11/01/19 11:47:00 JiNXzJfW0
子供のころ実父の暴力が酷かった
姉が壁一枚隔てた向こうで延々と殴られる音が聞こえる日もあった
怖くて何もできなかった
母はみてみぬふり
女の子はお嫁に行くんだから顔はあんまり殴ったら…というような惚けた人だった
自分が捕まらない年齢なのを自覚した上で
図書館で毒の事を調べた
自然死に見える毒をみつけて入手した
実行についてプランを淡々とたてた
バレても普段おとなしく真面目だった自分によほど最悪の状況には
ならないだろうと思った
結局、うまくいっても人を殺した事実が一生心を苦しめるだろうと
自分のためにやめた
大人になって高速を走っていて山道にさしかかった時
高い所にぽつんと人を殺せる紫の花がみえてはっと記憶が蘇った
心臓が高鳴った