作者様方の降臨待ちにでもしてください。

>>983
時系列ですが、まあ好みの問題なのですが、「あ、あの時出てきた話だ」っていうのが好きなんです。
先に概要というか、こういうことがあったよっていうのを出しておいて、後からその話が出てくるとテンションがあがるわけです。
まあそういう演出のためだと思ってください。そのうちもっとハッキリ意味のある話を投下するつもりでもあります。

とりあえず、次レス来るまでおとなしくしていようと思います。
いろいろと失礼しました。

986:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 19:04:25 4RZy4iDR0
できれば固定ハンドル欲しいかも
トリップの適当な文字の羅列だとだれだかわかんにゃい

987:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 19:05:09 4RZy4iDR0
固定ハンドル=名前、ペンネーム

988:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 19:20:58 1/XkuNLr0
>>985
無理に減らさなくてもいいんじゃないの?
邪魔になるほど他の作品が多く投稿されてるわけじゃないし話しが書けたら投稿してもらえると嬉しい

989:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 19:41:48 m4ywqx1C0
誰だよ立て逃げした奴w リンク貼れっての

【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ15【友人・知人】
スレリンク(occult板)

990:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 19:41:52 7J1bfPKgO
名前は稲男にでもしておけ

991:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
10/10/12 20:10:08 eamY8naG0
素敵な名前を貰いました。
どうせそんなに投下ないから投げてもいいよって方もそれなりにいらっしゃるようですね。
許されるなら一日一本くらいの間隔で投げたいんですが、流れ見つつ、とりあえず二日に一つ投げる感じで・・・・・・。
新スレも立ったようですし、これからもよろしくお願いします。
という埋めレス。

992:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 20:48:00 N9+mA4Z3O
毎日書いて!

993:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 20:58:24 T7BKhQfm0
あー、また慣れ合いが始まった
作家様は信者に持ち上げられて嬉しいんだろうがいい加減にしとけよ

つーかどうせまた古参作家気取りが名前変えて投下してるだけだろ
新規(のつもり)で投下したあとの信者とのやりとりがいつも一緒だからバレバレなんだよ

994:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 21:43:48 N9+mA4Z3O
ごめん

995:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/12 22:55:31 YsA9dIDn0
別に毎日でいいだろ。
ただ、叩く奴も必ず現れるので構わないようにな。
淡々とアップしてくれると助かる。
書きたいままに書くというのは大事だと思うから。
どっちにしろ毎日というのはそう永く続かないから。
毎日書いのも自由だし、それをやめるのも自由。

996:梅
10/10/12 23:58:10 NHGajbu20
239 名前: 枯野 ◆BxZntdZHxQ Mail: sage 投稿日: 2010/08/21(土) 02:14:52 ID: K36XqKfnP 「一方通行」 1/2
俺の従弟が通っていた高校の近くに公園があった。
古くからある神社の裏手の高台に細長い敷地を持ち、
県道に面した側にブランコと滑り台がこじんまりとあるだけで、
もっぱら土日のゲートボールや夕方の犬の散歩に使われる広場である。
学校から一度坂を上り、公園の辺りで下り始めて私鉄の駅に出る。
そのため、彼らはよく学校脇の酒屋の様なコンビニの様な店でジュースや菓子を買い込み、
公園にたむろしては今週のジャンプやマガジンの内容について語り合ったり、
他愛のない追いかけっこをしたりして遊んでいたらしい。

ある時、そんな調子で遊んでいるうちに日が暮れて来た。冬の初めだったと言う。
男ばかりでそんなことを気にする者はなく、
皆学ラン姿なのに「色鬼する者寄っといで」などと騒いでいる。
風邪気味だった従弟は缶コーヒーを手にブランコに腰掛け、
ゆらゆらと揺れながら黒い人影が薄暮の中でぎゃーぎゃーとはしゃいでいるのを眺めていた。
すると公園の向こう側、神社の森がある側の道路にも黒い人影があることに気付いた。
ブランコは県道に背を向ける格好なので、仲間たちが駆け回っている広場の向こう、
ドウダンツツジの植え込みを挟んで細い道がある辺りまではかなりの距離がある。
赤紫色の夕暮れの中、人影が男か女か、若いのか老いているのか、それすらも判らない。
ただ黙々と列になり歩いて行く姿が見える。
道の向こうは不法投棄避けの高いフェンスがある。公園の短い辺とは言えそこそこの長さを、
フェンス沿いに連なって歩く人々が切れ目なく続くのは何だかおかしい。
従弟は暫くその列を見守っていたが、そっと立ち上がって公園の奥へと向かった。

997:梅
10/10/13 00:00:02 1dJpHFOJ0
240 名前: 枯野 ◆BxZntdZHxQ Mail: sage 投稿日: 2010/08/21(土) 02:17:03 ID: K36XqKfnP 「一方通行」 2/2
植え込みがある所まで10m、5m、たそがれの中でも
何となく相手の姿が判って来る距離まで来ても、一人一人の個性が見えて来ない。
影は影で、ただ黒い人の形をしていた。それが左から右へ一列に歩いて行く。
しかし、良く見ると影は右に行くに従ってだんだん薄くなっている様な気がした。

「トモ!ピザまん買いに行こーよ!」
不意に呼び止められて振り返ると、白いマフラーをターバンの様に巻いた
訳の判らない姿の友人がぶんぶんと両腕を振り上げていた。
見れば他のメンツも巾着袋やらジャージの上着を変な格好に被っている。
急に緊張感が途切れて息を吐く。
いつの間にか息を止めていたらしい。
ハッとして背後の植え込みを見ると、距離は1mくらいまで縮まっていた。
その向こうに黒い人影はなかった。

その後卒業まで何度もその公園で遊んだが、そんなものが見えたのはその一度だけだった。
ちなみに、昼間にその道を歩いて確かめてみたところ、
細い道は民家のブロック塀で行き止まりになっていたそうだ。
ただ左から右へ。
一列に歩いていた黒い人達は、一体どこへ向かって行ったのだろうか。


998:梅
10/10/13 00:01:59 1dJpHFOJ0
263 名前: 枯野 ◆BxZntdZHxQ Mail: sage 投稿日: 2010/08/21(土) 02:45:33 ID: K36XqKfnP 「刑場跡にて」 1/2
俺の従妹が劇団もどきのサークルにいたことがある。
もどき、というのは大掛かりな公演などをやらず、
ネットに朗読劇などを上げるのが主な活動内容だったからだ。
このサークルに籍を置いていた頃、親睦会と称して心霊スポット巡りをしたそうだ。
別にホラーの朗読をやっていた訳ではない。
今考えるとちょっとどうかと思うが、
有名なバトル漫画の戦闘シーンをラジオドラマ風に演じたり、
やたら独白の多い少女漫画を朗読したり、そんな遊びをするサークルである。
取材とか役作りとかではなく、どうやら主宰の趣味だったようだ。

そんな親睦会で、印象に残った場所がいくつかあると彼女は言う。
その話をしたい。
従妹の名前は仮に美保としよう。

薄曇りの春の日、一行が訪れたのは刑場跡だった。
行く前にイメージしていた程広い場所ではなく、
街中の、道路に挟まれた川の中州の様な僅かな空間。
外から見ると、古い街でたまに出会う稲荷社や地蔵堂の敷地の様だった。
賑やかに中に入って行く主宰以下仲間たちを見送って、
美保は何だか進む気になれなかった。
怖いとか気持ち悪い感じはしないが、
はしゃぐ一行を見てむしろそっちに呆れて乗り気になれない。
仕方なく2メートル程入って両脇に背の高い木が立っている場所に立ち止まり、
ああだこうだ言いながら奥へ進む背中を眺めていた。

ふと、頭上で音がした。
右側の木の上で、生木がキーコキーコと軋む音。木の葉がざわめく音。
風は殆どないから、鳥でもいるのかもしれない。
美保が何の気なしに音がした方向を見上げると…
常緑樹の青々とした梢に、黒ずんだ素足がにょっきりと生えていた。

999:梅
10/10/13 00:03:59 1dJpHFOJ0
264 名前: 枯野 ◆BxZntdZHxQ Mail: sage 投稿日: 2010/08/21(土) 02:47:59 ID: K36XqKfnP 「刑場跡にて」 2/2

見間違いかとよく目をこらすと、脛から下の脚の上には黄ばんだ灰色の着物、
黒っぽい男帯、厚みのない薄い肩、袖から覗くこれまた黒ずんだ手、
重なり合う葉のあいだあいだに、着物姿の小柄な男であろう姿があった。
全体に彩度を落とした様に、全てが暗くくすんだ色合いだ。
男の足が乗っかっている辺りの枝が不自然に揺れて音を立てているが、
実際に人が乗っているにしては音は小さく、枝もしなっていない。
奇妙な光景だった。
彼女は基本的にそう言ったモノをしげしげと見たりしないことにしている。
こちらが見えていると悟られたら、都合の悪い事態が発生する場合がままあるからだ。
だが、その時は何だか呆気にとられて、爪先から頭の天辺まで眺めてしまった。
いや。
ちょっとよれた襟のあわせまで、確認した。
その上は見えなかった。木の葉の影が黒ずんだ肌色と重なって、顔は見えない。

どのくらいぼんやりしていたのか、賑やかな一行が戻って来た。
相変わらずきゃっきゃとはしゃいでいるが、そういえばこんな狭い場所なのに、
奥に行った彼らが騒ぐ声は不思議と聴こえていなかった。
昼食を食べに行こうと盛り上がる仲間たちの後ろについて刑場跡を出て、
入り口のところで振り返って手を合わせた。
見れば、少し離れた場所でもう一人手を合わせている仲間がいた。

木の上にはもう誰もいない様だった。

1000:梅
10/10/13 00:05:58 1dJpHFOJ0
元スレがまだあったから貼り

1000なら平和なスレになる~

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        ,、'""`ー---‐'"フ、_ - _,、' -'"
        (  _   ,、'"    ̄
         `ー--─'"
千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・


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