【法曹/金融】過払い金返還、トラブル続々 弁護士依頼で高額報酬請求 [08/16]at BIZPLUS
【法曹/金融】過払い金返還、トラブル続々 弁護士依頼で高額報酬請求 [08/16] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
10/08/16 16:40:02
払いすぎた金利を貸金業者から取り戻す「過払い金返還請求」をしたばかりに、
弁護士や司法書士の事務所からいきなり予想外の報酬を求められるトラブルが
続発している。借金額に上限を設けた法改正で、借金返済に窮した債務者が
返還請求にすがる動きが予想されるなかで、日本弁護士連合会は新たなトラブルを
生まないよう、規制強化を検討している。

秋田県の男性(66)は2008年冬、「利息を取り戻し、借金を終わらせま
せんか」と書かれた新聞の折り込みチラシに目がとまった。東京都内の弁護士
事務所による出張相談会の宣伝だった。

消費者金融3社に、計70万円の借金があった。秋田市の相談会場に出向くと、
男性弁護士から「100万円は過払い金が戻ってくる。手数料もそこから賄える」
と説明され、債務整理を頼んだ。

後日、「調整金」名目で2万円を払ったが、それ以降、事務所から連絡は途絶えた。
1年後、突然届いた「債務整理完了報告書」には、2社分の過払い金40万円を
取り戻したと記されていた。が、費用は着手金、成功報酬などで計60万円。
差額20万円の分割払いを求められた。

男性が地元の多重債務者の支援団体に相談し、消費者金融から取引履歴を取り
寄せて計算し直すと、過払い金は40万円を上回った。「弁護士という肩書を
信頼して頼んだのに、適当に処理された。馬鹿にされた気分だ」と憤る。

■流れ作業で月1000件

こうした債務整理を請け負う現場では、大量の依頼を処理するシステムがある。

都内の法律事務所。100人ほどの事務職員が、債務整理を依頼する人の電話に
応対する。マニュアル通り相談者の借金の金額や期間を聞き、パソコンに内容を
打ち込む。

1カ月に請け負うのは1千件ほど。貸金業者から取引履歴を取り寄せ、計算ソフト
で過払い分を算出し、業者に請求する。大半は事務職員による分業でこなす。
20人ほどいる弁護士の仕事は、依頼者に電話し、債務整理の方針について意思
確認する程度。

多くの事務所では、債務者からは交渉する貸金業者1社につき2万~5万円を
着手金として受け取る。さらに取り戻した過払い金の2~4割が成功報酬になる。

この事務所の弁護士の一人は「依頼者の顔も思い浮かばない流れ作業。これが
弁護士の仕事だろうか。長くは続けたくない」と漏らす。

が、簡単で確実に稼げるため、弁護士・司法書士事務所の新規参入は増え続ける。
テレビや電車内の広告で派手に宣伝し、年間数千~数万件の債務整理を扱う事務所
も少なくない。

そんななか、ホームページ上で「元大手金融業者スタッフ在籍」とうたう司法書士
事務所もある。「債権者側の交渉と駆け引きの手法を熟知」とし、貸金業者との
交渉がスムーズだとPRする。過払い金の返還がかさみ、経営が苦しくなった
消費者金融各社が大量にリストラした人材が、流れ込んでいるという。(※続く)

●グラフ/過払い金返還と債務減額の総額
URLリンク(www.asahicom.jp)

●MIRAIOでは弁護士の監督のもとで、
 事務員らが依頼者の債務状況などを電話で確認している
URLリンク(www.asahicom.jp)

◎ソース URLリンク(www.asahi.com)


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