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石川の温泉街などを舞台にしたアニメ「花咲くいろは」のファンが、モデルとなった金沢市
湯涌温泉に続々と訪れている。週末を中心に全国から大勢の若者が足を運び、宿泊したり
劇中で描かれた場所で記念撮影を楽しむ姿が見られる。地元住民との交流にもつながっており、
新たな客層が「金沢の奥座敷」に活気を与えている。
「花咲くいろは」は石川の老舗旅館にやって来た女子高生が、さまざまな壁にぶつかりながらも
旅館の仕事を通して成長していく青春ドラマ。南砺市の映像制作会社、ピーエーワークスの
10周年記念作品で、4月から金沢ケーブルテレビネットやテレビ金沢をはじめ、国内各地で
放送されている。
劇中には県内の観光地が数多く登場するが、エンディングで湯涌温泉観光協会が「取材協力」
として紹介されていることから、主人公が暮らす「湯乃鷺温泉」のモデルが湯涌温泉として
知られ、放送開始直後から県外ナンバー車が目立つようになった。
湯涌温泉観光協会に置かれたノートには、「静かでホッとできる」「今度は温泉宿でのんびりしたい」
など東京や大阪、鳥取などから訪れたファンがメッセージを記している。
「アニメで放送された場所を訪ね歩くのが一番楽しい」とカメラ片手に温泉街を散策する
グループが多く、思い思いに物語の世界に浸っているようだ。
実際、東日本大震災の影響が懸念された5月の大型連休は全9旅館で満室となった。
一時は1500人近くのキャンセルが発生したが直前になって予約が殺到したという。
劇中で紹介された「湯涌サイダー」も飛ぶように売れており、地元関係者は「湯涌の魅力を
伝えようという気持ちで接客している」と歓迎している。同協会は「アニメを通して湯涌や金沢、
石川を知っていただいたお客様がリピーターとなってくれればうれしい」とさらなる
にぎわい創出に期待を寄せた。
北國新聞
URLリンク(www.hokkoku.co.jp)
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